小説・文芸 - 富士見L文庫作品一覧
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3.3誠実な男性と結婚を望む婚活女子・珠子。参拝すれば必ず恋人ができ、イケメン神主が恋愛相談にものってくれると噂の神社を訪れてみたのだが……そこには羽を生やした全裸の男が!しかも男は自分を悪魔だと言い――?
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3.8■━━━■架空和風ファンタジーの新本命■━━━■ 恩人である少年とともに剣の腕を磨いていた千早(ちはや)。しかし少年はある役目のため、千早を置いて桜花京へと旅立ってしまう。 17歳になった千早は剣術を修め、彼を探しに桜花京へ。親王の護衛に抜擢されたと思いきや、立場は人ではなく式神!? さらに、上司は畏怖される冥の中将・清雅(きよまさ)でーー。 悪霊からの文、呪われた宵壺、女房の神隠し。千早は事件と慣れない後宮のしきたりに四苦八苦するも、清雅の助言で独自の才覚を発揮して信頼を得ていく。一方で、異変は一つの疑惑へと収束し……。華と呪いの都で始まる和風奇譚! ■━━━■登場人物紹介■━━━■ □千早(ちはや) ……恩人である少年を追いかけて磨いた剣の腕を認められ、親王の側近くに。しかし、人ではなく「式神」としてこき使われることに!? □清雅(きよまさ) ……都で畏怖される「冥の中将」の地位に就く青年。白髪に赤い瞳。顔立ちは仮面で一部隠しているが、歴代で最も美丈夫だと女房達からは秘かな人気が。 □明星(あかぼし) ……清雅を護衛として側に置いている美貌の親王。女たらしな面もあるが、繊細な青年。怪異を祓う能力ももつと名を馳せているが、実はーー。 □景時(かげとき) ……千早が慕う相手。黒髪で面倒見のいい少年だったが、ある役目のため都に召し上げられて以来、音信不通の状態。 □中宮 ……明星の幼馴染でもあり、彼の兄の寵愛を受ける女性。彼女の周囲で生じている怪異を解決するため、千早は中宮のもとに「式神」として遣わされる。 □椿の典侍 ……明星によって「式神」として配属された千早を指導する女房。千早に手厳しい。どうやら、仕えているはずの中宮と浅からぬ因縁がありーー?
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3.8借金のカタに寂れた神社で働き始めた奏。すると神主の息子が突如狐に変身!そこはあやかしの隠里だった。神社の存続を掛け稲荷茶屋の手伝いを頼まれた奏は、厄介事を持ち込むあやかし相手に稲荷寿司作りに励むが!?
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3.5【国民的人気を誇るガールズグループ『coc9tail』年内解散を発表】 さて、ここで国民のほとんどがある人物の動きに注目した。 ──〈国民の王子〉柊美聖は、大丈夫か、と。 超絶美形の人気俳優、柊美聖(26)は『coc9tail』のトップアイドル、黛息吹(24)を激推しする、ファンも認める全力オタクなのだ。 息吹の芸能界引退宣言に案の定ダメージを受けていた美聖。更に息吹には結婚の噂も囁かれていて……? 超人気俳優は推しを射止められるのか!? 胸キュン必至の尊すぎる推し活ピュアラブコメ登場! ※巻末に特別書き下ろし短編3作品を収録 ※電子特典として、巻末に書き下ろしショートストーリー【#幸せになるためのドレス】を収録 ◇登場人物◇ 柊美聖(ひいらぎみさと)……26歳。〈国民の王子〉と呼ばれるほど超人気な若手俳優。オタク。 黛息吹(まゆずみいぶき)……24歳。トップアイドルグループ「coc9tail」所属の女性アイドル。美聖の推し。
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3.8京都の大学で日本古代史を専攻する博士研究員(ポストドクター)の万桜は、友人に騙され、太宰府にある廃館寸前の『天神様博物堂』へと左遷される。 そんな万桜の前に、態度がでかくて口の悪い古風な平安装束を着た“少年”――『菅原道真』が現れた!! 彼は「学者としてあまりに怠惰なおぬしを咎めにきた」と傷心の万桜を叱り飛ばし、ちゃっかり家にまで上がりこんでくる始末。 だが、渋々ながらも付き合ううちに、万桜は忘れていた“学ぶ楽しさ”を思い出し!? がけっぷち歴女とちびっこ怨霊……もとい天神様の奇妙な師弟関係始まる!
