高田崇史のレビュー一覧

  • 京の怨霊、元出雲 古事記異聞

    Posted by ブクログ

    京都にある出雲と名の着く場所
    そこには過酷な過去が。

    天照大神が宮中から出て伊勢に落ち着くまで転々としたこと
    それをこう解釈することも出来るのか⁈と驚きでした

    思いも寄らない説が色々あってとても興味深かったです

    次は奈良、三輪の大神神社

    0
    2021年09月26日
  • QED 鬼の城伝説

    Posted by ブクログ

    久しぶりに手に取ったQ.E.Dシリーズだったけれどいまいちだったかも。
    テーマの桃太郎は、色々なところで触れているのでちょっと食傷気味だったこともあるが、何だかキレがなかったような・・・。伏線の回収がアッサリしすぎているのも残念だった。

    0
    2021年08月09日
  • 鬼神伝 龍の巻

    Posted by ブクログ

    平安時代から鎌倉時代に移り変わり鬼と人とのたたかいが始まる。
    真ん中になっても純もオロチも出てこず人が約束を違え、人は鬼を見下す。そして鬼は人をむやみに殺すと信じさせる。
    淡々と物語が進んで平安時代と同じようなストーリーで復習みたいなものかな??
    読み進めるのに苦労する。
    まだ続くような終わり方だった。

    0
    2021年08月07日
  • 鬼神伝 神の巻

    Posted by ブクログ

    前に読んだときは神と人と闘う神話のようなファンタジーかと思って熱中できなかったが今回全巻揃えたので読んでみると、テーマが一貫していることに気づく。

    0
    2021年08月07日
  • 鬼神伝 鬼の巻

    Posted by ブクログ

    カンナの後に読んだからか再読だからか神と人についての違和感なく読める。
    歴史は考えるもの。
    それはカンナも鬼神伝も同じで何故?と疑問なく過ぎていたのでこの本から色々な説がある事を自分はどう思うか考えながら読み進めていきたい。

    0
    2021年08月06日
  • カンナ 出雲の顕在

    Posted by ブクログ

    出雲大社は奥深いし素戔嗚尊が本命とは思わなかったし、一回読んだだけでは理解できなかった。
    このぐらいの重い内容だと読みごたえもあるし、知識を得たと思える。

    0
    2021年08月01日
  • QED 六歌仙の暗号

    Posted by ブクログ

    前回の百人一首よりも読み飛ばすところは少なくなった(笑)
    今回は七福神と六歌仙の関係を紐解いている。
    前回よりも読みやすく感じたのは、慣れとより身近な題材だからであろう。
    ダヴィンチコードが好きな人にはハマると思う。

    0
    2021年07月30日
  • QED 百人一首の呪

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本は推理小説という形ではあるものの、実際には百人一首のパズル的解釈に殺人事件がオマケ程度に付随しているだけというのが正直なところ(これは解説にも同様のことが書いてある)。
    ぶっちゃけペダントリーな部分も多く、これを逐一読んでいくのか、斜め読みで流すのか、どちらであっても本筋に大きな影響はない。
    へぇなるほどなぁと思うところが人によってはあるかなという感じ。
    好きな人には好き。合わない人には合わない。

    0
    2021年07月28日
  • カンナ 吉野の暗闘

    Posted by ブクログ

    婚約者の聡美は甲斐が出かけている時に訪れるのは何か意味があるのだろうか。
    と事件よりそっちが気になりだした。
    吉野の桜はご神木なのでむやみに切り倒してはいけないのは何故か。
    天草四郎よりも面白かったがやはり聖徳太子にはまだ勝てない。

    0
    2021年07月25日
  • オロチの郷、奥出雲 古事記異聞

    Posted by ブクログ

    星3.5

    出雲の本質は奥出雲にあると言われた雅は予定を伸ばして奥出雲へ

    そこに溢れるのはスサノオの逸話とヤマタノオロチ

    様々な神の名につけらた「クシ」とは何を意味するのか?

    単なる神話だと思っていたものが違う話になり面白かった

    次は京都

    殺人事件もテーマに沿ってるんだろうけど…(ー ー;)

    0
    2021年06月12日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

    Posted by ブクログ

    「館」をテーマにしたアンソロジー。新本格30周年記念アンソロジー第3弾。

    はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』
    メタブックという設定が面白い

    恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』
    シリーズものの外伝(シリーズ未読…)

    高田崇史『QED~ortus~ ―鬼神の社―』
    こちらもシリーズものらしき。理屈っぽい先輩

    綾崎 隼『時の館のエトワール』
    タイムリープとSFチックと思わせて、こう来るか
    うん。ヒロインの感想に同じ。

    白井智之『首無館の殺人』
    グロい。汚物方面でもグロ、トリックもグロ、例えの表現すらも。

    井上真偽『囚人館の惨劇』
    先の読めない展開

    シリーズの外伝が多いのと、ミステリー要

    0
    2021年05月26日
  • オロチの郷、奥出雲 古事記異聞

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古代史に興味がないと読みにくいだろうなぁ(−_−;)

