淡交社作品一覧

  • 能鑑賞二百六十一番 現行謡曲解題
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    淡交新書・古典芸能シリーズとして、現在上演されている能の曲目を網羅しまとめた1冊。現行曲に加えて現在定着した復曲能・新作能を収録。あらすじ・みどころに加え、流派・登場人物・舞台となった場所など、基本情報も明記しています。能は神様の話、戦の悲哀、恋の機微、家族愛などがあり、喜怒哀楽をさまざまに描いて、われわれの胸をゆさぶります。コンパクトにして充実した内容で、能の世界をいながらにして楽しめ、観に行きたかった能がわかります。2007年に刊行した『能鑑賞二百一番』収録曲に現行の復曲能・新作能など60番を加えて構成しています。
  • 歌舞伎座の快人 1984年の團十郎、猿之助、仁左衛門、玉三郎、勘三郎
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    80年代当時、勘三郎・歌右衛門のベテランに、幸四郎(現・白鸚)・吉右衛門・團十郎・菊五郎は40代。孝夫(現・仁左衛門) &玉三郎が爆発的人気をよび、勘九郎(十八代目勘三郎)と八十助(十代目三津五郎)はまだ20代。昭和最後期、百花繚乱の 輝きを放っていた歌舞伎界。本書は、大学時代に歌舞伎座に通いつめた筆者による編年代(主に1984.1988年)の回想録です。 当時、人気では当代随一だった三代目市川猿之助(現・猿翁)を軸に、全24話にて各話で一人の役者&演目を中心に取りあげ、 公式記録には残らないエピソードも記します。
  • 京都、なじみのカウンターで
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    居酒屋評論家・太田和彦氏にとっても京都は特別な町。「太田さん、京都の居酒屋ガイドの決定版を出しませんか?」「京都に出張できるの?」「はい」「行く行く、京都なら」と、始まった取材。「この機会に新規開拓したいな」「そうですね」「この店知ってる?」と、夜の京都をあちらこちら。それぞれ検討し、「やっぱり決定版となるとあそこは外せないな」「そうですね」ということで厳選したのが本書に掲載の名店。「京都の町の空気を感じながら原稿を書くって大事だなぁ」と太田氏が言うとおり、なじみのカウンターから見た情景を生き生きと、鮮やかに描いた京都居酒屋案内の決定版。
  • 利休の風景
    3.0
    平成22年、23年の月刊誌『淡交』での連載を単行本化。作家・山本兼一氏が小説『利休にたずねよ』の取材を通して出会った利休ゆかりの茶道具、茶室、茶庭などについて綴ったエッセイ集。いくつもの情景から利休の心の深奥へと踏み込んで人間・利休の輪郭を炙りだしていきます。これまで誰も語らなかった若き日の利休の恋とは? その死の真相とは? 巻末には十五代樂吉左衞門氏と待庵で行った対談も収録。
  • 京の祭と行事365日
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 国内外から絶えず観光客を集める街・京都。その魅力の一つに、ほぼ毎日のように行われる祭や行事の存在があります。本書は、京都の祭と行事を一年の流れに沿ってピックアップし、その概要と基本となる情報をできるだけ紹介するガイド本。月ごとに章立てし、各月の冒頭には便利なイベントカレンダーを掲載。行きたいと思ったその日の年中行事が簡単に調べられる便利な一冊です。
  • 見る、育てる、味わう 五感で楽しむ蓮図鑑
    4.5
    1巻1,386円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 見るだけで癒され、あなたは綺麗になる。清らかな花が咲く蓮 地上部は綺麗な花を、地下部はレンコンを私たちに与えてくれる。レンコンは美白や花粉症、アトピー性皮膚炎に効果があることが分かってきた。真言宗の僧侶として、また蓮の研究者として、精神世界と科学世界の二つの世界に住む筆者がまとめた蓮の本。蓮の育て方・食べ方、更には蓮を用いた瞑想方法まで、幅広く蓮の魅力を伝える渾身の一冊です。初めて蓮を育てる方から、既に蓮を育てた経験のある方まで幅広く活用できる「体験型蓮図鑑」。
  • 数寄屋建築を支える 京の遺伝子・職人
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 町家や商家、寺社、茶室まで、日本伝統の建築物は全て職人の手によって、しかも、一つや二つの業種ではなく、数十業種にも及ぶ職人たちのコラボレーションによってようやく一つの建築物は生まれます。近年、近代化の波にさらされて職能人の形も意識も変わり始めている中で、伝統を守り、育てる重要性は年々増す一方です。本書は、大工職をはじめ、建具師や瓦職など、建築に携わる様々な職人たちを取材したドキュメンタリーとエッセイ。著者が出会った二十五業種の職人たちの人物像やその道具、仕事ぶりなどの「生きた写真」を軸に、彼らの言葉を建築家の視点でまとめていきます。
  • 茶道心講2 茶道に憧れる
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自らを高め、深め、なお「茶道」に憧れ続けるこころ―。社会心理学者にして茶人の著者が、独自の視点で茶の湯を読み解く好評エッセイ第二弾。茶事・道具・知・古人・上達・秘匿・侘び…といったキーワードをもとに茶道を分析する本編に加え、茶事の進行を紹介しながら、主客の交換、茶の湯の醍醐味を探る「五感の小宇宙」の一章を併せて収録。

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  • 茶道心講 茶道を深める
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 気鋭の心理学者としても知られる著者が、稽古や茶事、茶道具、精神性など、茶の湯を取り巻く様々な要素を、「所作に映る心」「道具との出会い」「癒しとの出会い」「侘びとの出会い」「耕す」「理と出会う」「世界と出会う」の七つの章から独自の視点で解説する。さらに、自身が催した夕ざりの茶事の模様を、茶事に寄せる真摯な想いとともにカラーグラビアで紹介する。

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  • 茶席の会話集  亭主の言葉・客の言葉
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者自身の豊富な茶の湯経験をもとに、師などへの挨拶の言葉やそれぞれの茶会における席中の会話のはこび方や心に残った会話を紹介。言葉によって心に伝わる感激、感動、会話に花が咲くようにと言葉による表現や言葉のつかい方を知ることのできる一冊。

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  • 美しい着物、美しい人  伝えておきたい嗜みごと
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 およそ40年のながきにわたり染織研究家として活躍し続けてきた木村孝さん。和装の取り合わせの品格の高さ、きもの文化の教養の高さは、つとに知られるところです。本書は、若い世代やミセス、きものを通して和のたしなみごとを知りたい人達に向け、知っておいてほしい知恵やしきたりを現代にどういかすか、四季折々の行事の中、礼節の場、何気ない暮らしの中を背景に綴る指導的エッセイ集です。本物のお洒落とは。品格とは。今だからこそ伝えおくべき事がこめられた、人生の深みすら感じさせる一冊。きもの初心者にも理解しやすいよう、巻末には用語解説頁も付いています。

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  • 恋も仕事も日常も 和歌と暮らした日本人
    5.0
    1巻1,408円 (税込)
    古代から今まで連綿と伝わる和歌文化。現代でも和歌に触れ、鑑賞する機会は多々あるものの、各時代、実際にどのように詠まれ、和歌が人々の暮らしの中でどのような役割を果たしていたのかは意外と知られてません。本書は、個々の和歌の解釈や修辞に注目するのではなく、日本人が和歌とどのように触れ合ってきたのかを探り、現代生活にも通じる親しみやすい内容で和歌の文化史をたどります。イラストでわかりやすく解説します。
  • トップ通訳ガイドが伝える 京都案内の極意
    -
    京都を訪れる外国人観光客は増加の一途を辿っています。 「どうやって京都を案内すれば楽しんでもらえるだろう?」 本書は、そんな悩みをもつ人に向けた指南書です。 観光名所にあるパンフレットをそのまま訳すのは簡単だけど、それでは外国人に全然伝わらない・・・。 良いガイドのためには、「外国語に訳す」前に、「外国人に伝わる内容に置き換える」翻訳が必要です。 本書では現役のトップ通訳ガイドである著者が、具体的な観光スポットを例にあげて指南します。 外国人の「なぜ?」「どうして?」のシャワーを浴びてきた著者のガイディングは、外国人だけでなく日本人をも満足させること請け合いです。 ビジネスシーンでも、友達が遊びに来た時も、ホテルやタクシー等でのご案内も。 京都を案内するすべての人に読んでほしい1冊です。 (※本書は日本語表記のみ)
  • 絵解き「江戸名所百人美女」 江戸美人の粋な暮らし
    3.3
    1巻1,408円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歌川国貞(3代豊国)の代表作「江戸名所百人美女」。100の名所を背景に100人の美女が描かれた、揃い物の浮世絵です。日々の生活を営む江戸時代の女性が生き生きと描かれています。それはまるで、国貞が実際に見聞きした女性──実在の人物のように、その人生が浮かび上がって見えるのです。本書は「江戸名所百人美女」を絵解きして、当時の女性の風俗習慣を探ります。隠れて恋文を書く娘、男気溢れる芸者、逢引きを楽しむ奥女中など、さまざまな女性が登場。なかには、意外な一面を持つ美女も……。テレビドラマなどの時代考証家である著者が、わかりやすくかつ楽しく、国貞の目が捉えた江戸の暮らしを紹介します。
  • 「手仕事」で夢をかなえる女性たち
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京およびその近郊の、手仕事=物づくりで生計を立てている女性たち約25人の作品と人生を、注目の若手を中心に、上は80歳代まで幅広く紹介。仕事内容も、ステンドグラス・靴・時計・帽子などの現代ものの作家から、江戸切子・浮世絵彫り師など伝統工芸職人まで取り上げます。仕事との出会い、物づくりの世界で生きる喜びと苦労、恋愛・結婚観など、作品に宿る女性たちの思いや考えを伝えます。
  • キッチンでつくるお祝いの茶席菓子 贈ってうれしい主菓子、干菓子
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ちょっとしたお祝いや感謝の気持ちを贈るのにぴったりの主菓子と干菓子の作り方を紹介。電子レンジとフードプロセッサーをさらにフルに利用。もっともっと簡単に、作りやすく!
