香山リカのレビュー一覧

  • 親子という病

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    新書、題名に惹かれた中二病患者。
    恐らく此の名の病にもかかっているのだろうと言う予想から。

    アダルトチルドレン、気になっていて知りたい話題だったので嬉々。

    スピリチュアルや音楽、経済仕舞には社会に対するメッセージを発していて高一が読んでみても興味深いお話でした

    精神科医の方ですが、スピリチュアルについても余り否定的ではなく江原さんが紹介されていたり。

    親と言う、一番身近で一番理解し合える筈の、一番小さな家族と言う社会を共生する人間。

    依存だとか拘束だとか、
    自分の現状と将来について考えてしまう、
    多分結婚なんてしない、そんな自分が親とどう付き合っていくのか。

    そんな難しくメンドクサ

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    2009年10月04日
  • キレる大人はなぜ増えた

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    「キレる」は、今や若者だけに当てはまる言葉ではなく、大人だってすぐキレる。電車の中で、病院で、飲食店で…。

    著者はその理由を3つ挙げている。
    (1)人々の価値観の変化
    (2)社会の要請
    (3)個人の病理

    この中でも、特に(2)社会の要請が引っかかった。この中にも、2つ理由がカテゴライズされている。

    ・24時間リアルタイムの世界
    ネットなどの氾濫で、世界は24時間、何時でもリアルタイムになった。待つことは、悪いこと。不愉快なこと、ストレスになること。
    現代人は、我慢することが苦手になってしまったようだ。
    ゆっくり考えて、相手のことを考えて、反応する。というのでさえも、「我慢している時間」に

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    2009年10月07日
  • なぜ日本人は劣化したか

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    まあ要は日本人であることが原因でうつになる。なぜなら日本人がだめだから。という本。「なぜ」なのかの結論は出ない。だって日本人だから。みたいな。

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    2009年10月07日
  • 若者の法則

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    現代の若者として
    自分でもよくわからないもやもやとした思いが
    若者の法則としてカテゴリ化され
    冷静に分析されていて驚いた

    09/05/14

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    2009年10月04日
  • イヌネコにしか心を開けない人たち

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    事例やそれに対する意見の引用はそれなりにあるのだけれど、データが示されておらず、
    著者とその周りの人々が持つ「ペット偏愛」への感想に留まってる気が。
    もう少し客観的に現代のペット文化を分析してほしかったかな。。

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    2009年10月04日
  • なぜ日本人は劣化したか

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    途中まではすんなり頭に入ってくる。なるほどーって感じで面白い。


    けど、新自由主義とか、色々政治的な複雑なかんじになるとかなり難しいす。。。ww
    まだまだ難しい本を読む根本的な力がついていない。。そんな私も劣化しているのかw

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    2009年10月04日
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち

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    読んでいて呆れるお話。

    かなり乱暴に要約してしまうと、
    「うつ病」の診断書をずる〜く利用する人たちが増えてきていて、
    もー、みんなモンスター化してるよ〜
    本当に治療が必要な人が治療をうけられないような状況になっているよ〜
    っていうお話。

    朝青龍にしたって、
    皇太子妃にしたって、
    「心の病気」っていうだけで周りは腫れ物に触るような扱い。
    「そうじゃないんだよ。うつ病って、”心の風邪”なんだよ。フツウの病気なんだよ。」
    って筆者は言っています。

    たしかにまぁー‥
    香山リカの本って、
    まとまらない、っていうか、
    書きたいことつらつらーっと書いただけ感は否めないんです

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    2009年10月04日
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち

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    病んでることがアイデンティティ…。たしかに!と思わされた。
    日常会話にウツっていう言葉があふれて重さが感じられなくなったというのは実感としてある。

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    2009年10月04日
  • 親子という病

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    親は子どもを愛してやまないもの、子どもはその愛に応えたくてたまらないもの、家族愛は最高至福なのだという通念は幻想ではなかろうか・・と問いかける。そして家族という病はもはや解決不可能なものだとの香山先生の臨床での体験論を繰りひろげる。近年、理解不可能な親殺し・子殺しがあまりにも多い時代だ。
    香山先生は親子の問題はパターンはいろいろあるにもせよ「あらゆる親子はビューキである」との立ち位置から、苦しみに佇み出口なしの状況で煮詰まってしまうのではなく、親も子も内から外へ・家庭から社会へ・家族から他人への視点が大事だとするのだ。

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    2009年10月07日
  • いまどきの「常識」

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     いまどきの「常識」をよくよく考えてみると、そこにいまの社会そのものがが表れていることがわかる。権力や財力を持っていない「得をしていない人」までが自己責任を語るのは、問題を個人的次元に矮小化することで「現実を見据えて深く考えること」の厄介さや恐ろしさに向き合わなくて済むし、「私はこうではない」と、とりあえずは自分の身の安全を確保できるからだ、という。社会の中になんとなく広がる「足並みをそろえること」にも不気味さを感じる。「人は、自分が信じたいことしか信じない」という心理学的な特性や、「ひとつのこと、とくに身近なことを考え出すと、もうほかのことには目が向かない」という最近の傾向も興味深い。

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    2009年10月04日
  • 貧乏クジ世代

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    70年代生まれの人は損をしている!?

