香山リカのレビュー一覧

  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート

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    読みやすいし、多くのプロフェッショナルの意見に触れるいい機会にはなったのだが、著書間の考え方に相違がかなりある、そのギャップに耳がキーンとしてしまう。それも含めて読書に考えさせる気か。
    箭内氏と矢沢永吉のエピソードが痺れた。

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    2021年07月18日
  • がちナショナリズム ――「愛国者」たちの不安の正体

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    大きな国民国家形成、ナショナリズムの形成には人間の心のメカニズムを知り操ることでスムーズに政治を動かせるのだとわかった。「反動形成、躁的防衛などの心のメカニズムによってより強いものを求め自らを擬態させ内なる不安を打ち消そうとする=同一化」人間は自らのアイデンティティの揺らぎを政治的批判を行うことで、確率させようとする傾向があるのだとわかった。愛国心とは何か。どこから湧いてくるのか、なぜ批判者は生まれるのか。と疑問がたくさん生まれた。

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    2021年06月03日
  • 「発達障害」と言いたがる人たち

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    ・そもそも診断基準が確立していない
    ・今診断が降りても10年後には降りていない可能性がある
    ・主観と客観に基づく以上、診断は難しい

    そりゃあグレーゾーンにもなるよなぁ。ADHDという診断書が欲しいために病院行く人って割と何考えてるんだろうと思うんだけど、精神病院にかかる行為への抵抗感が今の若い世代にないってのが本質な気がする。彼らは内科と心療内科を恐らくほぼ同格に見ている。うつは甘えどころかうつは個性だと前向きに捉えるようになれば、アイデンティティを2000円で付与してもらえるなら、安いもんだよな確かに。うつのコミュニティなんかTwitterでよく見るし、パスポートみたいなもんなのかも。SN

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    2021年05月29日
  • 振り回されない生き方

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    人生の怒りは誰かに「振り回される」ことに起因している。健康も過度に痩せることが良しとされ、美容も老いを悪と捉える価値観に支配され、資本主義の中でお金の不安に常にさらされ、固定的な親と子の理想的関係という虚像に縛られて生きている人は多い。適度に距離感と冷めた目を持って自分と周囲の状況を客観視すれば、自分の意思で自分のペースで選択できるのに、思い込み、とらわれることで振り回され、コントロールできないがゆえに怒りを感じて生きることになる。
    絶望的な状況の時には信頼できる人に敢えて振り回されてみるのも一手だが、基本的には自分を冷静に見つめる目を持つことで自分を取り戻すことが大事である。
    (一般論として

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    2021年05月26日
  • 「発達障害」と言いたがる人たち

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    そもそも医学的に発達障害は
    まだ明確に定義がされておらず
    (正確に言えば定義が更新されていない)
    まだ未知の部分があるということを知りました。

    「発達障害」というラベル付けをすることで
    自分自身が劣っているわけではないと安心し、
    すんなりと対処行動に移していくという点は
    「うつ病」と診断されることで
    肩の荷が降りて仕事を休むことができる
    といった心理構造に似ているかな、と。

    誰かに言ってもらって、はじめて行動ができる
    という点は何か私たちの世代起きている変化なのかな...

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    2020年10月27日
  • 親子という病

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    一番身近な「親子」の問題について、さまざまな事例をもとに考察した本。

    あらゆる人間関係の中で「親子」とは、一番濃密な関係であるがゆえにお互いの気持ちのすれ違いが起こりやすく、かなり難しい問題なのかもしれません。

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    2020年09月23日
  • 〈じぶん〉を愛するということ 私探しと自己愛

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    90年代に誕生した「私探し」という現象について人間心理やサブカルチャーの視点から考察した本。

    「私(自分)探し」をしようとする心理的背景や「私探し」の迷路にはまらないための考え方などが書かれています。

    「自分」は少しずつ変わっていくものであって、スイッチを入れて突然に変わるものではありません。

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    2020年09月16日
  • フェミニストとオタクはなぜ相性が悪いのか 「性の商品化」と「表現の自由」を再考する

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    全体的には問題点をしっかり指摘しているなと感じたけど、女性がするいわゆる「女らしい」行動全てを「男に媚びる」ことを目的とするものとして見ているのは賛成できない
    名古屋巻きとか、子供っぽい格好をするのも全てが媚びる為にしている訳ではないでしょ

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    2020年08月12日
  • 比べずにはいられない症候群

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    筆者の様々な体験に基づき、様々なタイプの比べ合いについて語られている。内容が内容なだけに、どうしても主観的になってしまうのは仕方ないと思う。その中で、一つでも共感できるものがあればいいといった感じか。基本女性目線での話である。
    自分もいくつか当てはまることがあったので、考え方を変えてみようと思った。

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    2020年06月16日
  • 「発達障害」と言いたがる人たち

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    全般的にハッとする事が書かれているような本ではなかった。タイトル通りです。

    大人はいい、自分で発達障害がある事を公言すればいいと思う。

    けど子どもが標的になるのはかわいそうすぎる。

    発達の遅れが認められた1〜6歳の子どもに治療を行っても、学校の成績、運動技術、メンタルヘルス、生活の質、生存率、成人時の機能のどれかが改善したという報告はない、さらには本当は発達の遅れがないのに検査で発達の遅れありと判定されてしまう割合は検査方法によって16〜22%にもなるという報告。

