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Posted by ブクログ
歴史上の謎と現実の殺人事件を解決するQEDシリーズ3作目。本作は架空の人物が対象という珍しさ。本書でも触れられているが現実にも影響を与えた名探偵、いや創作上の人物はシャーロック・ホームズが多分初だろう。登場から150年くらい経っているのに今も彼を超える名探偵キャラはいないように思う。
さて本編だがシャーロキアンなら怒りかねない結論だがホームズ好きの我が身からしても面白い。というかホームズファンなら祟の言う疑問点には気づいているだろうし妄想的にも考えた事があるのではなかろうか。個人的にグラナダ版『シャーロック・ホームズの冒険』が超好きなのでそこに軽くだけど触れられているのも良かった。
Posted by ブクログ
シャーロックホームズの謎と、シャーロキアンクラブで起こった連続殺人事件に、崇が挑む。
シャーロックホームズの物語は、ちゃんと読んだことがないです。どうも私は、ホームズがしたり顔でプロファイリング結果を披露するのが苦手でして…というのは言い訳で、これまで読む機会がなかった。いつか読みたいとは思いつつも。
シャーロックホームズの物語自体にも、これほどの不可解なことがあるんですね。
私は、昔の本って、そういうもんだと思ってました。
今は出版社も大きな組織だし、版を重ねると訂正することもある。でも昔は、時系列の間違いとか、作者の誤解とか、フツーにそのまま本になってしまってそうだなぁ。
犯人が誰か?というよりも、シャーロックホームズの謎についての言及が気になってしまい、犯人がわかっても「そうなんだ」程度にしか思えなかった…笑。
読者も、だんだん崇化してきますな。現実の事件や動機には興味ない、興味があるのは歴史ミステリだけというのが、崇のスタンスだ。
そんな私でも、事件の本当の真相にはドキッとした。こういう二重推理が好きです。
崇のホームズに関する推理は、ホームズファン(信者?)が聞いたら怒りそうな話でしたが、真相はいかに?私は、上記の通り、作者はワトスンではなくドイルだと思っているので、ドイルの勘違いや誤植だろうと現実的に考えてしまう。ドイルはホームズを書くのを嫌がっていたともいうし、イヤイヤ書いてたらゴチャゴチャしてしまうのではないだろうか。
おかしな点を含めて合理的説明ができるように推理して証明する…という知的活動は、私には無理だな。
Posted by ブクログ
読書録「QEDベイカー街の問題」4
著者 高田崇史
出版 講談社文庫
p239より引用
“食生活の偏り、それを正さずして、我慢し
ろだとか忍耐だとか精神力などという、形だ
けのお題目を唱えても、何にもならない。人
間の感情などは、いとも簡単に脳内物質にコ
ントロールされてしまうのだから。”
目次より抜粋引用
“冒険
回想
生還
挨拶
事件簿”
博学な変人薬剤師とその後輩を主人公とし
た、長編ミステリ小説。同社刊行作文庫版。
シリーズ第三弾。
雪の降りそうな冬の日、主人公・棚旗奈々
が出勤すると上司と同僚が言い争いをしてい
た。どうやらクリスマスの出勤予定について
のことらしいが…。
上記の引用は、太り気味な登場人物に対す
る評に関しての一節。
人は飲み食いした物から出来ているというの
は、誰も逃げる事の出来ない真実でしょう。
調子が悪いと感じた時は、体に摂り入れたも
のについて見つめ直すのが、復調への近道な
のではないでしょうか。
全二作とは少し趣が変わり、海外の古典作
品の謎が扱われています。架空の小説が始ま
りでも、好きが高じて現実へ大きな影響を及
ぼすというのを思うに、オタクやマニアの情
熱は世界を変えるほど強く、世界共通なのか
もしれませんね。
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