【感想・ネタバレ】しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルールのレビュー

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読みやすい1冊
まあまあの生き方や、普通の幸せを求める生き方に関するエッセンスが満載
まずは他人と比較することをやめて、肩の力を抜いて生きよう

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2017年05月26日

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香山さんの主張は、理論的構築はいつも雑(というのか想定しいるのか謎)ですが、病院での診察やメディアで流布されている言説などから経験的に導きだす意見は、現代の問題の本質をさっとひと突きしているような鋭さをときどき垣間見せるという印象がある。
この本では、恋愛にのめりこむことで他の生活や仕事や趣味は充実しているはずなのに自分は不幸だと陥ってしまう現代女性の悩みの増加、日本人は水に流す性格といわれるが幸せは思い出せないのに辛いことばかり記憶しているという傾向、パンのために働いてはいるだけではダメのか、生きている意味など分かるのかなど、すごく現代の人が囚われていることに対してもっと自由になって「こただわずに」「しがみつかずに」生きようというメッセージを発信している。この本を読んでみて、自分がこれらのものに気が付かない間に至上の価値観をおいてがんじがらめになっていたなと気が付かされた。

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2017年04月09日

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生き方について知りたくて読書。

勝間さんへの批判本として有名になった本。読んでみるとそれほどでもないっという感想。

社会人となった2000年以降の社会の動き、トレンドのようなものを知ることができ勉強させてもらった。

バブル崩壊後の長引く不況、目の前の現実になった社会不安、経済市場主義への支持、ホリエモン時代、そして、勝間さんの登場と続く。

著者のいうふつうの幸せすら分からなくなっているように思う。

p26のJFK大学生比較調査はショックを受けた。2005年の発表なので、彼らはすでに社会人となる。ここに日本の社会全体の縮図的なものを感じる。

人を信用できない、また、されてないと感じる。
日本人として悲しすぎる結果である。

今普通に生活はできているが、先々に起こるかどうか分からないことを想像して不安に感じる。不満、不安、寂しさ、空しさ、悲しさを覚える。

それが今の第何次か目の成功本ブームや勝間さんが支持される要因のひとつなんだと思う。

勝間さんも著者も自分は好きである。双方のいいところ、自分にとって必要だと感じることだけを取り入れさせてもらっている。それでいいと思う。

人間、自分に絶対の自信を持っている人はいないと思う。いるとしたらカルト信者か精神病の人と著者は述べている。

日々、自分の生き方や存在を考え、試行錯誤、好調もあれば不調もあり、人生という波を上手に波乗りしていくものだと思う。

読書時間:約1時間

昨日、堀江さんの本、そして今日は香山さんの本を手に取ったのは何の潜在意識からのメッセージなのであろうか?

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2019年01月16日

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何事にもしがみつかない…
苦しみを長引かせない方法かも。
努力してもまだまだ足りないと、辛くなった人たちへ。
じゅうぶん頑張ったし、それぞれに恵まれている面もきっとあるから。

なぜそんなに苦しむのか。
なぜそこから抜け出せないのか?
実際に接している患者の様子から感じたことを踏まえて、最近の様々なトピックや話題の本も取り上げ、手際よく整理して、率直に指摘していきます。

政治の間違いで、経済や医療や雇用に大きな問題が出てきたこと、それで苦しむ人が多いことは水に流すべきでない、ときっぱり。
それ以外の個人的なことは、過ぎたことは水に流し、成功はほどほどでいいと実感することが大事ではと。

恋愛にすべてを捧げない、すぐ白黒をつけない、仕事に夢を求めない、死ぬときぐらい迷惑掛けてもいい、生まれた意味を問わない、など‥

最終章が勝間和代を目指さない、でも話題になってますね。
いや勝間さんて前向きでいいと思うけど。
リーダー的な存在なので、皆がああなれるわけじゃないから。
本があれだけ売れると、本を読んで希望を持った人が、あそこまでは結果を出せないと悩む場合が出てくるのもわからないではないです。
その人なりの路線を見いだせればいいんじゃないかな。

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2013年11月17日

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P128
仕事に夢を求めない。
「生きるため、パンの為に働いている」というのでも十分なのではないだろうか。
人はパンのみにて生きるにあらず。しかしパンなしでは愛の実戦も夢の実現も不可能なのも、また事実だ。
深い意味はなくとも仕事をし続けるのは、それ自体で結構意味のあることなのではないか。

