香山リカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
香山さんの最新本『貧乏クジ世代』を布団の上でゴロゴロしながら読みました。
貧乏クジ世代=団塊ジュニア世代(1970年代以降の人々のこと。現在の20代後半から30代前半)。
団塊のジュニア世代とは、バブル崩壊直後くらいに社会出た人たち。
この世代の特徴を現代社会の様々な現象に照らし合わせて挙げています。
たとえば「自己啓発系の本」を読みたがるのは、この世代の人たちが、
少し前の学園紛争など不満を社会に吐き出していた世代と違って、
「個性」だとか「自己実現」だとか言われるようになったちょうど初期の頃で、
視線が社会から個人の内へ内へという内向き志向が強いためなんだとか。
さらにちょうどバブルが崩壊 -
Posted by ブクログ
精神のことをかいてる本はなるべく客観的な目でみて鵜呑みにしすぎちゃいけないと思ってたけど、この本は自己啓発の類の本ではなかった。80年代の社会現象のことを中心にかいていて、このころを生きていない私にとってこの部分は分かりにくいものだった。ただ、共感できる部分はあった。今の時代でも自分を探し続している人はいる。今の自分のほかになにか新しい自分を発見するという気持ちは結構たくさんの人が抱いている気持ちではないのかなっと思う。あとはその程度の問題だと思う。ヒッピーなどはその程度がけっこう高いほうのものなのではと思う。少し前の時代にも自分探しの現象は存在していたということが分かると、そんなみんなの行動
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この本のタイトルからみて分類がマスメディアというのは適切か、という疑問があるかもしれない。しかしナショナリズムというものが共同幻想にもとづくものだとすれば、その幻想を作りだし媒介しているものとして当然にメディアといいうものの存在が立ち上がってくる。それゆえに分類はマスメディアとさせてもらう。
本文の中では少年事件、石原新太郎発言、憲法といったものらが例示として出される。これらのことについて私たちにはある程度の前知識がある。それはとりもなおさずいわゆるマスメディアがそれらのことをこぞって取り上げたからである。
香山リカはこのことについての批判をする。各事件はかなり早い段階でわかりやすい価値観への -
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香山リカさんの『デジタル依存症の罠』を読み、現代人が直面しているネット社会の影について深く考えさせられました。
本書では、テクノストレスが「不安症」と「依存症」に分けられることや、SNS依存の深層にある心理メカニズム(投影性同一視や自我漏洩など)が精神分析の観点からわかりやすく解説されています。ICT教育の光と影(格差、知的な劣化、ネットいじめ)についても看過できない問題が指摘されています。
特に印象に残ったのは、シニア層における「悪性のデジタル依存症」への警鐘です。ネットの偏った情報や悪徳ビジネスに囚われやすくなった高齢者が、周囲を困らせ、自分をも苦しめてしまう。それを防ぐために著者は、 -
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デジタル依存(主にSNS依存・スマホ依存)の実例が豊富で考えさせる。
どれも処方箋がほぼ無いのが悩ましい。とりわけ、ネットにハマってしまった中高年の例はどれも根本的な改善が難しく、ほぼ諦め一択になってしまう。
陰謀論、詐欺、宗教、ネットワークビジネス、ブラック企業などでも同じ構図があるが、一度「これは正しい」「これが真実だ」「これが普通だ」のように信じてしまうと、それ以外の情報が見え無くなったり、自分自身の思考や行動をメタに見れなくなってしまう。「確信」を持ってしまう。
こうしたときは、強制的に情報を遮断する、依存先を増やす(複数の情報源に当たる)、自分自身で気付けるように矛盾を論理的に解明す -
Posted by ブクログ
孤独死という言葉が使われる様になったのは意外と古く、1960年代には「孤独死老人ゼロ運動」なるものが存在し、当時から独居老人が独りで亡くなる事が社会問題化していたようである。太平洋戦争後の日本が戦後復興を目指す中、中核都市での第二次産業従事者の増加に伴い、子と親が離れて暮らす所謂「核家族化」の増加により社会問題化していったと見られる。近年では阪神淡路大震災で、問題が再び大きく取り上げられる事となる。
私は住宅不動産業と関わりが深いから、特に賃貸物件等での単身者(独居者)の孤独死については社会課題の一つとして関心度は高い。つい先日も会社の同僚の近親者が亡くなってから数ヶ月経過後に発見されたという