    親を含めた大人が楽になりたいだけなのでは?と思う事もある。

    やっぱり子どもをむやみに医療機関に連れて行ってはいけないのだ

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    2020年06月09日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    あまり自分には関係ないかもと思いながら読んだが、やはりそうであった。
    というか、自分の考え方に近い考え方であった。
    しがみつかない、というか、自分がコントロール可能なことに集中して、不可能なことに激しく気が付いたり、自分を責めたりしない、期待しすぎない、ということかと。

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    2020年04月22日
  • 「発達障害」と言いたがる人たち

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    「発達障害」という観点から、現代社会を見るのに役立つ本という印象。本書の最後に著者も述べているが、岩波明氏や本田秀夫氏の著書を読んでみるともっと深く「発達障害」について知ることができるであろう。

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    2020年04月15日
  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?

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    私は子供が将来欲しいなと思ってこの本を読みました。この本で驚きだったのは、生涯出産未経験の女性が20%強いること…全然珍しいことじゃないんですね。
    私自身、この後のキャリアをどうしていくか考える一助になりました。

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    2020年03月10日
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート

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    ネタバレ

    「その他大勢」から抜け出す思考術

    「ぬるま湯」から出なさい!丹羽宇一郎
    ・お金とやりがいを得るには→課題をもつこと
    ・仕事をとおして人間として立派になる→苦しい部署の方が人を育てる。そういう環境を喜ぶ
    人は仕事で磨かれる!
    ・能力に差はない→継続した努力ができるかどうか
    →努力を続けると→才能が開花する
    人の能力に「差」はない!→「努力」で差がつく!
    ・とことん働くとやりがいも自分らしい人間性も得れる。
    苦しんだり悩んだりするから成長できる。
    ・自分を、理性的にコントロールする。
    ・「信用、、信頼」できるか、できないか
    ビジネスは、「全人格の戦い」

    あなたの「ブランド」のつくり方 藤巻幸夫

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    2020年03月08日
  • オジサンはなぜカン違いするのか

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    文字通りオジサンがなぜ上から目線になってしまうのかを説いた一冊。

    著者の被害妄想的な面も感じたものの、昔なら許されたことでも、今ならパワハラ・セクハラに該当してしまうということがよくわかった。

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    2020年02月05日
  • オジサンはなぜカン違いするのか

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    時代とともに常識は変わり、良好な人間関係を築くには、それに適応していくことが大事。
    でも一方で、変質してはならないことも多くあるのではとも思う。ポピュニズムが台頭しやすい時代だからこそ。

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    2020年01月15日
  • うつで困ったときに開く本

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    ●読んで得たもの
     うつ病がどういったものか。
     抗うつ薬(SSRI)、心理療法とは何か。

    ●感想
     うつに関するQ&A形式で書かれているため読みやすい。
     また、自分が持つ疑問が一致する箇所だけを読めばよいという利点もある。
     うつ病は『セロトニンを節約するつもりで、脳を働かせないのがいちばんの回復の早道』であることが理解できた。

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    2019年12月10日
  • 「発達障害」と言いたがる人たち

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    「広汎性発達障害」の診断を受けた息子がいます。
    最近NHKなどで「発達障害」について取り上げられることが多く、世間的な認知度、理解度がアップすることは喜ばしい、と思っていました。
    が、医者の立場から見ると、おしゃれアイテムの一つみたいに「発達障害」の診断を欲しがる人が増えているんですね。
    もちろん困りごとを抱えているのは間違いないからこそ、受診に至るってことなんでしょうが、身辺周囲の困難を自分の内面から解決するのを回避しているだけ?と思ってしまいます。
    「発達障害」とわかってホッとする人はもちろんいますが、障害を持って生まれたことに苦しんでいる人の方が圧倒的に多いし、そもそも生きづらさてんこ盛

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    2019年11月22日
  • 「独裁」入門

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    努めて冷静に反橋下論を展開しているが、多少感情的になっていることが伝わってくる。
    人間なんだから悪口を言われればムカつくのは仕方のないところ。
    内容は確かに「イエスかノーか」という二者択一、反論するには代案を用意しないといけない、曖昧を許さない、ムダの排除など、一見よさそうで実は危険とも思える。
    中間層の庶民を味方につけるやり方は上手だが、こちらが思考停止にならないよう気をつける必要があるのは著者と同意見だ。
    今後はさらにネットやツイッター、メディア報道、テレビのニュースにいたるまで鵜呑みにせず吟味して判断しないといけない。

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    2019年09月23日
  • 女性の「定年後」

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    ネタバレ

    共通一次試験世代以降の女性たち
    「もう少し頑張ればもうワンランク上の志望校を狙えますよ」
    「いまがんばらなければ二度と手に入りません」
    という言葉に弱い

    確かに~と笑ってしまった
    つい頑張ってしまうのた がむしゃらに
    だからこそ定年間際になって「これで良かったのか?」
    と立ち止まってしまうのかも

    自分さがしは若者の特権ではなく いまや50代60代が中心だとか
    そこにフォーカスした商売も多く出てきている

    これにも納得
    今までの自分をすべて否定して「新しい自分」とか思うようになったら
    とりあえずいまやっていること、読んでいること、あっている人から離れ
    綺麗な景色を眺めにでかけること

    そうだ

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    2019年09月18日