高田崇史のレビュー一覧
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QED-2。
/七福神と六歌仙のなぞ。七福神を調べたことで死がまっている。
どちらともさして興味はなかったけれど読むとおもしろい。ミステリーの推理より歴史のほうが印象深い。
C0193Posted by ブクログ -
このシリーズは蘊蓄がすべてだと思っていたが、本作においては、いやはやどうして本編が面白い。主人公達の青春時代を描く四つの短編が、微妙に交錯しながらラストにつながる。
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本来の桜色は、限りなく白い吉野桜の色。だから桜吹雪を雪に例える。
西には南無阿弥陀仏の極楽浄土、東には薬師如来の瑠璃光...続きを読むPosted by ブクログ -
『「いつもどこに行っても、そうやって人々 ー 鬼たちが虐げられる歴史ばかりですね。」
「仕方ないな。力こそが全てだった時代があり、それを反省 ー 修正して公平平等な世の中を作るべく新しい力や無私の宗教が生まれ、しかしその力や宗教によって、また新たなる戦いや差別が生まれてしまう……。永遠に、それの繰...続きを読むPosted by ブクログ -
以前少し気にしたことがある。「『月』を詠んだ歌は枚挙に暇ないが、同じ平安の夜空を彩ったはずの『星』について詠んだ歌はほとんど聞いたことがない。なぜだろう」
本書を読んで思いがけずその回答を得た気がする。
曰く、『星』は不吉のものと考えられていたとか。
その詳細については正直納得するほどの説明はなかっ...続きを読むPosted by ブクログ -
QEDの3作目、『ベイカー街の問題』からのflumen(流れとうか河というか)で、タタルと奈々が緑川に呼ばれてシャーロキアンの展覧会出席するが、また事件が起こる。明らかにタタルと奈々の距離が縮んでいるし、外堀が埋まりつつある様子。大元のQEDシリーズに比べてカンナ的に短く軽く全く肩がこらない作品に仕...続きを読むPosted by ブクログ
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今回は鎌倉。
北条氏や源頼朝何かについて話をしながら、鎌倉の街を回っている。
殺人事件とかはどうでもいい。って感じで、ホントおまけ程度。
このQEDで回ったお寺とかのガイドブック作ってくれないかなー。地図付き、ウンチク付きで。
それを片手にお寺周りとかしてみたい。Posted by ブクログ -
QEDでタタリが展開する説って、そういう説を唱えている参考文献を元にしているのでしょうか?
巻末の参考文献の内容まで改めていないので分かりませんが、もし、高田氏が自分で考えた説なら凄いと思う。
今回は、シャーロックホームズにまつわる謎に挑みますが、解き明かした解が凄かった。
そして、それにも増して...続きを読むPosted by ブクログ -
たたるシリーズ読んでる人には、すでに知ってるウンチクもでてきて、読みやすかった。いつもよりミステリー度が強くて私は好きでした。Posted by ブクログ
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いいタイミングの短編集。
祟さんの初恋!から始まり、奈々、くまつざき、御名形さんの過去、何処かでみんなが微かに繋がってること、みんな何処かですでに事件に関わっていたことwなどがわかった短編集。
ウンチクも勿論あるけど、短編だから適度な量でよかったわー。Posted by ブクログ