香山リカのレビュー一覧

  • 執着 生きづらさの正体

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    執着性格は躁うつ病につながる。

    今やることに向き合い「あるがまま」に受け入れる。
    あえて心を置き去りにして前へ進む。

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    2024年03月17日
  • アントニオ猪木とは何だったのか

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    小学生の頃、猪木を観てプロレスが大好きになった。
    テレビのスピーカーにカセットデッキを近づけて録音をしたなぁー。
    休み時間は、プロレスごっこ。「ロープに振ったら返ってこなくちゃいけないんだぞー」

    猪木の人生、知らないことがたくさん書かれてました。夢枕獏さんの個人的な思い出がストレートで良かった。

    自分にとってのアントニオ猪木は何だったのか?
    そうですね〜、、、世界で一番強い日本人でいてほしい人、かな。
    子供ごころに「感動」ということを教えてくれたことが忘れられない。実況をカセットで何度聞いても感動したなぁ。

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    2024年02月13日
  • 逃げたっていいじゃない

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    香山先生は東京と北海道の
    二拠点生活か。
    物理的にも逃げる場所があって
    羨ましいな。
    現代は生きにくい。

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    2024年02月12日
  • アントニオ猪木とは何だったのか

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    現役時代も現役を引退してからも、意識的にか無意識にか、多くの謎掛けを残していった猪木(猪木が現役バリバリだった頃はまだプロレスを見ていなかったので、あくまで印象だが)。とてもプロレス的で、今になってYouTube等でこれを分析するチャンネルがあって、楽しく見ている。だからこそ気になった本。内容としてはライトで読みやすかったが、ターザン山本の文章(文体?)に懐かしさを感じた。かつて週刊プロレスを隅から隅まで(何なら縦帯まで)読んでいたので、あの頃の記憶が蘇ったのかな。何とも不思議な体験だった。

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    2024年03月23日
  • 精神科医・香山リカのわかりみが深いココロの話

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    寄り添い合い、分かり合い、ときには同情したりなぐさめたり、うまくできたときはおおいにほめたり喜んだり、お互いにちょっとだけ気持ちのエネルギーを使うだけで、きっと世の中、いまよりもっとやさしい空気になると思うのです。この一文を読み、とても共感した。

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    2023年12月31日
  • 親子という病

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    ゼミの課題に使うために読みました。
    それ以前から買っていたので読んだのですが、
    著者なりに客観視しているつもりなのでしょうが、その客観に固定観念が入っていたりで、私にはあまり納得のいく内容ではなかったように思います。
    いつだったか学校の教科書で著者の作品を見たので買ったのですが、ちょっとズレていました。
    あまり相性のいい作家さんではないのかもなと思いました。

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    2023年12月17日
  • 「いじめ」や「差別」をなくすためにできること

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    いじめや差別 特に子供が受けてるいじめなどは親は気付きにくい。他所から見れば 親なのにって思うかもしれませんが 子供は親に心配かけたくないという思いから必死に隠すようです。
    だから 周りが 親なのに気付かないなんて ということはあるそうです。

    いじめてる 当事者はいじめの自覚が無いこともあるそうです。そういう現場を見た時は 周りから 声かけして アドバイスのようなものをしてあげると良い。
    いじめや差別はしてる人が 気付かないこともあるので してるという 気付きが大事。

    自分が嫌がらせやいじめに気付いても すぐに 正面から立ち向かわずに 誰かに助けてもらうのが良い。

    というような内容でした。
    学生さんたちにもわかりやすく書かれていたので 多くの人が読んで いじめや差別のない 世界になると良いですね。

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    2023年12月03日
  • 逃げたっていいじゃない

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    ネタバレ

    久々に香山先生の著作を手に取り。タイトルが現代社会の息苦しさを表わしていますね。

    …で。どうも文体が気になり。「かもしれない」「気がします」「思います」がすごく多く感じられました。うーん、それだと論としては弱い感じが…と思っていたらあとがきで語りおろしとあったので、しゃべりから文を起こしたためだったのだなとわかりました。

