【感想・ネタバレ】QED 六歌仙の暗号のレビュー

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Posted by ブクログ 2014年09月20日

いやー、面白い。
日本史に疎いゆえに、理解力は低いけれど
それでも面白かった。
よもや、六歌仙と七福神にこんな繋がりを見出すなんて。
読んでてドキドキしました。

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Posted by ブクログ 2013年08月31日

QEDシリーズ2作目

六歌仙の暗号とあるのに、七福神の話から始まったので、「??」と思っていましたが、読み終わるとこのタイトルで納得です。

六歌仙と七福神についての話はすごく面白かったです!
2つがきれいに繋がるところが壮大で、夢中で読みました!!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年01月30日

シリーズ中で個人的に一番好きな話であり、QEDシリーズを人に勧める際に一番最初に読ませるのがこの「六歌仙〜」である。○○に見せかけて実は・・・といった仕掛けの施し方は、後の東照宮〜にも通じる。乳鉢を使う上で常識の話も化学関係者には心当たりがあるはず。オススメ。

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Posted by ブクログ 2011年08月21日

桑原崇、棚旗奈々らの母校 明邦大学にまつわる事件を民俗学・薬学の知識をフルにつかって解き明かしていく。崇はやはり祟くんの方がしっくりとくるなぁ。

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Posted by ブクログ 2023年02月28日

第二弾は六歌仙と七福神の謎がテーマ。
平安時代の和歌の位置付けは、現代のような雅な文化に留まらず、政治的駆け引きや怨念すら言霊に込める非常に重要なツールであり、当時の常識ではその効果が信じられていたという説明は、目から鱗であると共に非常に納得できるものでした。
六歌仙と七福神の関係についての考察まで...続きを読むいくと理解力が足りないので半分流し読み的になってしまいましたが、それでも説得力があるように感じられた。
このような深い知識と考察を織り込んだ作品をシリーズ化できるとは、高田氏の能力は類い稀なるものだと思います。

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Posted by ブクログ 2023年02月10日

再読。
相変わらず、きらびやかさや陰鬱さが目に浮かぶような巧みな描写でした。

全然本筋ではないのですが、ちょうど鎌倉殿の13人を追っかけで見ていたので、史実ながらもこれからの先のネタバレ!と思いながら読んでいました。
そういう意味では、和歌もよく取り上げられていましたし、良いタイミングでの再読だっ...続きを読むたかもしれません。

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Posted by ブクログ 2022年08月27日

QEDシリーズ第2弾。この作品から事件の「歴史離れ」が進行し始めるわけです。とはいっても、一部は(無理やりの感はありますが)かかわりがあるみたいです。 
 歴史薀蓄に溢れた作風には力強さが出てきたかな、という感じがする作品ですね。作者の仮説もまあ「納得」できなくもない、というか納得させられる論理を展...続きを読む開してくれちゃってます。ということで、まぁこの作品は結構気に入られている方は多いと思います。

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Posted by ブクログ 2020年02月22日

読書録「QED六歌仙の暗号」4

著者 高田崇史
出版 講談社文庫

p295より引用
“「今、説明したばかりじゃないか。きみは
すぐに前後・左右・黒白と分けようとする。
世界はもっと混沌として存在しているんだ。
何故、漢方と近代医学を分ける必要があるん
だ?同じ人間の体についてのことじゃないか。
...続きを読む俺は両方信じているし、同時に両方信じてい
ない」”

目次より抜粋引用
“一諾千金
 二仏中間
 三界諸天
 四方四仏
 五里霧中”

 博学な変人薬剤師とその後輩を主人公とし
た、長編ミステリ小説。同社刊行作文庫版。
シリーズ第二弾。
 ひどい花粉症を口実に、京都への出張を上
司から押し付けられた主人公・棚旗奈々。も
う一人の主人公・桑原とも京都で合流するこ
ととなり、もやもやと考えを巡らせていると
き、大学の後輩から電話がかかってきた…。

 上記の引用は、世の中にある区別について
の桑原の台詞。
良いか悪いか二つに一つで判断できるなら、
悪い方を排除するだけで物事は良くなるので
しょうが…。なかなかそんなに簡単にはいき
ませんね。少しずつ様子を見ながら、うまく
バランスを取れるようになりたいものです。
 身近に昔からある縁起物の神様と歴史上の
出来事が、糸をより合わせるように絡みなが
ら、綺麗に結末へと向かっていきます。
日本史と古典をしっかりと学んできた人ほど、
より面白さを味わえる作品ではないでしょう
か。

ーーーーー

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Posted by ブクログ 2017年02月07日

QED-2。
/七福神と六歌仙のなぞ。七福神を調べたことで死がまっている。
どちらともさして興味はなかったけれど読むとおもしろい。ミステリーの推理より歴史のほうが印象深い。
C0193

