高田崇史のレビュー一覧

  • QED 竹取伝説

    Posted by ブクログ

    QEDシリーズ6作目。
    前作の「式の密室」からの続きとして色濃いが、もともとシリーズモノとして1作目から読んでいる方が知識の展開がなされていて面白いと思う。今回のテーマはタイトルどおり「竹取物語」。まさか昔話の「竹取物語」が製鉄信仰に繋がってくるとは目から鱗。私的には前作の「式の密室」から俄然このシリーズが面白くなってきた。

    0
    2012年01月09日
  • QED 式の密室

    Posted by ブクログ

    QEDシリーズ5作目。

    今作の薀蓄は、「安倍晴明伝説」の真相と式神の意外な正体について。過去に起こった密室事件を、大学1回生の祟が解き明かす。
    これまでのシリーズ作品よりかなり本が薄いが、薀蓄のクオリティは高し。どっちかというと、これくらいの長さの方が読みやすいかもしれない。人あらざるモノである「鬼」やら「河童」やらの正体、人から見えざるモノである「式神」の正体には、衝撃が走るほどの真相が。この説には思わず唸らされました。

    0
    2011年12月27日
  • QED 六歌仙の暗号

    Posted by ブクログ

    QEDシリーズ2作目。今回のテーマは六歌仙と七福神の関係について。
    1作目の百人一首より今回の方が分かりやすくて面白かった。まぁ、1作目を読んで予備知識が頭にある程度入っていたからかもしれないけれど。本来のミステリより、薀蓄の方に相当ページ数が割かれており、このジャンルが苦手な人には不向きかもしれないが、私は大好物なので、意外な2つの関係に興味津々、楽しく読めた。

    0
    2011年12月12日
  • QED 鬼の城伝説

    Posted by ブクログ

    鬼の解説はもうおなじみのパターン。
    だんだん名前がでてくるだけでピンとくるようになってきましたw
    それよりタタルさんと奈々ちゃんニヤニヤしてしまう!

    0
    2011年12月01日
  • QED ~ventus~ 鎌倉の闇

    Posted by ブクログ

    この時代は平家や奥州贔屓で頼朝のことは詳しく知らずに勝手なイメージを持ってたけど、ほんとにこんなだったら可哀想すぎる〜

    0
    2011年11月21日
  • QED 鬼の城伝説

    Posted by ブクログ

    今度は桃太郎伝説。

    しょっぱなにDNAに記憶が含まれるか?ってところから始まり、

    岡山の薀蓄から、日本神話、温羅伝説、仏教の唯識、DNAと
    頭がフル回転!!

    もう面白すぎ。

    知的好奇心をここまで満足させてくれるミステリは
    他にないのではなかろうか。

    0
    2011年09月20日
  • QED 河童伝説

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、河童にせまる話なのだがなんとなく今回はまとまりがないというか焦点がぼやけてる気がする。

    0
    2011年09月04日
  • QED ベイカー街の問題

    Posted by ブクログ

    海外ドラマ「シャーロック」をみて、久しぶりに読み返す。「聖典」は全然読んでないわけですが…

    以前読んだときの印象よりずっと、すっきりした解決でした。
    あの時は、多分ホームズの謎の方が面白すぎて、事件はどうでもいいって感じで読み流していたから、事件の印象が、無駄に複雑に見えていたんだと。

    0
    2014年11月08日
  • QED ~flumen~ 九段坂の春

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『豊饒の海』はおこがましいというか自己満足の域な気もするけど。
    キャラ好きなんで、それぞれの若い頃とつながりが見れて嬉しかった。

    0
    2011年08月12日
  • 毒草師 白蛇の洗礼

    Posted by ブクログ

    毒草師シリーズ第二弾!
    今回の濃茶の席で起こった毒殺事件。
    そして連続毒殺事件へと発展していくのだが、いつものごとく
    主人公西田は事件に巻き込まれるというか、押し出され、
    苦手だけど命の恩人でもある隣人の御名形史紋に助言を求める。
    お茶の世界のことなので、薀蓄は千利休。
    QEDのように濃過ぎる薀蓄ではないので楽しめました♪
    そしてトリックというかカラクリはミステリ慣れしてないので
    直前まで気付きませんでした(^◇^;)
    でもいいの♪御名形史紋が好きだから♪
    今回の真紅は靴下♪次はどこに持ってくるのかなぁ~。
    助手にはちょっとジェラシー

    0
    2011年07月28日
  • QED ~ventus~ 御霊将門

    Posted by ブクログ

    お花見に出掛けましょう、というお集まりだったはずなのに、気付けば平将門ゆかりの神社巡りになってるし! の巻です(笑)。

    タタルさん(≠高田さん)の蘊蓄の数々を聞いて、平将門に対する見方がガラリと変わってしまいました。
    歴史というものは、いつだって勝者にとって都合の良いように捻じ曲げられるものなのだなぁ。ふむふむ。

    …って、そんなことより(!?)タタルさんは早く奈々ちゃんを幸せにしてやって下さいよ!

