高田崇史のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレまず歴史は勝者のものです。ですから、勝者に都合の悪い敗者のものは残りません。
遺憾に思う方もいると思いますが、それは事実です。そうして、どの国も歴史を紡いできたというのが事実です。
歴史学者や民俗学者を悩ませる原因でもありますよね。
例えばキリスト教がしっかり染みついた欧州では異端という言葉でそうしたものが排除されてきた歴史が残っています。それを必死に聞き取り、集めていったのがグリム兄弟であり、イェイツであり、フレイザーであるわけです。お! ハイネもいれないといけないですね。『流刑の神々』は読みごたえのある著作でした。
高田さんの中にもこうした気持ちが強くあるのだと思います。私も出 -
Posted by ブクログ
ネタバレ恩田陸氏の理瀬シリーズ目当てに。
他の人のコメントで 他作品もシリーズの短編ありとの事にて気になる。
どれも 短編ながら、妙に記憶に残るであろう作品達。
はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』
→テンポ良くスイスイ読める。主人公が本が読めないのは理由があるのだろうか?
恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』
→ヨハンの短編といい、短編ながら満足の一作。
高田崇史『QED~ortus~ ―鬼神の社―』
→難しい。。けれど、逆の立場の神を だからこそ奉るって発想は驚いた。
綾崎 隼『時の館のエトワール』
→ラストのセリフ、ページをめくっての1行で 紙ならではだなぁ。。
白井智之『首無館の殺人』 -
Posted by ブクログ
ネタバレいくらなんでも、登場人物のテンションが高すぎるんじゃないか?という、疑問はさておき。
大河ドラマで注目をあびる源平合戦に関する様々な疑問に対して、現地に行ってしっかり検討するという趣向はとても面白かったです。
義経は鵯越の坂落としやってない疑惑は、大河ドラマにも取り入れられてましたね。梶原景時@中村獅子堂の「一ノ谷と鵯越は全く別の場所」という突っ込みに、義経@菅田将暉が「構わぬ。鵯越の方が響きがいい。馬に乗って駆け下りたほうが絵になるしな。」、「歴史はこうやって作られるんだ。」って言わせるあたり、三谷脚本さすがです。
高校で日本史習った昔から、北条も、三浦も「平氏」の血筋じゃんって思ってたので