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Posted by ブクログ 2014年06月21日

好みにドンピシャでした!
前作の百人一首も好きでしたが、今回は七福神、六歌仙と、よりわかりやすいしインパクトが大きいネタで、すごく興味深かったです。

平安の歴史にものすごく興味をひかれます

事件は、ほとんどおまけみたいな感じですが

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年05月05日

面白いのか。そう問われると微妙な気もするが、知的好奇心を多々満たされる。ミステリーとしてのストーリーより七福神と六歌仙から導かれる日本の歴史がとても興味深くて面白い。
本来ならば古今和歌集を片手に読み進めたいところだ。それができない時間的・精神的余裕が無いことが非常に残念。

さて、ミステリーとして...続きを読むのラストは不満が残る。専門用語で言うならば、なんだかなぁ。である。やはり歴史ミステリーに力が行ってしまったため、彼女らの運命は救われなかったのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2013年03月07日

再読。
やや強引さを感じつつも六歌仙と七福神の謎解きはおもしろかった。和歌の奥深さが新鮮。詠み人や編纂人の歩んだ人生から隠された意図を探る解釈もできるのかと歴史のロマンを感じる。
事件の行方も謎解きもインパクトあり。

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Posted by ブクログ 2012年03月29日

現代人には理解できない昔人の思想、そして歴史というものが垣間見えます。七福神・六歌仙・そして平安の人の生き方などに興味を持ちました。

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Posted by ブクログ 2011年12月12日

QEDシリーズ2作目。今回のテーマは六歌仙と七福神の関係について。
1作目の百人一首より今回の方が分かりやすくて面白かった。まぁ、1作目を読んで予備知識が頭にある程度入っていたからかもしれないけれど。本来のミステリより、薀蓄の方に相当ページ数が割かれており、このジャンルが苦手な人には不向きかもしれな...続きを読むいが、私は大好物なので、意外な2つの関係に興味津々、楽しく読めた。

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Posted by ブクログ 2011年07月28日

七福神の謎と殺人事件を組み合わせて話を盛り上げているのは面白いが、薀蓄部分の妥当性が良くわからない。本当かなあと思うことが多くていまいちのめり込めなかった。ミステリ部分の決着のつけ方も納得がいかないが、意外性ではピカイチだと思う。

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Posted by ブクログ 2010年04月19日

奈々の後輩・貴子は亡くなった兄の意思を継ぎ、卒論のテーマを「七福神」にしたと言った。
「明邦大学」では過去に起こった学内の事件からそのテーマはタブーとされている。しかしそれを承知で貴子は選んだと言う。桑原崇に協力を得たいと言う貴子に驚きつつも橋渡しをする奈々。
京都で落ち合った3人は崇の案内で七福神...続きを読む巡りを開始した。
七福神テーマをタブーにしたとも言える佐木教授の死の真相を解明しようと訪れた小松崎も加わり、ホテルのラウンジに陣取る4名。
席を外した貴子の戻りが遅いことを心配する中、木村助教授自殺の一報がもたらされた。



一作目と同様に、事件解明も去ることながら薀蓄が面白いです。
相変わらずタタル(桑原崇)だけが事件の真相を知ってるという作り方ですが、タタルのキャラが好きなので良しと。
今回出てきた「レオナルド」というカクテルは是非一度飲んでみたいです。苺とシャンパンのカクテルだそうで、ミモザと並べてみたいなぁと馬鹿な事を思ったり(笑)
という感じで、このシリーズはカクテルがちらちらと出てくるのでそちらに興味のある方は楽しめます。
思うに、事件よりも薀蓄の方が複雑。

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Posted by ブクログ 2021年07月30日

前回の百人一首よりも読み飛ばすところは少なくなった(笑)
今回は七福神と六歌仙の関係を紐解いている。
前回よりも読みやすく感じたのは、慣れとより身近な題材だからであろう。
ダヴィンチコードが好きな人にはハマると思う。

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Posted by ブクログ 2019年07月27日

六歌仙と百人一首は同じ…で何故七福神と六歌仙が同じ意味を持つのか…頭の中が色々な言葉で、人物で、まとめる事は難しい。平安時代にそこまで考えて封印として和歌を残したのか暗号にするのか…。他の書物でも調べてみたい。

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Posted by ブクログ 2017年09月11日

密室殺人と六歌仙の謎。もう六歌仙と怨霊の方がメインすぎて殺人霞む笑。お兄さんの死は事故だったのか、事件だったのかわかんなかったのが残念笑。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年06月12日

百人一首の謎に続き和歌集にまつわる謎に挑むQED第二弾。相変わらず饒舌に語られる薀蓄が凄い。
恨みを持って憤死した人物が怨霊になるというのは平安あたりの時代では当たり前に考えられていた。知識では知っていたけど、その当時の市井の人々の知識水準に合わせてそのことを考えたことはなかった。
それにしても、こ...続きを読むの六歌仙と七福神の謎を解き明かすタタルも凄いけど、再興のときを待ち続けて代々秘密を守り抜いてきた木村家の人々の執念がおぞましくも物悲しくて、なんとも切ない物語でした。