    内容について。患者さんや教え子という身近な例をたくさん引いているのは分かりやすいと思いますが、結局そういう事例多いね、という羅列でそこからほんとうに「どう逃げるか」という主題に対する答えが、どうも世間話レベルのように私には感じられてならなかった。(すみません、わかりやすく簡単に、と考えられてのことなのかもですけど)
    逃げられない、逃げてはいけないと思いこんでしまっていて、まずは逃げたっていいということに気づくことが大切だ、という指摘は本当にそのとおりと思うけれども…。何かから本気で逃げたい人にとってはあんまり参考にできないのではと私は感じました。
    追い詰められたときの心の逃がし方というか、もう誰も頼れないと思ったときに自分をいっとき救う方法というか、私は少なくとも本書で自分の抱えている問題から逃げられるとは感じられなかった。
    逃げ方指南というよりは最近の世の中の話題に関する読み物として楽しめるかなと思います。

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    2023年11月15日
  • アントニオ猪木とは何だったのか

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    もう一周忌。プロレスをこれまでも語ってきた論者たちの一年遅れの弔辞集です。ターザン山本の「プロレスについて考えることは喜びである。」というキャッチフレーズは大嘘だ、って言い放ち「猪木について考えることは喜びである。」とヤバすぎるエピソード連発する遅れてきた猪木ファン吉田豪。日本が世界に誇る三大偉人として空海と宮沢賢治と猪木と並べる妄想マックス夢枕獏。猪木を1000万人に通じる言葉を求めた人として、村上春樹の横に置くアカデミズム松原隆一郎。久々のターザン節がなんとなく旬じゃない感じのターザン山本。猪木、たけしだけじゃなく、村松友視、古舘伊知郎、ターザン山本に洗脳されまくりの人生突き進み、そして傷つく水道橋博士。今や、なんかそうなのかな…???と思える日本人論を展開する馬場派の香山リカ。「壁抜けしつつ、どこへも越境せずに留まっている」と猪木を謎に哲学する入不二基義。こうやってプロレス猛者たちの、なんか言いそうだな…という猪木論を読んでいると全体に既読感を覚えてこちらもそうとうに古参であること感じちゃってしまいました。いつも変化を見せてくれきた猪木の不在によって、これから新しい視点の新しい猪木論者出て来るのだろうか?と心配になりました。死ぬってことは過去になるってこと?猪木をノスタルジーで消費したくない!猪木は常に新しい、ってことで求むZ世代猪木論!

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    2023年10月06日
  • 女性の「定年後」

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    私自身は 6年前41歳の時に早期リタイアしたので、気分は定年後なので読んでみた。

    いまの「自分さがし」は50代、60代がむしろ中心になっているという。

    “自分さがしのお客さん”としてずっとお金を取られ、時間を費やしている。

    その記述にゾッとした。

    「今のあなたは本当のあなたですか?」という呪いに私も確かにかかっていたな〜と思う。

    身体の病気になって、しっかり毎日を身体を動かしていろんなことを楽しんで生きていこうと決めてから、自分さがしをしなくなった。

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    2023年09月18日
  • 逃げたっていいじゃない

