あらすじ
魔鏡に魂を封じられ、北条氏照(うじてる)の手におちた高耶(たかや)。思念波(しねんは)によって送られた映像を頼りに箱根に駆けつけた直江(なおえ)が見たのは、生きる屍(しかばね)と化した高耶の姿だった。《闇戦国(やみせんごく)》制覇を目論む北条一族は、景虎(かげとら)の魂を神木(しんぼく)に木縛(こばく)し、霊的な兵器にしようとしているのだ。一方、伊達小次郎(だて こじろう)に拉致(らち)された譲(ゆずる)は、森蘭丸(もり らんまる)の催眠術によって、封印されていた強大な《力(りょく)》を、徐々に発現させようとしていた…!!
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Posted by ブクログ
前編を読んだときには、ここからどうやって巻き返せば良いのかと
中々に絶望的な気持ちになったのだが、そこは景虎様。
㺊鏡の中から姿を投じ、思念派を送りして大将としての底力を見せてくる。
この辺り、読んでいてわくわくした。
冷酷、裏切り、など戦国時代とはこんな感じだったのだろうかと思いもした。
氏照の兄としての思いが、この巻も非常に切ない。