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4.0宏美は東京でOL生活中。仕事帰りにスマホを見ると、母親から突然、今向かってるとメッセージが。正直、仕事で疲れているので、相手をするのは面倒だ。そう思い帰宅すると――「お邪魔しています」。部屋には何故か、こたつに入った喋る犬がいて!? 犬は一宿一飯の恩義と言い、なんと宏美の声真似をして、やって来た母親の相手をしてくれた。すると傍目に二人の会話を聞く宏美にも、母親との思い出が蘇り……。 そんなちょっとだけ疲れた普通の人たちの物語。こたつ犬があなたの“や”なこと、代わります。
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4.5垣本正樹はどんな取引先にも好かれる敏腕営業マン。ところが高校生になった娘の実咲とは微妙な距離感で、家族の時間を作ってもらえない。そこで正樹は仕事で培った交渉術を使った、娘との関係改善を決意して……!?
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3.4OL・由奈はへこんでいた。猫のストラップが彼に幼稚だとダメ出された上、壊れてしまったのだ。そこへ目の前を二足歩行の猫がすたこら通り過ぎていく。傍らに「なんでも直します」と書いた店「猫庵」があって……?
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-◆◆◆あらすじ◆◆◆ 帝都軍で怪異を討伐する神宮寺彰人は、冷酷な軍人として民衆に恐れられている。 その彼に《千鬼の頭目》と呼ばれる鬼――嵐花の討伐命令が下った。 嵐花は絶世の美貌と強大な力を持ち、帝都中で騒ぎを起こすが、気まぐれに人助けもし、どこか憎めない。 そんな嵐花に彰人は無意識に惹かれてしまい、この鬼を討つことは正しいのか、と苦悩し始める。 迷いつつも軍人として任務を果たそうとする彰人。 だが鬼を討つ術には彰人自身の命が必要で……!? 孤高の軍人と美しき鬼。桜舞う帝都の追走劇、ここに開幕――! ※電子特典として、巻末に『妖狐の執事はかしずかない』の書き下ろしコラボSS1篇を収録 ◆◆◆登場人物◆◆◆ ◆神宮寺彰人(じんぐうじあきひと) 帝都軍陰陽特務部少尉。 当代随一の術者で、怪異討伐のためなら容赦がないと恐れられている。 ◆嵐花(らんか) 《千鬼の頭目》と呼ばれる伝説の悪鬼。 帝都中で騒ぎを起こすが、どこか憎めない一面がある。
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-仙台の片隅に佇む鄙びた古物屋。店に似合わない美しい店員は眼帯をしていた。そんな店だからか、持ち込まれるのは奇妙な品ばかり。屋根裏の湯呑、不幸の玩具――。彼女の鑑定“思い出読み”がつなぐ、想いと縁の物語
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3.5角川文庫キャラクター小説大賞《読者賞》受賞作『地獄くらやみ花もなき』に続く、 第五回 富士見ラノベ文芸大賞〈審査員特別賞〉受賞の期待作が、ついに刊行! 祖父と2人暮らしの高校生・漱也はあやかしの世との狭間「茜辺原」に迷い込む。そこで出会ったのが、青い瞳の少女・蒼生と、彼女が店主としてあやかしと人の問題を解決する「折紙堂」。 漱也は突然彼の前に現れた<真っ黒お化け>の謎を解くためにも折紙堂に通うことに。同時に、お人好しな漱也は知人の悩み事のために蒼生の知恵を借りていく。 折り紙とあやかしにまつわるさまざまな謎が、聡明な蒼生の知識と漱也の真心で紐解かれ――? 折り紙が紡ぐ、現代和風ファンタジー、開幕!
