香山リカのレビュー一覧
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約10年前の書籍。イマイマな情報を提示している側面が強い書籍なので、若干に古めかしい点がないわけではないけれど、まだまだ前線で戦える本だと思います。高校入試なんかにもよく出題される文章ですね。
個人的には香山さんのことがあまり好きではないので、やや批判的な目で読み進めていたわけですが、それでもなお「使える」部分はあったなーという印象。
大きなくくりである「若者」が対象とのみ考えるのではなく、もっと具体的に「あいつ」が対象と考えた方がこの本の利用価値が増えるかも。「あいつはなんであんなことをするんだろう?」「あいつにアレをわからせるにはどうしたらいいんだろう?」ってな疑問を解くカギが入っ -
Posted by ブクログ
誰にでも必ず死はおとずれる。
その時を考える本でした。
でも、どんな死に方をするのかわからないし、死んだ本人にしたら、どうにもできないことだ。
残された人のことも考えて、整理整頓と財産管理をやろうと思った。
くわえてやりたい事は、出来ない言い訳をせずにやろう。
今を精一杯生きたらどんな死に方をしても、本人にとっては他人がどう思おうと満足なのではないかと思った。
私の姑は、必ず死んだら誰が後始末しなければならない。
一人で気ままに過ごしていては、よくないと言っています。だから我慢しつつも⁈結婚して、子供ももってと言っています。全面賛成ではないが、ある意味真実とも思います。
価値感は時代と -
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
親が子の幸せを願う思いは無償なのか!?
子が親を慕う気持ちに偽りはないのか!?
すべての親子は、気持ちワルイ。
[ 目次 ]
第1章 親を殺す子どもたち
第2章 「なぜ生まれたのか」と問い続ける子どもたち
第3章 母に依存する娘、娘を支配する母親
第4章 母の愛は無償なのか
第5章 母性が加害性を持つとき
第6章 理想の家族にひそむワナ
第7章 「親子という致命的な病」への処方箋
第8章 親子という病のために「まだできること」
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
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かねてより気になっていた1冊の本、香山リカさんの「しがみつかない生き方」を読んだ。初版発行が2009年7月30日。ちょうど1年前に発行され、様々な書評でも目にしていた。殊にあの勝間和代の馬鹿げた主張の数々に対抗する文化人として、香山リカの同書が論壇の遡上に載っていたことなどもあり、早くこの本の論拠を目にしたかった。
そして先日やっと手にとって読んだこの本の感想はといえば、まあまあ、極くごく「当たり前」のオンパレードであった。結論が当たり前なことは、同書のキャッチコピー「「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール」を目にしたときから判ってはいた。しかしながらその論拠もまた当たり前とあっては、些か -
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[ 内容 ]
「アイ・ラブ・ミー?」だれも自分がわからない……
多重人格、癒し等、こころをめぐる現象に映るほんとうの私とは?
臨床的・私的体験から考える。
[ 目次 ]
●「ほんとうの私」はどこにある?──「私探し」の時代
●「もうひとりの私」を求めて──サブカルチャーとしての多重人格
●「かわいそうな私」の物語──ストーカーとアダルト・チルドレンを考える
●「癒し」の正しい選び方
●「アイ・ラブ・ミー?」──〈じぶん〉を愛するとはどういうことか?
●その後の私の「私探し」
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリ -
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[ 内容 ]
知らず知らずのうちに日本と日本人の学力・知性・モラルの崩壊が始まっている。
[ 目次 ]
第1章 活字の劣化
第2章 モラルの劣化
第3章 劣化していないものは?
第4章 若者の「生きる力」の劣化
第5章 社会の劣化
第6章 排除型社会での「寛容の劣化」
第7章 劣化はいつから起きたのか
第8章 劣化か、進化か
第9章 劣化を防ぐことはできるか
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ひとりで暮らして「死」の瞬間は幸福だろうか。
「愛するひと」に恵まれた「人生」はあるのだろうか…。
[ 目次 ]
第1章 ひとり暮らしの友の死
第2章 “終の棲家”は必要か
第3章 いつまで働けるか
第4章 親の死はどう乗り越える
第5章 「介護は家族」が主流の中で
第6章 病気になると何がたいへん?
第7章 ペットを失う時
第8章 孤独死だなんて言われたくない
第9章 「私らしいお別れ」なんてあるのか
第10章 自分のための葬儀・遺骨処理を
あとがきに代えて―愛する人がいる人生もいない人生も
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆ -
Posted by ブクログ
読み進めていくと、「あらゆる親子関係は病的なのだ。」という文句も。
なんか、思い切ったなぁ・・・。やるなぁ・・・。
「病的」というと、なんだか不健康な感じ。
でも、親子間のあの独特の距離感って、確かに不思議で不可解なことも多い。
なんなんだろうなぁ・・・。
息子と娘では、親との関係の築き方が違うらしい。特に母親との関係。
息子は、母に愛されて当然だと確信していて、疑うことをしない。
娘は、母と距離をとりながらも、母に支配されることに甘んじる。
まぁ、一概にその通りだともいえないんだろうけど、こうやって比べてみるとなんだか興味深い。
6年振りに、1年間だけという期限で親元で暮らすようになっ -
Posted by ブクログ
うつ病の発症率は女性の方が高いというが、この本を読むと、そりゃそうだなあ、むしろ生涯で1度も発症しない人は超ラッキーなんじゃ、と思ってしまう。
で、ちなみに発症を招く「認知のゆがみ」がどんなものか例示されているが、笑っちゃうくらいのヒット率だった。しかも最近、いまさらながらに「FRIENDS」を見まくっているため、「この状況がもしsitcomの1シーンだったら?」と考えるクセが出来つつある私は、「私(登場人物)がひとつずつそれを読み上げ、最後に "Oh, it's me!" とさりげなく言ったところで観客爆笑」というシナリオを描いて、なんか満足した。この「もしも