香山リカのレビュー一覧

  • 若者のホンネ 平成生まれは何を考えているのか

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    現代の若者ってこうやんな、っていう話をゆるゆるとコラムのような形式で進めてくれる本。
    香山さんの本はいつも軽い感覚で読むねんけども、本書は「確かにそうやんなあ」と頷ける部分が多く、良書だと思います。
    男の涙、プライドの持ち方、コスパ意識、孤独感など、なかなかに言い当てているところが多い。
    また、ひとつひとつのテーマが短くまとまっているので読みやすい。
    いつかまた、おさらいで読みたいな。

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    2012年12月21日
  • ほどほどの恋

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    面白い!溺れる熱い恋愛や年の差恋愛について、著者の論理的な分析が書かれています。「あぁ、なるほどそういうことか」と納得できることが多いです。精神科医の恋愛論、という感じの本でしょうか。

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    2012年11月17日
  • 私はのんびり生きてきた。 最適化社会が不幸を生む

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    この本を読んでいるといかに自分が
    ビジネスマン的考え方に浸っているかがわかった。
    「無駄」と思えるものでもそうではないのかも。

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    2012年08月24日
  • 気にしない技術

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    精神科医・香山リカ女史のPHP研究所ビジネス誌連載コラムをまとめたもので目次をめくってよさげだったので購入。日頃の業務中に出くわす場面に活かせそう内容だったり、自分が既に実践してる内容だったりと『息抜き』に役立った。組織の中で走りたい人には大いに走ってもらって、自分は『気にしない』と割り切るという気持ちの切り替えが大切と再認識した一冊でした。

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    2012年07月26日
  • 「だましだまし生きる」のも悪くない

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    香山リカについて知りたくて読書。

    著者の著書とは異なる一面を知ることができる。価値観の多様化が進む中でこの生き方が絶対正しいなんて定義は説得力を持たない。自由となり選択肢が増えれば増えるほど人間の悩みも増えてくる。人間のそんな矛盾した存在が不思議だ。

    選択肢がない国家、社会のほうが思考停止でいられるので楽なのかもしれない。

    嫉妬や羨望などの非積極的とされる感情、欲を否定することなく、認識し、認めてあげることで少しでも上手にバランスが取れると思う。

    人間万事塞翁が馬ということなのであろうか。

    読書時間:約30分

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    2012年07月19日
  • 母親はなぜ生きづらいか

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    ネタバレ

    私は目から鱗が落ちて見方が変わったけど、この本を読んでいない人の方が多いのだから、なかなか現状は変わらないと思う。

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    2012年07月13日
  • 私はのんびり生きてきた。 最適化社会が不幸を生む

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    ネタバレ

    チェック項目7箇所。2011年時感じたベストセラーの傾向・・・すぐに感動したり、すぐに元気になってもらうもの。深い味わいを求められていない?より簡単に、より速く、よりお得なというブーム。「いま求められているのは、1時間で読めてあとに残らない本」。ムダなジカンとかコミュニケーションからしか、心のゆとりは生まれない。高度成長時代、バブル時代と現代の20代、30代が得られる収入はまったく違う。現在生きている70代以上の高齢者はネットを使いこなしたり起業する人はほとんどいないが、自分の能力を最大限に生かすことができる、問題は生きる力のないいまの若い世代が高齢者になったときどうなってしまうのか?

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    2012年07月11日
  • 気にしない技術

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    個人的に仕事上でいわゆる壁にぶつかり、関わっているプロジェクトもなかなかうまくはいかないという状況でなんとなく手に取って読んだら、あっという間に読み終えてしまった。

    気にしない、全てを完璧にこなそうとはしない、どこか客観的に自分を見る、運のせいにしてみる等々時と場合によってうまく使っていけば、結果的に良い方向に自分を向けられそうだと深く納得してしまった。たまには、こんな本を読むこと必要だしいいなと感じた一冊だった。

    心も体もバランスが大事だ。

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    2012年05月20日
  • スピリチュアルにハマる人、ハマらない人

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    2006年に精神科医の香山リカが書いた最近の日本のスピリチュアル・ブームの現況を解説した一冊。江原啓介をスピリチュアル界の代表的存在として取り上げ、精神的・霊的に飢えた日本人、特に日本人女性の「自己主義」「自己肯定」への渇望に対するヒーラーとしての位置づけを分析的に紹介している。基本的に信仰をもたない日本人は、現代のように極めて不確実、不安な時代を迎えると、「何のために生まれ、何のために生きるのか」といった根源的な問題への解をヒーラーたちの語る「前世」「霊」「波動」に求めるようになる。マーケッターである小生は、この本をマーケティングの見地から読んだが、マーケティングのテキストとしても使用に耐え

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    2011年12月29日
  • 「だましだまし生きる」のも悪くない

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    確かにゆるく生きていると思うけど、
    香山さんがつらつらと、淡々と書いているのは
    彼女の努力やもともとの賢さもあると思う。

    大学も就職もちゃんとできていて
    恋愛もそこそこ幸せで
    現状に満足できているからこそ
    こんな本が出せるのではないかな?