これを伝えたい相手がいるし、私自身にも何度も言い聞かせたい。

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2021年10月14日

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精神科医として長年臨床の現場で働いてきた著者が現代の世の中で「当然」として考えられていることにそれってホントにそうなの?と疑問を呈するようなエッセイのようなもの。

系統立てられているわけでも、原因-結果系が書かれているモノではないので、何かを深く学び取るのは難しいかもしれないが、そういう考え方っていいかもと思えるところはある。

章立てもなかなか面白い

0.ほしいのは「ふつうの幸せ」
1. 恋愛にすべてを捧げない
2. 自慢・自己PRをしない
3. すぐに白黒つけない
4. 老病死で落ち込まない
5. すぐに水に流さない
6. 仕事に夢を求めない
7. 子どもにしがみつかない
8. お金にしがみつかない
9. 生まれた意味を問わない
10. 勝間和代を目指さない

しがみつかない生き方というのは仏教的だな~と思っていたけど、確かに言わんとしていることは仏教に通慈じるところは多かった。

いいなとおもった考え方

・恋愛は「この人に出会うために私は生まれた」と強く、そして簡単に生まれた意味を実感させてくれる「便利な手段」ではあるが、それは生まれた意味や生きる価値を確認する「唯一の手段」ではないのだ

・遊びや仕事に忙しい生活を送る人が生産や消費することが善、と考える社会が老いは悪という価値観を形成し、高齢者を追い詰める仕組みや制度を作っているのはないか

・これだ!と確信していたはずでも、人間の気持ちなど体調が悪かったり、ふと他人をみたりするだけで、簡単に変わってしまう。

・仕事でちょっとした失敗をしても「これはしょせん本当に好きな仕事じゃないんだから」という逃げ道ができる。パンのための仕事だからこそ、続けてこられた

・「このために生まれた」と生きる目的がはっきりひとつに決まっている人生などというのは、本人には大変なプレッシャーである。休むことも手抜きも許されない。

・「何のために生まれたのか?」に本当に答えが出ることはない。逆にこれだ、と答えが出た時は危険なのだ。

・私だって一歩間違えれば、大変な失敗者だったかもしれないと考える感覚

・人生には最高もなければ、どうしようもない最悪もなく、ただ、そこそこで、色々な生き方があるだけではないか

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2020年10月17日

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ふつうの幸せを取り戻すための基本ルール=「しがみつかない」という心や姿勢。
納得できる内容が多かった。
人生はっきり決められることばかりではなく、曖昧なことが多いし、それでいいというところに安心感。

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2020年05月12日

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ネタバレ

特に意味とか目指さずに、淡々と生きていく。
そういう足元の大切さ。

「とりあえず自分に与えられている仕事、役割、人間関係に力を注ぎ、何かがうまくいったら喜んだり得意に思ったりすればよいし、そうでないときには悲しんだり傷ついたり、また気持ちを取り直して歩きだしたりする。そんな一喜一憂を積み重ねながら、どこから来たのか、どこに向かっているのかもわからないまま、人生の道を歩いていくその足取りの中で、しみじみとした味わいや満足が得られるのではないか。」

努力をして、人生を楽しみつつも、無理をしない、というか。無為自然。

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2020年01月02日

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著者の言いたいことはよくわかるが、一部スッキリしないところもあった。「頑張りたくても頑張れない多数の人々」を肯定しているが、すべての人々を擁護すべきかどうかはまた別の問題ではないだろうか。他人や組織への甘えから抜けられない人も多い割合で存在している。勝間さんほどの結果を出すことは無理だろうが、そこそこ前向きな考え方も必要では?

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2019年01月10日

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欲がある
こだわりがある
普通とは何なのか
比べることが
それらをなくすことで幸せになれる

自分とは?がわかることが 大切なのではないか
情報が多すぎるのかもしれない

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2016年08月03日

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「ふつうの幸せを手に入れる10のルール

生まれた意味を問わないの章
職場でわたしがいなけりゃダメだと思うことはそれなりに満足感があるしやりがいも持てる。しかしわたしの代わりがあってうまく機能していくとわかったならそれはそれで軽い落胆みたいなものを感じるかもしれないけど肩の力が抜けてラクになる。なるほどね、背負い込まなくていいのだ。一歩下がって考えたらいいのだ。わたしでなくてはと思うことは気負った思いなんだと知らされた。

