香山リカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この香山リカさんって前からテレビとかラジオで見たり聞いたりしておもしろそうな人だなって思ってたけど、本を読んでみるとなるほどやっぱりおもしろい。
この冷たい視線が、好きな人にはほんとたまらないと思う。
スピリチュアルブームを通して見る現代の社会について、
科学的正当性を求めるハードルが低くなっている、だとか
あえてイスラム原理主義を引き合いにだし、「どうやらイスラム原理主義者といわれる彼らは、「私さえ変われれば」「私さえ幸運になれば」という内向き志向、個人主義の現代日本のスピリチュアル派とは全く反対の存在、ということもできそうだ」
などと、指摘されるとやはりドキッとさせられてしまう。
散々痛快に揶揄しておいて、最後に、江原さんの悲哀を語るあたりに彼女の冷たいユーモアの怖さ?を感じる。
それにしても、この本なんでオススメ度がこんなに低いんだろう?
やっぱり「ハマる人」には受け入れられないってことなのかな?
自分は香山さんほど霊的なものを強烈に否定する人ではないけど、やっぱり「ハマる人」ではないので、とても楽しく読ませていただいた。
でも、なんで新書のタイトルって、内容とあってないんだろう?とたびたび感じる疑問をまた感じてみる。 -
Posted by ブクログ
ちょうど自分と同世代の人々について著された本です。
「第2次ベビーブーマー」や「団塊ジュニア」という言葉がほぼあてはまる
70年代生まれ、いま20代後半から30代前半我々を「貧乏クジ世代」と
揶揄するむきもあるそうです。
確かに、この世代は生まれたときからオイルショック、受験戦争、就職
氷河期と様々なイベントにおいて、そのピークを経験してきています。
生まれた瞬間から競争を宿命づけられているのでしょうか(笑)
この世代より少し上の世代はバブルを謳歌し、
この世代より少し下の世代は、少子化と景気回復から、そう過酷な競争
環境にさらされなくなっており、
過酷な競争にさらされ続けるのはこの世代だけでは?
というような分析がなされつつも
被害者意識、自己憐憫に駆られ始めているこの世代に向けてエールが
おくられています。
強く生きなければ・・・ -
Posted by ブクログ
この本では「うつ」が社会的に市民権を得たことで理解を得、病気休暇ののちのポジションについても結果的に希望が叶う例もあると言及している。一方で「うつ」と診断されたら、職を失う状況もなお多くある。格差がここにも広がっている。
「うつ」の多発については「悩みを悩みとして抱えることができずに、すぐに気持ちの落ち込み身体のだるさといったに変えてしまう」傾向があるのでは、と指摘する。時間をかけて「悩み」や「迷い」に向き合うよりも「病気」や「症状」など医療に転換していく傾向は、時間をかけずに結果を出そうとす現代社会の反映だという。
姜尚中の『悩む力』を思い出した。 -
Posted by ブクログ
『いじめ』はいろんなところで問題になっているにもかかわらず、それについて、共感できる書物も意見も少ないのが現実です。
いじめの構造なんて説明されても、実際被害にあってる人の救いにはならないので、いつも歯がゆい思いばかりしてきました。
自分のつたない言葉では表現できないけれど、なにかが確実に間違っているという思い!
このもやもやしているけど、強い思いに答えてくれるのがこの一冊です!!
人間の基本中の基本に戻って、『いじめるな!』と叫ぶ必要性が、いろいろないじめについて二人によって真剣に話されています。
激しいまでに真っ直ぐな気持ちが、読んでいる者の心を打ちます!
いじめてる人、いじめられてる人、いじめに加担してる人、周りで見てる人、すべての人にこの思いを知っていただきたいです。
今の社会に必要な一冊!!!
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Posted by ブクログ
私は後者です
圧倒的に後者の立場です
だからこの本を手にとって読んだのでしょう
オーラとか
前世とか
来世とか
うんぬんかんぬん
信じません
目に見えるものしかなかなか信じない私は
今この世の中のマイノリティなのかしら
だってよくパワーストーンとか手首につけてる人よく見るもの
この本によると
ハマる人というのは
「大切なのは真偽ではない。
それが自分に望ましい心理的影響を与えるかどうかが大事なのだ」と。
つまり
スピリチュアルな助言は
たとえ真偽はどうであれ自分の心が豊かになり、いい影響を受けるならば
それでいいじゃない
ということ。
ま、
それを言ってしまえばすべて終わりなんですけどね
なんだって
自分の心にいい影響力を与えるものならばいいじゃないと。
だったら麻薬でもたばこでもなんでもいいじゃないかと
そういう結論になりますよ。
ちなみに
筆者の香山氏はもちろん後者の意見寄り -
Posted by ブクログ
いじめられたこともいじめられた経験もなく、平凡なことが唯一の悩みという香山リカさんは、現代人の心の病を追い続けている。辛淑玉さんは幼い頃、民族学校での差別を受け、アメリカで自身も教育を受けた経験をもち、現在は構造的弱者のために様々な支援を行っている。
アメリカと日本のいじめの違いとは何か?