    これを読んで、何度彼女になりたいと思ったか。

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    2011年12月18日
  • 貧乏クジ世代

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    まさに該当世代の自分としては、出てくる例はあてはまることが多く、おもしろかったです。

    世代的に貧乏クジを引いている、のは明らかな事実だと読後であっても変わることなく思います。

    ただ、同じ世代は同じ条件なんだから、考え方をもう少し前向きに変えることはできるかもしれません。

    で、同世代の人より、頑張ってる割に報われないなあ、と思ったら、

    くらべない生き方
    むくわれない自分を変える
    等の本を読もう、かな。と(笑)。

    結局自分の物事のとらえかたと、じゃあどうするか、という問題だと思いました。

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    2011年12月01日
  • スピリチュアルにハマる人、ハマらない人

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     大人気の精神科医が「スピリチュアル」について論じた本。中立の立場ではなくて、スピリチュアルに批判的。特に江原啓之については、遠まわしに「詐欺師」と言っているのではないかと感じるほど。
     それはともかく、著者の考える「スピリチュアルと宗教の違い」には凄く納得出来た。スピリチュアルを否定するつもりはないけど、その影響力は個人の中に留まり、世界平和なんかに貢献することはないと思う。

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    2011年11月12日
  • いまどきの「常識」

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    いまどきの若者は軟弱だなぁと思いながら読み進めてみたりするけど、いざ客観視すると、「自分のことだ」とハッとさせられる。

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    2011年10月27日
  • 気にしない技術

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    サクッと読めるのですが、やはり香山さんの本は面白い。
    扱ってくる事象が今のことなので、この本も今読むと面白い。
    朝活に対してのコメントというかトピックは笑ってしまいました。

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    2011年10月26日
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち

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    他人と異なる自分のアイデンティティとしてのうつ。
    うつと診断されることにより、自分が置かれている
    立場の現状を正確に認識せず、言い訳にしている
    のではないかとの分析。これらは何となく同じ様な
    想いを持った。

    その陰で実際にうつで苦しんでいる人達がいる。
    精神病というのは診断が極めて困難で、
    これらの矛盾を解決することが容易ではない
    ことが実感させられる。

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    2011年10月23日
  • 〈不安な時代〉の精神病理

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    うつ病が作為的に作られた? p 139には以下の記述がある.「軽症のうつ病は自然に治るものも多い.しかし日本ではうつを早く発見し,薬を飲べば治るという流れが続いており,本来必要がない人までが,薬物治療を受けている面があるのではないか.」製薬会社の薬剤拡販の動きととアメリカの新しいうつ診断方法から来るとの見解が出ている.恐ろしいことだ.

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    2011年10月16日
  • 気にしない技術

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    この人の本を読むと楽になれる。

    人の目だとか、仕事の完成度とか、あふれる情報とか。

    そういうものを気にし過ぎて、

    潰れていく性格なので。




    だから、そんなことを気にしなくてもいいと言われると、

    こんな自分でもありのままでいいのかと思えてくる。




    ただ人の性格はそんなにすぐには変わらないので、

    気にしないで「テキトー」に過ごそうとすることを「気にして」しまったり……。




    自己啓発本のたぐいは、どんなに良いことがかかれていても、

    あくまで軽ーく参考程度に流して、

    あまり「気にしない」ことか。

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    2011年10月15日
  • 母親はなぜ生きづらいか

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    江戸時代を持ち上げすぎな感はあるが、この本においてはそれも必要か。

    女性の価値観がこれだけ多様化しているのに、
    育児だけが旧態依然だものね。

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    2011年09月26日
  • なぜ日本人は劣化したか

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    タイトルの時点で非常に挑戦的な本だが、内容も十分に挑戦的だった。

    香山リカの本は初めて手に取ったのだが、前半は感覚ベースで書かれていて殆ど所感レベルだったが、後半は様々な人の引用や科学的な用語を含む文章で、差が激しかった。それも戦略なのだろうか。

    感想としては、経済社会について新自由主義批判をしていたが、やはり竹中平蔵先生が言っている内容とのズレがある。
    どちらが正しいとかは恐らく判断できないのだろうけれども、「小泉・竹中政権によって格差が拡大した」と言っているあたり、やはり感覚ベースなのかなとも思ったり。
    2007年時点の本だから仕方ないのかしら。

    結局、香山リカがどんな論者なのか十分

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    2011年08月21日
  • 〈不安な時代〉の精神病理

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    ここ二十年くらいに精神科の診断と治療においてまだるっこい精神分析から主力の座を奪ったDSM(精神障害の診断と統計の手引き)によるマニュアル的な診断とそれに対応した投薬治療が、新自由主義経済による「勝ち負け」「儲かる・儲からない」の二分法に近似性が高く、それによってうつ病が「作り出されている」という分析に説得力あり。二分法的価値観からこぼれた部分はみんなうつ病に分類されてしまうような構造があるというわけ。
    製薬会社のロビイ活動によって治療の主力が変わっていくのはマイケル・ムーアの「シッコ」の世界そのまんまで、それがアメリカだけの問題ではない(DSMによる診断は日本でも主力になっている)のもわかる

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    2011年08月10日