  • 茶席で話す英会話
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 英語でお茶を教えたり、海外で茶道紹介をする際の手引きとして、すぐに使える英語表現を豊富なイラストとともに紹介。素朴な疑問に答えるためのQ&Aや、割稽古・盆略点前などの手順のフレーズも英語と日本語の対訳で収録。
  • モダンと粋を愉しむ 田中翼のアンティーク着物コレクション
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 しばらく前までは古着と呼ばれよい扱いを受けなかった明治・大正・昭和初期(戦前まで)にかけて制作された着物。今では若い女性を中心におしゃれで斬新なデザインの着物や帯が静かで熱いブームとなっています。モダンで洗練されたデザインのアンティーク着物は、現代では作ることのできない一点物であり、海外からも「意図せざるアート」として評価を受け、内外での評価は日々高くなっています。本書では田中翼氏のコレクションしたアンティークの着物に田中氏自ら帯・帯留・半衿をコーディネイトしてひろがりのある世界観を作り上げ、その尽きざる魅力を紹介します。
  • お茶事ができる懐石レシピ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶道の懐石はもともと亭主が家で用意する料理です。家庭料理の延長線上にあるものとして、日々の食事をちょっと懐石風にしながら、いつか手作り懐石でお茶事をしてみませんか。60種の懐石料理の作り方と、お菓子の作り方を教えます。
  • 禅とジブリ
    4.4
    「過去、未来じゃなく、もっと今のことを考えなきゃ」──スタジオジブリプロデューサー鈴木敏夫氏が禅僧と奔放対談。対するは、玄侑宗久氏(作家・福聚寺住職)、横田南嶺氏(臨済宗円覚寺派管長)、細川晋輔氏(龍雲寺住職)の三人。『もののけ姫』『火垂るの墓』などジブリの名作から、死生観や人生哲学などを禅的に読みとき、宮崎駿・高畑勲両監督との映画制作の経験に照らして禅を語ります。月刊『なごみ』連載に対談と鈴木氏のエッセイを追加収録。
  • 一億人の茶道心講 茶道観の多角性
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本のリスク心理学研究・社会技術研究を拓いてきた社会心理学者・岡本浩一氏が月刊茶道誌「淡交」で連載している「茶道心講」は、連載開始以来、二十数年を経てなお人気を博しています。日々、茶道の修練に取り組む著者が、専門とする心理学から茶道の様々な部分にアプローチして、茶道の実践者ならではの視点で綴る文章は、読者から変わらず支持を得ています。本書では、「道具に思う」「文化の諸相(真形草)」「鍛錬の姿」「茶事の心景」「茶の湯につらなる群像」の五つの章、全64話を収録しています。
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 先生役に路上観察的視点をもつ建築家・藤森照信氏、聞き手兼ツッコミ役に気鋭の画家・山口晃氏。その二人が、「集中講義」の名のもとに日本各地の名建築を見学し、発見や建築の魅力を語り合います。建築の魅力はもちろん、見学のさなかの珍道中や二人の愉快な妄想など、山口画伯のエッセイ漫画と対談とでたっぷり伝えます。時に大マジメに、時にユーモアたっぷりに、教養と雑談を交じえつつ繰り広げられる二人の掛け合いはまさに「爆笑講義」。寺社、茶室、城、住宅...知っているようで知らない日本の伝統建築の魅力を、二人の独特の視点から再発見!
  • 西川玄房和尚の キッチンでつくる精進料理
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 “誰にでもできる”から“キッチンでつくる”へ。毎日の食卓を考えて簡単にキッチンでつくれる“精進料理”と、記念日などにも喜ばれる簡単なのに豪華な精進料理も、おひろめしています。季節別・食材別・料理別を一体とした献立を心がけた、キッチンで楽しくつくれる本作りになっています。

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  • 正倉院あぜくら通信  宝物と向き合う日々
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1200年の時を超えて伝えられた約9000点の宝物、宝物を守りつづけた裏方たちのしごと…、宮内庁正倉院事務所長が語る「正倉院」の日常。

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  • ここから学ぶ 茶室と露地
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 わかりにくい。難しい。茶室と露地のきまりやしくみに対してそんな意識を持っていませんか? 茶室や露地を知れば、茶の湯がもっと楽しくなります。茶の湯の空間を構成するそれぞれの要素をイラスト、歴史的な変遷を交えて解説するのはもちろん、寸法や材質、材の収め方なども紹介しており、茶室を造りたいといった方にも便利な一冊です。

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  • 江戸→TOKYO なりたちの教科書3 東京の基盤をつくった「武家屋敷物語」
    -
    1巻1,496円 (税込)
    東京の都市形成の変遷史を追う『江戸→TOKYO なりたちの教科書』シリーズ。第三弾は、現代の東京を語るうえでも欠かすことのできない、「江戸城下武家地の配置」に焦点を当てます。関ヶ原の合戦を経て、家康はどのように家来に領地を与えたのかなど、時代・エリア別に武家屋敷のなりたちと変遷を詳細に追い、またその際に起こったお家騒動のドラマなども紹介します。著者みずから作成した豊富な図版を多数掲載。ビジュアル的にもわかりやすい造本です。
  • 江戸→TOKYO なりたちの教科書2 丸の内・銀座・神楽坂から東京を解剖する
    -
    1巻1,496円 (税込)
    東京の都市形成の変遷史を一冊にまとめ好評を博した『江戸→TOKYO なりたちの教科書』をシリーズ化。総論的な第一巻から導き出された各論について、更に詳しくせまります。第二巻では、その成立からして東京という都市を象徴するに相応しいと著者が考える三つの街、丸の内、銀座、神楽坂にスポットを当てます。江戸の中心的な武家地だった丸の内と、江戸時代に町割りされた時の基本骨格を色濃く残す稀少な街・銀座、そして古い路地が保たれた神楽坂。これらの街を比較することによって、「これぞ日本の近代都市空間」という、都市の独自性を捉えやすく考察します。著者自ら作成した状況解説図や街並みの写真も多数掲載、ビジュアル的にもわかりやすい造本です。
  • 江戸→TOKYO なりたちの教科書 一冊でつかむ東京の都市形成史
    3.4
    1巻1,496円 (税込)
    台地と低地、海と湿地と川がおりなすダイナミックな地形を活かして作られた「坂と水の町」東京。徳川幕府による計画、大火や地震などの災害、文明開化、戦争、高度成長など、現在の発展の前には、都市が劇的に変革する数多の大きな起点が存在していました。それらのプロセスや出来事の重要性を、古地図・史料・風景写真、そして現代のまちを歩いて得た知見などを交えつつ、「ブラタモリ」にも出演した都市形成史の専門家がわかりやすく解説します。オリンピックを控える今、江戸の町と現在の町の利点・難点を比較し、未来の町づくりを考えるきっかけとなる一冊です
  • 能楽ものがたり 稚児桜
    3.8
    歴史小説家・澤田瞳子が月刊『なごみ』で2年間にわたって連載した小説『能楽ものがたり』を単行本化。能の名曲を下敷きに創作した8編を収録。 1「やま巡り―《山姥》」/2「小狐の剣―《小鍛冶》」/3「稚児桜―《花月》」/4「鮎―《国栖》/5「猟師とその妻―《善知鳥》」/6「大臣の娘―《雲雀山》」/7「秋の扇―《班女》」/8「照日の鏡―《葵上》」。
