香山リカのレビュー一覧

  • 「発達障害」と言いたがる人たち

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    確かに、最近大人も含めて、発達障害という人が
    多くなった気がします。
    昔息子が、そうであるといわれたときには、ショック
    だったし、嘘だろうと思ったのはよく覚えています。
    最近は、大人の中に自分の個性やアイデンティティとして
    発達障害であることを望む人がいるというのは
    非常にショックです。

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    2018年07月29日
  • 悪いのは私じゃない症候群

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    「悪いのは私じゃない」と抗弁する人は、近年確かに多い。しかし、そう人に限って、周りを巻き込み、周りに迷惑をかけ、周りを振り回し、自己中心的な人が多いような気がする、と感じ、本書を手にとってみた。
    結果、対処療法はあまり書かれておらず、いろんな場面での「悪いには私じゃない症候群」の事例が紹介されているといった印象。新自由主義と成果主義が背景にあるといった意見と、「悪いのは私じゃない症候群」、結局誰も得をしないというのが、結論か。

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    2018年07月24日
  • 振り回されない生き方

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    精神科医の著者による、人生を自分でコントロールしている感覚をもって生きるための本。内容は薄いが、読みやすい。

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    2018年04月16日
  • 「わかってもらいたい」という病

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    当たり前、と言えば、当たり前なんだけど。
    大人になってから、自分の全てを受け入れてもらうなんて、無理に決まってんだろ。
    「いろんな人に少しずつわかってもらえばいい」というあとがきの一文が、一番実用的かと思いました。

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    2018年03月30日
  • 雅子さまと「新型うつ」

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    精神科医である香山リカから見た雅子さまのご容態の推察と、新型うつについてがテーマ。
    新型うつがどのようなものとされているのか、当時高校生だった自分でも読めたので、専門家ではないんだけど知識を持ちたい、新型うつへの理解をすすめたい、という目的ならいいヒントになると思う。

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    2018年03月01日
  • なぜ日本人は劣化したか

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    香山リカが、日本人からモラルが失われつつあることを嘆き、「正当な権利」と「個人の身勝手」が混同されてしまっていることを批判するという、保守論客のような口ぶりで語っていることに、まずは驚かされました。

    それでも後半になると、小泉内閣の頃に見られた新自由主義の隆盛を、スパンの長い問題を考える知力や想像力の「劣化」という心理的な要因によって説明するという、著者らしい議論が見られます。もっとも新自由主義の問題を心理的な要因に還元することはできないのでしょうが、精神科医である著者の立場からこの問題に切り込むとこうした議論になるというのはそれなりに理解できます。

    ただ、たとえば「劣化」の例として、『奥

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    2018年02月27日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    著者はこれまでの著作でも、勝ち組/負け組を選別する風潮への批判をくり返し表明しています。本書にもそうした基調を見てとることができますが、あつかわれている内容が雑然としているように感じました。

    恋愛にすべてを捧げるような生き方や、仕事に夢を求める生き方を理想化してしまうことで、かえって苦しんでいるひとたちいます。著者はそうした人びとに向けて、平凡で穏やかに暮らせる「ふつうの幸せ」を見なおすことを説きます。また、自分が生まれた意味についてゆるぎない確信を抱いているのは、新興宗教などにハマッたひとや、精神の病で「私は世界を救う救世主だ」といった妄想を抱いているひとくらいだと述べて、自分の生きる意味

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    2018年02月27日
  • 「いじめ」や「差別」をなくすためにできること

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    いじめや差別を見つけても、否認してしまい、なかったことにする、気づかなかったとこにしがち。だが、それが現実に存在することを認めるだけでも状況は違ってくる。確かに、その呼び名ができることで、そのような状態に気づくことはとても多い。例えば、パワハラ、セクハラ、など。実際に何か行動を起こすべきなのは、被害者当事者ではないことなど、非常に無理がなく、参考になる内容だった。

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    2018年01月14日
  • イヌネコにしか心を開けない人たち

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    ネタバレ

    タイトルを見て「あ、はい」て返事をしたくなった。

    そういう人たちを否定している本かと思ったら、ただ分析していて特に結論めいたものはなく、ちょっと肩透かしな感じはあった。
    否定されたかったわけじゃないんだけど、もうちょっと踏み込んで!と思った。

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    2017年11月26日
  • 50オトコはなぜ劣化したのか(小学館新書)

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    世代でひとくくりにされると
    納得いかないこともあるし
    「劣化」とまで言われますと
    そっちも 劣化してるじゃないか
    と怒られそうですが
    同世代の女性から見て
    なんとなく 覇気がない
    というのは あるんでしょうね
    私も 改めて50代男性を
    考えてみれば
    話しやすくて 気さくだけど
    ハラスメントについては
    感覚がにぶいな と思うときもあった

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    2017年10月17日
  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?

