香山リカのレビュー一覧

  • オジサンはなぜカン違いするのか

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    オジサンはなぜカン違いするのか。香山リカ先生の著書。カン違いするのはオバサンよりもオジサンが圧倒的に多い。しかもオバサンのカン違いは無害でかわいらしかったりするけれど、オジサンのカン違いは有害で周りにとって迷惑千万なこともしばしば。非常識なことを非常識と素直に理解できるだけの常識力がないオジサンにこそ読んで欲しい一冊。香山リカ先生から非常識オジサンたちへの応援歌のようにも思えました。

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    2019年07月07日
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち

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    精神的な病気は、どう診断されているのか?を知れました。具体的な事例も書いてあり、納得する内容が多かったです。本当の「うつ病」がどれほど辛い病気なのか?を知る手立てにもなりました。

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    2019年06月02日
  • いまどきの「常識」

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    いまどきの「常識」。香山リカ先生の著書。世間で常識とされていることが本当の意味での常識なのかどうか、常に疑いの目を持って考えることが必要。常識も非常識も紙一重。常識が非常識に変わったり、非常識が常識に変わったり、そんなことは日常茶飯事なこと。常識、非常識の枠にとらわれない自由な発想を忘れないようにしないと。

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    2018年11月04日
  • 「わかってもらいたい」という病

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    「わかってもらいたい」は、現代人の心の病であるとともに、人間の持つ固有の病でもあると思われ、興味深く読めた。前半は最近の心理的な病の概論で面白くなかった。太宰治と心中した女性たちの心を著したところあたりから、具体的で面白くなった。▼「共依存性はエスカレートする」「無条件に支えてほしいというワガママ」「わかってもらいたい願望は捨てられない」「大切なのは親身になってもらえたかどうか」「極端に傷つきやすい若者たち」「従来のモデルでは説明不能、解離性モデルへ」「他人に自分を統合してもらいたい」、等のサブタイトルが現すとおりの内容である。▼霊感ビジネスや新興宗教が流行り、自分の判断をそれらに委ね、精神の

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    2018年09月04日
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート

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    脳科学者や、精神科医、ビジネスコンサルタントなどその道のトップランナーたちが行き着いた賢く生きるためのメッセージが詰まっている本。
    自分ってチカラないかもって落ち込んだ時に読むと勇気をもらえる☺︎イラストも多くて要点もまとまっているから読みやすい。

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    2018年06月04日
  • 弱者はもう救われないのか

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     著者が子どもの時分の回想から、現在日々の診察室で感じる格差の拡大。
     そもそも明治時代の中葉までは、貧民という概念は存在すらなかったらしい。高度成長からバブル、新自由主義へと弱者の切り捨てに至る時代の変化。
     自分自身の思いを問い詰め、リベラル知識人の責任や、そもそも弱者を救済すべき根拠があるのかにまで思いを馳せる。宗教それとも倫理であろうか。
     弱肉強食の適者生存で進んできた今日、答えは見つからないとしつつ、それでも我々は手を差し伸べてきたと結ぶのである。

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    2018年05月30日
  • 「いじめ」や「差別」をなくすためにできること

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    ネタバレ

    いじめや差別について、とても丁寧に書かれていて分かりやすい。中高生に読んでほしいが大人にもオススメ。
    著者の体験が例として語られていて、自分にも少しは意見を表明でくるのではないかと思わせられる。

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    2018年01月18日
  • キレる大人はなぜ増えた

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    病院で怒号を上げ、電車では酔って暴力を振るう人。学校に理不尽な要求をする保護者。
    世の「イライラ」は、いつからなぜ、増えてきたのか。欧米的自己主張、成果主義。高まる自己責任論、情報過多など要因は多い。
    最近の脳科学から、「扁桃体-vmPFC-海馬」と、抑制の制御に関する研究も紹介される。
    著者おすすめの5カ条として、自分を客観視、相手も人間、原因の混同を避ける、ストレスをためない、あっさり忘れる。ぜひ心しておきたい。

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    2017年10月27日
  • 「いじめ」や「差別」をなくすためにできること

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    ネタバレ

    いじめられているときは逃げること、差別されているときは気にしないこと、いじめているときは気付くこと。これができないから、いじめ差別はなくならない。

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    2017年09月11日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    読みやすい1冊
    まあまあの生き方や、普通の幸せを求める生き方に関するエッセンスが満載
    まずは他人と比較することをやめて、肩の力を抜いて生きよう

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    2017年05月26日
  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?