  • 且坐喫茶
    4.0
    タイトルの「且坐喫茶(且く坐して茶を喫せよ)」とは、禅の言葉で「まぁ、お座りになってお茶でも飲みなさいよ」の意味。茶の師匠から人生のすべてを学んだという作家・いしいしんじは、アロハシャツにジーンズ姿で師匠の門戸を叩いたことからはじまりました。その茶観は、どのようにして形成されていったのか。本書では、著者が禅僧・牧師・茶人・現代画家・和菓子作家・陶芸家などを亭主とする一期一会の茶事に臨み、一亭一客の狭小の茶室のなかで坐して茶を喫した経験を通し、日本人の美意識、亡き師匠の思い出などを綴ります。月刊誌『なごみ』2014年連載「しゃざきっさ」に加筆をし単行本化。
  • こころもからだもきれいになる やさしい精進料理
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の食卓ではむかしから“旬”をたいせつにしてきました。旬の食材は安くて栄養価も高いものなのですが、近年は旬という意識が薄れがちで残念なことだと永年精進料理の普及につとめてきた玄房和尚は言います。むずかしいと思われがちな精進料理もじつはかんたんで、旬の素材を無駄なく使うので、お財布にやさしい料理でもあるのです。日々の食事にすぐにとりいれることができるおいしくてからだにもやさしいレシピをご紹介します。
  • すべての山を登れ。
    -
    1巻1,496円 (税込)
    霊験あらたかな日本の霊山を見、感じるフォトエッセイ集。写真家で修験道の山伏修行者でもある著者が撮り収めた各地の霊山の写真と書き下ろし体験談を中心に、高尾山などの身近な山、命の危機も感じた険しい山など、計10の霊山の魅力を伝えます。「なぜ山? それは『想定外』の場だから。自分の予想など届かない、自己を超えた大いなるものを感じるその時こそ、自我の奢りに気づき謙虚になれるチャンスだから」。この言葉に惹かれるすべての人に届けたい書です。
  • 「はじめて亭主を務めます。」 正午の茶事(炉)イラストガイド
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日々の稽古の集大成となる「茶事」。ある程度、お茶の経験を積んだ方は、いずれ茶事の亭主を任される機会も巡ってくることでしょう。本書は、はじめて正午の茶事(炉)の亭主を務めることになった方向けに、茶事の進行/亭主のはたらき/道具の約束事/前日準備/季節の趣向……など、「亭主」が知っておきたい情報をまとめました。「今さら聞くのが恥ずかしい」初歩的なことまで、茶事の亭主のイロハをやさしくお教えします。突然、稽古場の先生に茶事の亭主を任された……「どうしよう!?」と困っている人のための本です。
  • 安西水丸 東京ハイキング
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イラストレーター・安西水丸さんが東京都内12エリアを歩き、残した足あとが一冊の本になりました。多様な街のたたずまい、通りかかる名所旧跡や思い出の地が、豊富なイラスト・俳句とともに綴られています。新緑の中「深川めし」を食べる。幼い頃に雨宿りした迎賓館赤坂離宮を通りかかる。勝鬨(かちどき)橋から眺めた夜景の向こうにマンハッタンを見る。止まることを知らず変わりゆく東京において、水丸さんが歩く道は、どこかこうした潮流から解放されている道ばかり。生まれ育った東京を、最晩年の水丸さんはどう捉えたのか。軽やかなまなざしが光ります。 *月刊『なごみ』内連載「メトロに乗って、東京俳句ing」(2013年1月号~12月号)をまとめたものです。
  • 謎深き庭 龍安寺石庭 十五の石をめぐる五十五の推理
    3.0
    世界遺産、京都の龍安寺に枯山水の名園がある。その名は石庭。十五の石が何を基準にしてレイアウトされ、また何をテーマにしたのか分からないため、「謎の庭」「推理の庭」「ミステリアスな庭」とも呼ばれる。数百年もの間、多くの識者がいろいろな推理を提唱してきた。虎の子渡し、七五三、満月、星座カシオペヤ、朱山五陵、扇、心の字、京都五山、楽譜、豊臣秀吉石狩り、黄金比、遠近法……。このうち最も有名なのは「虎の子渡し」だが、十五の石と四匹の虎(親・彪・子・子)がどんな関係にあるのか誰も説明できないため、それ自体が「日本の謎」と見なされてきた。けれども、問題を次のように書き替えることで、この難問がついに解き明かされた──。「虎の子渡しと呼ばれるからには、四匹の虎(=四つの石)は実際に川(=白砂)を渡ったに違いない。そもそも、川を渡る以前、十五の石はどのように配置されていたのか?」。このように「虎の子渡し」を一種の暗号と仮定して推理を進めると、その背後から「龍と虎」が一対になった壮大な庭が姿を現したのである。それと同時に、長年にわたって庭園・建築・デザイン関係者を悩ませてきた、「秘密のレイアウト」もようやく解明された。謎解きの道具になったのは、清少納言の名と結びついた「智恵の板」と、当時使われていたL字型の曲尺である。十五の石は、八つの曲尺三角形でつくられる「龍安寺智恵の板」に従って、レイアウトされていた。本書は新旧「五十五の推理」を集大成して、石庭の核心に迫った。なぜ五十五なのか。それは、「十五の石」と「五十五の推理」を組み合わせることによって、宇宙全体を表現できるからである。石庭の作者の鋭く激しく熱い知性は、現代知識人の水準を遙かに抜いていた。
  • 熊野、修験の道を往く 「大峯奥駆」完全踏破
    4.0
    宗教取材を続けるジャーナリストが、聖護院が140年ぶりに行った12日間の「大峯奥駆修行」に参加。吉野から熊野に至る240キロの修行ルポをベースに、考古・歴史・文学を踏まえながら、修験道の今昔を描く。
  • キッチンでつくる茶席の和菓子
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和菓子は大好きだけど、ほんとうに自分でつくれるのかしら、なんて思いこんでいませんか? でもこの本を見れば大丈夫。身近な道具と材料を使って、とにかく手間いらずに簡単に。ホームメイドの親切レシピブック。
  • きもの しきたりと着こなし 礼装・盛装・茶席のきもの
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代できものを着るシーンは、冠婚葬祭と茶道などの芸事の場が中心となります。それぞれにどのような着物を着ればよいのか、昔ながらのしきたりと、現代のTPOと季節に応じた着こなし法を教えます。
  • 茶の湯と日本文化 飲食・道具・空間・思想から
    -
    茶の湯は、日本文化の様々な要素を取り込みながら、そこに新しいものを付け加えて成立、発展してきた文化です。そしてさらに、茶の湯以外の場へも大きな影響を与え、「総合文化体系」とまで評されるようになった文化でもあります。本書は、日本文化の氷山の一角である茶の湯が日本文化の様々な分野とどのように関わりをもってきたのかを考える、「茶の湯の側に立ってみる日本文化史」を考察する一冊です。
  • 余裕はつくれるものでした。 〝生き急いでいる〟人に伝えたい時間と心にゆとりをつくるヒント
    3.5
    なぜか自分の時間がない、休日はダラダラして自己嫌悪──それ、〝生き急いでいる〟かも? そんな〝いま〟に満足できない方でも、時間と心の「余裕」はできる、というより、自分で〝つくれる〟ものでした。本書は、知人から〝生き急ぎ〟と評された著者が、抹茶と出合って気づいた「余裕をつくるためのヒント」をまとめた内容です。著者は「激レアさんを連れてきた。」「シューイチ」にも出演した、抹茶スイーツプロデューサーのなまっちゃさん。「タイパ・コスパ疲れ」の方にお読みいただきたい一冊。
  • 新装版 風炉灰の話