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    人は本当に逃げられないのか?「逃げる」という言葉が「恥」を想起させてしまうが、そんなことないはずだ。
    他人から「逃げていいんだよ」と言われることで、当人にとっては救いになることがある。
    とかく現代は、頑張り過ぎな世の中だし、他人に対して攻撃的な社会だ。
    確かに昔のパワハラなどと比べれば、多少は改善しているのかもしれない。
    しかし、新たなツールであるSNSなどを通じて、見えない相手からの攻撃は、肉体的というよりも精神的なダメージの方が大きい気がする。
    「目の前の敵」であれば、見えているだけに対処のしようがある。
    相手が誰か分からずに、しかも24時間いつ攻撃されるか分からない状態では、精神的には相当に辛くなる。
    やはり「逃げたっていいんだよ」と言いたくなる。
    そんな辛い思いをして耐える必要はない。
    著者は精神科医であるが、診断し「問題だ」と思えば、通常は2ヶ月間の休暇を推奨しているという。
    これもすごく分かる。
    結局1ヶ月間程度の休暇では、ゆっくり休んだことにならないということなのだ。
    最初の1ヶ月間は、通常落ち着かないという。
    仕事の事が気になってしまうし、チーム内で自分の抜けた穴を誰かがフォローしていると思うと、申し訳なく思ってしまうのも理解できる。
    ついつい不安に感じて、メールなどを見てしまうということもあるらしい。
    確かに、それでは休んだとは言えないだろう。
    会社制度上の「休暇」と、「心を休める」とは全く違うのだ。
    本当の意味で、身体を落ち着かせ、心を落ち着かせないと、休んだとは言えない。
    それで1ヶ月経過して、ようやく2ヶ月目くらいになって、落ち着き出すのだという。
    申し訳ない気持ちではなく、「自分が居なくても、何とかなっている」ということに気が付けばそれでいい。
    決して存在が否定された訳ではない。
    所詮、会社と言うのはそういうものなのだ。
    結局誰かがフォローし合って、お互い様で何とかなるものなのである。
    それこそ、もしどうにもならなくて、部門が大きな損害を被ったり、仕事そのものが無くなったとしても、それは休んだ人のせいではない。
    部門を預かる上司の責任であるし、どこまで行ってもそれは会社の責任なのだ。
    つまり心が病んで、それでも休まず、自分を犠牲にして働くことは本当に「無意味」なことなのである。
    そもそも使いきれないほど有給休暇が余っているならば、それは普通に権利を行使すればいい。
    大手を振って、逃げればいいのである。
    現代の日本であっても、そんな単純なことが未だに出来ないでいる。
    本当に経済大国で先進国なのか?とすら感じてしまう。
    この時代にあって、今でもセクハラ、パワハラが存在し、ブラック企業が根絶されていないという状況はどういうことなのだろうか?
    ブラック企業が、社員の犠牲によって生き延びているとしたら、そういう企業は市場から退出すべきだと思う。
    従業員が健全に働いて、それで会社として利益が出せないのは、完全に経営者の責任なのだから。
    もっと気軽に精神科医の先生に相談ができる状態になるべきだし、気軽に休んで心を落ち着かせることが出来るようになればいい。
    そうして結果、今までよりも生産性が上がればいいと思う。
    嫌な気持ちで、鬱々と仕事していて、能率が良い訳がない。
    「逃げたっていいんだよ」という言葉を自分自身が持っているだけで、ほんの少し気が楽になるのではないだろうか。
    やはり心と身体の健康が、人生で一番大切なのである。
    (2023/8/13日)

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    2023年09月10日
  • 親ガチャという病

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    親ガチャ・無敵の人・キャンセルカルチャー・ツイフェミ・正義バカ・ルッキズム・反出生主義、といったネットスラングをキーワードとして、その背景にある病的な社会状況について、6名の識者にインタビューした。

    それぞれの言葉の背景について語られていること、なるほどで、こんな日本人で大丈夫なのか。。と暗くなりました。

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    2023年08月23日
  • 女性の「定年後」

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    いつか迎えるであろう『定年』のときに
    どういう心持ちで立ち向かえばよいのか。

    大勢の悩みを聞いて日々向き合われてきた精神科の先生ならではの視点で綴っています。

    歳の離れた人生の先輩のお友達がいたら、こんなふうに優しく教えてくれたり話してくれるのかなぁと感じる本でした。

    年齢を重ねても自分らしさを大切に生きること
    何事もバランスって大事ですね

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    2023年04月23日
  • オジサンはなぜカン違いするのか

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    ネタバレ

    ああそうだよねえ、はしご外されて不幸なんだよねえ、あって当然のものを取り上げられたんだよねえ。って同情してもらえると思ってるんだろうな等以下復活したいんだろうなあ。参ったなあ。

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    2023年03月13日
  • 「発達障害」と言いたがる人たち

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    発達障害の基本的なこと、精神科の診断の難しさがわかった。

    「発達障害と言いたがる人」は、
    「あの人発達障害なんじゃない?とレッテル貼りたがる人
    」
    「自分はたぶん発達障害だろうと思う人」
    の2通りが考えられますが、
    後者について描かれたものです。

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    2023年03月05日
  • 親ガチャという病

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    それぞれ考えさせられる話だった。
    相手を不快にさせないために、映える写真をアップし、親ガチャと言う言葉でオブラートに包んで深刻な自分の状況を軽く見せる。

    コスパ、タイパという言葉が流行り、効率を追い求めて自分達を追い込んでいる世界で、たぶん私たちは立ちどまり、論破ではなく、対話していくしかないんじゃないか、という気がしてきた。

