高田崇史のレビュー一覧

  • QED 鬼の城伝説

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    シリーズ第9弾。岡山県の吉備津神社や桃太郎の鬼退治について面白い薀蓄が満載だった。事件のほうもシリーズのなかではなかなか面白かったと思う。

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    2010年10月04日
  • QED ~ventus~ 御霊将門

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    QEDシリーズにおいて旅行案内的な意味合いが強いventusシリーズ第三弾。

    今回は日本三大怨霊として名高い平将門をネタに東国を駆け巡っております。

    そして、このventusシリーズのもう一つの特徴といえば次の作品の壮大なオープニングになっているということ。

    そんなあたりを読み込んでみると……。


    旅行記としてみるなら秀逸。

    彼らの足取りそのままを旅したくなります。

    QEDシリーズの醍醐味の一つ、歴史認識の転換もなかなか。

    そう来ましたかとにやにや。

    そして次作へのオープニングとしては……。

    それは無いでしょう……(--;)

    作者が(他人を使って)ネタばらししちゃあ。

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    2010年09月28日
  • QED Another Story 毒草師

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    QEDシリーズのスピンオフ、なのか?御名形が主役となる話。本編よりも歴史うんちくが少なくて、小説としては読み易いかと。しっかしどっちの主役も変人だねぇ

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    2010年08月23日
  • 試験に出るパズル 千葉千波の事件日記

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    ぴいくんが語る日常物としては読みやすく、楽しく読めます。
    だけど、出される問題の一つ一つが難しくて頭を抱えますね(笑)
    頭がショートしそうになる前に問題はちょっと横に置いといて物語を楽しんだりした一冊。

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    2010年08月09日
  • パズル自由自在 千葉千波の事件日記

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    ぴいくんの妹思いと洋服のセンスが相変わらず凄い(笑)
    短編と短いので読みやすいし、ぴいくん口調なのですぐ物語りに入りやすいし。
    パズルを置いておけば、全作通して気軽に読めたシリーズでした。

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    2010年08月09日
  • QED 式の密室

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    コンパクトにまとまっているのに内容は濃いですね。
    語られ騙られた歴史の謎解きは鮮やか。
    陰陽師や鬼に関する言及はホントすごいと思います。

    相変わらず、カクテルは美味しそう♪
    いいなぁ、適度に音量を落としたスロージャズが流れる中で、ミモザとかギムレットとかホワイトレディとか静かに傾けたり、、、

    でも、話題は(猟奇)殺人とマニアックな歴史、民俗学談義^^;

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    2014年11月04日
  • QED 式の密室

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    珍しく、薄いです。そして、大好きな鬼の話^^結果は見えていましたが、鬼談義がものすごく楽しくて、特殊機関の隠密任務とか空想しながら楽しく読ませて頂きました。

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    2011年07月25日
  • QED 東照宮の怨

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    雑学満載!興味ない人には耐えられないでしょう。興味はあっても頭の悪い私は、混乱しました。。。歴史上の人物に、仏達・・・最近やっと如来と菩薩の違いを知ったワタクシにはハードルが高かった。。。物語自体は・・・まぁまぁかな

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    2011年07月25日
  • QED 神器封殺

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    日本における、ダヴィンチコードといってもよい本シリーズ。
    殺人事件はまったくメインではなく、日本史における謎解きがいつも楽しみだ。
    十年近くかけてダラダラと読んでいても、各巻で大体完結しているので問題はない。

    この巻ではまず、袋とじにびっくりした。
    なんといっても、殺人事件の真相・犯人ともに既に判明したあとでの袋とじなのだから…。
    でも読んでみて納得!
    日本の神社は、本当にすごい計算で成り立っている。
    京都を中心にした同心円には感動した。

    そして、内容的には、なんといっても、御名形(南方熊楠に憧れているらしい。だからこの苗字なんだな)という、榎木津礼二郎キャラの新登場!
    カマトトヒロインの

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    2010年06月24日
  • QED 河童伝説

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    難しい漢字や言葉が出てくることが多いので、読むのが大変なんですけど文章自体が読みやすいのと、やはり内容が面白いので読む手が止まらないのです。
    今日休みなので、普通に朝方までかけて一気に読んじゃいました・

    今回は河童の謎解きと製薬会社の関係者の連続殺人事件も絡んで来て・・・うん?あんまり殺人事件絡んでいないね・・・。タタルが解決せず自然と不幸な形ではあるけれど解決してしまうんですね~まぁ、殺人に使われたものとかタタルは当てているんですけどね。

    まぁ、今回は沙織が何としても奈々とタタルの関係を進展させようと一人で奮闘して空回りしているのが見所ですね。まぁここまで来て、物語の中では最初の事件から

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    2010年06月04日
  • QED 鬼の城伝説

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    QEDシリーズ第九弾。

    扱うは桃太郎伝説で有名な岡山、桃太郎……ではなく、敵役の鬼の方。


    相変わらず、文献・諸説を駆使する裏歴史談義は素晴しい出来。

    なんですが、トリックについては……いまひとつ納得が。


    最後のオチに使われる心理トリックの使い方は素敵なんですが、ちょっと消化不良かも?