老・病・死で落ち込まないの章
老いはそれじたい美化されるものでもないし、経験が長いことが若さよりすぐれたものとして扱われるべきものでもない、
ようは老いは悪くもなくよい事でもない。卑下することも無くあるがままを受け入れ生きること。そう考えたら生きやすい。

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2014年02月13日

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ネタバレ

とても大切な、うまく言葉で人に伝えられないものの考え方が書かれていて、納得できたり、はっとしたりした。今の心の状態を反映してか、ものすごく苦しくなった。たぶん私がいろんなことにしがみついているからなんだろう。なんで生きてる、なんで働いてる、自分は何がしたい?周りから何を求められている?
考え出したらきりがない。こんな疑問に出会わずに生きていけたら、どんなに幸せか。だから、この本で言っていることは正しいんだろう。みんな考えすぎて、考えることをやめられなくて、苦しい。自分が手にしている、そこそこの幸せを見つめていこうか。いままでのネガティブな感情を陽転させることができるんだろうか。

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2013年12月02日

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精神科医の立場から、「普通の幸せを手に入れる方法」を提案している。

私自身はこれまでの経験から、「努力は必ず報われる」と思う派だけど、それに苦しめられた部分もある。(結果が出なかった時に、自分の努力が足りなかったと落ち込んでしまう)
タイミングや環境でそもそもそうできない状況の人がいるのに、それを忘れてしまっていて、この本を読んでハッとさせられた。
(第10章 勝間和代を目指さない)

この本を読んで、凝り固まった価値観が少し解されて気持ちが楽になった。

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2022年04月17日

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努力すれば必ず報われる❗という熱い考え方に疑問を投げ掛けていた。
確かに、みんながヒーローになれるわけではない。今ある自分に満足することの大切さも理解できる。
しかし、それに偏りすぎるのも、なんかつまらない気がします。
大切なのは、向上心と現状を感謝し満足する気持ちの両方をバランスよく使いこなすことだと思います。
時と場合によって、向上心>満足、向上心<満足のようにコロコロ変えていって良いと思います。

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2021年08月15日

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あまり自分には関係ないかもと思いながら読んだが、やはりそうであった。
というか、自分の考え方に近い考え方であった。
しがみつかない、というか、自分がコントロール可能なことに集中して、不可能なことに激しく気が付いたり、自分を責めたりしない、期待しすぎない、ということかと。

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2020年04月22日

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古い本だが、「勝間和代を目指さない」というフレーズが印象的なこの本。
昨今、小林よしのりからもディスられており、印象は低い段階から入った訳であるが、
精一杯努力しても期待した通りならないし、恋愛やお金や仕事にしがみつかない方が良いということを延々と語った本。
諦めている人には慰めになるかもしれないし、心が楽になるところもあるかもしれないが、なかなかそのような人がこの本を読むのだろうか?(この本はかなり売れたらしいのでニーズはあったようだが)
その後、勝間和代と対談で全く噛み合わない本を出したのはある意味滑稽。

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2019年03月31日

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どんなに頑張ってもうまくいかないことはある。あるいはうまくいかない人がいる。そういう人たちに対して心を軽くしてくれる、現実的なアドバイスが書かれている。例が具体的でそういう考えもあるなと納得感はある。


しかし著者の言うことの表面的な部分を鵜呑みしてはいけない。
こんな考えの人ばかりになったら世の中どうなってしまうのかと思う。

他人が作った人生ではなく、自分の人生を歩むことが重要ということだと読み取った。
自殺者が増加し続けている現代社会に対して警鐘を鳴らしている点では著者の狙い通り。

気に入ったところ

・成否が相手にかかっているものより、自分の努力で手に入れる成功の方が貴重(p43)

・百年に一度の経済危機こそ、大きく飛躍するチャンス、という言い方をする人もいるが、もしチャンスだとしたら、それは経済的な飛躍をしたり資産を増やしたりするチャンスではなくて、「お金がいちばん大切」という人の心や社会の芯までしみついた考え方を見直すチャンスなのではないだろうか(p165)

・本当にマスコミに登場している成功者のような人生を、すべての人が歩む必要があるのだろうか。(p200)

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2018年12月30日

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著者はこれまでの著作でも、勝ち組/負け組を選別する風潮への批判をくり返し表明しています。本書にもそうした基調を見てとることができますが、あつかわれている内容が雑然としているように感じました。

