【感想・ネタバレ】QED ~ventus~ 鎌倉の闇のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月10日

自分の歴史の知識としては比較的抜け落ちている鎌倉時代なので、登場人物の関係性を思い出しながら読みました。
北条氏の傀儡として頼朝は鎌倉にいるしか選択肢が無かったという説には驚いたものの、納得性が高い気がします。鎌倉は表面的にしか訪れたことがないので、今年はじっくり歩いてみよう。

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Posted by ブクログ 2019年09月09日

今回は事件に関与してはいないが、鎌倉を舞台に崇の解説と共に棚旗姉妹と一緒に旅をする。そこでフリージャーナリストの熊ツ崎と出会い、かれが追っている事件に少し触れた程度で前回までのとは変わった趣向になっているが、崇が事件の謎を解くのはいつも通り。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年07月05日

タタルによる歴史裏解説、鎌倉編。奈々と同じく、地元民としては鎌倉の闇はもっと深いんじゃないかなーと、期待。果たして政子は頼朝の味方だったのだろうか。
今回、殺人事件の謎解きもタタルさんしなかったし、事件の方はいらなくないか?とも。あと、まあいつものことながら、ではあるけども、殺人事件の方はおまけとい...続きを読むうか笑。社長が半年も不在で会社が回るわけないし、そんな中で秘書がアポ取るわけないだろうに。。。

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Posted by ブクログ 2017年02月17日

登場人物は少ない。
棚旗奈々・沙織姉妹、タタルこと桑原崇、そして小松崎。
殺人事件も起きることは起きるが、その謎解きもこの物語においては副次的なものにすぎない。
物語のほとんどは、桑原や奈々たちの会話で成り立っている。
彼らが語るのは、鎌倉という地域の歴史とその背景である。
内容にどこまで信憑性があ...続きを読むるかはわからない。
専門的な知識があって読んでいるわけではないし、その真偽は判断のしようもない。
ただ、読んでいてすこぶる面白かった。
鎌倉には何度も足を運んだことがあり、物語に登場する場所にも何ヶ所か実際に行ったことがあった。
物語を読みながら何度も鎌倉の地図を覗き込み、確認し、また続きを読む。
実際の事件の謎解きがあっけないものだっただけに、鎌倉の謎に迫る桑原の解説のためだけに最後まで読んだような感じになってしまった。
知っているようで、実は誰かが意図的に後世に残そうとした歴史しか知らないのでは?
そんな気分にさせてくれる物語だった。

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Posted by ブクログ 2016年02月13日

今回は鎌倉。
北条氏や源頼朝何かについて話をしながら、鎌倉の街を回っている。
殺人事件とかはどうでもいい。って感じで、ホントおまけ程度。
このQEDで回ったお寺とかのガイドブック作ってくれないかなー。地図付き、ウンチク付きで。
それを片手にお寺周りとかしてみたい。

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Posted by ブクログ 2014年10月28日

『「きみは、この『銭洗弁天』の本質を、全く理解していないね」

「え?」

「『お金を洗う』ということが、一体どういうことなのか?そして『洗うとお金が増える』ということは、何を表しているのか ー ということだ。そしてこれは、鎌倉を理解する上で、とても重要なことになる。」』

「銭を洗う」のではな...続きを読むく「洗うと銭になる」砂鉄が採れたことが、銭洗弁天の起源とか知らないよな〜。

相変わらず面白いな。

京都旅行の道中に『鎌倉の闇』って…。

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Posted by ブクログ 2012年12月24日

事件と祟の歴史解説との関連性が、いつも微妙…と、思ってしまうのですが、それを凌ぐ新しい解釈に驚かされます。

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Posted by ブクログ 2011年11月21日

この時代は平家や奥州贔屓で頼朝のことは詳しく知らずに勝手なイメージを持ってたけど、ほんとにこんなだったら可哀想すぎる〜

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Posted by ブクログ 2011年07月25日

QED・・・ついに事件と蘊蓄が全く関係なくなった(笑)基本的には好きなので、許せます。後、タタルさんとの仲が進展してきている気がする♪ただ、あまり、お勧めできません

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

いい国作ろう鎌倉幕府.鎌倉幕府成立の舞台裏を読み解くストーリー.私の中の頼朝像がガラリと変わった.相変わらず,というかいつもにも増して事件に関する描写は少なかったような(お酒のシーンも少なかった)...これはこれで面白かったのでいいですが.

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年12月25日

どうして昔好きだったのかな?

