香山リカのレビュー一覧

  • 執着 生きづらさの正体

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    恋人や親子間など人間関係における執着から、現代ならではのSNSやジェンダー、成長に対する執着まで、どれも「分かる〜〜」となった。
    現代人なら一つは共感できることがあるのではないでしょうか。
    最後の章ではしっかり執着から解放されるためのプロセスが書いてあるのでご安心を。
    自分自身がそうですが、結局あれこれ余計なことを考えすぎるからいけないんだなと。
    ひたすら目の前の今できることやれることをやろうと思いました。

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    2021年01月26日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    精神科医として長年臨床の現場で働いてきた著者が現代の世の中で「当然」として考えられていることにそれってホントにそうなの?と疑問を呈するようなエッセイのようなもの。

    系統立てられているわけでも、原因-結果系が書かれているモノではないので、何かを深く学び取るのは難しいかもしれないが、そういう考え方っていいかもと思えるところはある。

    章立てもなかなか面白い

    0.ほしいのは「ふつうの幸せ」
    1. 恋愛にすべてを捧げない
    2. 自慢・自己PRをしない
    3. すぐに白黒つけない
    4. 老病死で落ち込まない
    5. すぐに水に流さない
    6. 仕事に夢を求めない
    7. 子どもにしがみつかない
    8. お金に

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    2020年10月17日
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート

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    読みやすい。そして著者が錚々たるメンバー。いろんな人に悩みのアドバイスをもらっているような気分で読める。

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    2020年06月13日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    ふつうの幸せを取り戻すための基本ルール=「しがみつかない」という心や姿勢。
    納得できる内容が多かった。
    人生はっきり決められることばかりではなく、曖昧なことが多いし、それでいいというところに安心感。

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    2020年05月12日
  • 比べずにはいられない症候群

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    向上心がなくて、他の人と比べてしまう時に、向上心があるから偉いわけではないと言うことがわかりました。向上心がなくても、時間を持て余してだらだら過ごすのも悪いことじゃない。

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    2020年04月16日
  • 母親はなぜ生きづらいか

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    なぜ育児は女性が中心なのか疑問だったが、歴史的な流れだったと知ることができ整理ができた。
    (武士の時代では教育は父が中心。戦争の時代に男性は戦力、女性は家庭内でという役割分担を政府が強制)
    イエ制度から、個人の努力で仕事を得られる時代となり終わらない子育てが始まる。
    シングル女性も子育て中の主婦も私ってこれでいいのだろうかと不安を抱えたまま、自己肯定しているふりをしなくてはならない。
    三歳児神話は動物行動学の理論を育児に適用したイギリスの学者が提唱した。しかしこの理論はいろいろ問題があると判明。また、神経神話もエビデンスはない。なのでいろいろなセオリーに振り回されて育児ノイローゼになる方が周り

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    2020年03月16日
  • 親子という病

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     息子は母への幻想を抱き、娘は母に支配される。だから娘にとっては、「母がしんどい」ことが起こる。とても納得できた。
     また、母という存在は、子供を無条件に愛するものという〝幻想〟が、多くの母子を苦しめてきたのだと感じた。親子であろうと、愛せないことはある。その事実を知ると、心が楽になって、親とも肩の力を抜いて過ごせそうだと思う。
     最後に、速く自立したいと本書を読んで心より思った。

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    2020年02月12日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    特に意味とか目指さずに、淡々と生きていく。
    そういう足元の大切さ。

    「とりあえず自分に与えられている仕事、役割、人間関係に力を注ぎ、何かがうまくいったら喜んだり得意に思ったりすればよいし、そうでないときには悲しんだり傷ついたり、また気持ちを取り直して歩きだしたりする。そんな一喜一憂を積み重ねながら、どこから来たのか、どこに向かっているのかもわからないまま、人生の道を歩いていくその足取りの中で、しみじみとした味わいや満足が得られるのではないか。」

    努力をして、人生を楽しみつつも、無理をしない、というか。無為自然。

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    2020年01月02日
  • 気にしない技術

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    同著者の看取りに関する本を積読?中なのだが
    本のタイトルに心奪われた。

    読んでいくとなるほどの連続。
    そのなかでも健康に縛られて、トレーニングや食事にこだわり過ぎる事に対する指摘はドンピシャで痛い。
    もっと早く出会えていたら、過去の自分に読ませてやりたいくらい。
    あとは暗ければ暗いほど、明るい演技はやりやすい。
    コミュニケーションは相手に喋ってもらう、などの話も面白かった。

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    2019年12月05日
  • オジサンはなぜカン違いするのか

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    この本はとても説明が丁寧でかつ配慮があって、納得できるものであった。ただ、ここで挙げられているオジサンは、この本を読んでも「自分は違う」と受け取って、改善はされないのだろうと思う。
    反対に、もともと十分気をつけている人は、本書を読んであらためて気をつけるだろう。
    そういう意味では、オジサンになる前の多くの男性が読んで、やり直せるうちにやり直し、女性に迷惑をかける人や頻度が少しでも減らすのがよい。

    私もいろいろやってしまっているかもしれないが、基本的に「相手は私に好意を抱くはずがない」と思って対応しているので、大きく害を与えてはいないと願っている。

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    2019年11月30日
  • 「発達障害」と言いたがる人たち