恋愛にすべてを捧げるような生き方や、仕事に夢を求める生き方を理想化してしまうことで、かえって苦しんでいるひとたちいます。著者はそうした人びとに向けて、平凡で穏やかに暮らせる「ふつうの幸せ」を見なおすことを説きます。また、自分が生まれた意味についてゆるぎない確信を抱いているのは、新興宗教などにハマッたひとや、精神の病で「私は世界を救う救世主だ」といった妄想を抱いているひとくらいだと述べて、自分の生きる意味を求める風潮にも水を差しています。

就職活動で見られる自己PR合戦に対する著者の違和感には共感しました。「あなたを採用する当社のメリットはなんだと考えますか」といった質問に、20歳やそこらの学生が堂々と答えるというのも、考えてみればずいぶん厚顔無恥になることを要求しているものだと感じます。あと、肩肘を張って生きてゆくことに疲れた人びとに手を差し伸べる精神科医という立場の人びとが、本書のようなメッセージを発しつづけることも、社会にとって必要なことではないかという気がします。

ただ、本書の提唱する生き方にしても、けっして容易なことではないようにも思います。本書には、「一喜一憂を積み重ねながら、……人生の道を歩いていくその足取りの中で、しみじみとした味わいや満足が得られるのではないか、と私は考える」ということばが、さらりと語られていますが、こうした円熟した境地を「ふつうの幸せ」として提示することも、別の形のエリート主義なのではないでしょうか。多くのひとは、やはり今のままの生き方ではもの足りないと考えて、仕事での成功を夢見たり、自分らしさを求めたりせずにはいられないのではないかと思うのですが。

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2018年02月27日

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成功者:運が良かっただけだが、本人はそれを認められない。努力の結果だと考える。

まあ、でも、皆、多かれ少なかれ運が良かったと思っているのではないか。

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2016年10月16日

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一言で言ってしまえば、普通が一番ということです。無理をしても、生まれた意味を考えても幸せにはなれません。頑張れなくとも、寂しいと思ってもみんな同じ、特別悪い人生ではないと言い聞かせてくれます。

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2016年02月05日

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SNSが普及して多くの人が自己主張する世の中になったからこそ、さまざまなしがらみから解放された生活をしていくことが大切なんだと気がつかさました。
私もどっぷりと競争社会の中に浸かってしまい、他人よりも如何に秀でているかという、つまらない争いをしていたような気がします。
これからはもう少し周りを見渡すことのできる人間になりたいと思いました。
しかし、「替えのきく存在」でいる方がいいと主張している部分にはあまり共感できませんでした。
現代は非正規労働者の方が多い社会です。その方々にそんなことをやすやすと言うことができるでしょうか。筆者は医者という、生活に困らない地位のある方なのでそういったことが言えるだけだと思いました。

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2015年02月18日

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2009年出版の本。
確か当時本屋さんでもベストセラーになっていて、勝間和代vs香山リカという形でやんややんや取り上げられていた印象があって記憶に残っている。BOOKOFFで目に入ったので、購入。

読んで全体的に感じたのは「周りの価値観に踊らされずに、自分なりの価値観を大事にほどほどに生きればいいんじゃない?」というメッセージ。
まぁしかしそれがなかなかできないと思う。
何故って、多様性が受け入れられた上に情報化社会となって、勝間さん流にせよ、香山さん流にせよ、いろんなライフモデルが日常的に山程目に耳に、入ってくる世のなかだから。

ライフモデルの多様性が受け入れられてよい社会にはなったと思う反面、とても生きにくい社会になったなとも思う。
多様性が受け入れられない時代ならば、理想のモデルがわかりやすくてそこを目指せばよかったんだから、生きやすかったんじゃないかな。もちろんその画一化した理想から外れた人には生きにくかったかもしれないけど、乱暴に言うと「アウトロー」な生き方をしている自分・コミュニティとして価値は保ちやすかったのでは。

でも今は多様性を(少なくとも表面上は)受け入れてくれる社会かつ情報化社会。ありとあらゆるライフモデルが提示されまくって、あっちもアリ、こっちもアリ、右向けば左がよくみえて、左向けば右がよく見える世界。
そんな中で自分なりの価値観を信じて自分なりのライフモデルを作るもしくは選ぶのは、難しくないか?
1度情報をシャットダウンして、過ごしてみるのも必要かな。