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    ネタバレ

    おなかの大きい妊婦さんに対して違和感を感じてしまう。

    ノンママに対する言葉のハラスメント(子供はまだ?・子供を産んで一人前・子供がいない人にはわからない)
    「子供がいなくて本当に良かったです。」と答えるノンママはほとんどいない。
    自分自身でもノンママであることに後ろめたさや後悔を持っていることが少なくない。

    山口智子さんの発言に対する共感 Flau 2016年3月号
    「私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。
    今でも、一片の後悔もないです。夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せです。 」

    ママタレブームも、子供のいないノンマ

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    2017年05月18日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    香山さんの主張は、理論的構築はいつも雑(というのか想定しいるのか謎)ですが、病院での診察やメディアで流布されている言説などから経験的に導きだす意見は、現代の問題の本質をさっとひと突きしているような鋭さをときどき垣間見せるという印象がある。
    この本では、恋愛にのめりこむことで他の生活や仕事や趣味は充実しているはずなのに自分は不幸だと陥ってしまう現代女性の悩みの増加、日本人は水に流す性格といわれるが幸せは思い出せないのに辛いことばかり記憶しているという傾向、パンのために働いてはいるだけではダメのか、生きている意味など分かるのかなど、すごく現代の人が囚われていることに対してもっと自由になって「こただ

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    2017年04月09日
  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?

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    様々な事情で子を持たなかった女性達の、葛藤や主張が著者の経験や考えを交えながら書かれています。
    私はこの中でいう子供を持ちたくない、と選択した「ノンママ」に属する。
    今まで一度も子供を持ちたいと思ったことも、子持ちの人生を羨んだこともない。
    そのため第4章の自己肯定できないノンママの部分意外は、実体験を思い浮かべ頷きながら読み進めていた。
    そして一番衝撃的だったのがノンママはいつまでも「子供」のままである、ということ。
    これは今まで考えたことが無かったし、書かれているエピソードも自分に当てはまるものだったので正直とても落ち込んだ。だが、だからといって子供を持とう、とは思わなかった。

    全体を通

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    2017年03月18日
  • 50オトコはなぜ劣化したのか(小学館新書)

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    昔はかっこよかった「50オトコ」が今の時代、大幅に劣化したとする著者の現代の50オトコの分析といかに生きるべきかの提言をまとめた本。私も本書の対象である50オトコど真ん中おっさんなので、耳に痛い話ばかりだったが、ぐいぐいと読み進めてしまった。同意できるかどうかは別として、アラフィフオトコ、50オトコ、アラ還オトコは全員読むべし!

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    2016年11月01日
  • 50オトコはなぜ劣化したのか(小学館新書)

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    ■精神科の診察室では「どう話すか」よりも「どう話さないか」ということに何倍もエネルギーを奪われることが多い
    ・同じ医者でも精神科医以外の人は「黙って聞く」というのが苦手な人も多い
    ・患者を一番安心させる「共感」の最適の表現
    ■難解な思想書の「シロ難」と「クロ難」
    ・背表紙が白いか黒いか
    ・みすず書房系は「シロ難」,講談社は「クロ難」
    ■今どきの若い会社員は職場に「好き,嫌い」といった人間関係の問題をすぐに持ち込んだり,容易に「傷ついた,嫌われた」と思いこんだりする傾向がある
    ■ライオン株式会社の2012年4月の調査によれば,新入社員時代(入社1年未満)にプレッシャーを感じた上司からの言葉,上位

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    2016年07月24日
  • がちナショナリズム ――「愛国者」たちの不安の正体

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    第5章 「日本は"発病"しているのか」の安倍の傲慢症候群の考察は非常に的確で楽しく読めた.普通に怒って,政権を批判する正常な考え方がなくなってきていることへの危機感は同感する部分が多い.嘆かわしい事態だと思う.

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    2016年06月20日
  • がちナショナリズム ――「愛国者」たちの不安の正体

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    どんなことを言っても「反日」「売国奴」と罵倒されないような自由な社会であって欲しい。他人との違いを認める余裕ぐらい持とうよ。

    やたらと香山さんをdisるのを見てたので気になってた。裏が分かって納得した。

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    2016年02月15日
  • 傷ついたまま生きてみる

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    つい生きている間受けてしまう傷について対応や捉え方について最もバランスよく書かれている本だと思う。何よりも読んでいて偏りがない。カウンセリングマインドゴリ押しでもないし、香山さんの偏見のゴリ押しでもない。平易な言葉で書かれていて、繰り返し読みたくなるような本。悩んでいる中高生に貸したくなってしまいます。

    香山さんはやっぱりお医者さんという感じで、植木さんは研究者なんだなと文体を見て感じますね。年の差でしょうか。

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    2015年01月21日
  • 女はみんな「うつ」になる

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    仕事に結婚に育児と女性がうける社会的ストレス、ホルモンによる感情の変化、更年期障害、母親の影響等々、女性がうつになる、もしくはうつと自分で思い込むケースが網羅されている。

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    2015年01月08日
  • 比べずにはいられない症候群

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    大人の比べ合いの虚しさを淡々と解説する本。就職の話や結婚の話など大卒後に急に現実的になる話題を何をそんなにこんつめて考えなくてもと言ってくれている感じがする本。

    比べ合いにならないための法則5つ
    自分にないものは実際以上によく見える
    比べ合う相手は心の中もハッピーだと思う
    いましか見えない、見たくない
    全部、私が悪いのよ
    自分と比べるのはまったくの無意味

    自分と比べるのも無意味と言っているのが斬新でした。

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    2014年11月04日