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Posted by ブクログ
河童伝説は日本各地に残るが、その正体に迫ろうとしたのが高田崇史の『QED 河童伝説』である。怪異として語られてきた河童を、歴史や民俗学の視点から読み解く物語が展開される。
主人公たちは伝承の断片を追いながら、土地に眠る古い記憶や人々の信仰に触れていく。河童は単なる妖怪ではなく、地域社会の歴史と深く結びついていたことが見えてくる。
やがて謎は意外な方向へ広がる。伝説の背後には、権力や文化の変遷、人々が忘れ去った真実が潜んでいた。怪談と思われた話が歴史の問題へと姿を変えるのである。
河童を追う旅は、日本人の記憶をたどる旅でもあった。伝説とは過去からの手紙なのだと気づかされる一冊であり、読後には身近な風景さえ新たな意味を帯びて見えてくる。
Posted by ブクログ
読書録「QED河童伝説」3
著者 高田崇史
出版 講談社文庫
p275より引用
“「しかし、ちょっと待てよ。ということは、
そのゴルフクラブだ、コースだのっていう代
金は、もしかして全て薬の代金に乗っかって
るってことかよ」
「そう……いうことですね。こりゃ酷い」
「なんだよ。結局はその金は、我々と健康保
険組合とで支払っていることになるじゃない
か。随分とまた嫌な話だな」”
目次より抜粋引用
“山童
水虎
兵主部
駒曳法師
川太郎法師”
博学な変人薬剤師とその後輩を主人公とし
た、長編ミステリ小説。同社刊行作文庫版。
シリーズ第十三弾。
夏も本番に差し掛かろうとする七月半ば、
主人公・棚橋奈々の上司は風邪気味で、その
様子から話は風邪薬・抗生物質・抗菌剤へと
移っていき…。
上記の引用は、医者と製薬会社の営業につ
いての刑事の会話。
これがどの程度本当にあることかは知りませ
んが、横領や着服が事件になって表に出ると
ころをみると、良くある話なのかもしれませ
んね。自分たちが思っている以上に、必要の
ない支出をさせられているのであれば、大き
な病気にかかった時の対応について、よく考
えておいた方がいいのかもしれません。
主人公・奈々の妹のキャラクターが少しう
るさく感じてしまいました。ファン層を広げ
るための話の展開なのかもしれませんが…。
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小説・文芸
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