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4.0【女装の王子は宿命に挑む!】 遊牧のテントが燃えている。兵士が迫り来る。王族でありながら草原の民として生きる王女ララは、民をかばったために己の命を狙う兵に見つかり、炎の中を馬で逃げていた。殺される!死に直面したララを間一髪で救ったのは、国一番の剣士ユージーンだった。 しかし、嘘を嫌悪するユージーンに、ララの正体が女装した少年だと気づかれてしまい……!? 「お前は誰だ! ララ様はどこだ」 これは賢く純真な王子が、彼の資質を見定めんとする剣士と草原の民の幼馴染とともに、簒奪された草原の王国を再興する物語!
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4.0一風変わった探偵・喰加味に騙され、探偵の助手となった優。彼の目の前で喰加味は毎回依頼人に握手を求めるが、それは妖怪である彼が人間の悪意を食べるための儀式だった!凸凹コンビが謎解く怪奇ミステリー!
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3.0アイドルグループ「STAiRs」所属の隆治は霊媒体質。今日もPVの撮影でホラーな現象が頻発し、これでは活動もままならない。ところが他のメンバーも、口々に「見えて」いることを訴えだして……?
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3.0現代社会の裏側、呪術師たちのオークションへ、深凪は自身を売りに出した。その価値は、一夜にして滅んだ呪術界の名家・櫻木家の唯一の生き残りであること。対価に望むのは、櫻木家を滅ぼした怨霊『黒の御方』の調伏。会場の誰もが躊躇うなか、一人の青年・祀鶴が名乗りを上げる。彼こそ呪術師たちに忌み嫌われる術師殺しの一族・錦野家の現当主だった。 「その覚悟に敬意を表して、お前を買ってやる」そんな祀鶴の手を取る深凪。調伏を望む『黒の御方』が、自分を虐げてきた義母の、怨霊と化した姿だと知って――。
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2.3閑静な山奥にひっそりと佇む≪たまゆら図書館≫。千穂は一冊の書籍を手に取ったことで、本に憑く妖怪・白火と出逢う。「藪の中」「伊豆の踊子」……本に願いを込めた人と、その想いを糧に生きる儚きあやかしの物語。
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-就職を控える陽斗へ「チチキトク」と電報が届く。帰郷を迎えたのは弟・良夜。父は亡くなり、弟が家業の和菓子屋を継いだのだ。人見知りの弟のため陽斗は一肌脱ぐことになるが、真夜中の客は厄介な神様や妖ばかりで?
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3.8初代皇帝が仙人の力を借りて建国したという伝説を持つ基照国。 絶世の美女ともてはやされる酒楼の女主・祥明花のもとにある日、若き宰相の李伯慶が訪ねてくる。 実は明花の正体は、先帝の落とし胤と噂の姫・華仙公主。伯慶は滅亡寸前の国と幼い次期皇帝・紫旗を守るため、明花に協力するよう取引を持ちかけてきたのだ。 国はどうでもいいが可愛い紫旗は助けたい。その一心で、きな臭い伯慶の誘いに乗ることを決めた明花だったが……? 腕力系公主と腹黒宰相の凸凹コンビ、果たして傾国を回避できるか!?
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3.0「生きている人間って、だいたい退屈」 彼女の名前はジャンヌ・クーロン。独立独歩の最強令嬢、登場 伯爵令嬢のジャンヌは霊が見える。 さらに歯に衣着せぬ物言いを母親に疎まれ、十歳から修道院に入れられていた。 月日は流れ十六歳のある日、女伯爵である姉マリーズから帰宅を促す手紙が届く。 クーロン家でジャンヌを待っていたのは、大量に生き霊を憑けたマリーズと、伯爵家存続のための意に沿わない結婚の話だった。 ジャンヌはマリーズに「生き霊を払ったら結婚の話をなしにする」という交換条件を持ちかける。 そこで明らかになったのは、マリーズのとんでもない裏の顔で――。 霊を蹴散らし従える令嬢ジャンヌのホーンテッドコメディ、開幕!
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3.5童話をモチーフにした料理やスイーツで、ひそかな人気を集める「カフェ・グリム」。就職活動でやらかした帰り道、育美はふとそのお店へ迷い込む。店内ではグリム兄弟に扮する二人の青年が言い争いをしていて……!?
