高田崇史のレビュー一覧

  • QED 東照宮の怨
    QED-4。日光東照宮と三十六歌仙絵。
    三十六歌仙絵の押入強盗殺人。いりくんだ人間関係。


    C0193
  • QED 六歌仙の暗号
    QED-2。
    /七福神と六歌仙のなぞ。七福神を調べたことで死がまっている。
    どちらともさして興味はなかったけれど読むとおもしろい。ミステリーの推理より歴史のほうが印象深い。
    C0193
  • QED 河童伝説
    ついにタタルが事件の推理すらしなくなったw
    申し訳程度に毒物の考察をしたくらいだ。
    それにしても、事件の犯人・犯行内容・動機、すべて犯人の口から語られて終わりというのは斬新すぎる。それも主人公達がまったく与り知らぬところで、口を滑らした犯人が詰め寄られて全部しゃべるっていう。
    しかし、それを加味して...続きを読む
  • QED ~flumen~ 九段坂の春
    このシリーズは蘊蓄がすべてだと思っていたが、本作においては、いやはやどうして本編が面白い。主人公達の青春時代を描く四つの短編が、微妙に交錯しながらラストにつながる。

    ****

    本来の桜色は、限りなく白い吉野桜の色。だから桜吹雪を雪に例える。

    西には南無阿弥陀仏の極楽浄土、東には薬師如来の瑠璃光...続きを読む
  • QED ~ventus~ 熊野の残照
    『「いつもどこに行っても、そうやって人々 ー 鬼たちが虐げられる歴史ばかりですね。」

    「仕方ないな。力こそが全てだった時代があり、それを反省 ー 修正して公平平等な世の中を作るべく新しい力や無私の宗教が生まれ、しかしその力や宗教によって、また新たなる戦いや差別が生まれてしまう……。永遠に、それの繰...続きを読む
  • QED 百人一首の呪
    QEDシリーズ-1。
    薬剤師で歴史マニア?の祟が百人一首収集家の殺人事件の謎を解く。
    自分で並べたくなってくる。

    蔵書、電子書籍
  • QED ~ventus~ 御霊将門
    以前少し気にしたことがある。「『月』を詠んだ歌は枚挙に暇ないが、同じ平安の夜空を彩ったはずの『星』について詠んだ歌はほとんど聞いたことがない。なぜだろう」
    本書を読んで思いがけずその回答を得た気がする。
    曰く、『星』は不吉のものと考えられていたとか。
    その詳細については正直納得するほどの説明はなかっ...続きを読む
  • QED 鬼の城伝説
    『しかし犯罪の動機なんて、幽霊みたいなもんだ。実はそこに何もなくても、見方によってはきちんと存在して見える。霧の中に浮かび上がる自分の幻のようなものだよ。それは、目の前に起こってしまった事件を、自分の心に納得させるための論理武装だからな。』

    あいかわらず素敵なプロット。第9作目。19作まであるから...続きを読む
  • 試験に出るパズル 千葉千波の事件日記
    千葉千波の事件簿がサブタイトル、いとこのぴぃくんが語り手。論理パズルの物語仕立て。
    森博嗣が解説担当。
    C0193
  • QED ~flumen~ ホームズの真実
    QEDの3作目、『ベイカー街の問題』からのflumen(流れとうか河というか)で、タタルと奈々が緑川に呼ばれてシャーロキアンの展覧会出席するが、また事件が起こる。明らかにタタルと奈々の距離が縮んでいるし、外堀が埋まりつつある様子。大元のQEDシリーズに比べてカンナ的に短く軽く全く肩がこらない作品に仕...続きを読む
  • 軍神の血脈 楠木正成秘伝
    久々に高田崇史が読みたくなって、読んでみた。
    楠木正成とか足利尊氏に興味が湧いたから、次はそっちに進んでみよう。
  • 軍神の血脈 楠木正成秘伝
    楠木正成の謎を追う歴史ミステリー。説得力があり大いに引き込まれてしまい一気読み。こういうのははまるな。
  • QED ~ventus~ 鎌倉の闇
    今回は鎌倉。
    北条氏や源頼朝何かについて話をしながら、鎌倉の街を回っている。
    殺人事件とかはどうでもいい。って感じで、ホントおまけ程度。
    このQEDで回ったお寺とかのガイドブック作ってくれないかなー。地図付き、ウンチク付きで。
    それを片手にお寺周りとかしてみたい。
  • QED 東照宮の怨
    東照宮に展示されている三十六歌仙絵の歌が通常の物と異なるというタタルの発見から物語が始まるので、今回も和歌にまつわる話になるのかと思いましたが、メインの謎はタイトルどおり日光東照宮についてでした。
    天海僧正が京都を模したり風水や陰陽道に基づき寺社を配置して徳川の時代が長く繁栄する様に江戸の町を設計し...続きを読む
  • QED ベイカー街の問題
    QEDでタタリが展開する説って、そういう説を唱えている参考文献を元にしているのでしょうか? 
    巻末の参考文献の内容まで改めていないので分かりませんが、もし、高田氏が自分で考えた説なら凄いと思う。
    今回は、シャーロックホームズにまつわる謎に挑みますが、解き明かした解が凄かった。
    そして、それにも増して...続きを読む
  • QED Another Story 毒草師
    たたるシリーズ読んでる人には、すでに知ってるウンチクもでてきて、読みやすかった。いつもよりミステリー度が強くて私は好きでした。
  • QED 諏訪の神霊
    いつもより読みやすかったー

    物語をかき混ぜるさおりがいないからか?
    鴨志田くんや友達が沙織のちょっと歴史詳しいパートを担当の方って感じ。
  • QED 伊勢の曙光
    天照大神は何者か。歴史を震撼させる騙りがそこにあった。日本の神様はもうほとんど怨霊じゃねぇかよ!


     伊勢神宮に行くぞ!そう思いました。伊勢神宮から奈良県を経由して京都に行きたいですね。


     歴史薀蓄としては面白かったけど、ミステリ小説としてはやはり…。なんというか、不器用。結局最後は吊り橋効果...続きを読む
  • QED ~flumen~ 九段坂の春
    いいタイミングの短編集。

    祟さんの初恋!から始まり、奈々、くまつざき、御名形さんの過去、何処かでみんなが微かに繋がってること、みんな何処かですでに事件に関わっていたことwなどがわかった短編集。

    ウンチクも勿論あるけど、短編だから適度な量でよかったわー。
  • QED 河童伝説
    現代の殺人事件と祟さんが絡まなかったのは珍しく、切り取ってつけた事件のようにも思えるが、いつもよりは読みやすかったなぁ。
    毒草師の出し方が次のシリーズへの伏線みたいだなぁ