高田崇史のレビュー一覧

  • QED ベイカー街の問題
    Q.E.Dシリーズの3作目。ずっと本屋で探していたのに見つからず、ようやく読むことができました。

    今回のテーマはシャーロックホームズで、いまや古典に域だとは思いますが、それでも百人一首とか六歌仙に比べればはるかに取っつきやすいお話です。(笑)
    ていうか、書いてあることがすべて理解できたのは初めてか...続きを読む
  • QED 出雲神伝説
    出雲なのに奈良が関わる…。神が集まる土地とは体面上の説で、そこは流刑地としての聖域だったという見方。興味深い。



     今でこそ一大観光地の出雲大社。いや、昔から観光地として活動していた出雲大社。クーポン券を江戸時代から発行していた出雲大社。昔は杵築大社とよばれていた出雲大社。こないだブラタモリでや...続きを読む
  • 鬼神伝 神の巻
    薄いのであっという間に読み終えてしまった。面白かったけど、あまりにもあっさりとさらっとしていて物足りない。
  • 鬼神伝 鬼の巻
    現世に戻ってしまうの?!と最後は予想に反していたのだけど、伏線もあったし次巻も楽しみ。
    興味深くて一気に読んでしまった。
  • QED 神器封殺
    日本の一宮の不思議に迫る。日本各地の神社を観光するなら事前に読むべき本である。三種の神器はやはり妖しい物だった。


     何も知らずに神社に観光にいってお参りをしている人。それは知らない間に封印のための魔力を朝廷に献上していることになっている。その祈りのエネルギーの総体は、封印されしあの人を閉じ込め...続きを読む
  • QED ~ventus~ 熊野の残照
    日本史の深読みミステリーシリーズ。なぜ熊野詣というものがあるにか。熊野古道ってただの厳しい山道がどうして大事なんだ!?


     神武天皇の東征について詳しく書かれている巻。熊野は天皇家の発祥と大きく関わっていることが学べた。


     熊野古道にでも行くときにまた読むことになるだろう。まだ行く気がないか...続きを読む
  • QED 出雲神伝説
    ”QED 出雲神伝説”高田崇史著 講談社文庫(2013/01発売)
    (2011/10発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:真中耕平)

    ・・・ひき逃げと惨殺事件に共通して残されていたのは、古の忍び”出雲神流”の籠の目紋であった。
    また、”出雲神流”を追っていた人物の行方不明事件も発覚。
    事件の真相は。...続きを読む
  • QED 百人一首の呪
    一応殺人事件が起こるのですが・・
    途中からそっちのけで百人一首の謎に釘付けです。
    割と深い知識が出てくるのですが、百人一首が身近な物なのでどんどん読み進められます。
    なぜこの百首なのか。
    なぜ同じ言葉が多く出てくるのか。
    なぜお正月にやるのか。
    是非読んでみてください。
  • カンナ 京都の霊前
    歴史は考えるものとは、納得の一言だった。
    そして、歴史は常に勝者に都合よく変えられているものだというのも、その通りだと思った。
    そう考えると、書中の「蘇我大臣馬子伝暦」は架空の書物だとわかっていても、何が書いてあるのか見てみたくなった。
  • QED 諏訪の神霊
    事件の解明までには犯人は検討がついたのですが、いくらタタルくんのいう人それぞれとはいえ理由が今を生きるひとにはちょっと足りないかな。蘊蓄は相変わらずためになります。かわりばんことかなるほどと思えます。
  • QED 諏訪の神霊
    遠足の事前学習④。諏訪大社の秘密が結構納得のいく形で説明されている。史実ではないけれど、難しい諏訪信仰をよくとらえている。と思う。

     面白かったんだけど、難しいね。諏訪に行く前の勉強で読んだから楽しめたけど、諏訪に興味がない人だったら読み疲れそう。

     ミステリーとしては若干無理矢理感が強いと思う...続きを読む
  • QED ~ventus~ 鎌倉の闇
    『「きみは、この『銭洗弁天』の本質を、全く理解していないね」

    「え?」

    「『お金を洗う』ということが、一体どういうことなのか?そして『洗うとお金が増える』ということは、何を表しているのか ー ということだ。そしてこれは、鎌倉を理解する上で、とても重要なことになる。」』

    「銭を洗う」のではな...続きを読む
  • QED ~ventus~ 熊野の残照
    これは良作。
    熊野権現と浄土真宗。調べてみれば常識みたいだけど、まったく知らなかったので勉強になった。また読み返したい。
    珍しく殺人事件が起こらず、語り手の事情にも興味を持って読み進められた。
  • QED 竹取伝説
    『本来、人間は個々に存在しているくせに、集団を形成して行動しようとするからおかしくなってしまうのだ。集団には、必ずルールがある。お互いの規則を作らずに生活できるほど、人は他人を思いやることはできないからだ。

    しかしその共同体は、必ず変遷していく。だが、ルールだけは変わらずに残る。すると、人がその規...続きを読む
  • 試験に出るパズル 千葉千波の事件日記
    日常で起きる事件を論理的思考で解決する。ここまで書くとすごくありきたりな小説だが事実は小説より奇なりという言葉通りそうやすやすと解決しない。推理とは違う事実がまさに人間生活っぽくそのあたりが楽しめた。
  • QED ベイカー街の問題
    今まで読んだ中では、一番タタルさんの長い説明が事件と関係していた感があり。シャーロキアンじゃないけど、ホームズは一通り読んでいるから分かるところばかりでそれも面白かった。
  • パズル自由自在 千葉千波の事件日記
    よくある推理小説は連絡手段が途絶えた雪山にて事件が起こるなど事件が起きるにちょうどよい環境がそろうことが多い。この作品ではそのような作られた環境ではない日常に近い部分が描写されていてその日常の中で起こった事件やパズルゲームが物語の中心である。そういった点ではフィクションなんだけど逆にリアリティーもあ...続きを読む
  • QED 六歌仙の暗号
    好みにドンピシャでした!
    前作の百人一首も好きでしたが、今回は七福神、六歌仙と、よりわかりやすいしインパクトが大きいネタで、すごく興味深かったです。

    平安の歴史にものすごく興味をひかれます

    事件は、ほとんどおまけみたいな感じですが
  • QED 神器封殺
    現実世界の事件の謎解きが終わったのに何故袋とじ?と思っていたら、QEDシリーズならではの謎解き部分でした。
    三種の神器についてのタタル先輩の推理はすごく納得させられてしまった。いつものことだが。
    袋とじ部分の謎解きについては、なんかもう言葉を失った。よく見つけたなあとしか…。
    しかしイザナギ・イザナ...続きを読む
  • QED ベイカー街の問題
    QEDシリーズの中でも異色だったので、何となく今まで読まずに来た。しかし、シリーズ完結がホームズの話ならば、読まぬ訳にはいかぬであろう、と思い読んだ。