高田崇史のレビュー一覧

  • カンナ 京都の霊前

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    歴史は考えるものとは、納得の一言だった。
    そして、歴史は常に勝者に都合よく変えられているものだというのも、その通りだと思った。
    そう考えると、書中の「蘇我大臣馬子伝暦」は架空の書物だとわかっていても、何が書いてあるのか見てみたくなった。

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    2015年01月20日
  • QED 諏訪の神霊

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    事件の解明までには犯人は検討がついたのですが、いくらタタルくんのいう人それぞれとはいえ理由が今を生きるひとにはちょっと足りないかな。蘊蓄は相変わらずためになります。かわりばんことかなるほどと思えます。

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    2014年12月04日
  • QED 諏訪の神霊

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    ネタバレ

    遠足の事前学習④。諏訪大社の秘密が結構納得のいく形で説明されている。史実ではないけれど、難しい諏訪信仰をよくとらえている。と思う。

     面白かったんだけど、難しいね。諏訪に行く前の勉強で読んだから楽しめたけど、諏訪に興味がない人だったら読み疲れそう。

     ミステリーとしては若干無理矢理感が強いと思う。つーか諏訪の怨霊信仰と殺人動機を関連付けるにしては弱すぎる。その点、気に入られないかもですね。

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    p15  可愛い
     「可愛い」の語源は「顔はゆし」からきており、労しい、可哀想、不憫な、という意味である。可哀想でとても見てられないのが「可愛い」ということ。注意。
     愛という言葉自体が、

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    2014年11月27日
  • QED ~ventus~ 鎌倉の闇

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    『「きみは、この『銭洗弁天』の本質を、全く理解していないね」

    「え?」

    「『お金を洗う』ということが、一体どういうことなのか?そして『洗うとお金が増える』ということは、何を表しているのか ー ということだ。そしてこれは、鎌倉を理解する上で、とても重要なことになる。」』

    「銭を洗う」のではなく「洗うと銭になる」砂鉄が採れたことが、銭洗弁天の起源とか知らないよな〜。

    相変わらず面白いな。

    京都旅行の道中に『鎌倉の闇』って…。

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    2014年10月28日
  • QED ~ventus~ 熊野の残照

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    これは良作。
    熊野権現と浄土真宗。調べてみれば常識みたいだけど、まったく知らなかったので勉強になった。また読み返したい。
    珍しく殺人事件が起こらず、語り手の事情にも興味を持って読み進められた。

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    2014年10月12日
  • QED 竹取伝説

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    『本来、人間は個々に存在しているくせに、集団を形成して行動しようとするからおかしくなってしまうのだ。集団には、必ずルールがある。お互いの規則を作らずに生活できるほど、人は他人を思いやることはできないからだ。

    しかしその共同体は、必ず変遷していく。だが、ルールだけは変わらずに残る。すると、人がその規則に合わせて生きていかなくてはならなくなってしまう。ルールも変遷させればいいものを、いつの間にか、それには誰も手をつけようとはしなくなってしまう。

    社会というものは、そういうものに違いないだろうけれどー本末転倒だ。』

    因縁、風習、迷信を歴史から起源をたどり、その根底にある権力社会と差別の構図をあ

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    2014年10月09日
  • 試験に出るパズル 千葉千波の事件日記

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    ネタバレ

    日常で起きる事件を論理的思考で解決する。ここまで書くとすごくありきたりな小説だが事実は小説より奇なりという言葉通りそうやすやすと解決しない。推理とは違う事実がまさに人間生活っぽくそのあたりが楽しめた。

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    2014年10月02日
  • QED ベイカー街の問題

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    今まで読んだ中では、一番タタルさんの長い説明が事件と関係していた感があり。シャーロキアンじゃないけど、ホームズは一通り読んでいるから分かるところばかりでそれも面白かった。

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    2014年07月18日
  • QED 六歌仙の暗号

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    好みにドンピシャでした!
    前作の百人一首も好きでしたが、今回は七福神、六歌仙と、よりわかりやすいしインパクトが大きいネタで、すごく興味深かったです。

    平安の歴史にものすごく興味をひかれます

    事件は、ほとんどおまけみたいな感じですが

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    2014年06月21日
  • パズル自由自在 千葉千波の事件日記

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    ネタバレ

    よくある推理小説は連絡手段が途絶えた雪山にて事件が起こるなど事件が起きるにちょうどよい環境がそろうことが多い。この作品ではそのような作られた環境ではない日常に近い部分が描写されていてその日常の中で起こった事件やパズルゲームが物語の中心である。そういった点ではフィクションなんだけど逆にリアリティーもあり親しみがもてる作品だと思った。

