高田崇史のレビュー一覧

  • カンナ 天草の神兵
    昔で言う青春小説のような、明るい子供っぽいトリックのミステリーだったが、歴史的な部分は、結構読み応えがあった。本当に天草四郎は、日本の歴史の中でも謎の多い人物で、興味をそそられる。
  • 卑弥呼の葬祭―天照暗殺―(新潮文庫)
    「鬼門の将軍」「七夕の雨闇」に出ていた萬願寺響子&漣の従兄弟コンビのシリーズ。

    すっかり忘れていましたが、今回事件に巻き込まれる主人公たちは先の作品に既に登場していたようです。しかしながら、結局のところ謎解きするのはQEDシリーズの桑原クン。毒草師の御名形史紋とも繋がりがあるため、彼もちょっぴり名...続きを読む
  • QED ~ortus~ 白山の頻闇
    石川県白山市にある白山比咩神社を主題とした作品。登場人物と殺人事件は、主題の脇役に過ぎない。別に、江戸吉原に関する話も収録されている。
    一読後に現地を訪れるのがおすすめ。
  • QED ~ventus~ 熊野の残照
    今回のQEDは熊野三山。学薬旅行の旅に事件にと思うのだけど、タタルと奈々ちゃんを東京外に引っ張り出すためにはこれしかないか(笑)。
    途中途中で入る語り手の独白が敢えて同一人物のかのように混乱させるよう な構成になっているけど、結構早い段階から家族構成で気づいてしまうオチ(笑)あり。とはいえ、今回は本...続きを読む
  • QED 河童伝説
    読書録「QED河童伝説」3

    著者 高田崇史
    出版 講談社文庫

    p275より引用
    “「しかし、ちょっと待てよ。ということは、
    そのゴルフクラブだ、コースだのっていう代
    金は、もしかして全て薬の代金に乗っかって
    るってことかよ」
    「そう……いうことですね。こりゃ酷い」
    「なんだよ。結局はその金は、我...続きを読む
  • QED 鬼の城伝説
    とりあえず密室殺人事件の現場で警察が地下通路を発見できないなんてボンクラアリなんだろうか。笑動機の解明はタタルさんでいいんだけどその辺は頼むでーーー。。。
  • 麿の酩酊事件簿 月に酔
    酔うと切れのある推理で事件を解決していくというコミカルな内容の小説
    新たな女性執事が加わり、この二人がどのようになっていくかというのも楽しみな作品です
  • 麿の酩酊事件簿 花に舞
    酒に弱い主人公が、酔うと切り口鮮やかな推理を展開していくという肩のこらない作品
    QEDしか、読んでいなかったので、軽いノリの作品もいいかなと思います
  • QED 東照宮の怨
    読書録「QED東照宮の怨」3

    著者 高田崇史
    出版 講談社文庫

    p246より引用
    “ 色々な知識は、持っているに越したこと
    はないが、持っているからといって、それ以
    上先に進まなければ、何の意味もない。自分
    が、辞典やCD-ROMになるのではなく、それを
    活用してこそ、その人間にも資料にも、初め...続きを読む
  • QED 百人一首の呪
    読書録「QED百人一首の呪」3

    著者 高田崇史
    出版 講談社文庫

    p239より引用
    “「いいか、呪というのは『言葉』のことだ。
    まさかお前は、言葉も存在しない、とまでは
    言わないだろうな」
    「馬鹿を言うな。実際こうして使って話して
    るじゃねえか」
    「それならば、同時に呪も存在する。言葉と
    呪は同...続きを読む
  • QED ~flumen~ ホームズの真実
    ホームズに紫式部を無理やりこじつけたように感じるのは私だけだろうか?
    最後のホームズ来日は、ちょっと意外性があり、当初の面白味が復活しかけた感じがした…
  • QED 出雲神伝説
    なんだろう…キレがないっていうか、ちょっと強引に終わらせているような気がするのは私だけだろうか?
    この本も再読する必要がありそうです…
  • QED 百人一首の呪
     ひさしぶりの百人一首の謎モノ。楽しかった。
     ミステリー仕立てになっているけど、実は、それはどうでも良かった。いや、物語構成としては、有りだと思う。ミステリーのカラクリや種明かしだけだと、なんとも普通の、どうでも良さそうな話なので(苦笑)。 かといって、百人一首の謎を解き明かす過程と、その解が、ミ...続きを読む
  • QED 河童伝説
    シリーズ最初は意味不明な神様ばかりで全然ついていけなかったけど、復習みたいな感じでどんどん知識が入っていった。全て河童であるとこの本から読み始めたら意味が分からなかったかと思うけど、あらかじめ前作までの知識が入っていたので受け入れることが出来たかも。

    殺人事件と会話があまり上手くない。崇の説明だけ...続きを読む
  • QED ~ventus~ 御霊将門
    前回まではやっとこさついてきていた神社巡り。今回は新しい神様も出てきてしかも、それは同じ神様だという。もう全然ついていけない。

    流し読みをしてしまったので、また全巻読んだら読み直しをしよう。
  • 神の時空 五色不動の猛火
    ジョジョ五部なみのハードスケジュールですが、今回は都内が舞台なので負担は軽減か。     
    しかしまぁ無知蒙昧なので江戸五色不動とか全然知りませんでした。    
    それにしても陽一君についてのあれこれがいきなり出てきて驚きましたね。気になります。
  • カンナ 全9冊合本版

    考古学ミステリーというよりも

    作者の考古学ミステリーが好きで、ストーリー同一時間帯のスピンオフという事で購入。ただ、後半に行けば行くほど考え方が伝奇ものよりになっていくので注意しといた方がいい。別段、ファンタジー的要素は無いけれど、だんだん鼻についてくる。
  • QED 六歌仙の暗号
    六歌仙と百人一首は同じ…で何故七福神と六歌仙が同じ意味を持つのか…頭の中が色々な言葉で、人物で、まとめる事は難しい。平安時代にそこまで考えて封印として和歌を残したのか暗号にするのか…。他の書物でも調べてみたい。
  • QED 百人一首の呪
    百人一首コレクターとして有名な会社社長が、自宅で殺された。
    一枚の札を握りしめていたため、ダイイングメッセージではないかと捜査していく中で、藤原定家が百人一首に隠した謎が解明されていく。

    色んな学者により、百人一首の謎は研究されてきた。
    それぞれの時代の代表歌人の代表歌と思われているが、はっきり言...続きを読む
  • 神の時空 伏見稲荷の轟雷
    神道の神々を巡る歴史ミステリ第6巻。
    伏見稲荷の謎に関する言及やオカルトバトルは派手で面白いものの、謎が解けていく演出や登場人物の魅力的はやや弱い印象。