高田崇史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
QED第6弾。シリーズの中でもけっこう好きかも。竹取物語と歴史の、公に語り継がれてきたのではない歴史のできごととの結びつきがキレイにまとまっている。と言ったら百人一首だって六歌仙だって東照宮だって好きなんだけど。
ラストシーン、犯人側の業をうつしとるのもいつも通り。歴史をあつかう以上その重みはどうしたって必要なのかもしれない。
途中で奈々ちゃんがタタルさんに「なんか足りないです」ってかみつくところがよかったなあ。解決は「らしい」なぁ〜って感じだったけど、奈々ちゃんが成長している。最近手にぎらないけど確実に進展していてよいですね。
そして今作はお酒がいつも以上においしそう!奈々ちゃんはお酒が強いとこがよいですね。
奈々ちゃんのキャラクタはどこか非現実的で、実際こんな女の子いないよなーと思うし、だからといって男性の理想化された女子像とも言い切れない。それは高田作品の特徴ともいえる部分で、まず謎ありきでそれを構成させるための要素として人間も配置されているから、どこか非人間的な、表側しか描かれていない”役割人間”のような匂いが漂う。それを、パズルの怖さ、と森博嗣が敗け密(だっけ?)の解説で表現していたけど、ハマる人にはくせになる。ぞくぞく。QEDシリーズは随分と物語色が濃く丁寧に語られてはいるけど、それでも高田崇史には物語を作る姿勢としてそういうものが根本にあるのかなと感じる。
東照宮、百人一首、竹取がベスト3かな。竹取は中でも歴史側の語りが堅実で、ごちゃごちゃに散らからずすんなりつながる感じで、特徴だと思う。あ、好きなのはダントツ東照宮です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ忍者の末裔の神職と現役東大生の巫女が奪われた謎の社伝を求めて全国を駆け回る。ついでに歴史の勉強。今回は聖徳太子虚構説と巳亥の変の真実に迫る。
有名な聖徳太子による日出づる国の天子ーの文言。同じ文章が隋書にも見られるが、推古天皇ではなくアメノタリシヒコによるものと書かれてある。明らかに男性だがいったい誰なのか?
聖徳太子は10人の言葉を解したとされるが10ヶ国語を理解したという意味ではないか。
日本書紀によれば用明天皇の在位期間が無かった計算になるのは何故か?用明天皇は聖徳太子の父とされる。
蘇我氏三代は天皇のように振る舞ったため不遜と言われるが、実際に天皇だったのではないか。
聖徳太子は蘇我氏三代の業績を改竄するために後の藤原氏によって設定された存在ではないか。など、興味深い説が展開される。
貴湖さんを見倣って125代歴代天皇を覚えてみようか。