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶の湯で湯を沸かすために用いる「風炉」。その風炉には灰を入れ、実用と装飾を兼ねて灰形をつくります。灰は、大火の際にある茶人がまず風炉灰の箱を持ち出したという逸話が伝わるほど、茶人にとって大切なものでもあります。本書は、今日庵業躰・名誉教授であり「暇さえあれば風炉の前に座って、一心に風炉の灰形を作っていた」という山藤宗山氏(1901~91)が、風炉や敷板などの道具類、灰形の種類、その準備と仕上げ、灰や道具の仕舞い方といった風炉灰にまつわる諸々を余すことなく綴った一冊です。 ※本書は昭和36年刊行『風炉灰の話』を新装版として刊行するものです。
  • 四季折々の着こなしを知る きもの文様暦
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和装の楽しみとは、四季折々にコーディネートを考えること。本書では、十二か月、そして折々の行事にふさわしいきものの文様80点を収録し、『美しいキモノ』元副編集長がその由来をやさしく解説します。さらに、TPOに応じたコーディネート例も掲載。すべての文様をイラスト化しているので、一目でわかりやすい仕様です。季節感やコーディネートに悩んだときに、さっと文様を調べることのできる、コンパクトなきものお役立ち本。
  • 現代「ますように」考 こわくてかわいい日本の民間信仰
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 不思議な民間信仰はまだまだ日本に生きている──その信念のもと、各地に生存する、生活や習俗と密着したこわくてかわいらしい願いや信心を探し歩き、民俗学や怪談研究を活かした著者独自の視点で紹介。「旅行や散歩を冒険に変える」手助けをする本です。【日常】【祭】【疫病】【死】【物語】をテーマに、神や自然、この場にいない人、あるいは未来など、見えざる対象に「〇〇しますように」と願う人間の「行為」を楽しみながら観察し、軽妙な文章で読者を不思議な旅へ誘う。
  • バイリンガル利休百首
    -
    千利休が残したといわれる「利休百首」は、茶の湯の精神や心得を百首の和歌で表しています。その教えは茶道ばかりではなく、 いかなる道にも通じる尊い示唆に満ちており、覚えやすいリズムのゆえに愛誦されてきました。本書は井口海仙師による和歌 の解説と、その英訳を一首ずつ見開きで掲載。英語で茶道を教えたい人にも、海外で茶道を学ぶ人にも見やすく、わかりやす い茶人必携の書です。巻末には用語別索引もあり、さらなる理解につながります。
  • 実用 自分でつくる茶懐石  1
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶懐石のつくり方を基礎編、春夏秋冬に分けて紹介します。同じ素材または同じ調理方法でも複数の味が楽しめるバリエーションを提案します。1巻では、懐石の構成と流れ、必要となる懐石の器類と料理を盛り付ける前のあつかい、基本となる調理器具など懐石をつくる上での必要となる道具類をはじめ、調味料種類や分量の量り方、薬味の種類、出汁のとり方や一文字飯のつくり方など調理に必要な下準備を紹介します。また茶事においてどのタイミングでご飯を炊き、汁の準備をはじめて、椀に盛り付けるのかなど、茶事と懐石の流れのポイントも併載します。
  • つくってみたい茶席の和菓子十二か月
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「きんとん」「ねりきり」「葛焼」「打ち物」など、茶席で使われるような本格的な和菓子、実はおうちで手づくりすることができるんです。本書では、本格的な季節の和菓子のつくり方を月ごとにやさしく紹介します。きんとんやねりきりに代表される「主菓子」だけでなく、打ち物や煎餅といった「干菓子」や、すはま・松風などの「半生菓子」も多数収録。基本の菓子からアレンジする際のヒントも盛り込み、バリエーションがぐっと広がります。レシピ頁(56点分)は、豊富なプロセス写真と丁寧な手順説明に加え、大まかな流れが一目でわかる構成。失敗せずにきれいにつくるためのポイントも盛り込み、はじめて和菓子をつくる方から、レベルアップを目指す方にもおすすめしたい一冊です。*2014年淡交テキスト『茶席の和菓子』内連載「和菓子のつくり方」からレシピを大幅に増やして単行本化。
  • イラストでわかる ニッポンのサイズ図鑑
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 度量衡の単位としてグローバルスタンダードとなっているメートル法。一方、日本古来の単位「尺貫法」は、身体の部位の長さや米の収穫量など、生活に根づいた感覚から生まれています。そういった「人間の感覚」由来の単位を学ぶことは、昔の日本人がつちかっていた生活感覚を想像し追体験する面白さにつながることでしょう。イラストをふんだんに使った親しみやすい造本で、多様で豊かな単位の文化をわかりやすく伝えます。現代生活に今も残る単位の名残(畳数や坪数など)や、覚えておくと役立つ知識(1坪は何平米かなど)もふくめます。また、フィートやポンドなど、世界中にある身体基準の単位についての豆知識も掲載します。
  • 茶の袋物 手作りを楽しむ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶の袋物にふさわしい裂地の選び方から袋物作りの基礎とコツ、用具・用材についてやさしく解説。作品作りは、茶入の仕覆を中心に帛紗・茶杓入れ・懐紙入れ・楊枝入れ・茶扇子入れなどのほか、手さげ袋等も収録。
  • 続・茶の袋物 やさしい手作り
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶碗や文琳茶入・大津袋の仕覆類。そして茶箱の袋をはじめ、志野袋・雅び巾着手さげ・素襖袋やカリロクなどの袋物を、写真とイラスト・型紙つきでやさしく指導。茶箱の袋は美しい仕上がりを約束する新方式も提案。
  • 美しいものを、美しく 定家亜由子が描く日本画の世界
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新進気鋭の日本画家・定家亜由子氏の作品と共に、定家氏が作品制作への想いや、対象となる花や草木に対する眼差し、日本画の素晴らしさを綴ったエッセイ集。「美しいものを、美しく描きつづけたい」という想いとともに、日々感じるという「生活のなかにある美」について、また一般には馴染みのない日本画の道具や絵の具、紙についても、自身の作品や作業風景の写真などを取り混ぜながら語るエッセイ集。
  • 北村徳齋の仕事 裂地爛漫
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶道帛紗の専門家、当代北村徳齋氏ならではの視点で、裂地の世界を紹介するだけでなく、京都・西陣で三百年にわたり商売を続けてきた北村家の歴史や、裂にまつわるこぼれ話など、裂地の新たな魅力に出合える一冊です。
  • がんばらないずぼら和菓子
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和菓子をつくってみたいけど家庭でつくるのは難しそう……。つくってみたものの失敗ばかり……。本書は、そんなつくるのに一苦労な和菓子づくりのハードルをぐんと下げ、家庭のキッチンで気軽にチャレンジするためのレシピ本です。少ない手順と材料、いつもの調理器具で簡単につくれる59ものレシピを紹介。全レシピに手間をかけずにつくれる度合い、「ずぼらレベル」が記されています。豆腐やオートミールを使ったヘルシーレシピや、米粉を使ったグルテンフリーレシピ、洋菓子レシピまで!YouTubeチャンネル登録者数25万人超え!(2025年6月現在)YouTubeをはじめとするSNSでも活躍する和菓子職人、土屋タダヒロ氏初のレシピ本。
  • 食べるヘアケア 髪と心がうるおう薬膳のある暮らし
    -