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3.7鎌倉には死に神がいる。命を奪い、それを他人に施すことができる死に神が。「私は死んでもいいんです。だから私の寿命を母に与えて」命を賭してでも叶えたい悲痛な願いに寄り添うことを選んだ、哀しい死に神の物語
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3.3仕事に疲れた望が、終電を逃した深夜の鎌倉で辿り着いた一軒の古民家。そこはメニューのない『めし屋』だった。「あんたに必要だと思うものを作るよ」謎めいた店主が出す料理は、何故か自分を知っているようで――。
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-明日にもアパートの退去を迫られた超貧乏学生の美桜。そんな彼女の元に住み込み可能なコンビニバイトの情報が! この好機逃すまじと面接に臨むが……「今日からそなたは神の嫁だ、愛を教えよ」ってどういうこと?
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3.3夢だったホテルコンシェルジュの仕事をパワハラで失った瑠奈。 いわくつきの神社で神頼みをしたために、願いを勘違いして受け取った神様・通称トラこと虎ノ助から求婚されてしまう! 無職だった瑠奈は「花嫁見習い」を兼ねて、人間嫌いのあやかし達の住まい・虎桜館で働くことに。 「けど、嫁にはならないわよ!?」と言いつつも、瑠奈は優しくあやかし達の心に残る傷に寄り添い、しだいに彼らとの距離も縮まっていく。一方で館の主である虎ノ助には、参拝客がいなくなった社の神様として限界が訪れて……。
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3.0恋愛に無縁の陽輔が、縁結びで名高い九比等神社を訪れると、突然矢に襲われる。そこへ祭神・九比等命が現われ、神の矢が通じないのは恋愛粉砕体質だと断言。神様の仕事を手伝えば体質改善してやると持ちかけられ!?
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4.5十年前に日輪が消えた国、照日原。その辺境の郷の姫・かさねは狐神の花嫁に選ばれる。だが花嫁とは、日照不足で不作続きの郷を救うための贄を意味していた。知らずに狐に喰われかけたかさねは、金目の青年・イチに助けられる。見返りとして彼が要求してきたのは、日輪を司る日神に会うためにかさねの「力」を貸すことだった。 戻る場所のないかさねはしぶしぶ同行を決める。しかしイチこそが日輪が消える原因を作り、都から追放された皇子だと気づき――。 運命に抗うための旅が、今始まる。心揺さぶるファンタジー開幕。
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-わたし、花住苑子は両親を亡くしてから、妹の絢乃と二人でつましく暮らしていた。 けれど、まだ19歳の学生である絢乃が、突然の妊娠と結婚を宣言したことをきっかけに大げんか。ボタンを掛け違えたように、すれ違って……。二人で暮らしていた東京のマンションは彼女と結婚相手に譲ることにして、わたしは大学時代の恩師の言葉を胸に、軽井沢へ向かった。 それが、妹に贈る手作りウエディングと、染色家の若旦那・登季さんとの温かな出会いにつながっていき――。
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3.8大学の学食で働く楓は、学内の人気者・朝生くんのマンションに、住み込みでご飯を作る契約をしている。学業優秀、スポーツ万能、悩み事も優しく引き受ける彼は、まさに完璧だった――たった一つ、その体重を除いて。
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3.7陽菜は社内で“営業部の鉄仮面”と有名な完璧主義男・長谷川に告白された。だが彼の“完璧な将来計画”にある女性像と陽菜はかけ離れているらしく、彼から恋人改造計画を迫られて……って絶対付き合いたくないわっ!