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2014年05月24日

Posted by ブクログ

どこで自分と折り合いつけるか。
どこでしがみつかなくても満足できるようにすれば
いいのか。
もうこれで十分と思う反面、もっともっと頑張らなくちゃと
思ったり。
すぐに白黒つけない、長い目で見てみる。
10年後、20年後の自分。
「魂の傷」河合隼雄さんのことば、からだのことだけじゃなく、すべてに共通する言葉。

いくつか読んだことない本が紹介されていたので、
読んでみよう。

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2014年04月06日

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ネタバレ

勝ち組キャリア女性カツマーと対極を張る、女性心理カウンセラーの本。
読んでいて答えが出るわけではないのだが、タイトルに肩の力を抜いた人も多かったのでは。独身女性としてのいびつな思いもやや反映されている面もあるけれど。

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2014年03月09日

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わたしが父から教えられたことがぎっしり書いてあった。多くの人はこの本が言っていることに疑問をもつかもしれないが、わたしはこの本が言っていることが真実だと思う。「すぐに白黒つけない」とか「仕事に夢をもとめない」とかほんとうになっとくができる。とくにわたしがうれしかったのは最後の章の「〈勝間和代〉を目指さない」という内容が書いてあったこと。わたしはあの人の言っていることがほとんど納得できていなかったがなぜ納得できていないのかはわかっていなかった。しかし、これを読んだらはっきりした。日ごろ成功などに疑問を持っている人は読むと面白いかも。

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2013年11月08日

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幸せって、やっぱり平凡な日常の中にあるんだよなあ。

限りある人生、貪欲に楽しんでいかないと。
ビール飲みながら、好きな曲を聞き流しつつ、本を楽しむ。オイラにとって至福のひとときです。

勝間女史の著作は最初の3冊を読んで、1抜けたオイラ。
現実には目を背けて、ひたすら成功を求めて、ふと、成功なんて実は全く手の届かない場所にあるという事実に打ちのめされて。頑張り過ぎの時って、たいてい周りの景色なんて見えてないもんね。

負け犬の遠吠えと言われようが構わないもんねー♪
負け犬上等!!

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2013年12月26日

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ちょっと疲れた時に読むと、気持ちが楽になりそうです。
『仕事に夢を求めない』という指摘に納得。好きな仕事でも、時にモチベーションが下がってしまうこともある。そんな時、「向いてないのでは?」と悩むより「パンのため」と割り切って乗り切る方がずっと健全だ、と思いました。

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2016年04月15日

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TVでコメンテーターとして見かける著者。
精神科医という肩書のわりにクールなコメントをするので、
個人的に気になっていた。
時代背景と精神論かと思いきや、
自分の考えや体験も美化せずとつとつと語っていて、
クールな中にも人間味があり好感がもてる。
何度も読み返したくなる、いい本だった。

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2019年01月16日

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かねてより気になっていた1冊の本、香山リカさんの「しがみつかない生き方」を読んだ。初版発行が2009年7月30日。ちょうど1年前に発行され、様々な書評でも目にしていた。殊にあの勝間和代の馬鹿げた主張の数々に対抗する文化人として、香山リカの同書が論壇の遡上に載っていたことなどもあり、早くこの本の論拠を目にしたかった。

そして先日やっと手にとって読んだこの本の感想はといえば、まあまあ、極くごく「当たり前」のオンパレードであった。結論が当たり前なことは、同書のキャッチコピー「「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール」を目にしたときから判ってはいた。しかしながらその論拠もまた当たり前とあっては、些か白けるばかりでもある。

一言感想を述べるならば、勝間和代の主義主張にアンチであれば誰もが抱くであろうポイントをまとめたに過ぎない。だがこれだけ丁寧にまとめたのであるからして、アンチ勝間に受け入れられたのである。

時代はそれだけ、勝間和代的なムードにジャックされているのか? 等とも思わざるを得なかった。もはやブームとも云えない。すべて人間の行為の根拠を「成功」への努力に収斂させようとするかのごとくのものである。荒っぽいというだけでは云い足りない。

人間の存在理由を、そのすべてを、成功法則、効率なる概念で捉えようとするかの勝間的ブームは愚の骨頂であるが、そんな「愚」を祀り上げていくかのムーブメントは、さっさと終わらさねばならない代物の代表とも云ってよいだろう。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

駆け足で読んだので、内容はおぼろげになってしまっているのですが・・・
勝間さんの主張とよく比較されますが、比較する場合は、筆者が精神科医でストレスに弱い人たちと常時接していると言う背景を押さえてから比較するべきかなぁと思いました

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2014年03月06日

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