香山リカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
SNSが普及して多くの人が自己主張する世の中になったからこそ、さまざまなしがらみから解放された生活をしていくことが大切なんだと気がつかさました。
私もどっぷりと競争社会の中に浸かってしまい、他人よりも如何に秀でているかという、つまらない争いをしていたような気がします。
これからはもう少し周りを見渡すことのできる人間になりたいと思いました。
しかし、「替えのきく存在」でいる方がいいと主張している部分にはあまり共感できませんでした。
現代は非正規労働者の方が多い社会です。その方々にそんなことをやすやすと言うことができるでしょうか。筆者は医者という、生活に困らない地位のある方なのでそういったことが言えるだけだと思いました。 -
Posted by ブクログ
たまには、こんな真面目な本も読んでみる。笑
某小論文情報サイトの参考図書から選んだ1冊です♪
第1章の冒頭に出てきた、大学生のコピペ問題…身に覚えあるわ~。(;´Д`A
もちろん完全にコピーしたわけじゃなくて、微妙に表現変えたりとか、工作しましたけど。汗
だってそれまでマトモに論文なんて書いたことなかったし、誰も書き方教えてくれなかったからぁー…って思ってることがもう、「悪いのは私じゃない」状態ですね。反省!((人д`o)
第9章の、「自己責任」という言葉は、もともとは金融の分野で証券取引に関して使われ始めた~(165頁)という話に驚きました!Σ(゚Д゚ノ)ノ
そして福祉の分野では、責任の所在を明らかにするための言葉としては使われない、という箇所にもハッとさせられました。
どうも、自己責任=自業自得って解釈になってしまいがちですが、なるほど、自己責任とは自己決定なのですね。+( ̄ー ̄)
先手必勝、すぐ「私は悪くない」と自己防衛(あるいは他者への先制攻撃と見るか)に走らないように、かといって、過剰な自責感に陥らないように…っていう、前者にも後者にも偏りすぎない位置を目指すのが難しいですけども。余裕ないときなんかは、とくに。
でも、エピローグの「ピンチを分かち合う」という考え方に、ちょっと希望が見出せた気がします。(*^U^)人(^ⅴ^〃)
スウェーデン社会における「分かち合い」の精神(178頁)が素晴らしいですね☆
困ったとき助け合える存在がいてくれるんだと思うと、やっぱり心強いし、安心です。
「ピンチをチャンスに」って前向きな人はそれはそれでスゴイと思うし、そうやって成功を掴んだ人のことは尊敬するけれど、世の中そうはなれない人の方が圧倒的に多いですから…ね。(‐ω‐`)
あとがきで、「悪いのは私じゃない症候群」で得をする人は、誰もいない。(190頁)とは言うけれど…
いやいや!中にはそれでうまく立ち回っていけちゃうお得な人が、多分いると思いますよ。苦笑
とりあえず自分は間違いなくそんな器用タイプじゃないので、ちゃんと振る舞いを見直していこうと思います。p(´∀`)q -
Posted by ブクログ
ものごとは白か黒か、正義か悪か、に二分されるわけではなく、どちらかに決めかねることもあれば、部分的に賛成といった曖昧な立場を表明しなければならないこともある。人の発言には必ず理由があり、背景がある。諾の一言にも、そこに至るまでの様々な逡巡があり、複雑な経緯がある。機微に敏感に反応し、想像力を巡らせる必要がある。軽率な短絡は誤解を生み、無益な争いや悲劇にまで発展する。「香山氏は一回も面談もしたことがないのに病気だと診断した。一度も接触せずに病名が分かるなんてサイババか」。謂れのないつぶやきで大炎上させられた著書が、苛立つ民意を掬い取る嗅覚に優れた独裁型ヒーローの誕生に警鐘を鳴らす。警鐘は他者への思いやりを喪失した我々大衆に対するものでもある。
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はじまりは前橋市に届いた伊達直人のランドセル。最終的には、全国で何千人もの伊達直人が現れ、恵まれない子供たちのため善行に走った。最初にランドセルを贈った伊達直人は決してお金に余裕があったわけでもない。不幸な境遇にある子供たちの力になりたいとの一心に突き動かされての行為であったという。東北大震災では車椅子の女性を助け、自身は津波に流された女学生もいた。本書では精神分析、思想、経済、様々な視点からわが身をさしおいても弱者を救済する行動について論考する。あとがきには社会的公正や恵まれない子供たちのため世界を飛び回るドゥダメル氏の言葉が引用されている。「弱い人や困っている人を救うのは自然で当然のこと。理由などない」。けだし胸いっぱいに広がる清しい名言である。
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Posted by ブクログ
2009年出版の本。
確か当時本屋さんでもベストセラーになっていて、勝間和代vs香山リカという形でやんややんや取り上げられていた印象があって記憶に残っている。BOOKOFFで目に入ったので、購入。
読んで全体的に感じたのは「周りの価値観に踊らされずに、自分なりの価値観を大事にほどほどに生きればいいんじゃない?」というメッセージ。
まぁしかしそれがなかなかできないと思う。
何故って、多様性が受け入れられた上に情報化社会となって、勝間さん流にせよ、香山さん流にせよ、いろんなライフモデルが日常的に山程目に耳に、入ってくる世のなかだから。
ライフモデルの多様性が受け入れられてよい社会にはなったと思う反面、とても生きにくい社会になったなとも思う。
多様性が受け入れられない時代ならば、理想のモデルがわかりやすくてそこを目指せばよかったんだから、生きやすかったんじゃないかな。もちろんその画一化した理想から外れた人には生きにくかったかもしれないけど、乱暴に言うと「アウトロー」な生き方をしている自分・コミュニティとして価値は保ちやすかったのでは。
でも今は多様性を(少なくとも表面上は)受け入れてくれる社会かつ情報化社会。ありとあらゆるライフモデルが提示されまくって、あっちもアリ、こっちもアリ、右向けば左がよくみえて、左向けば右がよく見える世界。
そんな中で自分なりの価値観を信じて自分なりのライフモデルを作るもしくは選ぶのは、難しくないか?
1度情報をシャットダウンして、過ごしてみるのも必要かな。