民族差別がいまだ残るアメリカよりも日本のいじめの方が陰湿で辛いという理由は何か?
日本でのフリースクールやシュタイナー学校は本当にいいのか?
過酷化する競争社会の中で、これからの教育に本当に求められるものは何か?
二人の本音トークによって、教育の現実と理想を考えさせられる一冊である。
自分だけでなく相手をいたわる気持ちを改めて持つこと、いろいろな考えをもつ多様な人間社会で生きていけるような人間をどう育てていくかが今後の課題ではないかと二人はいう。
「日常を変えるには、小さなことでもいいからとにかく自分で動け、そして、自分で考えることが大事。」
心に響いた言葉である。 -
Posted by ブクログ
「若者」の心を、ここまで理解しようとしている、現に理解している大人がいるのかと感心した。
自分と異なる感覚を持った若い世代を理解するための気力と体力を惜しむあまり、若者を自らに馴染のあるやり方に無理やり押し込もうとする怠惰な大人のなんと多いことだろうか。
異質なものを受け入れ、理解し、さらに共生していくためには、非常な努力が必要なのだ。
職業柄、若者と密接に関わることが多いとはいえ、筆者にとっても現代の若者は「異質」な存在であろう。そういう異質なものを前にして、「これだからダメなんだよね〜」と責めるわけでも、はたまた「悪いのは若者じゃない、我々大人なんだ!」というような若者弁護に走るでもなく、静かで客観的なスタンスは保ちながら、しっかりと彼らの悩みや痛みに耳を傾ける、筆者の柔らかな精神性に共感を覚えた。
この本に問題があるとしたら、それは「ここで説明されている若者とは、香山リカ的な『若者』像に過ぎない」という点に尽きるのではないか。これを読めば若者の全てがわかる、と言ったら当の若者たちは(私自身も含めて)腹を立てるだろう。大切なのは完璧な説明が施されていることではなく、ここで指摘されている「法則」(「いつも誰かとつながっていたいの法則」「関係ないことにかまっちゃいられないの法則」「いつかはリスペクトしたい・されたいの法則」など)と、学校・笑顔・ジェンダーといったコラムの内容に、「たしかにそういう説明ができるかもしれない」、とハッと気付かされることだと思う。そういう意味で、この本にはなるほどなー、と思う所が多かった。 -
Posted by ブクログ
香山リカの本は読んでいて気持ちが良いです。すぱっと私がもどかしく思っていた事を言い切ってくれます。
香山リカの視点、考え方と、私の考え方は似ていて、共通点が多いことから共感が出来るのですが。
どうも、世間では彼女に対するバッシングが多いようですね……。
彼女はまともな考えを持つ人間だと思うのですが、それはさておき。
「B型人間は自己中心」だの、「平和」「反戦」思想は今やタブーだのとか……鋭く突っ込んでいきます。
そういえば私の親友はB型ですが、とんでもない! 真面目なタイプで、約束もきちんと守ろうとする人ですよ。
自己中心というのは、確かにB型にも当てはまりますが、A型、AB型、O型にだって自己中心は当てはまりますよ?
B型だけを非難するのは大間違いだ、と香山リカは懸念を示しています。
そういった突っ込みをしてくれるので、読んでいて気持ちが良いです。
あくまでも、彼女は専門外のことで疑問を持ち、突っ込んでいるだけなので、それ以上の詳細は専門家にお任せ、ということでしょうか。
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Posted by ブクログ
香山リカの老後がこわいを読みました。シングルの女性がだんだん年老いていくとどのような老後がやってくるのか、ということを考察した本でした。老人の一人暮らしで、持ち家もないという場合、どのくらいのお金を用意しておかなければならないのか。リタイアした女性の一人暮らしではどんな困難が待っているのか。女性の一人暮らしでその人が死んだ後どうなるのか。私は古い価値観を持っているので、女性は家族に囲まれて老いていくのが幸せだ、というふうに思っているのですが、いろいろな都合でそれがままならない場合もあるわけですね。この本を読んで違和感があったのは、母親と娘が共生関係になってしまって結婚しようとしない、とか、シングルの女性が子供ではなく自分の言いなりになるペットを飼って満足しているというなエピソードです。該当する女性はたくさんいるのでしょうが、男性に興味を持たない、子供を育てようとしないというこれらの状態はちょっと病的なように感じてしまいます。