香山リカのレビュー一覧
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ネタバレ[ 内容 ]
駅や病院など公共の場で暴れる人、対応が悪いとトップに直訴する人、なにがなんでも自分だけが正しいと思い込む人…。
いつから、どこから、日本人は、こんなにもキレやすくなったのか。
希代の「世相ウオッチャー」である精神科医が、臨床での経験をもとに現代社会の病理を読み解き、キレないための処方箋を示す。
[ 目次 ]
第1章 見て見ぬふりをしない人
第2章 泣き寝入りをしない人
第3章 「それでも私は正しい」人
第4章 いきなりトップにメールする人
第5章 昔の怒りを抑えられない人
第6章 ネット上だけ「正義の人」
第7章 キレる脳のメカニズム
第8章 キレなければ生き残れない社会とは
第9章 キレないための処方箋
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いまスピリチュアルが大ブーム。
かつてはアヤシイと思われていた「守護霊」「前世」「魂」の話題が、軽く明るく普通に語られるようになったのはどうしてなのか?
そこには「人は死んでも生き返る」と信じる子どもの増加、「科学のお墨付き」を売りにした「脳トレ」「健康食品」ブーム、「自分の幸せ」だけが大事な内向き志向との隠れた共通点があった―。
時代の空気を読むスペシャリストが、ブームの深層にひそむ、日本人のメンタリティの変化を解き明かす。
[ 目次 ]
序章 私の前世を診てください
第1章 人は死んでも生き返る?
第2章 スピリチュアルのカリスマたち
第3章 江原啓之という現象
第4章 スピリチュアルで癒されたい
第5章 スピリチュアルちょい批判
第6章 あくなき内向き志向の果てに
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新型うつ、モンスターペアレントにモンスターペイシェント、クレーマー、アダルト・チルドレン、児童虐待、「前世が悪い」のスピリチュアル・ブーム…日本人はいつから「悪いのは私じゃない、あなたが全部、悪いんです!私は犠牲者、被害者です!」と言いつのるようになったのか。
「それは自己責任だ」と他人から責められないためには、自分のほうから他人を攻撃する“先制攻撃”しかない。
この先制攻撃合戦の悪循環の中で、この国は一体どうなってしまうのだろう。
今、インフルエンザに匹敵する伝染力の国民病―「悪いのは私じゃない症候群」は怖ーわいぞ。
[ 目次 ]
プロローグ―他罰の時代がやって来た!
第1章 学校が悪い!
第2章 医者が悪い!
第3章 職場が悪い!
第4章 家族の中の他罰主義
第5章 「前世が悪い」?のスピリチュアル・ブーム
第6章 科学の世界も「他罰のススメ」
第7章 「悪いのは私だ」の歴史
第8章 ネットという他罰メディア
第9章 他罰は自己責任論の裏返し
エピローグ―悪いのは私じゃない症候群への処方箋
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就職できない学生の心理構造がかかれており、納得できると同時に考えさせられることも多かった。一例は以下の通り。
香山氏は自己評価が低いため、なかなか就職活動に踏み出せなかったり、始めてもすぐに挫折してしまう学生が多数いると述べた上で、一方「いつ来るともしれない“名指しでの辞令”を待つ心理がある」と書いている。
今のマイナビ、リクナビ等の新卒求人サイトによるスカウトメール機能はこのような学生の「待ち」の姿勢をより促進しているように思える。
自己評価が低く、主体性を放棄してしまっている学生は、ブラック企業が誰もに送っているスカウトメールを“名指しでの辞令”と受け取り、半ば宗教的な説明会に感銘を受け、緩い選考基準の面接をパスし、入社し、過酷な労働を強いられ辞めてしまうという悪い流れに乗ってしまうことが往々にしてあるのではないかと思った。
就職しないのも問題だが、このような形でキャリアを初めてしまうのも問題だと思う。
すべての学生が自己評価をある程度高く持ち、自分の人生の主体性を放棄しないようにするにはどうしたらよいのか、考えていかなくてはならない。 -
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ネタバレ[ 内容 ]
「反戦・平和は野暮」「お金は万能」「世の中すべて自己責任」…。
身も蓋もない「現実主義」が横行し、理想を語ることは忌避される。
心の余裕が失われ、どこか息苦しい現代のなかで、世間の「常識」が大きく変わりつつある。
さまざまな事象や言説から、いまどきの「常識」を浮き彫りにし、日本社会に何が起きているのかを鋭く考察する。
[ 目次 ]
1 自分の周りはバカばかり-人間関係・コミュニケーション篇
2 お金は万能-仕事・経済篇
3 男女平等が国を滅ぼす-男女・家族篇
4 痛い目にあうのは「自己責任」-社会篇
5 テレビで言っていたから正しい-メディア篇
6 国を愛さなければ国民にあらず-国家・政治篇
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「何で電車の中でお化粧したり、ものを食べたりするんだ?」「あいさつは「どうも」しか知らないのか」「怖くて声がかけられない」…
今どきの若者の、一見理解不能・非常識とも思える行動の奥には、彼らなりの論理にもとづく真剣な思いや悩みが隠されている。
精神科医・香山リカがその「法則」を読みとき、つき合い方を指南する。
[ 目次 ]
1 「確かな自分をつかみたい」の法則
2 「どこかでだれかとつながりたい」の法則
3 「まず見かけや形で示してほしい」の法則
4 「関係ないことまでかまっちゃいられない」の法則
5 「似たものどうしでなごみたい」の法則
6 「いつかはリスペクトしたい、されたい」の法則
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仕事を休んでリハビリがてらに海外旅行や転職活動に励む「うつ病セレブ」、その穴埋めで必死に働きつづけて心の病になった「うつ病難民」。
格差はうつ病にもおよんでいる。
安易に診断書が出され、腫れ物に触るかのように右往左往する会社に、同僚たちはシラケぎみ。
はたして本人にとっても、この風潮は望ましいことなのか?