    髪にかまう余裕がない。あつかいにくい髪質だとあきらめている。――そんな悩みを抱える方でも、今日からすぐにできることがあります。それは、髪によい「食事」と「暮らし」。本書は、薬膳・中医学の知恵などから「心身から美しい髪」を提案するヘアケア本です。闘病による脱毛をきっかけに、毛髪診断士・国際中医薬膳師などの資格を取得した著者が、髪の悩みを食から改善する方法や、体質別のおすすめ食材、髪によい習慣や考え方をやさしく解説します。
  • 茶の湯菓子のきほん 盛り付け方、季節の趣向と銘の付け方
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶の湯に相応しい菓子はどのようなものか、主菓子、干菓子とは何か――といった茶の湯菓子のありようにふれた上で、本書では菓子器の種類別に盛り付け方のきほんと応用、菓子器のあつかいをヴィジュアルに紹介します。また茶事・茶会の趣向に合わせて、どのように菓子舗とやりとりを重ねて菓子をあつらえ、銘を付けるのか、十二か月の例をひもときます。茶道の稽古に通う方はもとより、茶事・茶会を行う方まで、茶の湯菓子で困った時には手にとりたい、「きほん」から応用までがよくわかる実用的な一冊です。
  • 花を結ぶ水引細工
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歳時記やハレの日と深くかかわる水引。本書は、季節のさまざまな花を水引で制作する方法を紹介します。水引で結ぶ花は立体的に仕上がるため、そのまま花瓶に挿して飾れるだけではなく、カードやアクセサリーにアレンジするなど完成後のバリエーションが楽しめるのもポイントです。花の作り方とアイテム化(アレンジ)のページを分けた構成にすることで、たくさんの花の中から、好みの花をご祝儀袋にしたり、ブーケにしたりと、作る方のアイデアによってそのアレンジの幅を広げていただけます。基本の結び方はもちろん、水引の入手方法やよくある失敗を防ぐ方法など、水引初級者から上級者まで満足のいく実用本です。
  • 決定版 茶の湯の手紙文例集 茶事・茶会の案内状から会記まで
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶事や茶会に欠かせないのが、「案内状」や「前礼」「後礼・礼状」といった手紙です。しかし、メールやSNSが普及し手紙を書く機会が減る現在、書き方に迷う方も多いのではないでしょうか。本書では、茶の湯におけるさまざまな場面を想定し、どのようなタイミングで、どのような内容の手紙を書けばよいのかを例文で詳しく紹介していきます。さらに、手紙の基礎知識や巻紙のあつかい、便利な月別時候の挨拶なども収録。手紙を書く際は手元に置いておきたい、茶人必携の一冊です。
  • 猫うた 千年の物語
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    猫はかわいい。猫好きの血は平安から現代まで受け継がれてきました。しかし猫ラブな貴族も和歌に猫を詠むのはNGだった? そんな猫和歌誕生のきっかけはあの名文学×武家歌人のアヴァンギャルド精神……! 連歌はなぜ猫を定番に詠むのか? 江戸期、恋する猫の出現から魚好きでものぐさ、時にアンニュイな猫を描く名句・名詩とは? そして文明開化、妖しい魅力の猫にたどり着くまで……! 「猫うた」の千年語りが日本の詩歌をひもときます。
  • 関西人はなぜ「○○電車」というのか ―関西鉄道百年史―
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    阪急電車、阪神電車、京阪電車、南海電車、近鉄電車……「◯◯電車」の愛称で関西の人々から親しまれる“五大私鉄”。本書は、互いにしのぎを削り合うことで、関西の文化と経済の発展に寄与した鉄道たちの歴史を紐解いたノンフィクションです。元全国紙新聞記者・松本泉氏が、五大私鉄を中心に繰り広げられた熾烈な百年対決を、時に硬派な文化論的に、時に面白おかしく描きます。鉄道ファンはもちろん、歴史好きに、関西の文化・エンタメ好きも楽しめる内容。
  • 茶事のいまむかし小事典
    -
    「茶の湯の楽しみの究極は茶事にあり」といわれるように、もてなしの心がかたちとなる茶事は茶の湯のエッセンスが凝縮した、季節感あふれるひととき。今ある茶事の形式が利休以前からの歴史を重ねるなかでどのように整ってきたのか。茶事の流れに沿って主要な要素をキーワードでひもとき、知っているようで知らなかった茶事の本質のあれこれ118項目を、史料を引用しながら紹介。「こんなことも知らなかった」「昔はこんな風に人を招いたのか」ということを主客ともに知ることで、茶事の時間が深められる小事典です。
  • 京都あやかしタウン まちを歩けば妖怪にあたる
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 先端恐怖症のため鍼灸師の道を諦めた酒吞童子、失恋の傷から立ち直る女子高生・橋姫など、妖怪が「もしも」現代の京都で暮らしていたら……? を擬人パロディ化。性格も悩みも異なる22の妖怪の個性を面白おかしく描きます。各項後半の解説頁では、資料や伝説に基づく妖怪の知識を豊富な図版とともに丁寧に紹介しています。他にも怪談研究者・堤邦彦氏とイラストレーター・睦月ムンク氏の対談「妖怪というキャラクター」など、様々な視点から京都にまつわる妖怪を味わいつくす一冊です。日常に妖怪が紛れ込む気配を、この本で疑似体験してみては。
  • ホットプレートと震度四
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    数々の「おいしい小説」を手掛けてきた著者が贈る――“食にまつわる道具”を通して揺れ動く老若男女を描いた短編集。「今年 のゼリーモールド」「ピザカッターは笑う」「コーヒーサーバーの冒険」「あのときの鉄鍋」「水餃子の机」「錆び釘探し」「ホッ トプレートと震度四」「さよなら、アクリルたわし」「焚いてるんだよ、薪ストーブ」の9篇を収録。
  • 悩んでもがいて、作家になった彼女たち イタリア人が語る日本の近現代文学
    4.0
    周囲の厳しい目にも負けず信念を貫き生き抜いた10人の女性作家(与謝野晶子・宇野千代・瀬戸内寂聴・樋口一葉・円地文子・向田邦子・有吉佐和子・林芙美子・森茉莉・幸田文)たち。自らをさらけ出した作品は、今も色褪せることなく現代に生きる私たちの心に訴えかける。日本人以上に日本の文学を愛してやまないイタリア人女性が、日本を代表する近現代の女性作家が紡ぎ出した作品と各人の生きざまをひもとくことで、新たな視点で文学へ誘う一書。
  • 友愛の日本史 美しきブロマンス、力強きシスターフッド
    3.5
    紫式部が生涯慕った親友、最期まで石田三成に味方し続けた大谷吉継、喧嘩ばかりの転載コンビ・葛飾北斎と滝沢馬琴――。恋愛や利害を超えて、日本史の偉人たちが交わした深い友情や新年ある連帯を、20組・総勢43人のエピソードで紹介。古代から近代まで幅広い時代と分野から、歴史を動かし、文化を作った珠玉の友愛関係を知る人物伝。
  • ミライの源氏物語
    4.0
    現代人が「源氏物語」を読むときのハードルとなるのは、ひとつは言葉の違い(古文の読解)、そしてもうひとつは倫理観や社会規範の違いです。本書は、社会の在り方に長く向き合ってきた作家・山崎ナオコーラさんが、深く愛する古典「源氏物語」について、現代人ならではの読み方を考えます。より現代的な訳を目指した「ナオコーラ訳」も読みどころのひとつ。
  • 芦屋山手お道具迎賓館
    3.3
    誰も知らない織田信長を、お道具さんたちは知っていたのです。――神戸山芦屋のとある古い館で、本能寺の変で焼失したとされる名品「白天目茶碗」が掘り出された。ところが、白天目茶碗の付喪神である「シロさん」は、どうして自分が割れずに残ったのか、自分自身の来歴さえ思い出せない。シロさんはなぜ芦屋に埋まっていたのか? 本能寺の変の真相は? シロさんの持ち主である「先生」、茶道具を偏愛するアラブ人の「ほうっかむりさん」、そしておしゃべりで無邪気なお道具たち(※国宝級)が繰り広げる、異色の骨董ファンタジー!
