あらすじ
ベテラン精神科医が、総合診療医に転身!
一念発起して北海道にある穂別町で「へき地医療」を始めた著者が、日常診療で思うところをつづったエッセイ。苦労も喜びも多い日々で考える、「こころを診る・からだを診る」こと――。プライマリ・ケア医として日々格闘しながらどんな診療をしているのか、何を思うのか、つぶさに語った。
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Posted by ブクログ
私も訪れたことがある穂別に赴任された香山先生、所長先生も少し存じ上げているので凄くリアルにイメージしながら読みました。
他領域から総合診療に転向する痛みや葛藤、こんな感じなのだなぁ、、。けど、僻地医療の面白みも感じていただけてるようで、嬉しい。
Posted by ブクログ
香山リカ先生がへき地医療にやってきた。
その後が知りたくて読んでみた。
ちなみに「へき地」とは行政用語で、差別語ではない、と主張しておられる。(その通り)
概ね半径4km以内に医療機関がなく、かつ、近くの医療機関までの距離が通常の交通機関を利用して30分以内の場所という定義があるらしいが、香山先生の赴任先である北海道むかわ町穂別は40km圏内に医療機関はなく、設備の整った都市部までは救急車で向かっても1時間以上かかる場所にある。
そして、肝心の役に立っているのか、という点については「使い物になる時と、そうでない時がある」という。
精神科医の罠で、症状があっても、それを精神的、または状況によるものという精神科医デバイスが働いてしまい、科学的な医療判断を下せないことがある、という点。
最も、これにはいい点もあって、事情を聞くうちに、数値の悪化した原因がわかることもある。総合医療はとても広範囲な症状を扱う医療なのだ。
病院には、頼りになる所長やベテラン看護師もいて、設備もそれなりに整っているので、今のところ問題は起きていないようだが。
それより驚いたのは、北海道の精神科は、都市部でも予約4ヶ月待ちという状況もあるということ。精神科医がとても足りていない状況なのだ。
穂別には予約なしで診てくれる医師がいるとの噂で、遠方からも訪れるらしい。地元の診療を優先するために、地元の人の診療後に受け入れているという。
大変ならやめていいという所長のお言葉もあったが、精神科の患者を診ることが、自分の専門であるという安心感ももたらしてくれるので、今の所続けているらしい。
結局のところ、先生が「使いもの」になっているのかどうかこの本を読む限り、「使い物になる時と、そうでない時がある」という先生の言葉しかない。それは穂別の住民が決めることだろう。
ともあれ、引き続きエールを送りたい。
Posted by ブクログ
あの香山リカさんが、へき地医療をやっている!知らなかった。で、なぜ?できるの?と読んでみた。Dr.コトーの世界かしら…と思いながら読み始める。先生はもう一人いて、Dr.コトーよりは良かったかも。香山さんがなぜへき地医療へと方向を変えたのか。へき地ならではの大変さなど関心を持って読んだ。
がんばってほしい。