香山リカのレビュー一覧

  • 世の中の意見が〈私〉と違うとき読む本 自分らしく考える

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    周囲が出してくる正論、白か黒かはっきりしろという圧力、そういうものに対して抱く違和感を感じたら読むべき本だと思います。白であっても黒であっても、どちらも正しく間違っていて、本当ははっきりしないほうが良いこともあるということを言ってくださっただけで、私は救われました。

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    2014年08月06日
  • 「むくわれない生き方」を変える本

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    むくわれないと思うメカニズムが分かった気がして、とても、スッキリした。誰かと比べることで、むくわれないと思う。他人がいると必ず、むくわれないという感情が生じる。むくわれないと思う理由が分かって、今まで、もやもやしていたものが、スッキリした気がする。

    むくわれないと思う事を解消するための考え方だったりを、書いてあって、とても為になる。読み終わった頃にはむくわれないという思いは無くなっていたようにも感じた。

    むくわれないと思う心理だったり、むくわれたと喜びを感じるための考え方など、とっても、読みやすかった。たくさん、心に響くフレーズがあり、また、むくわれないと、思ってしまった時には、ぜひ読みた

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    2013年10月30日
  • 恋愛不安

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    連絡がないとすぐ不安になるタイプなので、「便りがないのはよい便り」という文章にはっと気づかされ、救われました。
    心を落ち着かせる本としてお勧めです。

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    2013年07月31日
  • 「独裁」入門

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    自律した生き方を望んでいる様に見えない学生たちに関する記述に始まり、文章の全体の意図を読み取らず、狭い部分を切り出して「短文」で主張を理解しようとする事の危険性、また「短文ソーシャルネットワーク」ともいえるツイッターを多用する橋本徹の傲慢さ、問題点を指摘するに至るという、一冊の中での流れが見事。

    短文でも言ったもの勝ち、言う事を言ったやつが善である、文章の全体を捉えず一部をつまんで非難する、という橋本的思想に全く共感できない自分には、この本がまさに橋本徹に感じる危険性、問題点をピタリと指摘しており、香山さんの本の中でも稀にみる良作だと思う。

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    2013年01月30日
  • 「独裁」入門

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    最近、著者の診察室を訪れる初診患者の多くが漠然とした不安感とイライラを訴えているらしい。

    言われてみれば、「不寛容さ」が幅を利かせているような気がする。
    ウラも取らずに公の場で人を名指しで批判する人(それも一般人でなく政治家)、過激な物言いや言葉尻を捉えて非難するなど。

    本(特に新書)ではタイトルで「バカ」「アホ」(本来の悪口の意味で)を使う本が多くなってきたのも、その流れの一つなのか・・・。
    (ちなみに、例外はあるが、そういう本は基本的にスルーすることにしている。)

    歴史上、独裁者が使う手口は
    ・「敵」を作る。
    ・問題を単純化する。
     例)悪い事は、すべて「敵」のせい。
       ○○さえ

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    2012年11月03日
  • 悪いのは私じゃない症候群

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    悪いのは私ではない症候群について知りたくて読書。

    著者の本はあとがきが面白くまさに内容の要旨となっている。

    悪いのは私ではない症候群の要因が本書で指摘してるものかどうかは別としても確かに例としてあげられているこの種の人たちは増えているように感じる(第7章の田母神氏の例は違うと思うが)。

    心理的にも自分を棚に上げて人のせいにしたほうが楽で、自己対峙しなくていいから思考停止な状況でいられるから心地いいのだと思う。その代わり成長もしないという代償が発生する。

    確かに新自由主義、市場万能主義も要因のひとつかもしれない。それも含めて将来の展望が見えづらい長期間の不況、デフレ状態が人々のメンタルへ

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    2012年05月25日
  • 貧乏クジ世代

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    私たち世代って、豊かな環境で恵まれて育ったなぁと感謝しつつも、環境問題やら、年金やら、少子化とか上の世代から押し付けられている問題も多く理不尽だよなぁとか考えていた。。。でも、香山さん曰く、80年代は静かな貧乏クジ世代。真の貧乏クジ世代は70年代生まれの人たちとか。
    とにかく、みんな自分って不幸なんだなって考えていることに驚いたし、みんな自分がかわいくて仕方ないんだね。私はその考えから抜け出そうかと思うのです!
    香山さんがカウンセリングなどを通して得た情報が元となっているので、生々しくもあるけど、納得な一冊です。

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    2012年04月15日
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち

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    ネタバレ

    新書は理論書ではないので、軽く読むのがよい。
    世間で言われている現象の一端をつかむために読む。
    差しさわりがない言い回しで、過酷な問題を避けているのかもしれない。
    内容の判断はできないが、現象の一端をしることはできた。

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    2012年02月21日
  • 恋愛不安

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    かなり不安定な時期に入っていたときに読んだ本
    あのタイミングで読めて、ほんとに良かったと思った

    自分と同じことを経験している人がいるんだーーと思って
    頭のスイッチを切り替えることができた

    ・・と思う。

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    2011年09月27日
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち

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    自称うつについて知りたくて読書。

    大連にも東京にも自称うつという人を多数見てきた。うつというキャラ、アイディンティティ、プロフィールとして演じる人たち。同情を集めて、注目してもらい、やさしくしてもらうための手段に利用している(意識的かどうかは別として)。

    その多くが周りのエネルギーをチュルチュルと吸い取るのでやっかいである。

    著者の分析は鋭い。うつに対する理解が進んだがゆえにうつを利用する人が増えてきた。忙しくなったため自己客観視できない人が増えてきた。自分の内なる問題と対峙できない人たちが増えている。

    確かに統計を見るとバブル崩壊後の不況と2000年以降の競争原理強化や派遣や契約社員

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    2011年06月27日
  • 私はのんびり生きてきた。 最適化社会が不幸を生む

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    最適化されない生き方、みんなと同じような生き方はやめよう。
    自分自身に自信を持って生きて行きたい。
    それにしても、この人凄く書いてるね。

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    2011年06月25日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    生き方について知りたくて読書。

    勝間さんへの批判本として有名になった本。読んでみるとそれほどでもないっという感想。

    社会人となった2000年以降の社会の動き、トレンドのようなものを知ることができ勉強させてもらった。

    バブル崩壊後の長引く不況、目の前の現実になった社会不安、経済市場主義への支持、ホリエモン時代、そして、勝間さんの登場と続く。

    著者のいうふつうの幸せすら分からなくなっているように思う。

    p26のJFK大学生比較調査はショックを受けた。2005年の発表なので、彼らはすでに社会人となる。ここに日本の社会全体の縮図的なものを感じる。

    人を信用できない、また、されてないと感じる

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    2019年01月16日
  • しがみつかない死に方 ――孤独死時代を豊かに生きるヒント

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    死にそうな体験をすると人生観が変わるというが、確かに、死に対してはずいぶんとイメージが変わったと思う。私の病気で一人暮らしが怖くなった友人はいっぱい居たけど、私自身は逆に腹が据わったというか、覚悟ができた気はする。所詮、死ぬときは独りなんだし。
    あと、葬式は生きているひとが、その人の死を納得するためのものだよな〜と思っていたら、本文にも出て来た。島村麻理氏のお別れ会も素敵だが、「結局は「生きている今のため」」だよね。

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    2010年07月29日
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち

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    全ての社会人に読んでもらいたい本。
    「うつ」とひとことで言っても、いろいろある。

    うつ病セレブ
    うつ病難民

    わかっているようでわかってない
    メンタルヘルスは奥深い。
    でも、もう見て見ぬふりは絶対にいけない。

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    2010年05月29日
  • 恋愛不安

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    いちいち納得してしまう。
    香山さんの本は、女性に同調しているようで、
    でも客観性を失っていないところが良い

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    2010年05月29日
  • しがみつかない死に方 ――孤独死時代を豊かに生きるヒント

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    非常に身につまされる内容。

    「死んだらどうなるか」というそこはかとない不安を、霊的な意味合いでなく、現実問題としてとらえたら、どうなるのかということを、主に「孤独死」を中心に書かれています。

    この本を読んで、自分はどのように死にたいのか、どのように生きたいのかを改めて考えました。

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    2010年05月15日
  • 親子という病

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    親子関係に悩んでるときにとにかく読んでみた。
    そういうのに悩んでる人には、結構オススメの本です。

    自分もこれを読んで今の親子関係に考えさせられたし、
    救われたとも思う。
    少しでも肩の荷が軽くなった。

    あと、家族関係への疑問と、イエ制度について個人的に興味がある。

    とても読みやすい本。

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    2010年04月05日
  • いじめるな! ――弱い者いじめ社会ニッポン

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    判官びいきという気質を持ち合わせている日本人であるにもかかわらず、弱い者いじめの根性が染みついてしまっている日本人であることを思い知らされる。問題が起きた時、加害者よりも被害者にその原因を求めようとする。すなわち「いじめられる方にも原因がある」と。そんなことがあるはずはない。どんなことがあろうともいじめる方が悪なのだ。辛淑玉さんの論はいつ読んでも小気味いいが、このたびは香山リカさんとの対談もあり、いじめについて臨床の現場からも知ることができた。

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    2010年01月10日
  • スピリチュアルにハマる人、ハマらない人

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    自分が今の世の中に対して感じている違和感の正体が少し見えた気がします。 香山さんの本は初めて読んだけど、(少なくともこの問題に関しては)フェアで冷静な考え方をする人だと思いました。

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    2011年05月15日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    何事にもしがみつかない…
    苦しみを長引かせない方法かも。
    努力してもまだまだ足りないと、辛くなった人たちへ。
    じゅうぶん頑張ったし、それぞれに恵まれている面もきっとあるから。

    なぜそんなに苦しむのか。
    なぜそこから抜け出せないのか?
    実際に接している患者の様子から感じたことを踏まえて、最近の様々なトピックや話題の本も取り上げ、手際よく整理して、率直に指摘していきます。

    政治の間違いで、経済や医療や雇用に大きな問題が出てきたこと、それで苦しむ人が多いことは水に流すべきでない、ときっぱり。
    それ以外の個人的なことは、過ぎたことは水に流し、成功はほどほどでいいと実感することが大事ではと。

    恋愛

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    2013年11月17日