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    なるほど、そういう分析・見解もあるのね。といった感じ。子を持つ可能性も持たない・持てない可能性もある立場の自分としては、ニュートラルにいたいと思いつつも、色んな迷いや感情が湧いたのもまた事実。

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    2017年08月07日
  • 50オトコはなぜ劣化したのか(小学館新書)

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    2015年に50代の男性は、上の世代、下の世代、同世代の女性、いずれと比べても、存在感がない。好景気の中で、ひたすら傍観者に徹して、気楽に贅沢に生きてきた。やさしさ、おちもしろさ、センスの良さ、マイホーム主義は良いが、長いものに巻かれろ・政治に関わりたくない、というのはやめよう。

    50オトコ全般ではなく、1955〜1965生まれと限定されており、背景には生まれ育った社会状況がある、というのが読んでわかりました。

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    2017年07月16日
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち

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    鬱だと言うと会社をクビになってしまう中小企業の社員と、鬱ではないのに鬱だと言って職場を休んで海外旅行に出かける官公庁や大企業の社員という、両極端な問題を指摘している本。鬱だと言って得をしている人がいるせいで、本当の鬱の患者が窮地に立たされるという、1つの格差の問題として捉えているところが新しい。

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    2017年05月17日
  • 50オトコはなぜ劣化したのか(小学館新書)

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    心理学者として有名な香山リカのエッセイ。

    確かにうなずかされる個所もあるものの、著者の主観で「50代の男は頼りない」と言ってる感じで、今一つ説得力に欠ける感じ。

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    2017年05月07日
  • 「むくわれない生き方」を変える本

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    「むくわれた」「むくわれる」などはその時の状況や立場に寄って感じ方は違う。そう言ったことは自分の頭の中の悪循環を生んだり意味のないこと。
    他人と較べるから生まれる感情かもしれない。

    ただ、その時納得しても、時がたてばやはり自分の中に湧き出る感情・思いに支配されそうになる。

    繰り返し読んで生き方、考え方の修正が必要な自分がいます

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    2017年02月23日
  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?

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    ネタバレ

    子無しというライフスタイル
    確かに、自分で選択している人もいれば、ならざるを得ない状況の人もいるから、一概にバッサリ切ることは出来ないんですね。そもそも出会い、の有無も原点にあるわけで。
    物事のいろんな見方を教えてくれた一冊でした。
    後半はちょっと面白くなかったかなあ、、

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    2017年02月17日
  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?

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    ネタバレ

    読むのがなんかつらかった。鈴木保奈美が主演のドラマがあったようだが、見ていない。録画したか、始めの数分で見るのをやめてしまった。その後、なんとなく見る気が起こらずに、録画は消去した。子供のいる鈴木保奈美が、ノンママを演じているのになんとなく違和感を感じたかもしれない。自分には関係のない他人事では、なんとなくすまなかったので、本を買った。

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    2016年11月12日
  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?

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    副題にある「子のない女はダメですか?」という問いかけへの私の結論は「もちろん、ダメでは無い」だ。今や3割近い女性が子供を出産しないという時代に突入している。慌てるのはもちろん国だ。少子化対策に必死になり過ぎ、「ノンママ」という、子供のいない女性の生きづらさ、肩身の狭さに全く気付いていない。繊細な問題なのに、「産め、産め」の連呼。子育ても大変なのだが、子供がいないのも大変。「子なしハラスメント」の実情はかなり深刻な問題だ。子供のいる女性、いない女性の女性同士の垣根を取り払うことから何か始めれないだろうか。

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    2016年11月08日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    成功者:運が良かっただけだが、本人はそれを認められない。努力の結果だと考える。

    まあ、でも、皆、多かれ少なかれ運が良かったと思っているのではないか。

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    2016年10月16日
  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?

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    子どもを産まず育てずにある程度の年齢になった女性、ノンママ。
    その生きづらさやノンママハラスメントに対抗することを肯定してくれる本。

    P180そしてこの感覚は、「晩婚化問題」「少子化問題」が、外交問題や年金問題とまったく同じ次元で政治家や識者たちによって論じられるのを見て、いま私たちが覚える違和感とも通じているのではないか。

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    2016年10月11日