アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • ABC殺人事件

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    90年も前にこのパターンを考えついた作者が改めてすごいと思ったし、真犯人に至るプロセスも論理的で、その驚かせ方が効果的に描かれている。

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    2026年01月17日
  • 春にして君を離れ

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    しんどかった。主人公の独白もさることながら、読み進めながら、「旦那も良い大人(しかも当時は今より社会的にも強者である「男性」)のくせに、自分の人生に対する、自分の気持ちに沿った決断をしてないじゃないか」とイライラした。
    解説の方の意見がおっしゃる通り。

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    2026年01月17日
  • 青列車の秘密

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    アガサ、ポアロ、5作目。青木久惠訳
    豪華列車ブルートレイン内で起きた殺人事件。資産家の娘ルースが殺される。たまたま乗り合わせた名探偵ポアロが殺人の謎に挑む。
    怪しいのは、、別居中の夫デリク?(不倫相手いるし、義父に離婚を突きつけられてるし)父親に無理矢理別れさせられた元恋人アルマン?(今で言うロマンス詐欺っぽい事やってるし)意外と資産家老婦人の元世話係で遺産相続人のキャサリンかも?(登場した理由がいまいち分からなかったから)
    勝手に色々推測したがやはりポアロのようにはいかない。結果的に夫が逮捕されたが、真犯人は意外なところから出現!お金は人を狂わせる。

    「何が重要か。何が重要でないか。ーーし

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    2026年01月16日
  • ゼロ時間へ

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    学生時代以来振りの再読。

    改めて感じたのは、本作のミステリー性が「事件の謎」を解くものではなかったということ。
    それよりも事件がどうやって起こる状態に至るのか、その過程こそがこの作品のテーマではないだろうか。

    犯人探しやトリックが肝ではない。
    登場人物の造形や互いの距離感、感情のもつれの積み重ね。どれも単体では些細だが、それが事件に向かって整然と配置され、事件の起こる「ゼロ時間」へと収束していく。

    伏線の回収も見事だが、その伏線は日常会話や何気ない描写として置かれている。回収される度に「あれもそうだったのか」と感じる心地よい構造。

    探偵役も名探偵ではないが、それでもポワロと地続きの世界

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    2026年01月12日
  • オリエント急行の殺人

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    ちょっとずつ怪しい12人の乗客、ポアロの荷物に仕込まれた真っ赤なローブ、何気ない荷物の汚れ、証言の一致、日常会話に思える個人の思想。これらを組み合わせると浮かび上がる犯人の形。
    トリックがすごいというよりも、構造がすごい。

    現代でも色褪せないミステリーが確かにあった。

    被害者の殺され方なんかは謎解きだけでは説明不足な点もあるが、ポアロにとってそこは重要じゃないから仕方ない。読み手の想像力次第かな。

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    2026年01月11日
  • 春にして君を離れ

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    タイトルと表紙がとても好き。
    昔、同じようにタイトルと表紙に惹かれて読み始めた時は、
    何も起こらない退屈さと、主人公の独りよがりなところが嫌で
    中断してしまった。
    最後まで読めるようになったのは、自分が大人になったからか、
    何らかの諦めを知ったからか。
    こういうお話は、欧米小説にはあまりないと思う。
    好き嫌いはさておき、とても印象深い作品だった。

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    2026年01月11日
  • パディントン発4時50分

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    1957年発表、ミス・マープルシリーズ第7作。芝居っ気たっぷりの導入にさっそく心を鷲掴みされる。事件そのものがあるのかないのかあやふやなまま、ミス・マープルは推理力だけで事件の舞台となるクラッケンソープ家を指し示す。探偵の助手や警察の面々の配役も絶妙で、彼らの人間性が物語としての面白さをぐっと深めているので、ミス・マープルものを何作か読み進めているとなお楽しめる。

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    2026年01月10日
  • 蜘蛛の巣〔小説版〕

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    一番の演技派はミス・ピークだった
    家の所有者であることを隠して、借りた人の元で働くなんて
    ジェレミーもすごい
    レモン汁で隠し文字するの、やってみたい〜

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    2026年01月09日
  • アクロイド殺し

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    フェア・アンフェア論争があるってこと以外は知らなかったので、面白かった。
    100年前にこれが書かれてるってすごいな

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    2026年01月08日
  • ビッグ4

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    ネタバレ

    まだあまり多くは読めていないけれど、他のポアロ作品とは少し毛色が違う気がしました。やっぱりヘイスティングズが語り手の方が面白いなと、「アクロイド殺し」を読んだ後だからか、そう感じました。安心して読める。

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    2026年01月07日
  • ポアロ登場

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    ネタバレ

    お互いを小馬鹿にしあいながらも一緒に住んだり行動するのが微笑ましくなる短編集。「安アパート事件」「エジプト墳墓の謎」「謎の遺言書」「チョコレートの箱」が面白かったです。エジプトで荒れてるポアロも面白かった!

