【感想・ネタバレ】QED 鬼の城伝説のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2012年11月01日

桃太郎
温羅
吉備津彦神社
鬼ノ城
岡山に関心のある方は一度読んでみてください。

ただこれから桃太郎の絵本を読ませる気にはならないかも

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Posted by ブクログ 2011年08月21日

シリーズを重ねるごとに旅情ミステリーっぽい要素も増えてきた感じがする。(まぁそれでも神社仏閣巡りが中心ですが)鳴神神事とか行ってみたくなります。

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Posted by ブクログ 2020年03月10日

読書録「QED鬼の城伝説」4

著者 高田崇史
出版 講談社文庫

p185より引用
“「あなたは笑うけれど……。でも鬼の城に
関しては、本心からそう思うわよ。確かに学
問上の立場からも、人間心理学上の観点から
も、例外的な存在は居心地が悪いわよね。そ
こで何とか類型を模索して、それらの仲間と
して...続きを読む当てはめようとしてしまう。これは人間
の欠陥ね」”

目次より抜粋引用
“ANTICIPATION
 TRANSFORMATION
 CALCULATION
 GENERALIZATION
 UNQUESTIONED”

 博学な変人薬剤師とその後輩を主人公とし
た、長編ミステリ小説。同社刊行作文庫版。
シリーズ第九弾。
 夏の行楽シーズンに入る七月後半、人が集
まることによる病気の流行のために忙しくな
るの、主人公・棚旗奈々が勤める薬局も例外
ではなく、夏休みについて上司に話を切り出
すタイミングも難しいもので…。

 上記の引用は、古城の建築方式についての
主人公・棚旗奈々の台詞。
自分たちの納得のために作られたのが、分類
学なのかもしれませんね。分類学の一番の発
明は、その他のカテゴリを作ったことだとか、
どこかで聞いたことがあります。自分たちの
わからないその他の部分に、大切な物事が気
付かれずに存在しているのかもしれないです
ね。
 日本人なら大抵知っている、桃太郎の昔話
についての考察がなされています。大きな声
で同じことを繰り返して話すような人たちに
は、よくよく気を付けた方がいいのかもしれ
ないなと思われる話です。

ーーーーー

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Posted by ブクログ 2019年09月24日

岡山県舞台の桃太郎の話。
何故鬼退治をしたのか、桃太郎は誰なのか、 シリーズで読んでいるがなかなか理解出来ない。
古文で書かれていると飛ばして読むから余計なのだが、伝説は本当にあった歴史書で
それを紐解く崇が魅力があるから続きも購入しちゃうんだよなぁ

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Posted by ブクログ 2016年12月17日

『しかし犯罪の動機なんて、幽霊みたいなもんだ。実はそこに何もなくても、見方によってはきちんと存在して見える。霧の中に浮かび上がる自分の幻のようなものだよ。それは、目の前に起こってしまった事件を、自分の心に納得させるための論理武装だからな。』

あいかわらず素敵なプロット。第9作目。19作まであるから...続きを読む、しばらく困らないな。
お約束の謎解きは実に素晴らしい!

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Posted by ブクログ 2012年03月15日

これまでの史観を踏まえて、大きな問題に切り込んでいく。

「鬼」の持つ複雑な意味合いを、現代の事件もうまく結びつけて説明してある。

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Posted by ブクログ 2011年12月01日

鬼の解説はもうおなじみのパターン。
だんだん名前がでてくるだけでピンとくるようになってきましたw
それよりタタルさんと奈々ちゃんニヤニヤしてしまう!

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Posted by ブクログ 2011年09月20日

今度は桃太郎伝説。

しょっぱなにDNAに記憶が含まれるか?ってところから始まり、

岡山の薀蓄から、日本神話、温羅伝説、仏教の唯識、DNAと
頭がフル回転!!