  • 歴史上の人物たちがガイド役! 古典で旅する茶の湯八〇〇年史
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    コーヒーや紅茶同様、いや、それ以上に日本人に無くてはならない飲み物といえば、お茶。鎌倉時代に「苦いお茶」の効能を力説した『喫茶養生記』、室町時代以来の空前のロングセラー『君台観左右帳記』、茶の湯界のスーパースター・千利休の肉声を書き残した『宗湛日記』、江戸時代の茶道具の名物図鑑『古今名物類聚』、質量ともに他を圧倒する全11巻の大著『大正名器鑑』……。本書では茶の湯を知る上で欠かせない古典24冊と、それらに関わる人物22名をガイド役に、先人たちの茶の湯愛を体感できる全50話を収録。鎌倉時代から近代に至るまでの茶の湯悠久の歴史約800年を駆け抜けます。「『茶の湯』って敷居が高そう」「『古典』ってムズカシいんでしょう?」と思われたあなたに贈る、初心者向けの茶の湯入門ガイド。
  • 平安女子は、みんな必死で恋してた イタリア人がハマった日本の古典
    3.9
    〈イタリア出身の著者がおくる、新しい古典文学の楽しみ方〉 日本で長く翻訳者として活躍しているイタリア女性が、あの有名古典作品を“超訳”! 自由で古典愛に溢れた現代訳とともに、清少納言や小野小町のリアルな姿を探ります。 1000年前、経済的に自立できなかった日本の女性たちは文字通り「命がけ」で恋をして、その経験を日記や物語として書き遺しました。彼女たちの恋愛は情熱的であり戦略的。本書では『枕草子』『紫式部日記』『竹取物語』など、誰もが一度は教科書で習った10の有名古典作品を「個性的な女性たちが、恋に、出世に奮闘する平安オムニバス」として読みなおします。
  • 東京「多叉路」散歩  交差点に古道の名残をさぐる
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本古来の都市空間における「辻」(十字路、往来の多い交通の要所)は、市場にも集会所にもなる自由で豊かな場所でした。時を経て現代の東京には、古来の主街道や古道が交わるところに新しい自動車道が通り、複雑かつ特徴的な多叉路となっている場所が数多くあります。一見ただの交差点でも、そのかたわらには庚申塚や道祖神、一里塚など、「江戸以前」を感じることのできる遺産が残っている場合も。そのような面白い辻・多叉路・追分の例を、「タモリ倶楽部」出演経験もある古道研究家の著者が実際に訪れ、古地図や現代地図、現況の写真をふんだんにもちいて詳しくガイドします。新しい切り口で「歴史地形散歩」をしたい方必見の書です。
  • 猿の眼 僕ノ愛スル器タチ
    3.7
    歌舞伎俳優・四代目市川猿之助の骨董コレクションを、自身のエッセイとともにまとめた一冊。はじめて買った川喜田半泥子の茶碗やぶち割ってしまった魯山人の徳利、巡業先で求めた唐津茶碗など、思い入れのある品々を写真家・みなもと忠之氏が新規撮影。楽屋で自ら茶筅を振るい、茶を喫する姿も収録。舞台上とは違った四代目市川猿之助の一面を、読者のみなさまにご紹介します。『なごみ』2012年~2013年の連載に加筆して単行本化。
  • 野の花でおもてなし 無法庵 花往来
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古都・奈良で古美術店を営み、毎日、野に咲く季節の花を古器に入れて客人を迎える、無法庵こと田中昭光氏。若い頃から松永耳庵、河瀬無窮亭、田山方南らの数寄者、学者と交わるなかで独自の美意識を築き上げ、奈良にゆかりの美術品・茶道具を用いて大らかに茶の湯も楽しんでいます。本書では、その田中氏が慈しみをこめて器に入れた十二か月にわたる彩り豊かな茶花の数々を紹介します。また、早春の茶の湯の取り合わせや、多くの数寄者と交流した良き時代を偲ぶ「無法庵昔語り」も併せて収録しています。
  • 平成のちゃかぽん 有斐斎弘道館 茶の湯歳時記
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江戸中期の京都を代表する儒者・皆川淇園が創設した学問所の址地において、その意思を受け継いだ現代の学問所「有斐斎弘道館」が繰り広げる、「ちゃ(茶)か(歌)ぼん(鼓の音=能)」という芸能によって培われた知的でユニークな茶会の数々を紹介
  • 香道を楽しむための 組香入門
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 香道は香木のかおりを聞く芸道ですが、その中心となるのが「組香」。十人ほどが一つの場に集まって、数種類の香木のかおりを聞き分けるゲーム感覚の遊びです。組香には、香木のさまざまな組み合わせがあり、それぞれに名前がついています。香会のハウツーと、組香の例33種を紹介します。
  • 鑑賞の手引き 能舞台の主人公たち
    -
    能に登場する44人の主人公(シテ中心に)の人物像をたどり、読みやすく、見識ある文章にまとめた能鑑賞を助ける解説書です。

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  • 人もペットも気をつけたい 園芸有毒植物図鑑
    4.0
    1巻1,771円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 身近な園芸植物にも有毒な植物が数多くあります。身近なだけにその危険性を知らず、被害にあってしまうことも。しかし、有毒植物の情報は野生植物に関するものが多く、日本では園芸植物を専門に扱った書籍はこれまでありませんでした。また、近年ではペット(イヌやネコ)に対する有毒植物の情報もますます重要になっていますが、日本ではその専門書が出版されていない現状もあります。そこで、園芸植物や街路樹などに使用される身近な有毒植物を選び、まとめることにしたのが本書です。一般家庭や栽培農家のみならず教育現場、医療関係者などに、身近に存在する植物の危険性を認知してもらい、これらの植物を排除するのではなく、正しい情報と知識を提供し、より安全で、より豊かな園芸活動、また観賞を楽しんでいただくことを目的とした一冊です。
  • 茶馬古道の旅  中国のティーロードを訪ねて
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶馬古道は、雲南・四川に産するお茶を遙かチベットまで運んだ「茶の道」。茶と馬を中心とした交易の道で、ヒマラヤ山脈が連なり大河に阻まれる悪路を、キャラバンたちが半年近くの時間を費やして行き来してきた。本書は著者が2007年からのべ7ヶ月をかけて現地に入って取材した旅の記録。道のりとともに変化する風景や生き生きとした人々の表情を捉えた写真、熱い思いを秘めながら淡々と語る著者の文章がともに魅力の一冊。

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  • やさしい民俗学
    NEW
    -
    “私たちはどう暮らしてきたか?”を知るための学問、民俗学。義務教育では習わないこの学問を知ることは、日本人の生活に根づくさまざまな習慣や考え方を理解する助けになります。昔から伝承されてきた文化を扱う学問、と聞くと難しく感じますが、「花見といえば桜、になったのはいつ?」「なぜ七夕はわざわざ雨の多い時期なの?」といったテーマには親しみを覚えませんか? これらはすべて民俗学を知る上で重要なテーマ。本書はこうした馴染み深い事象を糸口に、「民俗学ってなんだろう?」と感じる人が実感を持って読めるようやさしく民俗学を説いた、入門書にぴったりの一冊です。
  • 茶の湯の不思議な“チカラ” 「侘数寄」から「わびとさび」へ
    3.0
    茶の湯が成立して間もなくに確立したと思われる「侘数寄」の理念は、その必須の構成要件として、和歌と禅があると、『山上宗二記』などの茶書が説いています。その「侘数寄」の語句は、時間の経過とともに「わび」と「さび」の語句へと変化しますが、いずれも茶の湯の根源的なあり方を示すと考えられます。本書では、このような茶の湯のあり方や理念に関わる語句のいくつかを取り上げ、その根源を探り、ひいては茶の湯の考え方や思想について検討します。そして、茶の湯を通して勇気をもらったり、学ぶ人の生きる支えとなる、その不思議なチカラの源は何なのかを探っていきます。
  • 難しいことはわかりませんが、50歳でも農業を始められますか?