    相手の怒りを引き出すとは、相手の心地雷を引き出したことなのでそこから深い話にもっていくことができる。
    はじめは食い違いが生じてもがっかりせずに会話を続けよう。
    相手から質問されるようだったらまだまだ順序よく話できてない。
    他人が自分のことをすぐに理解してくれなかったとしても、それはその人がだめな人間、つまらない人間だからではない。はじめは「わかってくれなくてあたりまえ」なのであって、がっかりせずに、そのまま会話続ける。コミュニケーションの基本である。

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    2009年10月04日
  • いまどきの「常識」

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    近年、当たり前となりつつある
    いまどきの「常識」、新しい社会のルール
    に対して、「コレっておかしくない?」
    と問い掛けた本。

    現実主義の項では、
    「(略)誰かが捩じ曲げた現実や既成事実に無理やり自分を合わせる、という人生を生きなければならない。しかし、(略)最低でも「これっておかしいんじゃないか」と疑問を持つことは許されるだろうし、あまり理不尽さを感じるときは「やっぱりこんな現実、おかしいよ」と現実を否定して声をあげることだって当然、あっていいはずだ。」
    (P.45)と言う。

    「当然」だと思っていたことが、
    本当にそうなのかな?と思えるようになった。
    その意味で、目が覚め

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    2009年10月04日
  • スピリチュアルにハマる人、ハマらない人

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    相変わらず冷静で面白い
    専門家なのに、普通の世の女性が
    思っていることを
    冷静に淡々と語っているように見える。
    (女性だけじゃなく男性も思っているかも)
    読みやすい。

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    2009年10月04日
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち

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    自分はうつだから他人に迷惑をかけても仕方ない、そう思って海外旅行や転職活動をして何とも思わない、私にとっての非常識人が増えているのは確か。著者のうつは普通の病気と一緒に扱うべき、という意見に賛成。気を使いすぎる態度が良くないと思う。’’本当’’のうつに苦しみ、職を失うおそれのために会社に本当のことを言えない人たちが、きちんと休んで治療のできる社会的システムは整備されるべきではないだろうか。

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    2009年10月04日
  • なぜ日本人は劣化したか

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    結局のところ
    日本人は
    劣化したのか、進化したのか
    どっちだ?という新書

    そして最終的には
    保守かリベラルかという本

    つまり筆者は
    日本人は
    活字、モラル、社会すべての面で劣化が始まってるという。
    今は
    フェミニズムの運動にしても
    逆に「フェミニズム」を問題として挙げる方が
    差別なのではないかと考えるほど。
    つまり「寛容」に対して劣化したのではないかという指摘。
    寛容の劣化というのは
    強者が弱者に対して寛容する心がなくなってきたということ。
    その例に挙げられるのは
    格差社会やワーキングプア、派遣社員など
    結局強者が弱者を弱者として扱っている今現在。

    最終的に
    リベラルの劣化となるのはいか

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    2009年10月07日
  • いまどきの「常識」

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    『「ゲーム脳」にしても「テレビは子供に危険」という提言にしても、信じる人はその科学的根拠や正当性など、実はどうでもいいのかもしれない。自分がなんとなく「あやしいな」と思っていたことが、専門家によって裏づけされた。「やっぱり私は正しかったのだ」という快感はあまりに大きく、たとえその後で「科学的に正しくないことが明らかになった」と発表されても、もはやそれを受け入れることはできないのだろう。』
    ただ序盤にある『「私は、その病気になったことがないので、患者さんの気持はわかりません」』と回答する学生の言葉を『自分とは少しでも異なる立場や状況にある人の心情を想像する気が、はじめからないのである。』と解釈す

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    2009年10月04日
  • いまどきの「常識」

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    「常識」とはなにか?
    この本によれば、わたしも常識外になる。
    常識外の人が多ければそれが常識となるのか。
    この人の本はずばずば言いすぎてて疑うところが多々ある。
    さすがに批判されているだけあります。

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    2009年10月04日
  • スピリチュアルにハマる人、ハマらない人

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    私はハマらない人なのでそのような目線で読んでいたが、
    著者はそれ以上にハマらない人間のようで、言いすぎかなと思うところもあった。
    宗教とスピリチュアルの関係がなんとなくわかるようなわからないような。
    確かに10年以上前であれば、スピリチュアルは流行らなかっただろう。
    最近の傾向として、自己愛の強化が書かれていたが、確かに!と思うところもあった。

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    2009年10月04日
  • キレる大人はなぜ増えた

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    キレる大人はなぜ増えた

    という理由を知りたくて読みました。


    ***
    自己実現に向かわないエネルギーの蓄積

    他者との連帯感の薄れ

    自己主張を超えた自己中心

    相手が一度悪いことをすれば、いくらでも制裁を加えていいという一方的な考え

    いびつな正義感

    自分が攻撃される前に他者を攻撃

    ストレスの増加

    理屈よりも情動優先
    ***

    様々な現象とか原因が記載されていたけど、
    これという決定的な要因はない。
    当たり前か。

    キレちゃわないように、自分を冷静に客観視できる力をつけたいものだ。

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    2009年10月04日
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち

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    最近これ系の本をよく読む。コミュニケーション不足、孤独に生きることが原因になっているのではないかと思う。人生における悪魔は、人と人の間に住んでいるんじゃないかと思う。人とのリンクを切ることは、ネットにつながっていないPCと同じくらい面白くないのである。

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    2009年10月04日