香山リカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「いじめ」というものが、どのような心の動きで始まるのか、そのメカニズムを解説してある。
ヘイトスピーチや、アイヌ民族・水俣病患者への差別等を例としてあげ、それがどういう状況なのか、何故そういう状況になるのか心理学の視点やご自身の経験を通して書かれている。「いじめ」をより広い視点から理解できる。
そして、実際にいじめにあったら、またはいじめや差別にあっている人に気づいたら、どうすれば良いかを示してくれている。
いじめにあっている当事者が闘っていくのは困難すぎるのだということ、だからこそ周りにいる人が助け、解決に向けて行動を起こすことが大切だ、という部分には心が動かされました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ昔は「すみません、全て私の責任です」と自分の非を真っ先に認め、周りが「まあまあそんな自分を責めないで」 となだめる流れが強かった。
しかし最近は「悪いのは私じゃない」「こうなってしまったのはあの人のせい」「仕方なかった」「どうしようもなかった」と他に責任を丸投げする、自省の念に乏しい人が増えている。
SNSの普及で作文の剽窃がはびこっているのも、現代人の責任感の欠如に起因するのではないか。
学校の宿題を早く終わらせ、夏休みを満喫しようというような謳い文句で、夏目漱石や太宰治などの作品な掲載した「コピペが許されているサイト」があるのは驚き。
さらにもし剽窃がバレれた場合に書く反省分までもが掲載さ -
Posted by ブクログ
人はどうしても比べてしまう生き物。
自分がどれだけ恵まれているか、自分よりも不幸な人がどれだけいるかには目を向けず、友人や知り合いからの「結婚しました」「海外に行ってきます」「一軒家に住むことになりました」 という報告に、「幸せそうでいいな、それに比べて自分は…」と悲観する。
具体的にどんな人と結婚するのか 、なぜ海外に行くのかという内容を知る前に、「あの人はきっと素敵な人に恵まれてお金にも困ってなくて…」と短絡的に決めつけ 、羨ましがる。
自分の価値は自分で決める、比べる必要なんてない、と悟り開ける心を持つのが理想だけど、なかなか難しそう。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ小学生時代の自分に『心配しないで、大丈夫だよ』と声を掛けてあげたいと思っている精神科医の香山リカが、その大丈夫だよを、頭の中が友だちのことでいっぱいの今の小学生に向けて書いた。
全部で7章で、各章が見開きの2ページを使って細かく進められる。その2ページで大事なことは、黄色いマーカーがしてある。時々マンガが挟まれ、リカ先生は白衣を着たコアラで登場する。
私は、このマンガもマーカーも好きではないし、文章が短く区切られるのも苦手だけれど、(大人のハウツー本の様だ)小学生、特に長い文章が嫌いに児童には読みやすいと思う。
今の子どもの生き難さに寄り添って、具体的な行動のアドバイスが書かれている。
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Posted by ブクログ
1番印象に残ったことは、
「なりたい職業」より「やりたいこと」を重視した方がいい。「なりたい職業」だけを考えると、なること自体が最終目標になってしまう。
何かの「立場」を目指すんじゃなくて「やりたいこと」を優先する。そうすると、仕事の幅が出てくる。やりたいことを実現するための仕事は、何種類もある。
です。とても素晴らしい考え方だと思いました。、
偉くなりたい、昇進したい、と思っている人にも是非考えてほしいです、何故偉くなりたいのか??
外見的な地位や役職手当以外のことであれば、偉くならなくても本当にやりたいことは、できるのでなないか、と思います。