香山リカのレビュー一覧

  • 雅子さまと「新型うつ」

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    精神科医である著者が、2009年の段階で皇太子妃雅子さまの病状を報道から推測し、それとは別に適応障害やうつ病、新型うつの病状とその治療実務について述べた新書。

    めちゃくちゃ為になったとは思わないけれど、それなりに「ふーん。そうなんだ…」と思う部分はありました。

    精神科ではそれほど病名にこだわらないとか…。
    適応障害が特定の原因があって、それを排除することで6か月以内に病状が回復するものであるとか…。

    まぁ、皇太子妃に対して民間人が本人宛の手紙を載せた本を書く…というのも時代だね。

    ただ、この著者の方は上昇志向が強いんだなぁ…とも思いました。

    自分は2年連続東大受験に失敗したから東大卒

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    2016年06月16日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    一言で言ってしまえば、普通が一番ということです。無理をしても、生まれた意味を考えても幸せにはなれません。頑張れなくとも、寂しいと思ってもみんな同じ、特別悪い人生ではないと言い聞かせてくれます。

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    2016年02月05日
  • 執着 生きづらさの正体

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    精神科医、香山リカは、ネット上の雑菌たちに絡まれて、疲れてるみたいね。
    エゴサーチとか調べて、気をもんでる。
    日本も不景気が長引いて、老若男女に関わらず、人間性が明らかに劣化して、雑菌みたいなのが増えたからねー。
    気にしなきゃいいのに、と思うけど、人は、気にしてしまうものだ。

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    2015年11月23日
  • 私はのんびり生きてきた。 最適化社会が不幸を生む

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    初めての香山さん本。文章の感じからてっきり20~30代前半の若い方だと思っていたので途中で50代と知って驚いた。こうして早速「年齢に縛られるな」に躓いた。
    私もどちらかというとのんびり生きてきた。先日知人に「最近寝る時間がもったいなくて」と言われて理解が出来なかったくらいだ。この本はどうやらそういう生き急いでいる人達に向けて書かれたものだったようで、手に取る本を間違えたなと思った。

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    2015年07月26日
  • ほどほどの恋

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    この著者は 結構な年齢で独身である という女性の目線で語られていると感じる本が多い 専門的な言葉もほとんど出てこないので読みやすいがただの個人的な意見と感じてしまう

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    2015年05月31日
  • どうしたら桜井さんのように「素」で生きられますか?

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    雀鬼として有名な桜井章一と精神科医として有名な香山リカによる対談集。

    対談集だけど、1つの質問に対してそれぞれが答える形式で、噛みあってるのかそうでないのかは微妙なところ。
    どちらも好きな人物だけに、もし直接顔を合わせて対談してればもっと面白くなったと思うだけに残念。

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    2015年05月15日
  • 堕ちられない「私」 精神科医のノートから

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    カウンセリングを通して感じた「堕ちる」ことの大切さを語った精神科医の香山リカ氏による一冊。「今の時代は見せかけの繁栄に満ちているが、私たちは、精神の荒野という新たな廃墟に立っている。今こそ真の「堕ちる力」を持ち、「堕ちる」ことによって人間が救われるときだ」(P9)という筆者の言葉にひかれて読み始めた。「人並みには!」「目標を持って!」「理想の何々に!」という、上昇志向を求められる、なんだか世知辛い今の時代にとって、大切な考え方の一端が示されているように思う。「等身大の感覚」(P50)というのは確かにキーワードな気がする。ただただ堕ちればよい、誰もが堕ちればよいとは思わないが、この「堕ちる力」の

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    2017年03月13日
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち

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    2007 朝青龍 モンゴル サッカー 安倍晋三 雅子様 語学留学にロンドンへ 鬱病にも格差がある ラテン系気質 雨宮処凛 湯浅誠 生活保護 税金 健康保険 ホリエモン 亀田一家 プロフィールに書けるアイデンティティー 鬱病を利用して叶えた願望は、本当にその人の心を満たすものなのだろうか? 脳の中のセロトニン不足

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    2015年03月22日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    SNSが普及して多くの人が自己主張する世の中になったからこそ、さまざまなしがらみから解放された生活をしていくことが大切なんだと気がつかさました。
    私もどっぷりと競争社会の中に浸かってしまい、他人よりも如何に秀でているかという、つまらない争いをしていたような気がします。
    これからはもう少し周りを見渡すことのできる人間になりたいと思いました。
    しかし、「替えのきく存在」でいる方がいいと主張している部分にはあまり共感できませんでした。
    現代は非正規労働者の方が多い社会です。その方々にそんなことをやすやすと言うことができるでしょうか。筆者は医者という、生活に困らない地位のある方なのでそういったことが言

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    2015年02月18日
  • 悪いのは私じゃない症候群

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    たまには、こんな真面目な本も読んでみる。笑
    某小論文情報サイトの参考図書から選んだ1冊です♪

    第1章の冒頭に出てきた、大学生のコピペ問題…身に覚えあるわ~。(;´Д`A
    もちろん完全にコピーしたわけじゃなくて、微妙に表現変えたりとか、工作しましたけど。汗
    だってそれまでマトモに論文なんて書いたことなかったし、誰も書き方教えてくれなかったからぁー…って思ってることがもう、「悪いのは私じゃない」状態ですね。反省!((人д`o)