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    年齢が不安。体力も不安。お金も心配。そもそも何からやればいいかわからない。――でも大丈夫! 人生100年時代。「次の仕事は農業をやりたい」と思ったらいちばん最初に読む本、ついに登場! 著者は、「新・農業人フェア」(農林水産省補助事業)の元運営責任者であり、同省へ農業人材確保の提案も行ってきた農業キャリアコンサルタント・深瀬貴範。リクルートグループで長年人事を務めた“採用のプロ”でもある著者が、セカンドキャリアに農業を考えるすべての人へ「農業の始め方」をわかりやすく解説します。 農業を仕事にするためのマインドから、知識の身につけ方、情報収集のしかた、農地や資金についての基本など、初心者が知りたい情報が盛りだくさんです。次のステージに農業を選んでみませんか?「50歳前後で農業へキャリアチェンジした先輩インタビュー」など、3つの付録つき。
  • おふうさま
    3.4
    江戸時代初期、加賀前田家利常公四女・富姫(おふうさま)が、京・桂離宮を造営したことで有名な八条宮家へ嫁ぐことに。それは徳川将軍家の顔色をうかがいつつも、朝廷と良好な関係を築くための政略結婚。入輿に際して「おふうさま」付きの侍女となった小蝶は、女主人を守っていくことを決心し奔走します。加賀前田家を快く思わない公家衆の陰謀や予期せぬ災難を乗り越えながらも、「おふうさま」は妃としての使命と秘めた恋に揺れ動いていました――侍女だけが知る「おふうさま」の心の内、その悲願とは。
  • 今日も私は、ひとつの菓子を
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    〈「いったいあんたはんは誰のために、なんのために菓子をこしらえたはるんや」〉 〈第四回京都文学賞「一般部門優秀賞」「読者選考委員賞」ダブル受賞作品(原題『一菓』)。〉 大学を卒業し、とくに夢や目標があるわけではなく毎日を過ごしていた主人公の雄司。ところが偶然に入った和菓子屋「洛中甘匠庵」で目にした「求む、菓子職人」の貼紙をきっかけに、京都島原の有名和菓子店で修業を始める。一年後に後継者を決めるという。腕は一流だが昔気質で頑固な大将との衝突、他の職人との争い、地域の人々や店の仲間たちとの交流を通し、職人として成長していくが、やがて大将の体調にも変化が……。菓子職人としての覚悟、伝統を受け渡す者と受け取る者の想いを描き出す。第四回京都文学賞「一般部門優秀賞」「読者選考委員賞」ダブル受賞作品。
  • 図解で学ぶ めくるめく日本語史の世界
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 みなさんは自分が使っている日本語の「歴史」を考えたことがあるでしょうか。令和の日本語は平成、昭和に、大正、明治の日本語は江戸時代に、そして鎌倉室町、平安から奈良時代の日本語につながっており、各時代の日本語は少しずつ異なっています。本書では奈良時代以前から近代まで、音声や語彙、文法、文字表記、資料など、日本語史で説かれていることや著者の日頃の研究で興味深いと感じることを解説しており、見てわかるイラスト図解とやさしいコラムで挫折なく、楽しく学べます。ぜひ、めくるめく日本語史の世界をご体験ください。
  • 江戸時代のオタクファイル
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 太平の世とうたわれた江戸時代、人びとは学問や趣味・娯楽で暮らしを彩りました。本書は特定の事物にのめり込んだ人、それらを生きがいとした人を「オタクの先人」とし、そのディープなオタクライフを紹介します。象に憧れ遠い異国から呼び寄せてしまった将軍、43年越しに地元のPR誌を作り上げた商人など、その興味の対象はさまざま。どの人物も自分の「好き」に忠実で、じっくりと対象に向き合うすがたは現代の私たちと紙一重。親近感すら覚えます。今、なにかにハマっている人も探している途中の人も、辛酸なめ子さんを案内役に、彼らの清々しい欲望を覗いてみませんか。
  • 10の法則で読む くずし字入門
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 NHK大河ドラマ「光る君へ」題字揮毫および書道指導担当の書家・根本知氏による、「くずし字」の読みかたの入門書です。くずし字を読み解くために押さえておくべき最小限のルールを「10の法則」とし、初心者に向けて丁寧に解説。禅語・和歌をわかりやすい図解とともに実践的に読み解いていきます。平安より手紙や和歌、墨跡などで書かれ、今も美術品や看板に見られる「くずし字」。書を読めるようになる楽しさがわかる一冊です。
  • 日本の感性と東洋の叡智
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    シドニー総領事(1985-88)、ベルギー大使(1994-97)等を歴任した元外交官の筆者が、世界的にも稀な独特の文化を持つ日本を独自に分析。日本人が元来もっていた特性=「日本の感性」と、中国をはじめとするアジア圏から輸入された思想や風習=「東洋の叡智」という切り口から、それらがどう絡み合って文化形成がなされたか、その経緯を整理。日本人が日本について「総復習・再確認」することができる教科書的な内容で、外国人に日本文化の神髄をかいつまんで説明するにも役立つ書。長年外交官を務めた著者にしか語れない経験談も多く交え、単なる教科書的な内容にとどまらない一冊。
  • 史料でみる和菓子とくらし
    4.0
    月刊『なごみ』2020年の連載を単行本化。 錦絵や見本帳、茶会記、手紙など、さまざまな歴史史料の中から和菓子にまつわる記録を紹介し、昔の人々が年中行事の中で和菓子をどのように楽しみ、大切にしてきたかをひもとく読み物です。 「金平糖をかたどった明治初期の看板」「江戸時代の人気菓子店を連ねた番付」「菓子を所望する文豪たちの手紙」など、貴重な史料の数々は当時の庶民の暮らしや時代ごとの流行、甘党たちの和菓子愛を伝えます。 カラーの史料もふんだんに取り上げ、和菓子の文化史を目で楽しめる一冊です。
  • 東京、あこがれの和菓子店
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和菓子というと「京都」を思い浮かべるかもしれませんが、実は、大都会・東京にも街に根付いた菓子舗があります。東京という変化の大きな街で、ひっそりと、たしかに、歴史を歩んできました。 本書は、江戸文化に育まれ、震災と戦災を乗り越え、茶の湯を通して紡がれてきた東京の菓子舗をひもとくルポエッセイです。長く愛される老舗から、時代を追いかける新店、そして店舗を構えない茶席菓子の店まで、東京で育まれた11の店の歴史と味を紹介します。 混沌とした時代、慌ただしい日々の中で、“和菓子とお茶をいただく”ことの意味を、あらためて見つめ直すきっかけとなる一冊です。 掲載店:みのわ(白金台)、菊家(青山)、亀屋萬年堂(吉祥寺)、象東(東久留米)、梅花亭(神楽坂)、岬屋(富ヶ谷)、源太萬永堂(大久保)、塩野(赤坂)、こまき(鎌倉)、さゝま(神保町)、越後屋若狭(両国)
  • 大原千鶴の旬を伝えるおもてなしごはん
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「おもてなしの料理は、特別なものでなくてもいいのです」――人気料理研究家・大原千鶴さんが提案する、旬や年中行事、季節感をたっぷり盛り込んだ、12か月のもてなし料理。親しいお客さんを家に招いて、いつもより華やかなお料理であたたかなひと時を。旬の食材を、少していねいに。美しさに気を配るだけで、十分に気持ちが伝わるもの。いつもの料理がワンランクアップする、「ほんのひと手間」をたっぷりご紹介。食卓を華やかにする、大原流おもてなしアイディアや、ささっと作るおつまみレシピも。
  • 芸大の先生に教わる仏像の歴史
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 京都市立芸術大学の学生たちがこぞって受講したがるという、著者による同校の「日本仏教彫刻史」の講義。同大OGの真船きょうこ氏もそれを機に仏像愛にめざめ、のちに大ヒットコミックエッセイ『仏像に恋して』を生み出しました。本書は著者のわかりやすい講義録を主軸に、真船氏による精緻な仏像イラストとエッセイ漫画とで構成。「写真と見まがう/写真より見やすい」仏像愛がぎっしりつまったリアルな描きおろしイラストは超必見! ほとけさまに救いや癒しを求める思いは、いつの時代も変わらない。仏像がつくられた当時の切実な事情や時代背景を学ぶことは、そんな人間の普遍性に思いを馳せることにもつながるでしょう。