もう面白すぎ。

知的好奇心をここまで満足させてくれるミステリは
他にないのではなかろうか。

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Posted by ブクログ 2010年02月06日

このシリーズ文庫も9册目!!今回も歴史うんちくがたぁ~~っぷりで、大変楽しめて、目から鱗でした。
ただ、今回はタタルさんが後半からの登場だったのが、物足りないっていえば、物足りなかったなぁ~~。事件解決もタタルさんが解明するって部分では薄かったし。
それにもっとタタルと奈々の絡みを読みたかった(笑)...続きを読む

でも、桃太郎伝説についての謎という部分ではとっても食い付いてしまった(笑)
桃太郎とは、猿、雉、犬とは・・・そして鬼とは・・・
この本を持って岡山歴史巡りしたい位(笑)それ位の蘊蓄たっぷり、歴史資料としても楽しめる!

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Posted by ブクログ 2009年12月23日

桃太郎や鬼の騙り。
日本人にとっておそらく一番ポピュラーな昔話だからか、似た題材の竹取伝説より面白かった。
「DNAに記憶は残るのか?」
このテーマも興味深い。

そして動機のトンデモさも相変わらずで何より。

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Posted by ブクログ 2021年08月09日

久しぶりに手に取ったQ.E.Dシリーズだったけれどいまいちだったかも。
テーマの桃太郎は、色々なところで触れているのでちょっと食傷気味だったこともあるが、何だかキレがなかったような・・・。伏線の回収がアッサリしすぎているのも残念だった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月05日

とりあえず密室殺人事件の現場で警察が地下通路を発見できないなんてボンクラアリなんだろうか。笑動機の解明はタタルさんでいいんだけどその辺は頼むでーーー。。。

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Posted by ブクログ 2017年05月13日

QEDシリーズ9作目

鬼と桃太郎伝説がテーマでした。

相変わらず歴史に関する部分はとても面白い。
ちょっと勉強が足りなくて、付いていくのがやっとだけど、読んでいてすごくわくわくする。

ミステリー部分は淡白だったけど、ダイイングメッセージの解釈はとても面白かった。

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Posted by ブクログ 2015年08月15日

土蔵で首切り死体が見つかる事件に首を突っ込むいつものメンバー。鬼から温羅、桃太郎と話が進むにつれて、事件は普通に考えると時代錯誤といえる理由で起きたことがわかり、でも自分たちの刷り込まれている情報が昔のことなのか今の事なのかの違いかもしれないと考えさせられる一冊でした。

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Posted by ブクログ 2015年07月06日

たたる君がでてこないとつまらん?

現実の事件がなんか浅くて、ちょっと残念な感じでした。桃太郎の伝説は楽しめたけど。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年05月26日

またもや読み終えるのに時間がかかってしまった。だが、やはり終盤の崇による怒涛の歴史解釈は面白い。
輪廻転生=DNAを主体とした遺伝のこと、というのは、ドーキンスの『体は遺伝子の乗り物』を思い出す。
そしていよいよシリーズを通しての共通テーマとして、タタラというキーワードを無視しては語れなくなってきた...続きを読むが、崇のあだ名がタタルであることは、今後重大な伏線となったりするのだろうか。今のところはまさかね、とは思っているのだが…。

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Posted by ブクログ 2014年04月23日

正直犯人も被害者も過去の因縁のとばっちりを受けた印象。
タタル先輩の講釈にもあったけど、嫌な手を使うなあ。

ところでタタル先輩!
最後に爆弾(?)発言きたなこれ!
と思ったのに何故進展しない!

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Posted by ブクログ 2014年01月18日

”QED 鬼の城伝説”高田崇史著 講談社文庫(2008/03発売)
(2005/01発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:佳多山大地。)

・・・岡山総社市の旧家、鬼野辺家に伝わる”釜が鳴ると凶事が起こる”という言い伝え。ある日、凶事を告げる釜が鳴り、土蔵には生首が。
事件に相対した崇は吉備津彦命と”...続きを読む桃太郎”について語り出す。

・・・上記に続く、第二の事件に”ダイイング・メッセージが犯人をしめした稀有な例”が出てきました。崇の説明に納得。
また、”龍馬暗殺””鎌倉の闇”よりは歴史上の話と現代の事件に乖離が少ないように感じられたのも良かったです。

