高田崇史のレビュー一覧
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高田崇史短編集。高田崇史といえば歴史ミステリーですが、ユーモアミステリーの「迷人対怪探偵」、群像劇の「オルゴールの恋唄」、私小説のような「茜色の風が吹く街で」とバラエティに富んだ内容になっています。歴史ミステリーももちろん収録。
印象に残った作品について。
「迷人対怪探偵」のシュールさが心地よい。やはり、高田崇史がこのテイストを書くのか、といった驚きが忘れられないですね。振り切って書いたのだと思います、いいです。
「オルゴールの恋唄」の歯車が噛み合ってゆくかのような心地よさ。この感覚を初めて覚えたのはゲームの『街』なんですが、噛み合ってきたぞの疾走感が楽しい。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレホームズはコナンと大逆転裁判での知識しかないにわかですが、何とかギリギリついていけました。
きっともっと理解出来てた方が面白い気がします。
全編を通して古典文学ならではの議論と言うか…誰にも答えが分からないあの感じ…最高に好きです!
作者様( コナン・ドイル )が本当は何を考えてそうやって描写したのか…気になってしまいます。
事件の方は相変わらず『オマケ』のような感じで、それ以外がメインです。
ホームズ=モリアーティ教授説はにわかの私でも知っている位の説なので、出てきた時に「知ってる!これ知ってる!」と思いましたが、それすらにわかでした…笑
色々な説を読むうちに本当はどうだったのか…とて -
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Posted by ブクログ
新本格30周年記念アンソロジー…アンソロジーってあまり手に取ることはこれまでなかったけど、どうしても読みたかった恩田陸先生の 『麦の海に浮かぶ檻』を読むために手にしました。やっぱりいいなぁ…『麦の海に沈む果実』の番外編、主人公はあの人!だから、今そうなんだぁ~と納得できました。読めてよかったです!
他の作品では、綾崎隼先生の『時の館のエトワール』:時間が狂う館、「時の館」に修学旅行で宿泊することになった女学生…時間が狂うとはどういうことなのか…。
井上真偽先生の『囚人館の惨劇』:兄妹の乗ったバスが転落事故を起こす…生存した他の乗客と一緒に近くにあった館で救助を待つことになったが…その館は囚人 -