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    2014年06月21日
  • QED 神器封殺

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    現実世界の事件の謎解きが終わったのに何故袋とじ?と思っていたら、QEDシリーズならではの謎解き部分でした。
    三種の神器についてのタタル先輩の推理はすごく納得させられてしまった。いつものことだが。
    袋とじ部分の謎解きについては、なんかもう言葉を失った。よく見つけたなあとしか…。
    しかしイザナギ・イザナミの解釈は新鮮だった。

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    2014年06月15日
  • QED ベイカー街の問題

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    QEDシリーズの中でも異色だったので、何となく今まで読まずに来た。しかし、シリーズ完結がホームズの話ならば、読まぬ訳にはいかぬであろう、と思い読んだ。

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    2014年06月11日
  • QED ~ventus~ 熊野の残照

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    いつもの奈々ちゃんが進行役ではなく
    禮子さんという新キャラが作品の進行役に。
    第三者によるタタル先輩への評価はひどいなーと笑いつつ
    熊野の謎、そして禮子さんの中の謎が解かれたラストは
    悲しくて、でも救いがあるといいと願わずにいられない。

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    2014年05月28日
  • QED 伊勢の曙光

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    QED完結編!!とうとうです!!

    文庫で出るのを待ちわびてました。

    ラストの舞台は伊勢神宮です。
    日本最大の謎が隠されてます。
    この本片手に伊勢神宮に行きたい!

    相変わらず、日本の神々や歴史については睡魔と戦う場面がチラホラσ^_^;
    それでも、今までQEDを読んできた者として理解できる点もありましたぞ!!

    そしてなんといっても、タタルと奈々の二人の関係性でしょ!!
    最後にタタルさんが何て言ったのか気になる〜

    ラストにふさわしく、ほとんどのキャストが出てきます。

    大地くん…

    この話もぜひ読みたい!!
    沙織と熊つ崎に何があったんだ!!

    完結はしたんですが、いつでもスピンオフ、待っ

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    2014年03月15日
  • パズル自由自在 千葉千波の事件日記

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    やっとぴいくんの名前がわかったかも。結局大学生にはなれたかしら。なったらなったで大変そうではあるけども。きっと大学に行っても饗庭くんとの腐れ縁は切れそうもないし、相変わらず阿羅漢に行ったりビリヤード行ったり、千波くんとパズル考えたりしてると思うんだよね。パズルは千波くんの出す問題は全く解けないけど、子供たちや妹の出す問題ならなんとか解けました。いかにかたい頭かを自覚させられます。

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    2014年03月10日
  • QED 伊勢の曙光

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    伊勢神宮の祭神の事を考えたこともなかった。歴代天皇と天照大神の関係も。書き残されたことの表裏も。目に見えない裏側に隠されてしまった事があることを知っていないといけないんですね。今この世界に溢れている情報も操作されているかもしれないと、少し醒めた目で観る必要があるのかも。

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    2014年02月23日
  • QED 東照宮の怨

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    1ページ目を読んだ時点で再読と気付く。
    しかし内容が濃いのでより理解度が深まりました。
    おもしろかったです。

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    2014年02月05日
  • 試験に敗けない密室 千葉千波の事件日記

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    ネタバレ

    ぴいくんが行き先をはっきり言わなかったおかげで似たような地名の駅でいつもの3人は途方に暮れることに。少し歩いた旅館に宿泊。土砂崩れで閉じ込められたりするところとかQEDでもあったような。でも今回はまさかと思ってたらほんとで、さすがスケールが違う。トリックの世界です。蘊蓄度は低いですが、諸所ためになることがちりばめられてます。

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    2014年01月06日
  • QED 式の密室

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    ネタバレ

    式を陰陽師が使役する実情や山に住む鬼や狐の本当の意味などがわかって、昔は差別が当たり前で人のほうが少ないとか今ではとても考えられないですね。私たちはひとではなくて鬼の子ってことになりますね。今でも人なのは天皇?とかになるのかな。あ、でも天皇は神の子かな。蘊蓄は相変わらず一度読んだだけだと把握しきれません。

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    2014年01月06日
  • QED 龍馬暗殺

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    土砂崩れで閉じ込められた二人がまたも事件に巻き込まれてしまう。村の秘密、今でももしかしたらどこかの村で・・いやいやまさかと思いましたが、そんな昔でない時にあったならば、本当にないとは言い切れない・・?ずっと小さいころから刷り込まれてきたからこそ今回の事件、というより犠牲はおきたんですね。今しか知らないからこちらから見ると酷く理解するのは難しいだけで誰でもそうなる可能性はあるからこそ言葉って怖いですね。

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    2014年01月01日