新しいタイプのうつ病が広がるなか、ほんとうに苦しんでいる患者には理解や援助の手が行き渡らず、一方でうつ病と言えばなんでも許される社会。
その不自然な構造と心理を読み解く。
[ 目次 ]
序章 一億総うつ病化の時代
第1章 うつ病セレブ
第2章 うつ病難民
第3章 「私はうつ」と言いたがる人の心理
第4章 うつ病をめぐる誤解
第5章 「自称うつ」と「うつ病」をどう見分けるか?
第6章 うつ病と言うとなんでも許される社会
終章 ほんとうにうつ病で苦しんでいる人のために
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ネタバレ[ 内容 ]
その数、なんと一九〇〇万人!
「第二次ベビーブーマー」「団塊ジュニア」と称される一群を含む70年代生まれ。
いま二十代後半から三十代前半の彼らは、ひそかに「貧乏クジ世代」とも揶揄される。
物心ついたらバブル景気でお祭り騒ぎ。
「私も頑張れば幸せになれる」と熾烈な受験戦争を勝ち抜いてきたが、世は平成不況で就職氷河期。内向き、悲観的、無気力…“自分探し”にこだわりながら、ありのままの自分を好きになれない。
「下流社会」「希望格差社会」を不安に生きる彼らを待つのは、「幸運格差社会」なのか。
その数1900万人!70年代生まれに幸せは訪れるのか?
「第二次ベビーブーマー」「団塊ジュニア」と称される一群を含む70年代生まれ。
自分探しにこだわりながら、ありのままの自分を好きになれない「貧乏クジ世代」の彼ら。世は平成不況で就職氷河期。
「下流社会」「希望格差社会」のこの時代、彼らを待つのは「幸運格差社会」なのか・・・。
[ 目次 ]
第1章 哀しき「団塊ジュニア」、七〇年代生まれの現在(「これまでよかったから、もういいことはない」―未来志向になれない人びと 「心の内を相手に伝えないこと」を「やさしさ」と考える男がふえている この時代に生まれて「いちばん割を食った」と思っているのはだれか? “カラダだけの三十歳”と“ココロは三十歳”―団塊の世代と団塊ジュニア)
第2章 「貧乏クジ世代」の法則(“幻想の自分”と“現実の自分”―悩んでいるのはその落差? 世の中に向けられるべき視線がなぜ“オカルト”に向かうのか? 「ケータイ以前」と「ケータイ以後」、どちらも知っているがゆえの葛藤 ほか)
第3章 「幸運格差社会」にしないための処方箋(「アンラッキーな世代」だとみずから宣言するのはやめよう 「ナンバーワンよりオンリーワン」を仕事にも求める潜在的な転職志願 はじめは食い違いが生じても、がっかりせずに会話を続けよう ほか)
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約10年前の書籍。イマイマな情報を提示している側面が強い書籍なので、若干に古めかしい点がないわけではないけれど、まだまだ前線で戦える本だと思います。高校入試なんかにもよく出題される文章ですね。
個人的には香山さんのことがあまり好きではないので、やや批判的な目で読み進めていたわけですが、それでもなお「使える」部分はあったなーという印象。
大きなくくりである「若者」が対象とのみ考えるのではなく、もっと具体的に「あいつ」が対象と考えた方がこの本の利用価値が増えるかも。「あいつはなんであんなことをするんだろう?」「あいつにアレをわからせるにはどうしたらいいんだろう?」ってな疑問を解くカギが入っているような入っていないような、そんな本でした。
あ、「自分と他人は違うことをわからせるには」という考察は面白かったので、特に記憶に残っております。
【目次】
まえがき
1 「確かな自分をつかみたい」の法則
2 「どこかでだれかとつながりたい」の法則
3 「まず見かけや形で示してほしい」の法則
4 「関係ないことまでかまっちゃいられない」の法則
5 「似たものどうしでなごみたい」の法則
6 「いつかはリスペクトしたい、されたい」の法則
あとがき -
Posted by ブクログ
誰にでも必ず死はおとずれる。
その時を考える本でした。
でも、どんな死に方をするのかわからないし、死んだ本人にしたら、どうにもできないことだ。
残された人のことも考えて、整理整頓と財産管理をやろうと思った。
くわえてやりたい事は、出来ない言い訳をせずにやろう。
今を精一杯生きたらどんな死に方をしても、本人にとっては他人がどう思おうと満足なのではないかと思った。
私の姑は、必ず死んだら誰が後始末しなければならない。
一人で気ままに過ごしていては、よくないと言っています。だから我慢しつつも⁈結婚して、子供ももってと言っています。全面賛成ではないが、ある意味真実とも思います。
価値感は時代とともに変化すると思うが、人はひとりでは生きられず誰かと関わらなければ生きていけない。
おんぶにだっこではなく、自分で出来ることは自分でした上で、身内も含めて人といい関係を持ちつつ生きていきたい。
お葬式は故人のためもあるが、残された人が亡くなった事実を受け止めるためと考えた事がなかったが、全くその通りだなぁと思った。