【感想・ネタバレ】QED ~flumen~ ホームズの真実のレビュー

あらすじ

シャーロキアンの展覧会に招かれた祟と奈々は、またもや事件に巻き込まれる。参加者の一人、槿遼子が会場である館の二階から墜落。遼子の手にはスミレの花が握りしめられていた。祟は事件の鍵を「紫」と指摘。ホームズと紫式部、物語と現実が綯い交ぜとなって奇想の結末へ。「QEDパーフェクトガイドブック」収録
※本作品は 2016年10月13日まで販売しておりました講談社ノベルス版『QED ~flumen~ ホームズの真実』の文庫電子版となります。 本編内容は講談社ノベルス版と同じとなります。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

目次
・QED~flimen~ホームズの真実
・QEDパーフェクトガイドブック

またしてもシャーロキアンの集まりで事件が…。
今回は意識不明の重体だったのだが、一か所だけ「亡くなって」になっていたのが気になった。

メアリという女性がなんという作品に出ているとか、事件と事件の間にホームズが何をしていたとか、細かなデータを並べ立ててはいるけれど、あまり面白くはなかったな。
事件を解決するために唐突にスミレと紫と源氏物語について語りだす崇にも、違和感しかない。

同時収録のパーフェクトガイドブックも、もともとはカラーで限定200部のものを単行本に収録したということで、マニアではなく、しかも全作読破した身としては、特に目新しいものはなく…。
書き下ろしの『二次会はカル・デ・サック』については…。なくてもいいや。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

QEDの3作目、『ベイカー街の問題』からのflumen(流れとうか河というか)で、タタルと奈々が緑川に呼ばれてシャーロキアンの展覧会出席するが、また事件が起こる。明らかにタタルと奈々の距離が縮んでいるし、外堀が埋まりつつある様子。大元のQEDシリーズに比べてカンナ的に短く軽く全く肩がこらない作品に仕上がっています。本作のウンチクは紫色について、源氏物語と大怨霊紫式部(導入篇っぽい)、ホームズ空白の2年を中心にコネタ満載。その他香道の源氏香などプチ蘊蓄EPも盛りだくさん。欲を言うと、もっとズッシリ読みたいですが、これからぼちぼち繋がって行く気配がぷんぷんしていてワクワクします。
ともかく、次は月夜見へ突入しますが、並行して源氏を読もうと潤一郎源氏をフルセット入手しました。楽しみです。

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2016年11月15日

Posted by ブクログ

蘊蓄満載でシャーロック・ホームズ譚と『源氏物語』を絡め事件の真相にたどり着いていく。

シャーロック・ホームズの存在は虚と実が曖昧になり実際にいたように思えてしまう。

【QEDパーフェクトガイドブック】付き。

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2025年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホームズに紫式部を無理やりこじつけたように感じるのは私だけだろうか?
最後のホームズ来日は、ちょっと意外性があり、当初の面白味が復活しかけた感じがした…

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2019年11月29日

Posted by ブクログ

QEDシリーズの最新刊。「伊勢の曙光」でひとまず完結しているし、番外編というか、ファンへのサービス的な意味合いもあったのかなと推測します。
テーマ的には「ベイカー街の問題」と被るのと、ベイカー街ほどの衝撃がなかったことから、点数は辛口になってます。内容的にも短編で収まるレベルの事件だったかと思えましたし…(実際の本編のページ数は245ページで、さほど長くないですが)
それでも、本編のほぼ半分を占める解決編というかタタルの自論の展開の語り口は、懐かしく楽しく読めました。

付録のシリーズパーフェクトガイドブックと特別書き下ろしは、ファンには嬉しいプレゼントですね。

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2016年10月08日

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