高田崇史のレビュー一覧
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殺人事件と百人一首の二つの謎に迫るミステリ。
とにかく百人一首の歴史や蘊蓄が面白く、こんな深いもんなんやと感心した。
そして謎を追った先にある一つの解釈は、もし作者がオリジナルで考えてたのであれば、めちゃくちゃ凄いと思う。普通にそれ単体で本が出版出来るレベルじゃなかろうか。
その壮大な謎とは裏腹に殺...続きを読むPosted by ブクログ -
2024年3月号の「本の雑誌」の特集、メフィスト賞を探検せよを読む。メフィスト賞?、ああ、森博嗣さんのデビューに箔をつけるため作られた賞だった。森さん以降の受賞作を見え、へ~、こんな作家、作品が受賞してたんだと、本作を本屋に注文する。
歴史ミステリーは久しぶり。百人一首についてのお勉強部分もサクサ...続きを読むPosted by ブクログ -
アンソロジー。
『思い出の館のショウシツ』はやみねかおる
『麦の海に浮かぶ檻』恩田 陸
『QED~ortus~―鬼神の社―』高田崇史
『時の舘のエトワール』綾崎 隼
『首無舘の殺人』白井智之
『囚人館の惨劇』井上真偽
麦の海シリーズの入っているというので読みました。
当時の謎の一部がわかったので...続きを読むPosted by ブクログ -
古代史の謎が、現代の殺人事件と融合する物語。
旧家の殺人事件の謎もどこか不気味で、面白かった。安倍晴明、陰陽師、古来からの鬼や狐信仰の印象も少し変わったかも。“人になれなかった”人達の悲しい歴史がそこにはあったのかもしれないなと思うと切ないPosted by ブクログ -
卑弥呼と邪馬台国、日本神話と現代の殺人事件、書いた人も大変だったろうな、凄く面白かった。
でも面白かった部分は日本神話この部分で、殺人事件はおまけみたいだったな。
神様が大量に出てきて、確認するために何度も戻りながら読んだ。
再読すると更に面白さが分かりそう。Posted by ブクログ -
熊野詣の正しい順番と、何故その順番で回るのが正しいのか説明されていて面白かった。
古い村にある風習には、悲しいものがある事が判った。Posted by ブクログ -
丁寧な説明で江ノ島の物語、蘊蓄がよくわかるが江ノ島をよく知らないのでそうなんだぁで終わってしまう。歌舞伎も吉原と一緒だったとは。。
この老僧と稚児の話が本当なら知識が増えた。Posted by ブクログ -
高田崇史短編集。高田崇史といえば歴史ミステリーですが、ユーモアミステリーの「迷人対怪探偵」、群像劇の「オルゴールの恋唄」、私小説のような「茜色の風が吹く街で」とバラエティに富んだ内容になっています。歴史ミステリーももちろん収録。
印象に残った作品について。
「迷人対怪探偵」のシュールさが心地よい。...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ1作目、にしては、あまり説明もなく話がどんどん進んでいく。ある程度日本史が頭に入っていること前提で定説を覆す感じ。歴史好きな人は楽しめるかと。歴史は不得意だけど、怨霊祓う系が好きなのでシリーズ読もうかな。Posted by ブクログ
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それぞれの作者によって書かれた短編作品なので、色んな視点と手法で新鮮な気持ちで読むことが出来る。歴史的解釈はそれぞれなので、大河ドラマ鎌倉殿の13人とセットで見るための付録的な立ち位置で読むと面白い。Posted by ブクログ
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鎌倉幕府のひとつの説としては面白いと思うけど、主要人物の事がよく分からないまま進むので、最後までよくわからなかった。
巻が進めば面白くなるかも?
鎌倉・伊豆に行く予定ができたら、もう一度見たい。Posted by ブクログ