高田崇史のレビュー一覧

  • QED 百人一首の呪

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    読書録「QED百人一首の呪」3

    著者 高田崇史
    出版 講談社文庫

    p239より引用
    “「いいか、呪というのは『言葉』のことだ。
    まさかお前は、言葉も存在しない、とまでは
    言わないだろうな」
    「馬鹿を言うな。実際こうして使って話して
    るじゃねえか」
    「それならば、同時に呪も存在する。言葉と
    呪は同一のものだ。どちらも相手の脳に向け
    て発信される信号だからな。ウイルスのこと
    だよ」”

    目次より抜粋引用
    “うきよのたみに
     ゆくすゑまでは
     ものをこそおもへ
     やどをたちいでて
     たまそちりける”

     博学な変人薬剤師とその後輩を主人公とし
    た、長編ミステリ小説。同社刊行作文庫版。
    第9回メフィスト賞受賞作。
     年に一度だけ家族全員が集まる大邸宅、そ
    この家事を一人で受け持つ女性が一日の後始
    末をしているその時、屋敷の主人が切迫した
    声で人を呼んだ…。

     上記の引用は、主人公・桑原崇と同級生で
    ジャーナリストの会話。
    面白くも恐ろしくもある説ではないでしょう
    か。言葉の使い方一つで、相手に害を思うよ
    うに与えられるなんて、使う人の思うがまま
    にされてしまいそうです。世界中に自分の言
    葉が伝わる世の中ですので、相手に対して害
    を与えるような物言いには気を付けたいもの
    ですね。人を呪わば穴二つといいますし、自
    分のためにも、使う言葉は選びたいものです。
     百人一首の謎解きというのが、一つのジャ
    ンルとして存在しているそうです。巻末に参
    考文献が紹介されているので、興味を持たれ
    たらそちらからあたると、より深く楽しめる
    のではないでしょうか。
     巻末あたりに謎解きの答えの一部がついて
    いて、うっかり開いてしまいそうになりまし
    た。読まれる時は気を付けてください。

    ーーーーー

    0
    2020年02月22日
  • QED ~flumen~ ホームズの真実

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    ネタバレ

    ホームズに紫式部を無理やりこじつけたように感じるのは私だけだろうか?
    最後のホームズ来日は、ちょっと意外性があり、当初の面白味が復活しかけた感じがした…

    0
    2019年11月29日
  • QED 出雲神伝説

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    なんだろう…キレがないっていうか、ちょっと強引に終わらせているような気がするのは私だけだろうか?
    この本も再読する必要がありそうです…

    0
    2019年11月22日
  • QED 百人一首の呪

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    ネタバレ

     ひさしぶりの百人一首の謎モノ。楽しかった。
     ミステリー仕立てになっているけど、実は、それはどうでも良かった。いや、物語構成としては、有りだと思う。ミステリーのカラクリや種明かしだけだと、なんとも普通の、どうでも良さそうな話なので(苦笑)。 かといって、百人一首の謎を解き明かす過程と、その解が、ミステリーの解明に寄与したのか、その関連性は、はなはだ希薄とも言える。

     ので、これがミステリーとして面白いのかはさておき、ということになる。
     とはいえ、百人一首の謎解きとして信憑性があるのかというものフィクション(ミステリー小説のネタ)としての扱いとなり、結局は中途半端な内容ではあるのだけど、百人一首ファンとしては楽しく読める。

     著者の作品は源平の物語を扱った『源平の怨霊』が先であった。その作品とも相通じるように、日本は古来より怨霊(慰撫)信仰に篤かったということと、あらゆることが当時は「呪い」(あるいは”呪い除け“)の発想で成っていたという著者の揺るがない思いが一本の筋となって通っているので、良しとしよう。

     改めて、過去に読んだ林直道氏の本や(本書の中でもたびたび触れられる)、織田正吉氏の著作(未読)、十次魔法陣説を唱えた太田明氏の本などを読み返してみたい。
     本書の唱える「曼陀羅」説も出来上がりは実に美しいな、と思う。

    0
    2019年11月11日
  • QED 河童伝説

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    シリーズ最初は意味不明な神様ばかりで全然ついていけなかったけど、復習みたいな感じでどんどん知識が入っていった。全て河童であるとこの本から読み始めたら意味が分からなかったかと思うけど、あらかじめ前作までの知識が入っていたので受け入れることが出来たかも。