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Posted by ブクログ 2015年09月13日

初期はウンチクもわかりやすい笑

現実事件の結末はなんともなぁ、ってとこですが、六歌仙と七福神の話は楽しめました

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Posted by ブクログ 2014年05月09日

奈々ちゃんの疑問にはっきりと答えられないタタル先輩が新鮮でした。
六歌仙と七福神の謎は、ちょっとこじつけ?と思わなくもない。

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Posted by ブクログ 2014年05月02日

 とか云って、読むんだけどね、2作目も。

 2作目、と云っても下敷きが百人一首と六歌仙ということで、どことなく2作で1編のような雰囲気もある。
 そのぶん、必要な予備知識に大きく差がないので読みやすいとも、云える。というか実際には、平安の和歌、というものをちょっと本格的に調べて、考えに考えれば、本...続きを読むの2、3冊くらい書けてしまうということなんだろう。
 本書の目玉とも云える証明は、そのものずばり、『六歌仙=七福神』。ここだけをこうやって書くとお前何云ってんの的な視線がぐさぐさと突き刺さってくる気がして、その証明手順を事細かに説明したくなるんだけれど、まぁそこは読んでみて、信じるか信じないかはあなた次第、というやつである。

 オレはどちらか、と云われると困るのだけれど、喜撰法師「わが庵は…」の歌を、節を組み替えて解釈する部分に関しては少し無理があるようにも思う…けれど、それって、ドラえもんはどら焼きの餡と皮とどっちが好きでしょう? ってクイズと同じレベルで、「あんあん餡、とっても大好き」だから餡が好き、っていう解釈も、「餡、取っても大好き」だから皮が好きという解釈もまかり通る。まかり通ってる?
 つまり、解釈可能性の問題と、その可能性を信じている人間が居る、という問題。
 いま自分たちが認識している歴史も、構造としてはこれと同じでしょう? という、恐怖もある。
 せめて、自分自身ですべてを解釈し直しておかないと、きっといつか、何処かで後悔するんじゃないか。

 …なーんて。
 取り敢えず、だけど、ダ・ヴィンチ・コードとかで熱くなるより先に、こういうの読んだら? と思うところでは、ある。

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Posted by ブクログ 2014年03月20日

2014.3.20処分

Q.E.Dシリーズ2作目。
六歌仙と七福神の謎について検証されている。
六歌仙=七福神という説はとても面白く、和歌の裏の意味や暗号としての有り様など、興味深かった。
もうそれが正解なのではないかと思うくらい論理的に解明されていくので、ミステリーというより専門書としての印象が...続きを読む強い。
ミステリーとしては…一応密室と思われる状況が出てきたり、犯人の逃走経路に疑問があったりするのだけれど、ありがちな解決で今ひとつ印象に残らなかった。

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Posted by ブクログ 2014年03月16日

七福神に関していろいろ
知ることができておもしろい。
寺院巡りがしたくなる。

高田さんの作品は
新しい知識が得られるので
楽しく読める。

前作はすっきり!だったけど
二作目は事件解決!って感じでは
なくてなんだか複雑なラストでした。

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Posted by ブクログ 2012年04月22日

六歌仙の謎をテーマにした歴史ミステリ。六歌仙というか、七福神というか、ここまで書くとネタバレっぽいが、これにまつわる殺人事件が起きて、事件と歴史の謎を同時に解決していく展開。

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Posted by ブクログ 2012年02月18日

またしても和歌が登場して、その歌と歌とが繋がって…というシーンがあり、前作と似たような雰囲気だったのは少しばかり残念。でも良く言うならば、前作でその辺りの勉強が出来ていたおかげで、和歌が登場してもスッと入って行けました。

犯人や、その動機については前作より心に残りました。本当に「家」って何なんだろ...続きを読むうなぁ…。そこまで「家」に縛られて、最後にはあんな運命を辿るなんて悲しくて、遣る瀬無いです。

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Posted by ブクログ 2011年11月14日

歴史ミステリ

言霊に寄せられた神秘的な古代の日本の思想、人と家の関係。歴史物は趣味ではなかったですが興味深く読めました。真偽のほどはともかくとして、しっかりと描かれた作品だと思います。

ただ推理の部分は今一つな印象。感情描写などもちょっと作者の思考が見え隠れしている気がします。

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Posted by ブクログ 2011年07月25日

百人一首よりは読めました。家のために人がいるのか、人のために家があるのか。伝統のある家がなくなるのはステータスが消えるようで少し悲しい気もします。これも家に縛られてない現代っ子だから思ってしまう事なんでしょう。所詮人事。

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Posted by ブクログ 2011年07月20日

「これはさすがにこじつけじゃないか」と思うくらいに
幅の広い出典の助けを受け、持論の証明を行いますが
そのフィールドの広さは「ミステリ作家!?」と驚くほど。

「六歌仙」と「七福神」、
疎い人でも聞いたことあるだろう有名な2組を
大胆に繋げちゃう証明は、殺人事件の
真相なんて(!?)霞んでしまうくら...続きを読むいです。
そして、歴史の授業で習うレベルに周知の
事柄の裏に潜むドラマに感嘆。

本作は特に本当にミステリとしての技巧は、
おまけくらいにしか感じられなかったので
ミステリ好きには少し物足りないでしょうか??

私はこういうの、大好きですけど!
読後は誰かに思わず語ってしまいたくなるような…
そんな好奇心満たされる一冊でした。

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