QEDシリーズ「源氏の神霊」「源氏の神霊」原型作
(多分)
同じネタで三冊も書くんだ・・・(´・ω・`)

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Posted by ブクログ 2015年09月02日

推理小説というよりは、歴史小説といった方がいいかも。殺人はちょろっとついで感がつよかったかな。でも歴史については、新たに知ったこと、思い出したこと、勉強になりました。

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Posted by ブクログ 2014年01月11日

”QED ~ventus~ 鎌倉の闇”高田崇史著 講談社文庫(2007/09発売)
(2004/09発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:武光誠(明治学院大学教授))

・・・密室で起こった社長消失事件と桑原崇&棚旗姉妹の鎌倉行。
短編ミステリと鎌倉紀行といった形であまり関連がなかったようにも。
特に...続きを読む鎌倉幕府・源氏についての考察は知らない話が多く魅力的だっただけに残念でした。
消失事件とひっかけて”源頼朝は存在しなかった!”という説が出てくれば面白そうだったのですが。(笑)

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Posted by ブクログ 2013年09月09日

事件は社長が失踪、部下が倒れている状況で、社長がやったのかそれともその場にいたものの犯行なのか。しかし事件より鎌倉散策するいつものメンバー+妹が遡って鎌倉時代の云々を延々と語りつづけ、事件を忘れるほど長い。いつものこととはいえ、90%くらい蘊蓄です。妹が促すとはいえもうタタルくんのオンステージ。為に...続きを読むはなります。ただ覚えていられないほどたくさん語られて、凝縮されてます。

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Posted by ブクログ 2012年08月05日

読んだら確実に鎌倉に行きたくなる。
今までの作品と違って、ミステリィ部分とうんちく部分が明確に分かれてる。
わたしにはその方が読みやすい。
これはもう、歴史好きにはたまらないでしょ。
わたしは歴史は苦手だけど、言葉遊びというか、言葉の移り変わりとかが好きだからすごく興味深く読めた。
一番好きなうんち...続きを読むくは「『谷』は荒れた山間の土地を指し『沢』は山間でも豊かな土地のことを指す」というもの。
言葉って深いです。

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Posted by ブクログ 2012年01月21日

QEDシリーズ8作目。今回の舞台は鎌倉。

今作はいつも以上に歴史薀蓄と事件との絡みが薄かったような。でも、薀蓄目当てで読んでいるので事件の方は正直もうどうでもいい(苦笑)。祟の解説する騙りの内容がいつも興味深いが今回も然り。鎌倉には何度か訪れたことがあるが、この本で辿る鎌倉の史跡を自分自身ももう一...続きを読む度巡ってみたい。

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Posted by ブクログ 2020年07月15日

衝撃的な本だった。
授業で習った内容が鎌倉時代の表の歴史だとすれば、ここで語られているのは、公には明かされることのなかった裏の歴史。今までに聞いたことがない、驚くべき解説ばかりが、たて続けに登場する。

もともと、鎌倉という場所は今よりももっと海岸線が陸地の側に迫っていて、湿地帯のようなじめじめとし...続きを読むた土地だったのだという。三方を山に囲まれて、守りやすいという理由で、この場所に幕府が開かれたというのが通説だけれど、そういう理由で作られた都は、この鎌倉以外には無い。
交通も不便で、日当たりも悪く湿気も多いこの場所には、無数の処刑場や墓場や、河原者が集まる、あまり都向きのところではなかったようだ。そこに鎌倉という都が出来上がるに至った、歴史がこの本では語られている。

一応、鎌倉で起こった事件と絡めてミステリー小説仕立てにはなっているのだけれど、それは本編とはほとんど関係なくて、無視してもいい程度の内容になっている。
鶴岡八幡宮や、銭洗弁天、長谷寺、佐助稲荷、江ノ島など、主要な場所はもちろん、それ以外の細かな寺まであちこち解説がされているので、概略については網羅されたガイドブックのような感じがある。鎌倉に行く前に、普通の旅行ガイドとあわせて読んでおくと、鎌倉を二倍楽しむことが出来るようになると思う。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

うんちくが楽しいので私的には問題ありませんが、事件と謎が離れてるなーとw
楽しく鎌倉旅行じゃないですか。いや、それでいいんですけど。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

サブタイトルに「ventus=風」が付いているように、さらりと読んでしまいました。
鎌倉と言う街が大好きなこと。
源氏4代将軍の悲運が気になっていた私には、とっても面白かった。
でも、ミステリーとして読むには、ちょっと・・・

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

シリーズ八冊目(と括っていいのかどうか)。
今回は鎌倉が舞台。
このシリーズはどうしても歴史的背景の解明をメインに読んでしまうため、今回も殺人事件の印象が希薄。
トリック的には森氏の『恋恋蓮歩の演習』と同じ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

「神は三種類に分類される。まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」。銭洗弁天、鶴岡八幡宮、御霊神社……鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇が説く、源三代にまつわる謎の答えが、そのとき密室で起こった社長失踪事件をも解き明かす!

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