    殺人事件と会話があまり上手くない。崇の説明だけが楽しく読める。

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    2019年10月12日
  • QED ~ventus~ 御霊将門

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    前回まではやっとこさついてきていた神社巡り。今回は新しい神様も出てきてしかも、それは同じ神様だという。もう全然ついていけない。

    流し読みをしてしまったので、また全巻読んだら読み直しをしよう。

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    2019年10月07日
  • 神の時空 五色不動の猛火

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    ジョジョ五部なみのハードスケジュールですが、今回は都内が舞台なので負担は軽減か。     
    しかしまぁ無知蒙昧なので江戸五色不動とか全然知りませんでした。    
    それにしても陽一君についてのあれこれがいきなり出てきて驚きましたね。気になります。

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    2019年08月10日
  • カンナ 全9冊合本版

    購入済み

    考古学ミステリーというよりも

    作者の考古学ミステリーが好きで、ストーリー同一時間帯のスピンオフという事で購入。ただ、後半に行けば行くほど考え方が伝奇ものよりになっていくので注意しといた方がいい。別段、ファンタジー的要素は無いけれど、だんだん鼻についてくる。

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    2019年07月30日
  • QED 六歌仙の暗号

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    六歌仙と百人一首は同じ…で何故七福神と六歌仙が同じ意味を持つのか…頭の中が色々な言葉で、人物で、まとめる事は難しい。平安時代にそこまで考えて封印として和歌を残したのか暗号にするのか…。他の書物でも調べてみたい。

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    2019年07月27日
  • QED 百人一首の呪

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    百人一首コレクターとして有名な会社社長が、自宅で殺された。
    一枚の札を握りしめていたため、ダイイングメッセージではないかと捜査していく中で、藤原定家が百人一首に隠した謎が解明されていく。

    色んな学者により、百人一首の謎は研究されてきた。
    それぞれの時代の代表歌人の代表歌と思われているが、はっきり言ってなぜこの歌を?という歌もある。
    そして、さらにもっと有名な歌人がいるにも関わらず、その人が選ばれていないことから、定家は百人一首に何を隠したのだろうと研究されている。
    この本で述べられている結論はとても納得できるもので、かなり壮大なスケールのもの。
    札を並べてみたくなった。

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    2019年07月23日
  • 神の時空 伏見稲荷の轟雷

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    ネタバレ

    神道の神々を巡る歴史ミステリ第6巻。
    伏見稲荷の謎に関する言及やオカルトバトルは派手で面白いものの、謎が解けていく演出や登場人物の魅力的はやや弱い印象。

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    2019年07月22日
  • 卑弥呼の葬祭―天照暗殺―(新潮文庫)

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    二時間のサスペンスドラマを見ている時と同じ感覚に陥った。
    他のシリーズも機会があったら読んでみようと思う。
    日本神話が好きな人が読むと、興味深く読めるのではないか。

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    2019年07月11日
  • 神の時空 伏見稲荷の轟雷

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    三大人生で一度は行ってみたい神社のうちのひとつであるところの伏見稲荷大社。     
    十種の神宝集めが捗ってまいりましたね。     
    一度は行ってみたいなぁ伏見稲荷。

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    2019年04月29日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    館に関する謎のアンソロジー。

    自分だけが知っているらしい館。
    隔離された島にある学校。
    神社という隔離された空間。
    逆行すると噂される宿泊施設。
    雪に閉ざされた館。
    高速バスで交通事故にあった人達が避難した場所。

    もうわけが分からなくなってきたのは、修学旅行。
    話の運び方に、不思議な状態にのめりこみましたが
    驚きの結末。
    これは教えられたという事?
    気が付いたという事??

    落ち…というか、人物に対しての驚きは雪の館。
    断言されてしまうと、人間の脳はそれでインプットされ
    考える事を止めてしまう、というのは確かなようです。
    完全に騙されました。

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    2019年02月18日
  • 神の時空 倭の水霊

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    シリーズ2作目。殺人現場に居合わせ、犯人として追い込まれていく女性と、東海地方を襲う集中豪雨。大和武尊と弟橘媛の隠された歴史の謎に迫りつつ、熱田神宮の結界が破られるのを阻止する辻曲兄妹。前作にも増してオカルト色が濃くなってきたけど、やっぱり歴史の謎は面白い!この世は怨霊にあふれている!?

