香山リカのレビュー一覧

  • 若者の法則

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    若者が「若者の法則」を読んでみました(笑)

    わたしは若者である。だが、本当に若者であるといえるだろうか?
    そもそも、若者とは何だろう。高校生であるというだけで若者なのか?

    そんな疑問を持つ高校生や、「最近の若者は・・・」といっている「オトナ」達にお薦めの本です。

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    2009年10月04日
  • 親子という病

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    家族や母性愛を全肯定しようとする
    現代の風潮に違和感を抱いている人には、
    おすすめの一冊です。
    親子である以前に、
    他人であることを認識したほうが
    心地よいと思います。

    やっさんさん 29歳男性 団体職員

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    2009年10月04日
  • 〈私〉の愛国心

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     じっくり読んで考えてもらうような記事を女性雑誌に載せることはもはや出来ない。
     女性として今の日本に生まれた、という現状に疑問を抱くことなく、それを追認する雑誌。そのなかでどう振舞うのが自分に得か、という観点だけから関心の対象を決定する。そして、その対象を少しでも越えるものには、一切興味を示さない。
     彼女たちが『女の子らしさ』と思い込んでいるものの中には、文化的・社会的に押し付けられた人工的な『女の子らしさ』が多く含まれている。

     大胆にピアスの穴を開けたり、電車の中で平気で化粧をしたりするのは、外の環境を変えられないので自分の極めて私的な世界を限りなく拡張しようとの無意識の欲望から出て

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    2009年10月04日
  • 就職がこわい

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    自分は就職活動の経験もないし、現在のところする予定もない。
    だから、この本に登場する若者達の心情をどこまで理解できているのかはわからない。

    けれど、そんな自分が読んだ限りでは、彼らの心情の1つひとつに、その都度納得し、共感した。
    最後まで読んでみると、今時の若者は随分と複雑な精神構造をしているんだな、と思ってしまうが、1つひとつに納得できているということは、少なからず自分も彼らと同じような精神構造をしているのかもしれない。

    一方で、筆者の主張もよくわかる。
    鋭くて、痛いところを突かれている気がする。
    それでもやっぱり、この本に登場するような若者達がこの本を読んだところで、なかなか筆者の言う

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    2009年10月04日
  • いじめるな! ――弱い者いじめ社会ニッポン

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    差別の中に生まれ込んだ辛淑玉さんと、いじめ経験がないという自認で育って職業上いじめと出会った香山さんとの、対談およびそれぞれのエッセイ。それぞれの引いてくる事例(多くは当人がかかわっていて、単にメディアから拾った物の口先三寸批判でなく)も深く考えさせられるものがある。

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    2009年10月04日
  • なぜ日本人は劣化したか

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    こいつはおもしろい!そしてかなり複雑な内容を読みやすく書くことの手本でもある。日本人の劣化、としてある種の思考停止状態をよしとする、寛容への耐性が著しく低下している、妙な平等主義と他への想像力欠落、などについて適切適量の引用で実例を見せながら説明。社会についてはなんと!ヤングの「排除型社会」のわかりやすい入門編になっている(^^)。フェミニズムの衰退についても触れられ、荷宮「フェミニズムはなぜ衰退したか」の「戦略的失敗」的理解を取らず、他と同じく弱者に対する寛容の欠落で説明している(でもそれはフェミにとっては致命的だが^^;)。倫理的な欲求というのは確かに理念で日常世界の外にあるようだが、しか

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    2009年10月04日
  • いまどきの「常識」

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    かなり鋭い視線で世の中を見ている文書です。
    しかしやや断定に足るだけの資料が提示されずに筆者の考えを語っただけ、という可能性もあって完全に信用しきれないという、いい勉強ができる一冊。

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    2009年10月04日
  • 捨てる生き方

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    人それぞれ、いろんな生き方がある。息をしている。スマホがある。家もある。ならあなたは大丈夫。それ私のことかな。

    思い内容なのか読み終えるまで結構時間がかかってしまった。

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    2025年07月16日
  • さよなら、母娘ストレス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    香山リカ「さよなら、母娘ストレス」
    ・圧倒的支配力をもつ母親からの支配と従属、あるいは介入と受容の関係性。

    ☆社会学者 水無田気流 「戦後の日本社会は女性に自立して外で働け、でも家庭はおろそかにするなという矛盾したメッセージを伝えてきた。」「矛盾した教えを説く母親は娘にとって非合理でえたいの知れない存在にもなる」

    ・境界性パーソナリティ障害について。
    特定の人物に対して、私を見捨てないでと依存ししがみつき(見捨てられ不安)と呼ばれる強い執着を見せる一方で、、常に相手に自分のすべてを奪われからっぽにさせられる(のみ込まれ恐怖)という恐怖も感じている。
    自分とは何者かという問題になかなか答えを

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    2025年07月10日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    もっとありきたりの幸せでいいんだよな〜とモヤモヤしていたところこの本を発見。
    昨今自己啓発やきらきらしている人のきらきらした生活が携帯を開けば目に入る世の中で、心身共に強くなければならない、人に認められるような成果を上げなければならないと「しなければならない」にしがみついていた気がする。そこにはやった気がしてる満足感と着いてこない結果とこ高低差による心の闇しか無かった。
    結局1番自分を幸せにできるのも、認められるのも自分しかいないのだから、人や物や成功にしがみつくのはやめようと思えた。

