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Posted by ブクログ 2023年11月30日
今回は竹取物語と七夕物語の関連性からその背後にある国取りから大和朝廷にかけての権利義務の横暴と、それをどのように巧みに歴史から隠蔽したのかを解き明かしている。
所々でかなり強引で大胆な予測を挟むものの、奈々が納得している描写を加えることで、あたかも読者まで納得したと感じてしまうところが巧みだと思う。...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月09日
読書録「QED竹取伝説」4
著者 高田崇史
出版 講談社文庫
p141より引用
“「しかし」崇は奈々を見た。「ニコチン自
体は、三日間で完全に体外に排出されてしま
うからね。あとは脳がその快感を記憶してい
るだけにすぎない。ということは、それ以降
は単純に脳ー意志ーの問題だからね。そう難
しいこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月09日
『本来、人間は個々に存在しているくせに、集団を形成して行動しようとするからおかしくなってしまうのだ。集団には、必ずルールがある。お互いの規則を作らずに生活できるほど、人は他人を思いやることはできないからだ。
しかしその共同体は、必ず変遷していく。だが、ルールだけは変わらずに残る。すると、人がその規...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月01日
QED第6弾。シリーズの中でもけっこう好きかも。竹取物語と歴史の、公に語り継がれてきたのではない歴史のできごととの結びつきがキレイにまとまっている。と言ったら百人一首だって六歌仙だって東照宮だって好きなんだけど。
ラストシーン、犯人側の業をうつしとるのもいつも通り。歴史をあつかう以上その重みはどうし...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月09日
QEDシリーズ6作目。
前作の「式の密室」からの続きとして色濃いが、もともとシリーズモノとして1作目から読んでいる方が知識の展開がなされていて面白いと思う。今回のテーマはタイトルどおり「竹取物語」。まさか昔話の「竹取物語」が製鉄信仰に繋がってくるとは目から鱗。私的には前作の「式の密室」から俄然このシ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年02月06日
このQEDシリーズは歴史の考証が奥深くって、納得させられてしまいます。
「お正月」も「節分」も「ひな祭り」も「端午の節句」も実は全然おめでたいものではなかった・・・「松竹梅」もしかり。そんでもって、「かぐや姫」も実は、悲しいお話でこれら全てに「騙り・秘密」が隠されていて・・・。
もうドキドキの連続で...続きを読む
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