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Posted by ブクログ 2013年11月20日

お休みを取って岡山へ。
当初の予定では全員で行くはずだったのに、一番の変人(?)が
職場の都合で後合流。

前回、いや前々回? ほぼ後ろの方から登場だった彼が
最初から登場。
という事は最後の方で遅れる彼登場かと思ったのですが
わりと早めに出てきました。
…さすがに彼が語らないと話になりませんし。
...続きを読む
事件としては、蔵で人が死亡、という状態。
雨が降っているのにどうやって…だったのですが
さすが大きな家はこんなものが、というものが登場。
そして…まぁそんな事だろうな、という兄妹。
洗脳は恐ろしい、という、多分確実に違う感想です。

もちろん場所が岡山なので、出てくるのは桃太郎。
言われて見なくては調べもしないだろう、犬雉猿の方向。
酉、と言われると鶏を思い浮かべます、確かに。

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Posted by ブクログ 2021年01月09日

再読。慣れかな、タタルさんの蘊蓄が聞けない前半が物足りないw
勝者の歴史の裏に敗者の歴史あり。それを知らされず疑問すら持たず、古代の勝者の呪にかかってしまっていることに背筋が寒くなる。鬼退治の真相は興味深かった。

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Posted by ブクログ 2013年01月14日

このシリーズを書記から読んでるだけあってオチが読めたけど、まあまあ楽しかった。序盤にタタルさんがいなくて寂しい。

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Posted by ブクログ 2012年04月26日

今回のテーマは鬼と桃太郎。なじみ深い物語の裏側に隠された謎を解き明かしていく。この謎解きは非常に面白い。しかし、本筋の殺人事件はどうでもいい。なくていいのでは。

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Posted by ブクログ 2012年01月23日

QEDシリーズ9作目。今回のテーマは桃太郎伝説。

竹取物語と同様、子供の頃から聞いていた昔話の裏話(こっちが本当の姿?)で興味深い。9作目までくると、読む前から桃太郎と鬼の関係の構図が何となく見えてくるようになったのはこちらの進歩か。今回は祟の登場が遅め。その代わりに沙織やガイド役の女の子の解説が...続きを読む入るけれども、やっぱり祟の解説が聞きたかったかな。何かもう、祟の薀蓄解説の中毒になっていそう。

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Posted by ブクログ 2011年09月02日

タタルさんの登場が後半からだったせいか、いつもの蘊蓄話がはしょり気味。
このシリーズを読む度に、蘊蓄をしっかり読むことにかなり疲れる気がするのですが、それがはしょられるとなると、今度は若干の物足りなさを感じるとは、あの蘊蓄話の中毒になってしまったのだろうか……。

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Posted by ブクログ 2010年10月04日

シリーズ第9弾。岡山県の吉備津神社や桃太郎の鬼退治について面白い薀蓄が満載だった。事件のほうもシリーズのなかではなかなか面白かったと思う。

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Posted by ブクログ 2010年02月13日

QEDシリーズ第九弾。

扱うは桃太郎伝説で有名な岡山、桃太郎……ではなく、敵役の鬼の方。


相変わらず、文献・諸説を駆使する裏歴史談義は素晴しい出来。

なんですが、トリックについては……いまひとつ納得が。


最後のオチに使われる心理トリックの使い方は素敵なんですが、ちょっと消化不良かも?

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

「QEDシリーズ」も第9弾。すっかり文庫に追いついてしまいました。
岡山の「鳴釜神事」
・・・「鳴釜」と聞いて、京極堂の「百器徒然袋」を思い出したのは、私だけでしょうか?

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

岡山の吉備津神社に伝わる『鳴釜神事』。
温羅(うら)の首が釜を唸らせて吉凶を告げるという。
吉祥には釜の鳴声、凶きは釜に音なしが御釜祓。
この話に出てくる家に語り継がれる釜は全く逆。
事件の核心はまさに『桃太郎伝説』だった。
QEDとはquod erat demonstrandum(証明終わり)・・...続きを読む

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