【感想・ネタバレ】若者の法則のレビュー

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

若者が「若者の法則」を読んでみました(笑)

わたしは若者である。だが、本当に若者であるといえるだろうか?
そもそも、若者とは何だろう。高校生であるというだけで若者なのか?

そんな疑問を持つ高校生や、「最近の若者は・・・」といっている「オトナ」達にお薦めの本です。

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Posted by ブクログ 2016年01月16日

◎若者論を類型別に明快に語る
テレビでもよく出てくる香山リカ先生の著書。2002年に書かれた本だが、あまり古さを感じさせない。

最近の若者が考えそうなことを、6つの類型に分けて、さらにその類型ごとに詳しく解説してくれている。たとえば買い物。買い物は自分で自分をほめるために行くイメージもあるが、買...続きを読むい物に行った先で「これ似合いますよ」ととりあえず言われているにもかかわらず気持ちよくなって購入してしまい、店を出た後に買わなければよかった、となるというのだ。

これ以外にもいろんな話が書いてあるけど、まさにその「現代の若者」の真っただ中にいる私にとっては目からウロコで、自分で気付いていなかったことや、後輩・友人の行動の原理もこれを読むとわかるような気がしてくる。
書かれた当時と微妙に違うこともあるかもしれないが、現代の若者論を学習し始めるにはよいツールなのではないか。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

「若者」の心を、ここまで理解しようとしている、現に理解している大人がいるのかと感心した。
自分と異なる感覚を持った若い世代を理解するための気力と体力を惜しむあまり、若者を自らに馴染のあるやり方に無理やり押し込もうとする怠惰な大人のなんと多いことだろうか。
異質なものを受け入れ、理解し、さらに共生して...続きを読むいくためには、非常な努力が必要なのだ。
職業柄、若者と密接に関わることが多いとはいえ、筆者にとっても現代の若者は「異質」な存在であろう。そういう異質なものを前にして、「これだからダメなんだよね〜」と責めるわけでも、はたまた「悪いのは若者じゃない、我々大人なんだ!」というような若者弁護に走るでもなく、静かで客観的なスタンスは保ちながら、しっかりと彼らの悩みや痛みに耳を傾ける、筆者の柔らかな精神性に共感を覚えた。
この本に問題があるとしたら、それは「ここで説明されている若者とは、香山リカ的な『若者』像に過ぎない」という点に尽きるのではないか。これを読めば若者の全てがわかる、と言ったら当の若者たちは(私自身も含めて)腹を立てるだろう。大切なのは完璧な説明が施されていることではなく、ここで指摘されている「法則」(「いつも誰かとつながっていたいの法則」「関係ないことにかまっちゃいられないの法則」「いつかはリスペクトしたい・されたいの法則」など)と、学校・笑顔・ジェンダーといったコラムの内容に、「たしかにそういう説明ができるかもしれない」、とハッと気付かされることだと思う。そういう意味で、この本にはなるほどなー、と思う所が多かった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

大学入学時の長期休み課題本として紹介されていた本である。課題として読むべきであったのだが、楽しんで読んでしまったため課題にするのは嫌と感じてしまった思い出がある。

当時高校生であったが、なかなか楽しめる新書本であった。

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Posted by ブクログ 2012年02月02日

大学2年の頃に読んだ時は大半を共感して読めたはずなのに、今読むと強引だなあと感じるところもちらほら。年をとったということか、それともこの本が今の自分には物足りないということか。

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Posted by ブクログ 2011年12月07日

感想文みたい。読みやすくて中々、面白い。 なんか、途中で感情文みたいになってるところがあったり。笑
同意出来る所も多々。 が、ここに出てくる若者はもう大人になってるよな。ティーンエイジ達の変化は目覚ましいよ。

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Posted by ブクログ 2012年01月02日

1テーマ2~4ページで著者の考察がまとめられている、読みやすい作品です。

法則とは言い過ぎかもしれないけれど、
「若者は実はこうなのではないか?」という分析と、
「若者に対して大人はどう接していくべきか」という問いかけ
でまとめられている形式。


「なんだよ、いまどきの若者は!」なんて...続きを読む言って思考をとめてしまう大人には、少し立ち止まって他者理解をするよい機会かもしれません。

「話せば分かる」、ではないけれど、若者は世代が離れており、なおかつ「他人」であるから理解はことのほか難しいものです。

まずは他人を理解することからスタートですかね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年04月24日

[ 内容 ]
「何で電車の中でお化粧したり、ものを食べたりするんだ?」「あいさつは「どうも」しか知らないのか」「怖くて声がかけられない」…
今どきの若者の、一見理解不能・非常識とも思える行動の奥には、彼らなりの論理にもとづく真剣な思いや悩みが隠されている。
精神科医・香山リカがその「法則」を読みとき...続きを読む、つき合い方を指南する。

[ 目次 ]
1 「確かな自分をつかみたい」の法則
2 「どこかでだれかとつながりたい」の法則
3 「まず見かけや形で示してほしい」の法則
4 「関係ないことまでかまっちゃいられない」の法則
5 「似たものどうしでなごみたい」の法則
6 「いつかはリスペクトしたい、されたい」の法則

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2012年09月05日

 約10年前の書籍。イマイマな情報を提示している側面が強い書籍なので、若干に古めかしい点がないわけではないけれど、まだまだ前線で戦える本だと思います。高校入試なんかにもよく出題される文章ですね。