    第9章の、「自己責任」という言葉は、もともとは金融の分野で証券取引に関して使われ始めた~(165頁)という話に驚きました!Σ(゚Д゚ノ)ノ
    そして福祉の分野では、責任の

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    2015年02月10日
  • 「独裁」入門

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    ものごとは白か黒か、正義か悪か、に二分されるわけではなく、どちらかに決めかねることもあれば、部分的に賛成といった曖昧な立場を表明しなければならないこともある。人の発言には必ず理由があり、背景がある。諾の一言にも、そこに至るまでの様々な逡巡があり、複雑な経緯がある。機微に敏感に反応し、想像力を巡らせる必要がある。軽率な短絡は誤解を生み、無益な争いや悲劇にまで発展する。「香山氏は一回も面談もしたことがないのに病気だと診断した。一度も接触せずに病名が分かるなんてサイババか」。謂れのないつぶやきで大炎上させられた著書が、苛立つ民意を掬い取る嗅覚に優れた独裁型ヒーローの誕生に警鐘を鳴らす。警鐘は他者への

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    2014年12月30日
  • 世の中の意見が〈私〉と違うとき読む本 自分らしく考える

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    何事も中庸である、と。

    生きて行く中で、二択だけの選択肢しかなければ、確かに楽だろうな。
    そして、現代の日本人もyes or noの二択型人間が増加していることは体感する。

    政治、経済、スポーツなど諸所に触れているが、巻末の医療についての章は答えのない問いだな。

    延命治療の是非。

    タイトルについて記されているのは前半のみで、後半は著者のそれこそ「私」について書かれている。

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    2014年12月02日
  • なぜ日本人は劣化したか

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    確かに多くの点で日本人は劣化したと思う。
    だが、進化した部分も少なからずあると思う。
    そういった点に目を向けることも、これからの時代を生きていく上で大切なのではないかと感じました。

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    2014年11月19日
  • 比べずにはいられない症候群

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    2014/10
    読みやすかった。確かに、幸せそうに見える
    人だって何かしらはあるんだろうな。
    自分が良いと思えばそれでいいんだ、と常に考えられるようにしよう。

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    2014年10月31日
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち

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    なぜ最近「うつ」が話題になることが多いのか気になっている。
    一種の風潮なのかも知れないが。
    本物、偽物ということも無いのだろうけれど、何かがおかしい。
    人間が弱くなったのか。これも教育の問題が原因の一つなのか。
    色々と考えさせられるが・・・

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    2014年10月11日
  • 若者のホンネ 平成生まれは何を考えているのか

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    読みやすい。

    昭和の最後の方の生まれなので、「わかるわかる!」というところもあるし、「全然ピンと来ない。」というところもある。

    ・情報ソース
    ・本当に嫉妬しない人たち
    ・コピペ
    ・すぐ使える勉強
    ・絆ストレス

    以上はいろいろ思うところがあった個所

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    2014年10月05日
  • いまどきの「常識」

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    精神科医なりにちょっと斜めからものを見ている様な印象も受けるが、特に大学内の風景等納得できる点が多い。
    「就労意欲を高めるためのキャリア講義が、逆に「絶対ムリだ」と負の確信を強める結果になってしまった」というところが、笑える様で笑えない。
    全体を通じて、著者が色んなところでバッシングを受ける理由も分からないではないが、私自身は嫌いではない。

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    2014年09月16日
  • 若者のホンネ 平成生まれは何を考えているのか

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    文字通り、今時の若者について綴った一冊。
    エッセイ形式なので、さらっと読めた。

    大学教授という立場で、若者に接する機会が多いこともあり、内容は説得力があった。

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    2014年09月07日
  • 傷ついたまま生きてみる

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    前は香山さんの本ってとがってるような、きつい印象があったのですが、ここ最近の本は共感できたり、優しさを感じられるようになり、新刊が出ると読んでいます。心の傷はすぐに誰かに聞いてもらうと、また傷口に塩を塗りかねないから、すぐにいわなくてもいいというのが、印象に残りました。私もそう思う。
    どんなに悲しくても、最低限の事「睡眠・食事など」はするそうやって悲しみを少しずつ減らしてみんな生きてるんでしょうね

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    2014年08月28日
  • 弱者はもう救われないのか

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    はじまりは前橋市に届いた伊達直人のランドセル。最終的には、全国で何千人もの伊達直人が現れ、恵まれない子供たちのため善行に走った。最初にランドセルを贈った伊達直人は決してお金に余裕があったわけでもない。不幸な境遇にある子供たちの力になりたいとの一心に突き動かされての行為であったという。東北大震災では車椅子の女性を助け、自身は津波に流された女学生もいた。本書では精神分析、思想、経済、様々な視点からわが身をさしおいても弱者を救済する行動について論考する。あとがきには社会的公正や恵まれない子供たちのため世界を飛び回るドゥダメル氏の言葉が引用されている。「弱い人や困っている人を救うのは自然で当然のこと。

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    2014年08月28日