【感想・ネタバレ】炎の蜃気楼 邂逅編 真皓き残響5 琵琶島姫のレビュー

あらすじ

戦国時代、御館の乱に敗れ怨霊大将となった上杉景虎は越後に甦り、仇敵直江信綱と巡り会う。謙信公の命で仲間とともに怨霊退治の旅を続ける二人だが、柏崎の琵琶島城付近では怪しい出来事が起きていた。おなごの霊たちが武者軍団となって恨みをはらしに現れ、なかでもおんな怨霊大将と呼ばれる霊は「景虎」に恨みを持つという。景虎は妻・春姫の怨霊ではないかと、調査に乗り出すが…!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

換生という行為との闘い、自分との闘い、怨霊だった自分との闘い、宿体との闘い……これまでいろんなことに対峙し悩みながらも、ひとつひとつ乗り越えてきた景虎様。
これ以上まだ何があるの?って思ってたら、奥様との闘いが……。酷。

今回のお話は女性がたくさん出てきて華やかでした。
先生が描く女性ってパワフル
怨霊になっても集まればきゃいきゃい騒いでって…うん、確かに女性特有かもしれない。
そんな賑やかな女たち7人に見込まれ、言い寄られて戸惑いつつもまんざらではない晴家さんが微笑ましかった。

そしてたくさんの華やかな女性たちが登場するも、1番美しくて晴家・直江がうっかり一目惚れしそうになったのは景虎様でした。
女装の景虎様……絶対麗しい!

結局は「景虎」違いの謙信公でしたけど、憎みながらも自分だけの景虎様を創り出そうとするその心が痛ましい。
愛と憎しみは紙一重。表裏一体なんでしょうね。
愛と憎しみが常にひしめき合って混濁している直江のことを思ってしまいました。
がんばれ、直江!

それぞれがバラバラに捜査しながらも、最後には1つのところに行き着いて謎を解明、っていう流れがとても気持ちいい。
夜叉衆かっこいい。

謎の化粧師・河鹿の正体も気になるところ。

直江に背中を守られることを頼もしく思い始めた景虎さまに心がほんわかしました。

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2014年07月18日

シリーズ作品レビュー

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