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    2026年01月07日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ネタバレ

    事件の真相は二転三転し、最後の最後まで気が抜けずハラハラしながら楽しめました。スタイルズ荘に続き、またも男女の愛でお互いを庇いあい捜査が難航するパターン。関係性とか過去とか、色々と複雑だったなぁと思いながらも、「今、ミステリーを読んでいるぞ!」という気持ちになりました。

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    2026年01月07日
  • ナイルに死す〔新訳版〕

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    オリエント急行殺人事件(2017映画版)、ABC殺人事件、アクロイド殺しに次ぐ、自分にとって4作目のポアロシリーズ作品として読破。張り巡らされた伏線、個性的なキャラクター造形、繊細な人間描写、驚きのトリック等々、安定の読み応えを感じられる作品だった。物語中盤までなかなか殺人が起きない点でミステリー小説らしくない展開だったが、その部分もしっかり面白く読むことができた。改めて、クリスティーの単なるミステリー小説家以上の文才、凄さを感じた。

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    2026年01月07日
  • 白昼の悪魔

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    ネタバレ

    かなり前にドラマを観て、真相が衝撃だったので、犯人は覚えていた。
    読者の思い込みを利用して、それまで見えていた人間模様を根底からひっくり返すのはクリスティー作品によくある展開だけど、今作はその巧さが際立っている。

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    2026年01月05日
  • 春にして君を離れ

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    最後が恐ろしすぎて鳥肌がたった。
    惨たらしいとはこの事。
    賛否両論あるけど、このラストの衝撃で怖すぎて星をマイナス一にした。怖すぎる。

    でも実はこういうのって日常にたくさん隠れてるよね、の答え合わせをしてくれている優しい結末なのかもしれない。

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    2026年01月05日
  • 牧師館の殺人

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    名探偵ポワロと双璧を成すアガサ・クリスティーの生み出した名探偵ミス・マープル長編第1作目。ポワロがシャーロック・ホームズの系譜なら彼女はブラウン神父の系譜と思われる。というのも一見するとただの老婦人だが極めて正確な観察力と洞察力というところと教区の信者ではなく村人を引き合いに出すところは似ている。違うの事件の性質でトリッキーさだろう。本書は後世に残るトリックではないが非常に読みやすく真相に現実味がある。またキャラクターとして歴代の名探偵達に劣っていないところは魅力的といえよう。

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    2026年01月03日
  • NかMか

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    一作目である『秘密機関』の続きが読めるぞ、と意気込んで頁を捲ったら20年経ってて驚いた。
    なるほど、この間に短篇集出てるのか。
    今度買いに行こ。
    でもこの夫婦、年齢に関わらずチャーミングだよねえ。
    トミーの潜入先に先回りしたり、危険と隣り合わせなのに楽しんでしまうタペンスには敵わない。
    冒険小説があまり好きじゃなくても「面白いな」と素直に思える数少ないシリーズです。

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    2026年01月03日
  • ビッグ4

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    個人的には面白かった。最初の方は騙された。
    ミステリー要素というかアクション寄りだがストーリーとしては面白かった

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    2026年01月01日
  • アクロイド殺し

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    ミステリー好きなら多分知っているであろうトリックを恐らくは初めて効果的に使用した傑作。トリックについては藤原宰太郎というトリックバラシの鬼のような作家がいてその人の著作で先に知ってしまった。
    なのであまり期待せずに読んだが、改めて読むと古臭さ(もちろん時代的な古さはあるけど)と強引さがなく抜群に読みやすいのでオチに納得がいく。未知の状態で読んだら更に楽しめたと思う。
    本編と関係ないけど引退したポワロがヘイスティングの事をしみじみ語っているのが凄く良かった。

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    2026年01月01日
  • ポアロのクリスマス

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    ネタバレ

    えらく“かっこよさ”を押してくるなぁと思ったら、そうきたか!
    クリスティの描写からわたしもあの人はかっこいいと思ってたのに。
    やられたわ。

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    2025年12月31日