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    2025年06月25日
  • 捨てる生き方

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    小野さん、香山さんの人生に対する考え方は共感できます。自分は両先生みたいにはできないが、利他の精神て毎日ささやかではあるが、世の中に貢献したいと思います。

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    2025年03月31日
  • 捨てる生き方

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    求めればキリがない。
    捨てることは、心を楽にする。と言うことはわかっていながら、それが難しい。

    大学教授を辞めて、僻地医療に携わる香山リカさんと、IT企業を立ち上げ、時代の寵児から1人の仏僧になった小野流光さんの会話。

    小野さんの、仏教という堅苦しい枠に嵌らずユーモアのある励ましや、助言が心を和ませる。香山さんも、一時期よりも、なかり丸くなられた気がします。

    人の役に立ちたい。程度は人それぞれだと思うし、誰に会うかで、人はその後の生き方も決まってくる気もします。そういう意味で、人との縁は大切。1人では生きられないことを真っ先に悟って、これまでの人とのご縁や、これからの縁を大切にしていきた

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    2025年02月25日
  • 「わかってもらいたい」という病

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    ネタバレ

    タイトルに惹かれて手に取った。

    わかってほしい、と強く願う人とそうでもない人、わかってもらえっこないとあきらめている人、その違いってなんだろう

    わかってもらえてると思ってたのに…というパターンもある

    そもそもわかってもらえる、ということは、自分が思い描くパターンがあるという、そんなの無理なんだから期待しないほうがいいに決まってる


    158ページが心に残った。

    認知症のおばあちゃんが、過去のことはほとんど忘れてるのに、孫のことはかろうじてわかっていて完全に完璧に味方、頭をなでてくれて、お母さんには内緒だよとお菓子までくれる
    孫はおばあちゃんが1番の理解者だという、
    何もわからなくなって

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    2025年02月23日
  • 逃げたっていいじゃない

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    仕事や家庭など辛い状況からときには逃げてもいいんだと言うことを教えてくれる、辛い状況にある人に対しエールを送ってくれる1冊。
    ただし、職場のパワハラやセクハラなど、理不尽なもの、自分以外に辛いことの原因があるようなものについては、職場に状況を訴えるなど、反抗する姿勢も大事。自分の意見を持つこと、批判する姿勢を持つことの重要性も解いている。

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    2025年02月12日
  • 逃げたっていいじゃない

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    私は今子育て中なので逃げられないけれど、趣味の世界には逃げられているかな。趣味の読書やガーデニングをしていると、心身の疲れが取れていくような気がする。香山リカさんの本を好きで読むのもいいと思う。逃げることはマイナスのイメージだけど、時々自分に許してあげて、好きなことをして現実逃避するのも、心身の休息にはいいなと思った。

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    2025年01月16日
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート

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    時代の変化と共に人の生き方も変わっていく、選択種がたくさんありすぎる情報が多すぎる現代に迷っている人におすすめです。

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    2025年01月08日
  • 若者の法則

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    今とは違った世代の若者の話ではあったものの、結構共感できる所はあった。
    精神医学的な視点は社会分析の上で重要かもしれない。

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    2024年12月25日
  • 「いじめ」や「差別」をなくすためにできること

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    「いじめ」というものが、どのような心の動きで始まるのか、そのメカニズムを解説してある。

    ヘイトスピーチや、アイヌ民族・水俣病患者への差別等を例としてあげ、それがどういう状況なのか、何故そういう状況になるのか心理学の視点やご自身の経験を通して書かれている。「いじめ」をより広い視点から理解できる。
    そして、実際にいじめにあったら、またはいじめや差別にあっている人に気づいたら、どうすれば良いかを示してくれている。

    いじめにあっている当事者が闘っていくのは困難すぎるのだということ、だからこそ周りにいる人が助け、解決に向けて行動を起こすことが大切だ、という部分には心が動かされました。

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    2024年12月02日
  • 悪いのは私じゃない症候群

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    ネタバレ

    昔は「すみません、全て私の責任です」と自分の非を真っ先に認め、周りが「まあまあそんな自分を責めないで」 となだめる流れが強かった。
    しかし最近は「悪いのは私じゃない」「こうなってしまったのはあの人のせい」「仕方なかった」「どうしようもなかった」と他に責任を丸投げする、自省の念に乏しい人が増えている。
    SNSの普及で作文の剽窃がはびこっているのも、現代人の責任感の欠如に起因するのではないか。
    学校の宿題を早く終わらせ、夏休みを満喫しようというような謳い文句で、夏目漱石や太宰治などの作品な掲載した「コピペが許されているサイト」があるのは驚き。
    さらにもし剽窃がバレれた場合に書く反省分までもが掲載さ

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    2024年11月28日
  • 比べずにはいられない症候群

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    人はどうしても比べてしまう生き物。
    自分がどれだけ恵まれているか、自分よりも不幸な人がどれだけいるかには目を向けず、友人や知り合いからの「結婚しました」「海外に行ってきます」「一軒家に住むことになりました」 という報告に、「幸せそうでいいな、それに比べて自分は…」と悲観する。
    具体的にどんな人と結婚するのか 、なぜ海外に行くのかという内容を知る前に、「あの人はきっと素敵な人に恵まれてお金にも困ってなくて…」と短絡的に決めつけ 、羨ましがる。
    自分の価値は自分で決める、比べる必要なんてない、と悟り開ける心を持つのが理想だけど、なかなか難しそう。

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    2024年11月28日