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-歴史好きなキャバ嬢だった杏奈は、目覚めると花魁・山吹に成り代わっていた。彼女は現代に戻れない覚悟とともに、花魁の頂点になることを決心する。しかし直後に客からの贈り物が汚損され……。山吹花魁の伝説開幕! ※本電子書籍は『江戸の花魁と入れ替わったので、花街の頂点を目指してみる』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
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-鎌倉には死に神がいる。命を奪い、それを他人に施すことができる死に神が。「私は死んでもいいんです。だから私の寿命を母に与えて」命を賭してでも叶えたい悲痛な願いに寄り添うことを選んだ、哀しい死に神の物語。キャラクター文芸のロングセラー、『鎌倉おやつ処の死に神』シリーズが合本版で登場! ※本電子書籍は、『鎌倉おやつ処の死に神』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
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-京都に居を構えるお香専門店《香魅堂》。「霊なんて存在しない」と言い放つ、慇懃無礼な十代目店主・辰巳のもとに持ち込まれるのは、やっかいなオカルト事件ばかりで……。霊感ゼロの辰巳は、どう解決するのか!? ※本電子書籍は『香魅堂奇譚』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
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-人に慕われる青年・響の酒蔵は、三百年続いた老舗。だが数々の難題が。目下、重要な収入源である梅酒の仕込みが人手不足だ。 そこに現れたのが、世慣れない乙女・三葉だった。響の役に立とうと、一途に勤める彼女は周囲に認められ、まかないも担うことに。 ふわふわ玉子焼き、採れたてトマトの胡麻酢和え、五目いなり。三葉の絶品料理と前向きな言葉の”おまじない”は、響や杜氏の背中を押す。信頼を培っていく二人だが、三葉には不可思議な点がーー? そんな中、響と三葉が挑んだ花火大会での販売が転機になり…!? ※本作品は『老舗酒蔵のまかないさん』シリーズ全3巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
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-不本意ながら再び後宮に戻された鈴雪は、とまどいながらも王と信頼を積み重ね、王の子の連続死の真実に迫っていた。 恣意的に流された「世継ぎに恵まれないのは、王后の呪い」という噂。そして、先代王后と亡き王女の存在……。 当初は敵対していたものの、協力し合うこととなった妃たちの手も借り、真実にたどりついたかに思えたさなか――鈴雪は毒に倒れてしまう。 さらに王宮の必死の対応を嘲笑うかのように、亡きはずのある女の影が闇にうごめき……。 ※本電子書籍は『雪花妃伝 ~藍帝後宮始末記~』全2巻を1冊にまとめた合本版です。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
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-【両親を早くに亡くしたあかねは、5人の過保護な兄と暮らしている。たまにウンザリしながらも円満に過ごす日々は、ある時死んだ父から手紙が届くことで一変した。なんとあかねには、あやかしの許嫁がいるようで!?】 両親を早くに亡くしたあかねには五人の兄がいる。大黒柱の長男と、やんちゃな次男に寡黙な三男、心優しい四男と毒舌な五男、六人で一緒に平穏な日々を送っていた。ところがその生活は、家に伝わる蔵を兄妹で訪れた際に一変する。蔵で見つけた不思議な箱を開け、封じられていた人外の存在“あやかし”を街へ解き放ってしまったのだ!やがてご近所から聞こえてくる怪奇の噂。退魔のイロハはないものの、事態を収めるため兄妹はあやかしの回収に乗り出す!!そして出会ったのは、狐の尻尾を持つ泣き顔の少年で…? ※本電子書籍は『九十九さん家のあやかし事情』シリーズ全5巻を1冊にまとめた合本版です。
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-【彼こそが、安倍晴明の歴史に隠れし師匠!】 この平安の陰陽師たちが最も畏れる男・賀茂光栄(かものみつよし)。安倍晴明の師であり、架空の人物ともされしその正体は――女性とも見間違う年齢不詳の美青年だった。 幼なじみの歌人・藤原為頼(ふじわらのためより)が光栄の元を訪れると、光栄はたぐいまれな観察眼で訪問の目的を見破る。驚く為頼に光栄は微笑んだ。「このくらい見抜けねば、陰陽師は務まらぬさ」そして為頼から語られたのは、麗しき罠に誘われた青年貴族の話で……。 安倍晴明に鬼才と言わしめた陰陽師が、あやしき影と対峙する宮廷絵巻。これより開宴――! ※本作品は『平安あかしあやかし陰陽師』シリーズ全3巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