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    2010年02月13日
  • QED 龍馬暗殺

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    民族学と日本史と殺人事件の3段推理小説。
    過去の文献を元に、様々な視点から龍馬暗殺の謎に迫る。
    途中からちょっとめんどくなって、龍馬パート以外はちょっと流し読み状態だった。

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    2010年04月07日
  • QED 式の密室

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    今回謎解く歴史の真相とは、安倍晴明伝説!自分の知識はやはり2作作られえたあの映画ですがそんな内容とは全然違う真実!式神の正体などタタルの説を聞くことができます。
    なぜでしょう、タタルのいつも証明することはなんとも説得力があるんですよね~
    実際の事件よりタタルのこの証明の方が毎回気になります。

    起きた事件のほうは、なんとなく明治・昭和ミステリーのような雰囲気が漂うんですよね
    なんか、結末が解る時も、今の時代にはこの設定で小説書いたら古いと思うけど、設定は30年以上も前の事件、それもタタルが大学1年の時の30年以上前ですから、40年近く前の設定ですからこれはこれでありな?

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    2009年12月27日
  • QED 東照宮の怨

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    今回も歴史ミステリーと現代の事件がタタルの頭脳によって証明される。
    毎回、感想に書いてる気がしますが、またもや知らないことをタタルに学ばさせて頂きましたね
    しかし、読んでると思うのが、この『東照宮の怨』の時点では、タタルと奈々は頻繁どころか前回の事件の後はほとんど会ってない模様。そして、会うと何か事件に巻き込まれる
    オカルト研究会の会長だったのと字が似てるってことであだ名になった『祟る=タタル』でも、今や奈々も祟られてるのではと思ってしまいます。


    今回の「三十六歌仙絵」??恥ずかしながらよくわかりません。まぁ、4作目まで来たら、いつものことです、奈々と共に学びましょう!

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    2009年12月21日
  • QED ~ventus~ 御霊将門

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    簡単に行ける範囲でもこんなに色々あるものなんだね。
    もう何が常識かよくわからなくなるけど、本当の意味で歴史を勉強することってなかったんだなと思う。
    禮子エピが入ってるから、一応単なる薀蓄付き観光からは脱してるかな。

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    2009年11月30日
  • QED ~ventus~ 御霊将門

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    Venus系はミステリと言うより史跡紹介。
    身近なところにもいろいろな物があるんだなと。
    水海道かぁ。。。
    ちょっとだけミステリっぽい要素も入ってますが、そっちはおまけと考えて。
    この本片手にぷらっと出かけても楽しいんだろうなぁ。

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    2009年11月20日
  • 試験に出ないパズル 千葉千波の事件日記

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    新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2009/9/27〜9/29

    高田氏の千葉千波シリーズ第3弾。
    いつもながらのパズルを中心にすえたストーリー。一編を除いてメフィスト掲載時に読んでいたがすっかり忘れていた。
     解説の有栖川有栖氏も気にしていたが、語り部である「ぴい」くんの本名が前から気になっている。前作「試験に負けない密室」のあとがきで「『お』にはじまり『お』で終わる」らしい。徹底的駄洒落では「おおのつぎお」で「P」なのだが。本名を言うと笑いが起きる、という表記もあるので、違うとは思うのだが。まさかこんなオチではないですよね、高田さん。

    しかし、ストーリー上はもう1月。ぴいくんと慎之介の

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    2009年10月07日
  • QED ~ventus~ 鎌倉の闇

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    衝撃的な本だった。
    授業で習った内容が鎌倉時代の表の歴史だとすれば、ここで語られているのは、公には明かされることのなかった裏の歴史。今までに聞いたことがない、驚くべき解説ばかりが、たて続けに登場する。

    もともと、鎌倉という場所は今よりももっと海岸線が陸地の側に迫っていて、湿地帯のようなじめじめとした土地だったのだという。三方を山に囲まれて、守りやすいという理由で、この場所に幕府が開かれたというのが通説だけれど、そういう理由で作られた都は、この鎌倉以外には無い。
    交通も不便で、日当たりも悪く湿気も多いこの場所には、無数の処刑場や墓場や、河原者が集まる、あまり都向きのところではなかったようだ。そ

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    2020年07月15日
  • パズル自由自在 千葉千波の事件日記

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    千葉千波シリーズ4作目。
    ここまで論理パズルを前面に押し出してくれるといっそ気持ちいい。
    これまでの作品よりミステリ要素は高め。あくまでも比較すれば、の話ではあるが。

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    2009年10月07日
  • QED 神器封殺

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    日本の神話・神社に関する知識,自説が盛りだくさん。
    肝心の事件はあっさりすぎるほどでした。
    もう,わざわざ事件を起こさなくてもいいんじゃない,という気もします。

    袋とじ部分はなかなか面白かったです(事件には関係ない)。
    加門 七海 の「大江戸魔方陣」や「東京魔方陣」をちょっと思い出しました。

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    2009年10月04日