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    タイトルからすると、精神科医の香山リカさんが、この診断名を求める人を批判的に書いている物かと思うが、そうではなかった。
    '大人の発達障害'が注目されるようになったのは、ここ数年の事だが、それに伴って増えている受診者とそれらを取り巻く世間の風潮などについて、医師の目で興味深く語られている。

    アスペルガー症候群という言葉は割とよく耳にし、'アスペ'などと略語で呼ばれるほどだが、そのアスペルガー症候群という言葉は、最新の精神科医のガイドラインからは消えて、自閉症スペクトラムという言い方に変わったそうだ。この事からも分かるように、まだカテゴライズが流動的なので

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    2019年11月04日
  • オジサンはなぜカン違いするのか

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    香山リカ先生の文章が結構好きなのでオジサン街道まっしぐら(笑)の40代の僕が読んでみました。本書では、一応オジサンの定義を『50代以降の男性』としているので僕はまだぎりぎりセーフです(笑)。

    結論的にいうと、オジサンが何事においても優先していた価値観は今の時代にはまったくマッチしていないということですね。

    昭和、平成、令和と3つの時代を経て、世のオジサン達は『仕事』に全てをかけて生きてきました。
    テレビをつければ若々しい時任三郎が颯爽としたスーツ姿で
       『24時間タタカエマスカ!
        ビジネスマ~ン、ビジネスマ~ン
        ジャパニーズ・ビジネスマ~~~ン』
    と清涼飲料水を片手に歌

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    2019年07月30日
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

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    著者の言いたいことはよくわかるが、一部スッキリしないところもあった。「頑張りたくても頑張れない多数の人々」を肯定しているが、すべての人々を擁護すべきかどうかはまた別の問題ではないだろうか。他人や組織への甘えから抜けられない人も多い割合で存在している。勝間さんほどの結果を出すことは無理だろうが、そこそこ前向きな考え方も必要では?

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    2019年01月10日
  • 女性の「定年後」

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    定年後にやることに恋愛が入っていて、羨ましいのともういいやと。まだそういう気持ちになれたらよかろうとは思うのだが。

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    2018年11月24日
  • 「むくわれない生き方」を変える本

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    なかなか研究上を結ばないのは、環境のせい私私の能力のせいばかりではなくて、私が現場で10分、満足しているからなのだ
    今のままでいいんだと気づけただけでも私は十分に報われたのではないかと思っている。

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    2018年11月13日
  • 女性の「定年後」

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    年齢的にそろそろ先のことが気になっていて、この本の題名にとても惹かれて読みました。
    たしかに、今の自分世代は親の時代よりも明らかに違う、それでも年齢が若いわけではなく、50歳は50年生きてきたのだと思う。
    まだまだやれることはあるし、やりたい事もあるので、そう思ったその時が一番若いのだから、色々やってみようと思う。
    そして70歳になったら老人ホームに入ろうかな。
    その頃には安くて良いところが増えていることを望むばかりです。

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    2018年11月04日
  • 「発達障害」と言いたがる人たち

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    近年自分自身を発達障害ではないかと疑い始めていることもあり読んでみた。

    ・発達障害を取り巻く環境、これまでの経緯などが易しく書かれていて読みやすい。

    ・発達障害の概念が精神科医でさえ難解だと感じるほど複雑なものであり、定量的に「あなたは発達障害だ/ではない」と決定できるようなものではないらしい。当事者にとっては不安かもしれないが、今後この概念の研究がどのように進むのかに着目しようと思う

    以下の記述は少し納得できない点があった。
    ・4章p.110~p.114のあたりに「人との直接的なコミュニケーションを重視しない人(本文中でASD型人間などと記述、要はグレーゾーンの人を指していると思われる

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    2018年06月24日
  • 比べずにはいられない症候群

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    男性でも色々と気づかされる本

    この本は、女性の視点で書かれているので、男の私には、初め違和感がありました。
    しかし、女性をそのまま男性に置き換えて読めるところが多いと気づきました。
    また、女性から見た人生観や結婚観などは、男として大変参考になりました。
    私には、毎日電話で職場の愚痴や親への不満を言ってくる友達がいて困っています。
    大抵、愚痴を聞いて欲しいだけで、人の意見など求めていないのですが、たまに選択肢を丸投げして来ます。
    そんな時、相手に自分で判断させるよう誘導するための指南書になると思いました。

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    2018年02月09日
  • フェミニストとオタクはなぜ相性が悪いのか 「性の商品化」と「表現の自由」を再考する

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    フェミニズム的な価値観を多少なりとも持ちながら、オタク(二次元やサブカルチャーを好む人という意味でのオタク)でもある女性には、ジレンマがあるんじゃないだろうか。
    AKBや美少女アニメのような「ロリコン文化」を(異性愛者でマジョリティに属する)男性に近い目線で好み、そこにいる女の子たちを値踏みしたり、応援したりすることを楽しんでいる。一方で、それが少女たちを支配し消費する暴力的な行為だという認識もあって、同じ女性である自分が荷担してしまっていることに罪悪感を覚えてもいる。少なくとも私はそうだ。
    常に頭の隅にそういう思いがありながら、二次元やサブカルチャーを娯楽にしている。そこでこの本を見かけて手

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    2018年02月23日
  • 気にしない技術

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    プロローグの内容が、自分ならずっと気にしてしまいそうだなと思う例だったので筆者に感情移入しやすく、非常に読みやすかった。
    凹んだ時に読みたい本

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    2017年08月03日