香山リカのレビュー一覧
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「ふつうの幸せを手に入れる10のルール
生まれた意味を問わないの章
職場でわたしがいなけりゃダメだと思うことはそれなりに満足感があるしやりがいも持てる。しかしわたしの代わりがあってうまく機能していくとわかったならそれはそれで軽い落胆みたいなものを感じるかもしれないけど肩の力が抜けてラクになる。なるほどね、背負い込まなくていいのだ。一歩下がって考えたらいいのだ。わたしでなくてはと思うことは気負った思いなんだと知らされた。
老・病・死で落ち込まないの章
老いはそれじたい美化されるものでもないし、経験が長いことが若さよりすぐれたものとして扱われるべきものでもない、
ようは老いは悪くもなくよい事で -
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親子の依存と支配と反抗と。
P43 自殺の危険の高い人は、家族の中で「取り替えのきく子ども」という役割を与えられている、というのだ。
P66 親にとっては子どもの難しい時期に苦しむ中での一瞬のうさ晴らしとなり、子どもの側にとっても親が受け入れられない時期に「本当の親じゃないのだから」と自分に言い聞かせることで、なんとか難局を乗りきれる、というのが西田氏の考えだ。
P94 しかしそもそも、息子は母のあふる愛を疑うことすら、ないように見える。だからこそ彼らは、「それを失えば私の存在根拠もなくなる」といった恐怖からも、「愛されない私」という罪悪感からも自由でいられるのだ。
P129 母親の娘に対する -
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ネタバレとても大切な、うまく言葉で人に伝えられないものの考え方が書かれていて、納得できたり、はっとしたりした。今の心の状態を反映してか、ものすごく苦しくなった。たぶん私がいろんなことにしがみついているからなんだろう。なんで生きてる、なんで働いてる、自分は何がしたい?周りから何を求められている?
考え出したらきりがない。こんな疑問に出会わずに生きていけたら、どんなに幸せか。だから、この本で言っていることは正しいんだろう。みんな考えすぎて、考えることをやめられなくて、苦しい。自分が手にしている、そこそこの幸せを見つめていこうか。いままでのネガティブな感情を陽転させることができるんだろうか。 -
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タイトルや豪華なメンバーによって書かれているので読んで見た。読みやすくて読んでいて参考になったが、期待していたよりも一つ一つの内容が薄かった。茂木健一郎さんの話の中で24ページの筒井康隆さんの夢のエピソードと26ページのペンギンのエピソードが印象に残った。箭内道彦さんの広告の仕事のエピソードはどれも面白かった。73ページの「やりたいことを実現するための仕事って、何種類もあるんだと思います」という言葉が印象に残った。内田和成さんの130ページ自動車窃盗団の話が面白かった。築山節さんの143ページのコーヒーの話が印象に残った。香山リカさんの鬱病の症状の話が印象に残った。
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考える力をつくる?その力とはなんだろう?
自分に向けて、自分から外に発する、場所に存在する、などが挙げられるだろうか?これらからはつくることが出来るということだ。まずは、自分を変えられる、ということ。良いことを考え、方法を考え、習慣としていく、ということだろうか?対極にあるのは心であった。どちらも強くしていくことができる。
図、絵は適切に配置されており、文章の説明を補うために役立っている。キーセンテンス(文章)は、赤いラインで区別されており、目立つ。つまり、よくわかる。
講演要旨なのだろうか?レクチャーと最後のまとめ内容。上手に人に伝えるためには、非常に難しい。あまりに簡略していないか? -
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各ジャンルの著名人がいいトコどりで、オムニバス形式で
要所を解説してくれる お得な作品。
イラストも入っていたりするのでとても読みやすい。
印象に残っているのはやはり、タワレコの「NO MUSIC,NO LIFE」を
創りあげた箭内道彦の章だ。
特にあの、矢沢栄吉とのやりとりは興奮を覚える。
「箭内さん、矢沢の船に乗ってくださいますか。」
「箭内さんが、乗ってくれるのなら、ボイラー室で汗かきます。」
矢沢栄吉だからこそ、この言葉の凄味がありありと感じられる。
【ココメモポイント】
・経験や知識がたくさんあるだけでは、創造性は生まれません。
また逆に、意欲がないところに創造性は生まれませ -
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無縁社会について知りたくて読書。
おそらく本書を手にとったのは、あとがきで紹介されるNHKの「無縁社会」を見たことで潜在意識が選ばさせたのだと思う。
確かにゾッとするドキュメンタリーだった。本当にこれが日本の現実なのかと目を疑う内容だと記憶する。働く場所、知人、親戚、友人などの縁がない無援状態で苦しんでいる人たちが、たくさんいるという報告。たとえ賃金や待遇が悪くても海外で働くことで、少なくても人と人との縁は復活させられるのではないかと感じた。
閑話休題、本書は、芸能人や著者の周りの人の孤独死を例に上げ、孤独死、1人で死んでいことはどういうことかを述べている。
確かに当人は、まだいいけど -
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現在の日本が二者択一を好みいわゆる「ヒーロー」を待ち望んでいる。そして、自らが考えることを放棄しているなど納得できるところは沢山。そして、その「独裁」を現代でうまくやっている人にあの政治家をあげるのは納得。
しかし、選挙で石原さんと組んでからはどうもそれが精細にかけると私はおもっていたけど、たしかにこの本は今年の一番維新の会がもりあがってた時期に書かれたものだった。
とりあえず、私は独裁者になる方法を求めてこの本を手にとったから、敢えて例題にあがった政治関連の香山氏の見方には深く突っ込まないけど、大戦以来人はわかりやすい対立構造そして、昔ならば分かりやすい巨悪(とみせかけられたもの)、いま