高田崇史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「試験に敗けない密室」4
著者 高田崇史
出版 講談社文庫
p17より引用
“あと、兜町も近いけれど、そっちはぼくに
は何の興味もないし、行ったこともないんだ。
好きじゃないんだよ。他人の会社の努力を利
用して一儲けしようと企んでる奴らが、うじゃ
うじゃいるからね。”
目次より抜粋引用
“密室の始まり
続いて密室
さらに密室
やはり密室
密室の終わり”
浪人生と美貌の天才高校生を主人公とした、
長編ミステリ。シリーズ第二弾。同社刊行作
文庫版。
夏休みを利用して、天才高校生・千葉千波
の家の別荘へ泊りに行く事にした主人公・八
丁堀と友人・饗庭慎之介。タクシーに乗って
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Posted by ブクログ
鎌倉市由比ヶ浜にある由比ヶ浜女学院の生徒が意識不明の重体で発見された。彼女の名前は、辻曲摩季。外傷は擦り傷程度、CTやMRIを撮っても異常は見つからない。清和源氏の血を引く中伊豆の旧家、辻曲家で、強い霊的感性を持つ摩季の姉の力を持ってしても原因が掴めない。敵は怨霊か。昔は歴史作家希望で、辻曲家の兄妹たちと親交ある陽一が、鎌倉の歴史について調べたはじめた矢先、意識不明のはずの摩季が姿を消す。
ということで本作はシリーズ一作目。歴史の気になる部分に焦点を当てて、実際はこうだったのではないか、と〈可能性〉を提示する歴史ミステリ(伝奇色もだいぶ含んでいます)の醍醐味が詰まった作品になっています。 -
Posted by ブクログ
七福神について調べていた男子学生が交通転落事故で死亡し、その学生が所属していた大学の薬学部教授が実験中に中毒死、死亡した教授の助手をしていた男性が自宅で刺殺される・・・という事件が立て続けに起きた、タタルの母校。
事故死した男子学生の妹で、その大学の現役学生である貴子から、奈々にタタルとともに兄の死と七福神の呪について調査したいという依頼?があり、3人で京都に向かう。
タタルの七福神、そして古今和歌集の六歌仙についての知識があいかわらず膨大!
現代で起きた事件と、歴史ミステリーの二本立てのような感じだ。
歴史ミステリが、現代の事件の動機に関わっているので、どちらも大事です。
昨年の大河ドラマ -
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購入済み
つまみぐいにアンソロ
母がフォローしている恩田陸を少し読んでみようと思ったのですがこういう方向性は求めてなかったなあ…という感じ。ファンタジーはちょっと。
しかし高田さんの作品だけかなり刺さったのでシリーズ読みたくなりました。こういうのと出会えるから良いのよね。 -