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-高野山の片隅に、ひっそり佇む和菓子屋さん。木彫の看板に『春寿堂』と書かれたその店は、飄々とした狐の妖怪・玉藻が店主を務める、あやかしたちの御用達だ。そんな場所を普通の店と勘違いして訪れた青年・名月は、度々起こる怪奇事件に文句を言いながらも、玉藻のもとで和菓子作りを手伝っていくことになる。さっそく配達で向かった寺院にて、咲かない梅の木の下に女性の「影」を見てしまい―。和菓子とあやかしが、店を訪れるものたちを優しく繋いでいく。 暖かな“縁”のストーリーが、本編に番外編の一冊も加えた全7巻を一冊にまとめた合本版で登場です。
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4.0幼い頃から彼女は物語が好きだった。そしていつの頃からか、俺は小説を書くようになっていた。自作を二人で読みながら、共に成長していく日々。けれどある時、彼女は“言葉”を失っていく病であることを知って――
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3.0必要とした人しか見つけることができないが、そこに行けば確実に必要とする品が手に入るという、奇妙な雑貨屋「奇貨屋・芙蓉庵」。そこで働くことになった青年遼太が見たのは、訪れる客が心に抱える傷と闇だった。
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5.0路地を曲がるとそこは――不機嫌な“魔女”がつくる癒やしのお菓子のお店。病気の祖母に頼まれ、神楽坂にある菓子店「アデル」を訪ねた茅由。店主を名乗る傍若無人な青年・輝はなんと“魔女”を名乗り……!?
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3.8柴田晃26歳、料理人。突然の交通事故で蘇った前世の記憶――どうやら僕の前世は源頼朝らしい。導かれるように鎌倉を訪れた晃は、再び鎌倉に根ざすことを決めるのだが、かつての自分を知る人々と再会して――?
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-大学受験に失敗した春先、亮介は初恋の人、奈緒と再会した。やがて付き合い始める二人。ところが連絡手段は彼女から渡された1冊の古めかしいノートだけ。それは書かれた願いの叶う、不思議なノートだと知って……?
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4.5バーを営む伊吹は、八年前のクリスマスに妻を亡くした。もう一度妻に会いたいと願う伊吹の前に現れたのは、「吾輩」と名乗る一匹の黒猫。黒猫は、客を感動させる酒をつくったら死んだ者を呼び寄せてやると言い――。
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4.4仕事に疲れたOL・舞原留里は、ある日吉祥寺で一匹の猫となる。自由だ! と喜ぶも猫としての生活力はゼロ。焦っていると、高校の同級生・岸田頼朝に遭遇。ある特異体質を持つ彼に留里(猫)はお持ち帰りされて!?
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3.8物をバラバラにすることに異常な情熱を持つ少女・玲夏と幼なじみの少年・友紀は、総合パズル研究同好会に入部する。とあるバラバラ連続殺人事件の謎を調査する友紀たちだったが、校内で1人の生徒が殺害され――。
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-あらゆる『書』を収集・管理する機関、宮廷書庫室。その書庫長である呈舜は、部下にしてお目付け役の『戦う司書』甜珪に発破をかけられながら、今日も終わらない書類整理に明け暮れる。そんな呈舜には、宮廷内のどんな相談も受け付ける『御意見番』というもう一つの顔があった。 その日持ち込まれたのは“仙人の宝物の地図”にまつわる相談事。呈舜が怪しげな依頼を尋ねると、それが大事件の始まりで……? 謎多き書庫長が『書』にまつわる陰謀を解き明かす、中華バディミステリー!
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4.0下級貴族の生まれながら、人数合わせで急遽入内することになった暁下姫(きょうかひめ)。大貴族出身の后候補が揃う宮廷で、若き帝を巡る女たちの争いに巻き込まれるのだが……。 女性だてらに薬師を目指していた暁下姫は『ゴールは帝と円満離縁』とばかりに、香(こう)や召し物に医薬の知識をフル活用した工夫を施し、あの手この手で帝を遠ざける。しかし、そのことが宮廷を巻き込む大貴族の権力争いにまで発展し――? 降りかかる火の粉は医薬で振りで払う! 薬師(くすし)を志す姫君の、“皇后を目指さない”平安宮廷ファンタジー開宴!
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4.2龍神の末裔だけど、ただの青年・七生は、人とあやかしの共存計画に巻き込まれる。失敗すれば人口が少ない町は消滅、あやかしは行き場をなくす。異種族間トラブル解決、共存成功のため、七生の“町長業務”が始まる!
