あらすじ
日光東照宮から、何者かに盗まれた秘宝の鏡は、人間の魂を封じこめる魔鏡だった。一方、由比子(ゆいこ)とともにプールに出かけた紗織は、謎の白い腕が次々と若い女性を水中に引きずりこむのを目撃する。《闇戦国(やみせんごく)》の北条の動きをめぐって、霊が活発化しているのだ。紗織の連絡を受けて《調伏(ちょうぶく)》に向かった高耶(たかや)たちだが、彼らを待っていたのは、練馬城の悲劇の姫・伊都(いつ)と豊島一族の怨霊(おんりょう)群だった!!
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Posted by ブクログ
東京編。
紗織と由比子の組み合わせは、姦しくて読んでいて楽しい。
好きなふたりなのだが出番がかなり少なくて残念。
氏照とのシーンは印象的。
兄として、不遇であった弟に対する様々な思いが描写され、切ない。
自分は高耶派なので、無理矢理唐突に引き込まれた闇戦国の最中
人見知りで大人に対する不信感も抱いているのに
やっと心を許してきた大人である直江に裏切られたような気持ちで
高耶が気の毒で仕方ない。
400年、だからどうした。”高耶”には関係の無いことだと思ってしまう。
千秋にそれを望むのも酷だろうが、もうちょっとフォローしてあげて欲しい気がする。