あらすじ
月を祀る神社で続く殺人事件。京都・月読神社で発見された女性の絞殺死体。翌朝には近隣の松尾大社で、女性の兄の死体が鳥居に吊るされる。京都を旅行中の桑原崇と棚旗奈々は、事件を取材中の小松崎良平に謎解きを請われる。古来、日本で、月が「不吉なもの」とされてきた恐るべき理由とは。QED新作。
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匿名
物語の
中盤から最後まで、読むことがやめられない面白さでした。月読命は実はそんな解釈があるのかと長い年月で、真実が隠されてしまうこともあるのかと思いました。
Posted by ブクログ
京都西部の松尾大社にまつわる話。
月はなぜ不吉と言われているのか?三つ巴紋の意味とは?
一読後に実際に舞台となった神社などを巡るのが本シリーズのおすすめの楽しみ方。
Posted by ブクログ
月を仰ぐという行為は、いつから人の思考を深くしたのだろうか。高田崇史『月夜見』は、月神信仰にまつわる不可解な事件を端緒に、主人公が歴史・言語・宗教の深層へと分け入っていく知的ミステリーである。
作中に繰り返し響く flumen――流れ。時間であり、血脈であり、文化そのものの比喩だ。過去は断ち切られず、形を変えて現在に滲み出る。
合理の光で照らそうとするほど、月の影は濃くなる。川は止まらない。謎を解くより、問いとともに流れ続ける姿勢こそが、思考を深くするのだ。
Posted by ブクログ
久々に読んだQEDシリーズ。
崇と奈々が京都を訪れると、ちょうど行き先の一つ松尾大社で殺人事件が起きていて、事件を取材していた小松崎に謎解きを頼まれる。
ツクヨミに焦点を当てた蘊蓄はなるほどと思ったが、殺人事件の方は相変わらず付け足しみたいな感じで、特に今回は突拍子もない犯人の心情に説得力が感じられなかった。