 個人的には香山さんのことがあまり好きではないので、やや批判的な目で読み進めていたわけですが、それでも...続きを読むなお「使える」部分はあったなーという印象。
 大きなくくりである「若者」が対象とのみ考えるのではなく、もっと具体的に「あいつ」が対象と考えた方がこの本の利用価値が増えるかも。「あいつはなんであんなことをするんだろう?」「あいつにアレをわからせるにはどうしたらいいんだろう?」ってな疑問を解くカギが入っているような入っていないような、そんな本でした。
 あ、「自分と他人は違うことをわからせるには」という考察は面白かったので、特に記憶に残っております。


【目次】
まえがき
1 「確かな自分をつかみたい」の法則
2 「どこかでだれかとつながりたい」の法則
3 「まず見かけや形で示してほしい」の法則
4 「関係ないことまでかまっちゃいられない」の法則
5 「似たものどうしでなごみたい」の法則
6 「いつかはリスペクトしたい、されたい」の法則
あとがき

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Posted by ブクログ 2010年03月12日

書かれている「若者像」と自分がほとんど重なる部分がなくて、これは自分と彼らのどちらが特殊なのだろう、と思った。僕もいちおう若者のはずなのだが。
分析の材料としているのが、若者の言動の一部だけを切り取られたものという印象が拭えず、もっと深い事例を欲しいと感じた。でもこれは本書の性質上難しいだろうから、...続きを読む「もっと知りたいという人は専門書に入ってみてくれ」ということと理解する。
各項目の最後で、「その若者をなんとかするために、まずは大人がこうならなくちゃね」という書き方をしているのだが、それがいちいち鼻につく。大人がいまの若者と付き合っていくための本だとするが、これを実際大人たちが読んでいくには、かなりの根気強さが必要なのではないか。

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Posted by ブクログ 2009年11月27日

大学教員をしている著者が日々接している学生の行動を例に、
一見無秩序に見える若者の行動言動の根底には実は一定の理念や考え方が存在することを指摘している。
若者に対して好意的な見方をしていると思われる著者には若者である自分は好感を抱いたが、
現実にはこの「若者らしさ」を全て備えている若者は存在しないと...続きを読む思った。
もちろん著者もそんなことは主張していないが。
若者はこの若者らしさをいくつか備えながら存在しているのだろう。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

現代の若者として
自分でもよくわからないもやもやとした思いが
若者の法則としてカテゴリ化され
冷静に分析されていて驚いた

09/05/14

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ものすごくキャッチーな内容だけど、当の若者である僕からしたらかなり突っ込みどころ多い。

というか、著者の分析が結局は個人的な体験とか思い込みを拠り所にしているから、妙にいらいらする。

分析しようとしてるけど、結局理解する気なんてないでしょ!って言いたくなる。


でも、世の先輩方は我々若者が当た...続きを読むり前にとっている行動について、様々な仮説を立てて必死に納得しようとしてるのだなあということは伝わってきた。

たぶんいつの時代も若者は「新人類」なんでしょう。



さて、リカちゃんが若者について正しく分析・理解できていないとすれば、その原因は「サンプルの偏り」ということに尽きると思う。



例えば、「ねたむ」という項が象徴的。


この項でリカちゃんは、今の若者は自分の立場や状況をいつも肯定的に捉える傾向があるから、他人の成功に対してねたんだりすることはまずない、と言う。

そしてその前提のもとで、彼女はこう続ける。


「自分がいちばん」と思っている若者はいつも他人の成功に対して寛大なのか、というとそれも違うのだ。若者向けの雑誌を見ていると、ときどき「相手を不幸にするおまじない」や「呪い」の特集が載っていて、ぎょっと驚くことがある。怨霊や妖怪といったドロドロした存在への関心も、年々高まる一方だ。今の若者の寛大さは、自分の適性や個性をきちんと自覚できるようになり、社会的な評価に惑わされなくなったから生まれたものとは言い切れないのだ。「まあいいさ」「これでよかったんだよ」と自分に言い聞かせ続け、「あの人は一見、うまくいっているけれど、それはそれで大変なんだよ」と思い込もうとしているだけ、という人もいるのではないか。そういう若者が自分の仲に抑え込んでいるねたみや憎しみが、今の「おまじないブーム」や「怨霊ブーム」に姿を変えているのではないだろうか。
(※2002年刊)



ここの突っ込みどころは「若者」という層の捉え方がざっくりしすぎていること。

「他人の成功に対してねたんだりすることはまず無い」という若者と、「呪い」の特集の読者層は一致するとは限らないんじゃないかな。

今も確かに世の中的には占いだとかのスピリチュアルなものへの関心が集まっているんだろうけど、それって若者に限った現象ではない。

「呪い」の特集の読者層=若者の大多数 っていう訳分からん構図をサラッと使ってしまっているところにこの本の甘さがあると思う。




たぶんこの本を「精神科医による分析」っていう頭で読むと、「なんでぇい」って感じると思う。

エッセーとして読むのが正しいんだろうな。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

簡単に読み易い量にまとめられ納得できるものもあり、首を傾げるものもあり。ただ、こちらの有名書店さんがいくら新書とはいえ、この内容の本を出されたことに少し驚く。

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