    世界は繋がっているのに、そこに自分が困っていることを知っている人はいないし、だから助けてくれる人もいない。それは、たぶん、物凄い孤独だと思う。

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    2023年02月24日
  • 親ガチャという病

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    親ガチャ、という言葉は刺激が強い。けれど、どこか、中空だ。親は選べないけど、こうした私がいるのは、先祖から延々とつないできた命の営みの必然だったりする。問題は、この言葉が一見生まれによる不運さ、を切り取っているようで、強烈に親ガチャで決まるような社会は生きるに値するのか? という問いを内包しているのではないか、ということだ。生まれに着目すれば、次にでてくるのは育ち。育ちとは何か。環境と引き継いだものの影響の及ぼしあい。
     しかし、親ガチャで決まるということは、この間の一切合切が、省略されたレールの上に載っているということか。透明カプセルのなかで、社会そのものをスルーする。そこにあるのは、うまくやっていくために意図的にコントロールする仮面をかぶった自己と、そうでない自己の強烈な解離がおそらくあるのだ。
     この本は池田清彦、中島義道、和田秀樹、室井佑月、森達也、香山リカ、土井隆義さんの小論集。視点が、それぞれ少しづつ違っていて、不思議なトートロジーの尾を踏むような現象が同時多発的にみられているようだ。これは何を意味するのだろうか。たぶん、突破力の圧倒的な不足なのではないだろうか。

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    2023年02月12日
  • デジタル依存症の罠

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    SNSを中心に、インターネットの利用者の体験談などが紹介されている。
    最近出版された本であるため、コロナ禍において発生した急激なデジタル化に伴うエピソードもあり、読み物としては面白かった。

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    2022年08月17日
  • 親ガチャという病

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    和田秀樹さんや池田清彦さん香山リカさんなどの有識者との対談を交えて、ネット発の流行語から今の「息苦しい日本」の正体を暴いた一冊。親ガチャ、無敵の人、キャンセルカルチャー、ツイフェミ、正義バカ、ルッキズム、反出生主義など、どれも面白い題材かつ、超個性的なメンバーの対談もあいまって非常に面白かった。ネットが好きで、いつもツイッターで情報取集している人にオススメ。

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    2022年07月22日
  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?

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    精神科医の香山リカ先生が2016年に出された本。
    「ノンママ」という言葉は造語みたいだけど、あんまり流行らなかったみたい。アルテイシアさんの「選択的子なし」の方がしっくり来るかな。

    「ノンママ」には、仕方なくそうなった人も、自分で選び取ってそうなった人も含むようだ。ただ、私は子どもを持たないぞ!と確固たる意志を持って子なし人生を歩む人って実は少なくて、香山先生がそうだったように、仕事を頑張る空気に流されてたらいつの間にかそうなってたとかで何となくそうなっちゃった、みたいなケースも多い。

    未婚の人は、相手に恵まれなかったのかな、なんて勝手に解釈してもらえるけど(それも嫌かもしれないけど)、私みたいに既婚で子なし、かつ不妊でもないってなると、子を持たない理由みたいなものがない限り、子を作ろうとしないことがすごく不自然に感じる。ご時世的に「子どもはまだなの?」なんて無神経に聞いてくる人はほとんどいないんだけど、そういうことを聞かれるんじゃないかって常にすごく身構えている。そんなに仕事を頑張りたいわけでもない。なのにちっとも子どもが欲しいと思わないのは、私に何か欠陥でもあるのだろうか?

    そういう悩みを抱えていた私にとって、この本は打ってつけのテーマだった。ただ、結局のところ、香山先生は未婚だし、お医者さんという立派な職業をお持ちで、執筆業もされてて…ってなると、香山先生がそうだからって安心材料にはならなかった。統計を見ると、少子化の要因はほぼ非婚化が原因で、結婚してるのに子どもを作らない夫婦ってすごくイレギュラーな存在。大っぴらに「子どもを作らないって選択もアリだよね!」とはやっぱり言いづらい世の中だ。子どもが欲しくてもできない人もいる中で、子どもを欲しいと思えないという悩みとどう向き合えばいいのか、その答えにはならなかった。

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    2022年07月10日