高田崇史のレビュー一覧

  • QED 竹取伝説

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    QED再読第6弾。まさかの外嶋さんが第1発見者、の割には
    その後ほとんど登場せず。相変わらずタタルがページ数のほとんどを語り尽くす本。今回のテーマは竹取物語を中心にいつもの騙りと歴史の闇。竹取物語の公達、かぐや姫にモデルがいたとは。帰っていった場所がまさかあそことは。いつも勉強になる。。。

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    2019年06月19日
  • QED 出雲神伝説

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    いよいよ出雲を読み解く時がやってきた。
    舞台はもちろん島根…ではなく、奈良。
    出雲の起源が島根か奈良(大和)かという論争があることも知らなかった。
    実は、出雲大社に行くことになったら読もうと取っておいたものの、先に伊勢神宮に行くことになり、シリーズを順番通り読みたかったので「もったいないなぁ」と思いながら今巻を読み出したのだが、結果的にはそれで問題なかった。

    これまでの復習のような話がたくさん出てきて、自分も奈々と同じように「あ、それ知ってる!」となりながら読み進められた。

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    2019年04月06日
  • QED 出雲神伝説

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    推理小説としてももちろん面白かったのだけど、当時神社で卒業設計をしていた私は途中で「神社から逃げられない…‼︎」と思いました(本当はバイト中くらい娯楽小説で息抜きしようと思って買った)。でも本当に神社についての、そして日本神話についての様々なエピソードが話の筋書きに絡んできていて、研究のインスピレーションにもなってすごく良かった。この本片手に出雲と奈良を歩きたいなあ。そう、島根と奈良という2つの場所をまたいだ構成も面白い。参考文献も参考にさせていただきます。

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    2019年01月23日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    白井智之さんの「首無館の殺人」が、もう飴村行さんのグロミステリの感じで、発想にビックリ。
    全部がそれぞれ特徴のある館で面白かった。

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    2018年11月04日
  • 七夕の雨闇―毒草師―(新潮文庫)

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    広漠な歴史のテクスチャを解いていくように七夕に呪われた一族の悲劇を明かしてゆく、読み込み甲斐のあるお話だった。解説の長さに比して、人物の心情やそれに至る動機があまり語られずに話が進むので、事の顛末が早すぎるように感じてしまう。終盤からエピローグにかけてはもう少し秘して読み手の理解と解釈に委ねても良かったのではないか。シリーズ物と知らずに読んだから前作も読んでみたい。

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    2018年07月08日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    アンソロ

    はやみね先生は懐かしのあの子が出てくるし、恩田先生はまさかの「麦の海に沈む果実」のあの方の話だし、高田先生は安定のQ.E.Dだし。

    昔のミステリ好きな人なら垂涎のシリーズに加えて
    綾崎先生、白井先生、井上先生と若手の野心的な作風の人たちも集まり短編集ながら本当に面白いも野ばかりだったのでお勧めです。

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    2017年12月27日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    予備知識なしに読みました。
    はやみねさん、恩田さん、高田さんの作品は前提となる本を読んだ方がよかったかもしれないですが、楽しめました。
    綾崎さんの作品は青春を感じさせる良い話でした。時と時計の作品も書かれているので読んでみたいです。
    白井さんの作品は好みが分かれるかも。かなり強烈な印象です。インパクトが強すぎて忘れられない作品となること間違いなし。
    井上さんの作品は少し前の事故をモチーフにしたのでしょうか。ちょっと怖い話でした。まさに館ミステリー。ラストが良かったと思いました。
    白編もあるので、そちらも読みたいです。

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    2017年12月26日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    新本格30周年アンソロジー。
    こちらも新しい作家さん探しのために購入。
    ちょっと好きな作家さん見つけたので満足。
    栞ガチャは綾辻先生

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    2017年12月04日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    初読みで、シリーズの雰囲気を掴めていないものがちらほらあったけれど、それを抜きにしてもなかなか楽しめた。高田さんは蘊蓄のハンパなさに圧倒された。白井さんは相変わらずヤバいくらいぶっ飛んでいたけど、オチが少しわかりづらかった。井上さんには完全に予想を外された。まさかあの流れからあんなラストに繋がるとは思いもよらなかった。

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    2017年11月07日
  • 神の時空 鎌倉の地龍

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    久々の高田崇史。「QEDシリーズ」は、よく読んでた。これもシリーズ化されているみたいだから、今後読んでいきたい。

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    2017年07月05日
  • 神の時空 鎌倉の地龍

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    いやぁ面白かった。   
    鎌倉の歴史、独自の考察、そしてミステリィ。   
    面白かったなぁ。興味深かったなぁ。   
    鎌倉行きたいなぁ。修善寺にも。

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    2017年06月08日
  • QED Another Story 毒草師

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    ずっと読みたいとおもっているのに、なかなか手が付けられないQEDシリーズ。スピンオフで「毒草師」と言われちゃあ、とりあえず読んでみたくなるよね!ww

    名家・鬼田山家で、「一つ目の鬼を見た」と言い残し、施錠された離れから家人が次々と失踪する事件が発生。さらに長男・柊也が何者かに毒殺され…。関係者全員を前に、古今東西の薬と毒に精通した“毒草師”を名乗る男・御名形史紋が、鮮やかすぎる推理を披露する♪

    いやー、なかなか面白い、というか興味深かった!!
    やっぱり「恐ろしいのは毒草ではなく人間です」ね~!!!

