あらすじ
『伊勢物語』になぞらえて、<毒草師>御名形史紋(みなかたしもん)が、密室からの連続失踪事件を解き明かす!「恐ろしいのは毒草ではなくて人間です」。名家・鬼田山家で、「1つ目の鬼を見た」と言い残し、施錠された離れから家人が次々と失踪する事件が発生。さらに長男・柊也が何者かに毒殺され……。関係者全員を前に、古今東西の薬と毒に精通した<毒草師>を名乗る男・御名形史紋が、鮮やかすぎる推理を披露する!
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Posted by ブクログ
ずっと読みたいとおもっているのに、なかなか手が付けられないQEDシリーズ。スピンオフで「毒草師」と言われちゃあ、とりあえず読んでみたくなるよね!ww
名家・鬼田山家で、「一つ目の鬼を見た」と言い残し、施錠された離れから家人が次々と失踪する事件が発生。さらに長男・柊也が何者かに毒殺され…。関係者全員を前に、古今東西の薬と毒に精通した“毒草師”を名乗る男・御名形史紋が、鮮やかすぎる推理を披露する♪
いやー、なかなか面白い、というか興味深かった!!
やっぱり「恐ろしいのは毒草ではなく人間です」ね~!!!
Posted by ブクログ
QEDの「六歌仙の暗号」のあとに読んだので、同じ在原業平などが出てきて、読みやすかったかな。
まさか、ラストで西田君があんな目に遭うとは(笑)
まぁ、上手くいくとは思っていなかったけど(笑)
Posted by ブクログ
QEDに出てくるキャラクタらしいけれど、QEDは途中までしか読んでおらず彼は出てきていないので、そちらでの活躍の程は謎。
QEDの探偵役である「タタル」に輪をかけての変人。
歴史的蘊蓄が少いし、主人公となる視点が男なのでフワフワした感じがないので比較的スムーズに読めた。
歴史的蘊蓄を求める人には物足りないだろうが、小説としての読み易さとしてはこちらが上かな。
けれども、歴史的舞台が登場するあたりは作者らしい。
思春期の多感な頃に毒系の本を愛読していたので、妙な気恥かしさなどを感じたりもしたが、それは極めて個人的な話。
Posted by ブクログ
2010/8/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2019/10/23〜10/25
QEDシリーズのちょい役、御名方史紋が主役になるanother story。キャラが立っているので面白く読めるが、基本的な展開はQEDシリーズを踏襲。張り巡らされた伏線の回収も見事。
Posted by ブクログ
毒草師シリーズの第一弾。
本家QEDとは異なり、歴史の解釈ではなく歴史を参照しながら現実の事件の謎を解く過程に重きが置かれている。
在原業平の生涯や和歌の隠された解釈は面白かったけれど、肝心の事件の真相はあまりに極端で、もう少し現実に起こりそうなものにして欲しかったな。
Posted by ブクログ
QEDの外伝。いつものパターンに見せて置いて、ちゃんと毒草師にかけているのが本編と対象的で面白かった。冶葛の話しが個人的には一番興味深かった。
Posted by ブクログ
QEDシリーズのスピンオフ。
歴史的蘊蓄は本編より少なめかな。
その分ミステリー部分に重点がおかれているが、 どうもタタルさんのあの長ったらしい蘊蓄話に中毒症状を起こしている私には、若干物足りなさが残った。
Posted by ブクログ
QEDシリーズに出てきた毒草師・御名形史紋が主人公のスピンオフシリーズ。
本編のQEDよりもミステリの方に重点を置いている感じ。本編のやたらと長い薀蓄が苦手な人にはこちらの方がいいのかも。でも私的にはタタルのキャラの方が好きかな。懇切丁寧な、そのやたらと長いタタルの薀蓄が好きだから。まぁ、今作でも薀蓄はあるわけで、ぶっきらぼうな史紋の薀蓄解説の前に本編から読んでおく方がすんなりと頭に入ってくるような気がします。
Posted by ブクログ
QED Another Storyと銘打たれた本作。
本編の登場人物、毒草師・御名形史紋を主人公に旧家で起きた連続失踪事件を解き明かしております。
本編では扱い切れなかった「ミステリ」に重点を置いた意欲作なれど、本編の魅力を知る身としては少し物足りなさが。
次作に期待……かな?