高田崇史のレビュー一覧
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今回は別行動、と思いきや、やはり(?)の合流。
いつもと違って事件に首を突っ込む彼の18年前、という言葉。
もしや、と思っていたら、また憶えのある名前。
あの短編集のような過去は、まだ続いていたようです。
とはいえ、さすがにここまで??
奇妙な図形、とたびたび出てきますが
言われてみれば見えるかも…という感じです。
色々な感じに見えるので、一体主線と補助線? が
どうやって書かれてるのか知りたいです。
主線だけ血、とか??
今回はなんだか人間関係がごっちゃになった感じです。
過去の記憶も引っ張り出しているからでしょうか?
今回、妹さんはでませんでした。 -
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今回は2人旅、となってしまったお祭りへの旅。
その地で待ち受けていたのは、彼の中学校時代の同級生と
前の事件で一緒だった女性の妹と、彼らの近所に住む女性。
結局最後には事件に巻き込まれました?
妹さんは最初に予備知識として出てきただけ。
そしていつもの大きな熊(仮)は出てこないかと思いきや…。
しかしこれをするに当たって土地を売ったのかと思うと
ものすごい頑張りです。
それをいうなら、今回のお祭りに対し導き出された答えも
そこまでするのか!? と驚くものです。
言われると納得、なものですが。
極端な話、と言われましたが、理解できない、という点では
確かにどちらも一緒。
本人にしか分かり得 -
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4人がまだ、知り合ってもいない過去の時。
畑違いの知識を持った男は先生と
妙に鋭い彼女は知り合った少年と
大きな体の彼は空手部コーチと
そして毒薬師になっていない彼は、最初の『先生』と。
最初から最後まで、世間は狭いかもしれない、という誤解がもてるくらい
知り合いの知り合いが…という登場の仕方。
繰り返し出てくる人の名前に、この人はもしや…と
戻ってみたり、読み進めてまた戻ってみたり。
最後まで読んで、作中に出てくる『縁』の言葉に納得、です。
短編ついでに事件も発生、かと思いきや
最後にすべてがぐるぐるっと。
とはいえ、名前がどんどん出てくるので
動機はともかく、もしや…というのは分かりま -
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”QED 鬼の城伝説”高田崇史著 講談社文庫(2008/03発売)
(2005/01発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:佳多山大地。)
・・・岡山総社市の旧家、鬼野辺家に伝わる”釜が鳴ると凶事が起こる”という言い伝え。ある日、凶事を告げる釜が鳴り、土蔵には生首が。
事件に相対した崇は吉備津彦命と”桃太郎”について語り出す。
が
・・・上記に続く、第二の事件に”ダイイング・メッセージが犯人をしめした稀有な例”が出てきました。崇の説明に納得。
また、”龍馬暗殺””鎌倉の闇”よりは歴史上の話と現代の事件に乖離が少ないように感じられたのも良かったです。 -
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今回はごく普通に旅行…のはずが、約一名寝過ごして現地集合。
かと思ったら、さらに寝過ごして夜に旅館で集合に。
そんな彼らの知り合いである女性は、まだストーカーされている状態。
またしても特殊職業の方が出現。
このまま結構な頻度で出てくるのでしょうか?
そしてストーカーの人。
あれほど周囲に言われたにも関わらず、またストーカー。
関係性が分からなくてよかったね、と思いきや…ですし。
今回の殺人事件は驚きの分かりやすさ…。
さすがに全員の職業がそちらですから、そちら方向が出てくるのは
納得ですし、そんなものがあるのか、というのにも驚き。
確かに、その状態で使うにはよいものです。
河童の話には -
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”QED 龍馬暗殺”高田崇史著 講談社文庫(2007/03発売)
(2004/01発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:加来耕三)
・・・四国の過疎村に来た、崇と奈々は土砂崩れに伴い村内に閉じ込められてしまう。密室と化した村で起こる殺人と自殺。因習に満ちた山村と龍馬暗殺をつなぐ糸とは。
・・・過疎村の恐るべき因習や龍馬暗殺の黒幕をめぐる考察はそれぞれ楽しめたのですが、それぞれの関連が薄いようにも感じられました。
崇の行動にやきもきする奈々はかわいらしかったのですが。
作中、次々と事件に巻き込まれる二人に対して、”また!”と発言する人物がいましたが、シリーズは現時点で10冊増えています。
著 -
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職場の旅行の目的地が、故郷である場所、だった。
とある理由で行くことを決意したものの
人とかかわり合いたくない状態での盾に
知り合いの女性を…と思ったら、妙な男が付属していた。
今回まるっきり別視点。
のせいなのか、誰ひとり死ぬことはなかったです。
思い出の中では死んでいましたがw
しかしその思い出。
一体『誰』の思い出なのか…最後まで分からず
種明かしをされて、やっと理解できました。
事件そのものだけをくりぬくと、シンプルで
そこかしこにヒントはあったというのに…。
習慣というものは、それが当然だと思えば
ごく普通のもの。
とはいえ、これはちょっとどうなのでしょう?
