高田崇史のレビュー一覧
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ネタバレQEDシリーズ11作目、熊野の残照の後編とも。
最初、タイトル見て三種の神器の話とは思わず、ずっと「しんき」だと思っていたのだけど、三種の神器の「じんぎ」の神器封殺でした。
殺人事件は一応解決されるけど、そんなの警察だってHowとWhyの部分はともかくWhoはわかるだろうと・・・。あと、結局動機はわかったようなわからないような、そんなことで人生を棒に振ったり、死体に細工したりするんかいな、というところはタタルさんの「そういう人もいる」的な説明で終わりって・・・笑。もう殺人事件と歴史蘊蓄と切り離してもいいんじゃないかというくらいの殺人事件の軽い扱い笑。
鏡が母、剣が父、勾玉が胎児、というのは目か -
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読書録「QED鬼の城伝説」4
著者 高田崇史
出版 講談社文庫
p185より引用
“「あなたは笑うけれど……。でも鬼の城に
関しては、本心からそう思うわよ。確かに学
問上の立場からも、人間心理学上の観点から
も、例外的な存在は居心地が悪いわよね。そ
こで何とか類型を模索して、それらの仲間と
して当てはめようとしてしまう。これは人間
の欠陥ね」”
目次より抜粋引用
“ANTICIPATION
TRANSFORMATION
CALCULATION
GENERALIZATION
UNQUESTIONED”
博学な変人薬剤師とその後輩を主人公とし
た、長編ミステリ小説。同社刊行作文庫 -
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読書録「QED竹取伝説」4
著者 高田崇史
出版 講談社文庫
p141より引用
“「しかし」崇は奈々を見た。「ニコチン自
体は、三日間で完全に体外に排出されてしま
うからね。あとは脳がその快感を記憶してい
るだけにすぎない。ということは、それ以降
は単純に脳ー意志ーの問題だからね。そう難
しいことじゃないよ……。”
目次より抜粋引用
“竹取の翁といふものありけり
いとうつくしうして居たり
はべりけむ身とも知らず
翁、出でていはく
おはすらん人々に申給へ”
博学な変人薬剤師とその後輩を主人公とし
た、長編ミステリ小説。同社刊行作文庫版。
シリーズ第六弾。
新年から馴染みのバー -
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読書録「QEDベイカー街の問題」4
著者 高田崇史
出版 講談社文庫
p239より引用
“食生活の偏り、それを正さずして、我慢し
ろだとか忍耐だとか精神力などという、形だ
けのお題目を唱えても、何にもならない。人
間の感情などは、いとも簡単に脳内物質にコ
ントロールされてしまうのだから。”
目次より抜粋引用
“冒険
回想
生還
挨拶
事件簿”
博学な変人薬剤師とその後輩を主人公とし
た、長編ミステリ小説。同社刊行作文庫版。
シリーズ第三弾。
雪の降りそうな冬の日、主人公・棚旗奈々
が出勤すると上司と同僚が言い争いをしてい
た。どうやらクリスマスの出勤予定について
のことらし -
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読書録「QED六歌仙の暗号」4
著者 高田崇史
出版 講談社文庫
p295より引用
“「今、説明したばかりじゃないか。きみは
すぐに前後・左右・黒白と分けようとする。
世界はもっと混沌として存在しているんだ。
何故、漢方と近代医学を分ける必要があるん
だ?同じ人間の体についてのことじゃないか。
俺は両方信じているし、同時に両方信じてい
ない」”
目次より抜粋引用
“一諾千金
二仏中間
三界諸天
四方四仏
五里霧中”
博学な変人薬剤師とその後輩を主人公とし
た、長編ミステリ小説。同社刊行作文庫版。
シリーズ第二弾。
ひどい花粉症を口実に、京都への出張を上
司から押し付けられた -
購入済み
恩田陸目当てで読みました。それだけを評価するならとても良かったし、知りたかった部分を読めて満足です。
しかしそれ以外の作者はグロテスクなものもあり、ちょっと面白いとは言えませんでした。