  • 落語速記はいかに文学を変えたか
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    1巻2,090円 (税込)
    寄席に行かずに落語を知る画期的な方法として明治期に生まれた「口演速記」。三遊亭圓朝ら当時の人気落語家の速記本は好評を博し多くの読者を獲得しました。一方、二葉亭四迷らの言文一致運動にも多大な影響を与え、日本近代文学史上においても重要な役割を果たしています。演芸速記の誕生秘話や発展の歴史、そして坪内逍遥、夏目漱石ら作家たちとの関わりなどを解説しながら、明治期の落語を現在に残す第一級の資料である口述速記について考察。文学ファンのみならず、ディープな落語ファンの要求にも応えます。
  • 和の彩りにみる 色の名の物語
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 洗朱、花色、縹(はなだ)色、京紫、香(こう)色などなど、日本の色には独特の名前があります。和装の達人・染織研究家として著名な著者が、長年の経験と研究をふまえた簡潔な解説で、約50項目の基本色を中心に、美しい日本の色彩世界を紹介。美しい和の写真と、名前と対応させた色彩が、実用にも役立ちます。
  • 京の花街宮川町 芸舞妓の美Whispers of Elegance Geiko and Maiko in Kyoto’s Miyagawa-cho
    NEW
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 京都の五花街の一つ、宮川町の芸妓・舞妓の美しい姿を、京都の四季の情景や、花街の日常風景を織り込みながら紹介するフォトブック(日英バイリンガル本)。著者は宮川町のお茶屋に併設されたバーのソムリエとして日頃から芸妓・舞妓と親しみ、花街の日常や芸妓・舞妓それぞれの魅力や素の表情を引き出して撮影しています。1章は季節ごとに花街の行事や社寺などで撮影した芸妓・舞妓の美しい姿を紹介します。2章はお茶屋での日常や支度風景を中心に、3章は舞妓・芸妓になるための節目の儀式や、それぞれの装いの特徴について取り上げます。写真を楽しみながら、芸妓・舞妓の世界を知ることができる一冊です。
  • 古典エンタメあらすじ事典
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自他共に認める「古典芸能オタ」の著者が、歌舞伎・能狂言・落語などの伝統芸能や、江戸後期に大量生産された大衆向け物語(戯作)などからとりわけ「現代にも通じるエンタメ性」があるものをピックアップ。そのあらすじ、テーマ性(人間の本質がどう描かれているか)、作品がつくられた時代背景、どこがエモいかなどを解説します。複雑な物語には人物相関図を付けるなどビジュアル面も充実。ネタを探す創作者はもちろん、「江戸期のとんでも古典に関心はあるけど、原典にあたるのはちょっと……」という需要に応えます。大河ドラマ『べらぼう』との親和性も高い一冊。
  • 近代万博と茶 世界が驚いた日本の「喫茶外交」史
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    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近代の万博と日本茶、そこには切っても切り離せない深い関係があった――。明治~戦前期、日本政府は「外貨獲得の有効手段」として日本茶の海外進出計画に注力していたことをご存じでしょうか? 初参加したパリ万博(1867)では日本茶カフェパビリオンがナポレオン3世の目に留まり欧州内で絶賛され、シカゴ万博(1893)でも日本茶カフェは大人気となりました。万博とお茶の関係をつぶさに追うことで、近代日本文化史の新たな一面を掘り下げます。茶の湯愛好家のみならず、歴史好きの関心にも応える一冊です。
  • 季語を食べる 地球の恵みを科学する
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    1巻2,200円 (税込)
    本書は「食べる」ことに関連した100の季語に注目し、地球科学者としての視点から、食材となる動植物の生態、産地・生息の風土、生命の元となる海や土壌の地球規模の循環をはじめ、食物史、健康への効能、地元に根ざした企業、調理の様子、ときに原産の異国事情にまで筆を走らせる、文理の枠を超えた異色のエッセイです。句作に新鮮な視点を提供するほか、四季の移ろいを感じ、日本の食文化を考えたい方におすすめ。各項目末に掲載する秀句で余韻を味わってください。
  • 基本とアレンジ 茶の仕覆と袋もの
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶席の定番から便利な小物まで、どなたでも楽しく手づくりできる袋ものの入門書です。仕覆や帛紗にはじまり、多彩で応用しやすい12作品の作り方を分かりやすい工程写真と丁寧な解説でご紹介。古帛紗をたたまずに収納できるインナーバッグや、会員証や茶券をまとめて整理できるカード入れなど、茶席に便利な小物を多数掲載します。さらに、好みの道具を持ち運べる旅袋、ふろしきで簡単に作れるやまと袋など、日常生活でも役立つ袋ものも充実。お気に入りの茶道具に仕覆をあつらえたり、お手持ちの裂を活かしたり、手づくりの楽しみを広げる1冊に。
  • これで読める 茶席の禅語くずし字辞典
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    1巻2,288円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 100字のくずし字を手がかりとして、禅語を検索して読むことができる、これまでなかった辞典。
  • ツレが「ひと」ではなかった 異類婚姻譚案内
    4.0
    「ひと」と「ひと以外(動物・異人・他界の者)」が婚姻を結ぶ説話「異類婚姻譚」は、鶴女房や一寸法師などの昔話としても親しまれてきました。現在では、アニメ、小説などのテーマとしても人気のあるジャンルですが、入門書や体系化された書籍はありません。そこで本書では、日本や海外では異類婚姻譚にどのような話があり、どういった特徴があるのかを紹介しながら、知っているようで知らない「異類婚姻」の世界をのぞいてみます。
  • ニッポン茶室ジャーニー
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 建築史の泰斗であり、異色の茶室建築家としても知られる藤森照信氏が「行ってみたかった」全国の名茶室を実際に訪問。お茶大好きの聞き手・はな氏との異色のコンビのもと、その成り立ちや特徴、時代背景、作り手の嗜好などについて、豊富な知識でわかりやすく解説。各地のお殿様や有力者、茶人らがこだわり抜いて作った、その大胆奇抜かつ自由な発想の面白さを伝えます。藤森先生が自ら手掛けた「あの茶室」もじっくりご紹介。月刊『なごみ』2022年5月~2023年12月号連載「ニッポン茶室ジャーニー」をもとに書籍化。
  • 民藝の世紀
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    民藝運動は大正時代の日本で誕生したが、その誕生には、はじめ西洋の美術に触発され、やがてアジアの美術・工芸の美を発見したという背景がある。そして現在「民藝」は世界各国の芸術にも影響を与えている。本書では「民藝」誕生を中心とした前後2世紀の美術・工芸の軌跡を追い、アーツ・アンド・クラフツやバウハウスなど同時代の海外の芸術活動との比較、また建築や教育など美術・工芸以外の諸分野も視野に入れながら「民藝」の持つ特質や未来の美術・工芸・建築に与える可能性について考察する。
  • 拓本入門 採拓の基礎から裏打まで
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 二千年前に中国で生まれた複製技術、拓本。硬くて凹凸さえあれば、何でも実物大に写し取れるのが特徴で、中国の古い碑文、遺跡から出土した瓦や鏡などの拓本は、書道や考古学の研究に無くてはならない資料です。一方、歌碑や石仏を訪ね、歴史や文学を感じながら採拓をして楽しむ趣味の拓本があります。本書は、拓本の歴史や種類について簡単に紹介するとともに、正しい採拓の手順や準備、拓本を保管するための裏打の技法などを詳しく解説。拓本をまったく知らない人にもおすすめしたい入門書です。

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