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    2019年02月03日
  • 神の時空 嚴島の烈風

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    それにしてもやべーハードスケジュールだな。    
    さすがに身体が心配になりますわ。     
    敵の親玉との初邂逅。     
    この物語の先に何があるのか、どうなることやら。

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    2019年01月04日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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     特に館モノが好きとかではなく、手っ取り早く読んだことのない作家さんの小説を読みたい!と思い、手に取りました。

     ■はやみね先生といえば児童書というイメージが強いのですが、掲載作は大人が読んでも充分に楽しめるし、青少年が読んでも楽しめる話だと思いました。ガッチガチのミステリーを期待している方には物足りないかもしれませんが、1作はこういった話があってもいいのではないかと思います。
     ■恩田先生の作品はタイトルでわかるように『麦の海に沈む果実』のスピンオフで、私も楽しみにしていました…が、いかんせん話が短い!勿論、このページ数で恩田陸の世界を見事に作り上げる力量は流石ですが、『麦の海に沈む果実』のスピンオフとしては肩透かし感が否めず、他の作品とのバランス的にも恩田先生だけを目当にこの本を読む必要はないかな、と思いました。
     ■高田先生の作品はこれが初めてです。
    QEDシリーズがお好きな方には登場人物の新たな一面が楽しめる作品なのかもしれません。私も短いページ数でふんだんに語られる薀蓄をおおいに楽しめました。でもこれ…館じゃないよね!?
     ■綾崎先生も初めてです。これもまたシリーズものの主要人物が登場しているようですが、キャラ付けがなんともラノベっぽい!ミステリーとして読むとうーん…と思いましたが、館だからいっかな!とも思えました。(掲載順の妙)
     ■白崎先生も初です。
    こちらはなんとも個性的というか、読む人を選ぶ作風だと思いました。でもミステリーとしては面白いと思いますし、はじめはギョッとするしほりんのことも段々と好感を抱いてすまうんですよ。これは純粋に凄いなと思いました。でも本当にグロい!し、品性に欠ける!ので、はやみね先生の作品目当てでこの本を読んじゃった青少年がいたらどうすんだよ!と思いました。とはいえ、責任は編集部にあるので、先生は別に悪くないのではないかな…。
     ■井上先生の作品も初読みです。
    首無し館の後に読むと、この作品だけ取り出して読む時よりも、ものすごく正統派なミステリーに思えてしまうという。そこへきてあのオチ。作品の魅力を最大限に生かした掲載順の妙だと思いました。、ラストを飾るに相応しいしんみりとさせられる話でしたね。本格かというと本格ではないような気がしますが。

     1作ずつ取り出すと、どれもちょっっぴり物足りないところがあるのですが、1冊として捉えると、それぞれバラエティに富んでいて、バランスのいいアンソロジーだと思いました。

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    2018年07月28日
  • 千葉千波の怪奇日記 化けて出る

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    千葉千波シリーズ。
    大学生になったぴーくんこと、八丁堀。
    ミステリとは少し違う怪奇話。
    彼女らしき人ができたとか。

    なんとなくパッとしない話が多いなと。
    当面、このシリーズはなさそうなのが残念。

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    2018年07月21日
  • 神の時空 三輪の山祇

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    神社に行きたくなるシリーズ第4弾は奈良の大神神社。     
    神社が破壊され、神々が怒り、歴史の講釈を受け、お祈りし、一件落着。    
    それにしても前回から全く間を置かず地続きなのがなんか忙しいな。登場人物たち。     
    一難去ってまた一難、かな。

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    2018年05月13日
  • 神の時空 鎌倉の地龍

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    ネタバレ

    初読み作家さん。
    なんか最後があっさりだったな。そんな簡単に静まっちゃうのって拍子抜け。
    それよりも、陽一くんや火地さんの正体にびっくり。
    次巻も読んでみようかな。まだ了さんも四宮先生も活躍してないから、今後の展開に期待大です。

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    2018年04月10日