    0
    2011年05月13日
  • QED 河童伝説

    Posted by ブクログ

    今回の見所は、ついにタタルさんにつられて乙女の放送コードぎりぎりっぽい言葉を口走るようになった奈々ちゃん…!(違)

    とりあえず、鬼や河童=産鉄民、というのがタタルさんの歴史蘊蓄を聞く上で大前提なのは変わらない。
    最近のQEDは、それさえ抑えておけば大丈夫なような気がする(笑)。

    タタ奈々+熊崎さん、沙織ちゃんが仲良く飲む場面がとっても好き(*^^*)

    0
    2011年05月13日
  • QED ~flumen~ 九段坂の春

    Posted by ブクログ

    QEDシリーズのメインキャスト達の学生時代。時を別にして彼らに絡む一人の女性。縁があったのですね、彼らには。
    三島由紀夫の引用『海としか名付けようのないもので辛うじて統括されながら、決してその名に服しない、この無名の、この豊かな……』は、コーラスで今練習している曲の詩に通じる気がした。「木」−谷川俊太郎詩/木下牧子作曲−

    0
    2011年05月11日
  • QED ~flumen~ 九段坂の春

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2011/4/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2020/11/2〜11/4

    QEDシリーズでお馴染みのメンバーたちの青春時代を描く連作短編集。それぞれの後のキャラがしっかりと芽生えている。相当工夫を凝らした作品らしく、解説にある本人の解説が興味深かった。

    0
    2020年11月04日
  • クリスマス緊急指令 ~きよしこの夜、事件は起こる!~

    Posted by ブクログ

    小噺のようにサクサク読める短編集。
    怪探偵は切れ味鋭く笑わせてくれる。
    気分転換にちょうど良いかな。

    0
    2011年02月16日
  • QED 東照宮の怨

    Posted by ブクログ

    巨大な謎の複合体(コンプレックス) 東照宮に挑む、桑原崇
    「三十六歌仙絵」を狙った連続強盗殺人事件が発生。不可解な事件の手がかりは意外にも日光東照宮にあった。「陽明門」「山王権現」「三猿」「北極星」「薬師如来」「摩多羅神(またらじん)」「北斗七星」。桑原崇が東照宮に鏤められた謎を解き明かした時、天海僧正が仕掛けた巨大な「深秘(じんぴ)」が時空を超えて浮かび上がる。好調シリーズ第4弾!

    0
    2011年01月18日
  • QED Another Story 毒草師

    Posted by ブクログ

    QEDに出てくるキャラクタらしいけれど、QEDは途中までしか読んでおらず彼は出てきていないので、そちらでの活躍の程は謎。

    QEDの探偵役である「タタル」に輪をかけての変人。
    歴史的蘊蓄が少いし、主人公となる視点が男なのでフワフワした感じがないので比較的スムーズに読めた。
    歴史的蘊蓄を求める人には物足りないだろうが、小説としての読み易さとしてはこちらが上かな。
    けれども、歴史的舞台が登場するあたりは作者らしい。

    思春期の多感な頃に毒系の本を愛読していたので、妙な気恥かしさなどを感じたりもしたが、それは極めて個人的な話。

    0
    2010年11月25日
  • QED 龍馬暗殺

    Posted by ブクログ

    龍馬暗殺の犯人(実行犯&黒幕)はいったい誰なのか?よく言われているのは、京都見廻組の今井信郎が実行犯だという説。現場に残されていた物品から実行犯=新撰組という説もありますが、今井は自分が殺したとも告白していますし、こちらの方が事実に近いと思います。…では、黒幕は?実行犯は京都見廻組そうだとしても、彼らに指示を出したのは誰なのでしょうか。この黒幕については有力な証言や証拠もなく、未だにわからないまま。候補としては、龍馬の身内・土佐藩と盟友・薩摩藩(他にも幕府方の紀州藩など)があります。幕末以来、長いこと謎とされてきたミステリは読み応えたっぷりでした。その代わり、現代のミステリの方はいつも通りのあ

    0
    2010年11月18日
  • QED ~ventus~ 鎌倉の闇

    Posted by ブクログ

    QED・・・ついに事件と蘊蓄が全く関係なくなった(笑)基本的には好きなので、許せます。後、タタルさんとの仲が進展してきている気がする♪ただ、あまり、お勧めできません

    0
    2011年07月25日
  • QED 神器封殺

    Posted by ブクログ

    前作「熊野の残照」の勢いを引き継ぎ、和歌山で起きた殺人事件と、三種の神器の謎にスポットライトが当てられるシリーズ第11弾。

    シリーズ初の袋とじ企画、 新たな主要キャラクターの登場と、新旧の読者を取り込む姿勢と、作品の質の高さに魅入ってください。

    0
    2010年09月20日