    私は学生時代から上代文学を学んでいましたし、古事記関係の資料もそれなりに所持してますから。

    今回の学説に関しては、異端、ですね。だからこそ面白いのだけど。

    ここから古事記や日本書記に入ることは良いことかなとも。
     
    個人的なこだわりで日本武尊が使うまで、草薙剣は雨叢雲剣ではないかと気になりました。

    0
    2021年05月23日
  • 神の時空 三輪の山祇

    Posted by ブクログ

    今度三輪に行く時は綱越神社から旧参道を通っていこう

    それにしてもここに出てくる皆さんの一日が濃すぎる

    0
    2021年05月03日
  • QED 百人一首の呪

    Posted by ブクログ

    百人一首の謎+殺人事件という、メフィスト賞受賞作。良くも悪くも、京極夏彦の影響を強く感じる。脳だの幽霊だの呪いだのも然り、本の分厚さも然り。メインの謎は百人一首、らしいのだが私の好みではなく、あまり興味は持てなかった。語られる情報量も多すぎて、流石に辛い。殺人の方のトリックは、盲点は突かれるもののどこかいまいち。しばらくこの作家に触れることはなさそうだ。

    0
    2021年04月11日
  • QED 百人一首の呪

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    百人一首の謎を解くと、殺人事件の犯人が見つかる。
    すげぇ発想ですよね。
    ついでに百人一首一覧が付いてきます。

    0
    2021年03月25日
  • 鬼棲む国、出雲 古事記異聞

    Posted by ブクログ

    プロローグ/雲出づる国/出雲四大神/大蛇雲の山
    弥生八雲に/雅かなる雲/エピローグ

    出雲の謎が解き明かしきれないのはまだわかる。けれど、事件の謎の解明がすっきりしない。雅のミーハー的なところにも引っかかる……

    0
    2021年02月23日
  • 鬼棲む国、出雲 古事記異聞

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ――

     くわばら、くわばら…!


     表紙に騙されてはいけない。
     高田崇史の出雲もの、ということで手にとってみたものの、これは文庫一冊で収まるものじゃないなぁ…一応殺人事件は起きるしそれも解決するんだけれど、これ一冊でシリーズのプロローグ、という感じ。なので消化不良感はすごい。

     題材が古事記と出雲国風土記を通して出雲の謎に迫る、というところなのでまず予備知識が大量に必要で、しかもそれをライトに描こうとしているからなのか、いまいち鼻白む感じもある。そして文系のマスタってこんなもんでいいのか? という感じも。そもそも高田さんの軽いタッチがあんまり得意じゃない。もっとこう、読者置いてけぼりの

    0
    2021年02月13日
  • 鬼棲む国、出雲 古事記異聞

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大学院で出雲をテーマに選んだ主人公。

    それに絡む殺人事件。

    出雲を研究テーマにするのなら、出雲風土記は必須だろうにその辺りが抜けてる主人公は高田さんがわざと設定しているのが分かるんですが(;^_^A

    さすがに院生がこれがわからないことはないと思う私なのでした。

    0
    2021年01月23日
  • QED ~ortus~ 白山の頻闇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題作と、オカルト同好会時代の大学生のタタルが吉原遊郭の闇と現代の幽霊騒ぎの正体を考察する「江戸の弥生闇」の二編を収録。
    白山比咩神社の周辺で起きた“白”に纏わる殺人事件の犯人の殺害理由にはやはりポカーンだったが、白山の死と再生の信仰に、事件で傷ついた奈々の妹沙織が立ち直る願いがリンクするのは姉妹の絆を感じてよかったな。
    吉原の遊女の歴史は踏み込めば踏み込むほど胸の痛みが深くなる。今はもう静かに手を合わせ鎮魂を祈ることしかできないが、現代の被害者の無念を晴らすラストに少し救われた。

    0
    2021年01月11日
  • 卑弥呼の葬祭―天照暗殺―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    畿内から九州に攻め込んだ饒速日命(天照ー日本の命名者)は隼人たちを平らげた神武天皇に謀殺され天岩戸に葬られ、その代わりに卑弥呼が天照大神祭り上げられた。しかし卑弥呼も日蝕時のスケープゴートとして殺害される。台与(市杵嶋姫命)も神武の東征の際に殺害され、宇佐に葬られる。伊勢神宮も宇佐神宮も殺害された者たちの鎮魂の社なのだという。うーむ、すごい説だ。読んでいると納得させられてしまう。これに絡んで殺人事件がいくつも起こるのだが、無理やり作ったあり得ない事件で、茫然としてしまうが、まあそこは…。とにかく著者の説を押し通すための小説なのだ。面白いですが。

    0
    2021年01月08日