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    2017年04月01日
  • QED 諏訪の神霊

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    なんか、物凄い勢いで謎が提示されたと思ったら、そのまま置き去りにされたものが少なくないような。

    四方に立てる御柱の長さがちょっとずつ違うとか、入ってすぐ右のが一の柱ではなく二の柱なのはなんでか、とかはなんだったんだ。

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    2017年03月12日
  • QED ~ventus~ 鎌倉の闇

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    登場人物は少ない。
    棚旗奈々・沙織姉妹、タタルこと桑原崇、そして小松崎。
    殺人事件も起きることは起きるが、その謎解きもこの物語においては副次的なものにすぎない。
    物語のほとんどは、桑原や奈々たちの会話で成り立っている。
    彼らが語るのは、鎌倉という地域の歴史とその背景である。
    内容にどこまで信憑性があるかはわからない。
    専門的な知識があって読んでいるわけではないし、その真偽は判断のしようもない。
    ただ、読んでいてすこぶる面白かった。
    鎌倉には何度も足を運んだことがあり、物語に登場する場所にも何ヶ所か実際に行ったことがあった。
    物語を読みながら何度も鎌倉の地図を覗き込み、確認し、また続きを読む。

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    2017年02月17日
  • QED 東照宮の怨

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    QED-4。日光東照宮と三十六歌仙絵。
    三十六歌仙絵の押入強盗殺人。いりくんだ人間関係。


    C0193

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    2017年02月12日
  • QED 六歌仙の暗号

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    QED-2。
    /七福神と六歌仙のなぞ。七福神を調べたことで死がまっている。
    どちらともさして興味はなかったけれど読むとおもしろい。ミステリーの推理より歴史のほうが印象深い。
    C0193

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    2017年02月07日
  • QED ~flumen~ 九段坂の春

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    このシリーズは蘊蓄がすべてだと思っていたが、本作においては、いやはやどうして本編が面白い。主人公達の青春時代を描く四つの短編が、微妙に交錯しながらラストにつながる。

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    本来の桜色は、限りなく白い吉野桜の色。だから桜吹雪を雪に例える。

    西には南無阿弥陀仏の極楽浄土、東には薬師如来の瑠璃光浄土、南には観音菩薩の補陀落山がある。この補陀落山まで舟に乗って行くのが補陀落渡海。

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    2017年01月14日
  • QED 河童伝説

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    ネタバレ

    ついにタタルが事件の推理すらしなくなったw
    申し訳程度に毒物の考察をしたくらいだ。
    それにしても、事件の犯人・犯行内容・動機、すべて犯人の口から語られて終わりというのは斬新すぎる。それも主人公達がまったく与り知らぬところで、口を滑らした犯人が詰め寄られて全部しゃべるっていう。
    しかし、それを加味しても面白かった。

    「河童の相撲好き」は野見宿禰でつながる。
    野見宿禰=相撲の始祖=土師氏=(土をこねるから)水辺に住む=河童
    土師氏は781年に菅原氏に改氏している。

    『童』という文字:目の上に入れ墨された奴隷、あるいは刃物で突かれて視力を無くさせられた奴隷を表している。それがやがて、元服前の子供

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    2017年01月14日
  • QED ~ventus~ 熊野の残照

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    『「いつもどこに行っても、そうやって人々 ー 鬼たちが虐げられる歴史ばかりですね。」

    「仕方ないな。力こそが全てだった時代があり、それを反省 ー 修正して公平平等な世の中を作るべく新しい力や無私の宗教が生まれ、しかしその力や宗教によって、また新たなる戦いや差別が生まれてしまう……。永遠に、それの繰り返しだ。」』

    事件は起きないけど、面白かった。
    次の『神器封殺』に繋がる長い長い序章。

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    2017年01月10日
  • QED ~ventus~ 御霊将門

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    ネタバレ

    以前少し気にしたことがある。「『月』を詠んだ歌は枚挙に暇ないが、同じ平安の夜空を彩ったはずの『星』について詠んだ歌はほとんど聞いたことがない。なぜだろう」
    本書を読んで思いがけずその回答を得た気がする。
    曰く、『星』は不吉のものと考えられていたとか。
    その詳細については正直納得するほどの説明はなかったが、取っ掛かりが掴めたのは嬉しい。

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    2017年01月14日