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3.0祖母が若い頃経営していた「霧雨ホテル」を相続した芽衣。しかしホテルは八尋という謎の支配人により、「人ではない客」をもてなす宿になっていた。ホテルを取り戻すため、八尋の嫁としてあやかし達をおもてなし!?
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3.8みさきは母が営む小さなクリーニング店を手伝いながら、推理小説家を目指して投稿生活をしている。 そんな彼女の日課は、お客様の様子を観察して、人となりや私生活を推察すること。 たいていのお客様のことは分かるけれど、ひとりだけ私生活がまったく見えないお客様がいる。 橘千尋様。 いつ見ても完璧な絶世の美女なのに、出されるクリーニング物は仕立ての良い男物のスーツのみ。 結婚しているようには見えないし、そもそも生活感すらまるでない。 そんなある日、クリーニング店でみさきが男性に絡まれていると、偶然来店中だった千尋が助けてくれた。 だけど「順番くらい頭の悪いクソガキでも分かりますよ」とすごんだのは男性の低い声! 完璧美女の橘さんは実は男性!? それがきっかけで、みさきと千尋はクリーニング店で起こる小さな謎を次々解決することに! 読めばちょっとだけクリーニングにくわしくなれる!? クリーニング屋さんで起こる、ふんわりほっこりミステリー。
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3.8親の見合い攻撃から逃れるため結婚相談所を訪れた咲は、目の前の相談員に訴えた。年収も容姿も問わない。今すぐ結婚してくれる人で!「では、私はいかがでしょうか」って!? いきなり始まった結婚生活だけど――?
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3.926歳のOL・桐子がある事情で同居することになったのは、水族館や古代魚が好きな幼なじみの大学生・佐倉井真也。一緒に出かけた水族館、熱帯魚ショップ、展望台。日々を通じて知らなかった互いの一面に触れ――。
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4.0幼馴染み、クラスメイト、先輩と後輩、上司と部下、恋人、夫婦――。人の数だけ、いろんな恋がある。でも、どの恋も、きっと私は知っている。人気作家の書き下ろし短編やコミックも入った、贅沢な20人の恋物語。
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3.3両親を失い、財産も奪われ、『廃屋令嬢』と笑われながらも、誇りだけは失わず生きてきた令嬢・雛。彼女のもとに、冷酷で美貌の実業家・鷹が現れる。自らの復讐のため、家柄を利用させろと契約婚を申し出る鷹に、雛はある願いの成就を条件として、名ばかりの花嫁となることを受け入れた。 敵の多い鷹との生活でも、雛は両親から継いだ教養と感性で困難を切り抜ける。彼女の仕立てた服の噂が社交界に広まると、鷹の事業の助けにも繋がった。雛の賢明な生き方は、凍っていた鷹の心も少しずつ変えていって――。
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2.7函館旧市街の外れ、坂の上の紅茶館「くじら亭」。人の心の動きを“匂い”で感じられる少女・彩は、同じ体質を持つ店主・怜二が営むその店で働く事に。やがて紅茶の香りに誘われ、不器用だけど優しい人々が訪れて――
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3.5新卒で入った会社を半年で退職し転職活動中の鈴音。運良く素敵な紅茶館で働けることになったけれど、初出社早々、本業は除霊や退魔だと知らされる。戸惑う鈴音は、さらに「あなた、誰かに呪われたわね」と言われ!?
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3.5スパニア国宮廷内の「黒塔」に囚われた少女、ティコ。彼女は、不老不死の術を知るとされる大魔術師の弟子ではないかと疑いをかけられていた。第三王子の側近であるグレンは、疑惑を頑なに否定するティコを懐柔し、真相を明らかにするよう命じられる。 怯えるティコに、グレンは目的を隠し真摯な態度で接する。ティコもその手を取った――ように見えたが、彼女にも疑いの目をかわして黒塔にとどまる理由があった。 攻防を繰り返しながら徐々に距離を縮める二人。しかし、宮廷の強大な闇に巻き込まれていき――。