昔はともかく…いや、 -
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お休みを取って岡山へ。
当初の予定では全員で行くはずだったのに、一番の変人(?)が
職場の都合で後合流。
前回、いや前々回? ほぼ後ろの方から登場だった彼が
最初から登場。
という事は最後の方で遅れる彼登場かと思ったのですが
わりと早めに出てきました。
…さすがに彼が語らないと話になりませんし。
事件としては、蔵で人が死亡、という状態。
雨が降っているのにどうやって…だったのですが
さすが大きな家はこんなものが、というものが登場。
そして…まぁそんな事だろうな、という兄妹。
洗脳は恐ろしい、という、多分確実に違う感想です。
もちろん場所が岡山なので、出てくるのは桃太郎。
言われて見なくて -
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またしても学会を肩代わりさせられた今回は
妹も連れた旅行。
そして現地で落ち合った人物の実家にいけば
そこにちょっこりといた、彼。
今回初、事件勃発(?)に居合わせた状態に。
今まで事件が発生したのの横で、関係ない(?)話をして
そのうち真相に…という形でしたが、今回は横で殺人事件。
しかしやってる事は変わりないですが…w
事件が起きて不安だからそれを紛らわせたい、と思うには
かなりのめり込んでいる議論。
確かにこういう推理をすれば、納得の最後ではありましたが
暗殺された本当の所は一体どうなのでしょう?
死体が出来上がった事件の方は…どうつじつまを合わせたのか。
そこも気になりますが、今 -
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正月に集まった後、前回話しそびれた『謎』について。
そしてまた、殺人事件について。
殺人と共通する所は『竹』だけという状態。
ここまでよくもまぁ話が繋がるものだ、というくらい『竹』の話は
横へ縦へと動きました。
タタラの由来もいい伝えも納得、でしたし一夜妻…というよりも
女の嫉妬? にはさらに納得。
世の中で一番怖いのは、女の嫉妬です。
しかし毎度思うのですが、殺すに準ずるほど相手を蹴散らしておいて
死後怖いから…というならば、現世でも仲良くしておけば? と。
相手が恨みに思いつつ死なない、と思っているあの時代の人達の
甘い考えに問題あり?
ひょっこり前巻に出ていた人物が、名前だけ登場。
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大学時代、学部も違う彼らがどこで知り合ったのか。
それは一冊の本がきっかけだった。
一冊の本を犠牲にして知り合った彼ら。
染まってしまった本には茫然としてしまうものがありますが
知り合って間もない人だからこそ、の濃い話?
話を聞いただけで、ここまでですから
今回は安楽椅子探偵状態。
確かに嘘はないし、全て真実ではある。
がしかし…それは確実に現実見てないって事では?!
それを言ったら、今回の下敷きになっている陰陽師。
確かに『式』がそれだったら、話は通じます。
今と違って、下々の者は人というくくりにすらなかったと言われると
全てがきれいに繋がります。
鷹揚にして、上の人達は下の人達に支えて -
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まてしても仕事を押しつけられて行った先で
ばったりと出会った、いつもの2人。
なぜこんな所にいるかといえば、またいつもの理由。
豆知識として、神社と大杜と神宮の違いが分かりました。
後は宮、がついた所の例外が2つしかない、という事。
その片方が、今回の副題になっている東照宮。
しかし、実際の所として、どんな所かさっぱり…w
今回の犯人は驚きの! という感じがありましたが
それよりも動きが驚きです。
まぁ本人にとっては大事な事です。
他者には理解できなくとも、本人の意志が一番ですから。
今回の話は苦手な方でした。
和歌が駄目なのか、その時代が駄目なのか
さっぱり分かりませんが。
しかし大