高田崇史のレビュー一覧

  • QED 六歌仙の暗号
    七福神の謎と殺人事件を組み合わせて話を盛り上げているのは面白いが、薀蓄部分の妥当性が良くわからない。本当かなあと思うことが多くていまいちのめり込めなかった。ミステリ部分の決着のつけ方も納得がいかないが、意外性ではピカイチだと思う。
  • QED ~ventus~ 御霊将門
    お花見に出掛けましょう、というお集まりだったはずなのに、気付けば平将門ゆかりの神社巡りになってるし! の巻です(笑)。

    タタルさん(≠高田さん)の蘊蓄の数々を聞いて、平将門に対する見方がガラリと変わってしまいました。
    歴史というものは、いつだって勝者にとって都合の良いように捻じ曲げられるものなのだ...続きを読む
  • QED 河童伝説
    今回の見所は、ついにタタルさんにつられて乙女の放送コードぎりぎりっぽい言葉を口走るようになった奈々ちゃん…!(違)

    とりあえず、鬼や河童=産鉄民、というのがタタルさんの歴史蘊蓄を聞く上で大前提なのは変わらない。
    最近のQEDは、それさえ抑えておけば大丈夫なような気がする(笑)。

    タタ奈々+熊崎さ...続きを読む
  • QED ~flumen~ 九段坂の春
    QEDシリーズのメインキャスト達の学生時代。時を別にして彼らに絡む一人の女性。縁があったのですね、彼らには。
    三島由紀夫の引用『海としか名付けようのないもので辛うじて統括されながら、決してその名に服しない、この無名の、この豊かな……』は、コーラスで今練習している曲の詩に通じる気がした。「木」−谷川俊...続きを読む
  • QED ~flumen~ 九段坂の春
    2011/4/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2020/11/2〜11/4

    QEDシリーズでお馴染みのメンバーたちの青春時代を描く連作短編集。それぞれの後のキャラがしっかりと芽生えている。相当工夫を凝らした作品らしく、解説にある本人の解説が興味深かった。
  • クリスマス緊急指令 ~きよしこの夜、事件は起こる!~
    小噺のようにサクサク読める短編集。
    怪探偵は切れ味鋭く笑わせてくれる。
    気分転換にちょうど良いかな。
  • QED 東照宮の怨
    巨大な謎の複合体(コンプレックス) 東照宮に挑む、桑原崇
    「三十六歌仙絵」を狙った連続強盗殺人事件が発生。不可解な事件の手がかりは意外にも日光東照宮にあった。「陽明門」「山王権現」「三猿」「北極星」「薬師如来」「摩多羅神(またらじん)」「北斗七星」。桑原崇が東照宮に鏤められた謎を解き明かした時、天海...続きを読む
  • QED Another Story 毒草師
    QEDに出てくるキャラクタらしいけれど、QEDは途中までしか読んでおらず彼は出てきていないので、そちらでの活躍の程は謎。

    QEDの探偵役である「タタル」に輪をかけての変人。
    歴史的蘊蓄が少いし、主人公となる視点が男なのでフワフワした感じがないので比較的スムーズに読めた。
    歴史的蘊蓄を求める人には物...続きを読む
  • QED 龍馬暗殺
    龍馬暗殺の犯人(実行犯&黒幕)はいったい誰なのか?よく言われているのは、京都見廻組の今井信郎が実行犯だという説。現場に残されていた物品から実行犯=新撰組という説もありますが、今井は自分が殺したとも告白していますし、こちらの方が事実に近いと思います。…では、黒幕は?実行犯は京都見廻組そうだとしても、彼...続きを読む
  • QED ~ventus~ 鎌倉の闇
    QED・・・ついに事件と蘊蓄が全く関係なくなった(笑)基本的には好きなので、許せます。後、タタルさんとの仲が進展してきている気がする♪ただ、あまり、お勧めできません
  • QED 神器封殺
    前作「熊野の残照」の勢いを引き継ぎ、和歌山で起きた殺人事件と、三種の神器の謎にスポットライトが当てられるシリーズ第11弾。

    シリーズ初の袋とじ企画、 新たな主要キャラクターの登場と、新旧の読者を取り込む姿勢と、作品の質の高さに魅入ってください。
  • QED ~ventus~ 熊野の残照
    先日熊野三山に行ったばかりだったので、リアルな風景描写にとても驚きました。まるで彼らと一緒に旅をした気分です。でもこれを読んでから熊野に行きたかったなぁ。
  • QED ベイカー街の問題
    QEDシリーズの3作目。今までの歴史ミステリーとは違って、
     
    創作の人物であるシャーロック・ホームズをテーマに

    取り扱っている。

    そのせいなのか、事件の解明部分は1~2作目よりも

    正統派のミステリーになっているように思える。
  • QED Another Story 毒草師
    主人公がタタルじゃないのは歴史解明パートが少ないからなのでしょうか?
    毒草師の仕事内容が気になるなぁ。
  • QED ~ventus~ 熊野の残照
    熊野に行きたいなぁと思いつつ、未踏の私。

    QEDシリーズでは旅行ガイドに当たる作品、第二弾で下準備です。

    シリーズ初の試み、メインキャスト・棚旗奈々ではない語り手によって紡がれる物語は、意外な結末と次作へのプロローグとなっています。

    旅の魅力と、歴史ミステリの魅力が存分に詰まった一冊、片手に持...続きを読む
  • QED Another Story 毒草師
    QED外伝ということで、読んでみた。登場人物や舞台は違うが、話の流れはQEDと変わらない。実に彼らしい作品。主人公はまた輪をかけて変人。
  • QED Another Story 毒草師
    2010/8/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2019/10/23〜10/25

    QEDシリーズのちょい役、御名方史紋が主役になるanother story。キャラが立っているので面白く読めるが、基本的な展開はQEDシリーズを踏襲。張り巡らされた伏線の回収も見事。
  • QED 龍馬暗殺
    龍馬暗殺の謎を独自の解釈で紐解く。龍馬を暗殺したのは本当はだれだったのか・・・。

    QEDシリーズは読みやすくて好きです。
  • QED 神器封殺
    いや~この御名形史紋って毒草師シリーズの主人公なんですかね?まだ読んでいないのでこうやって登場したのなら読み始めても良いのかな~?なんて思ってしまいますが、今はQEDを発刊してる分を先に読み終えるのが先かな

    今回は前作の熊野の残照の延長戦上にあるので、基本どこから読んでも楽しめる感じで来てたのです...続きを読む
  • QED 河童伝説
    2010/3/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2019/1/23〜1/29

    1年半ぶりの高田作品。インフルエンザで療養中に読み始める。今回は河童がテーマ。いつもながらに面白い考察。ちょうどこの間、井沢元彦さんの動乱の日本史で将門の話を読んだところだったので、タイムリーであった。今回の事件...続きを読む