【感想・ネタバレ】源平の怨霊 小余綾俊輔の最終講義のレビュー

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Posted by ブクログ

高田さんの歴史ミステリーが好きで、購入しました。今までの作品は、歴史の謎の追求と事件の解決が並行して進むことが多かったが、この作品は、純粋に、登場人物が、歴史の謎に取り組んでいきます。物語が進む中で、定説になっている様々な歴史的事実とされる出来事が、多くの文献の分析をもとにして、ひっくり返されていきます。そして、最後の結論にも、衝撃を受けました。この本から学んだことは、系図の重要性です。天皇家はもちろんのこと、かつて権力を握った源氏や平家、藤原氏など、系図を読み解くことは重要だと思いました。歴史ミステリーに興味がある人におすすめです。

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2023年09月18日

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 日本史で常識だと思い込んでいることで、実はありえないことはたくさんある。そんな不自然なことに対して素直な探究心を満たす良書

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2023年06月03日

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他の作品の場合は、現実世界ではで殺人事件が発生して、それに伴って歴史の謎が解明されていくが、本シリーズでは歴史の謎とフィールドワークしか出てこない。
だがそれが良い。歴史に集中出来て面白さを堪能できる。源平の戦いがよく分かった気になれる。
池禅尼が頼朝の除名をした理由や義経が怨霊化して居ない理由、鵯越は行われたのか?何故、安徳天皇は三種の神器と共に沈まなければならなかったのか?鎌倉の段葛は何故作られたのか?何故、北条政子は自分の子を見殺しにしたのか?など非常に盛り沢山な内容。
それぞれに理由が語られ納得させられる。
木曾義仲についてはもっと調べてみたい。

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2022年05月21日

Posted by ブクログ

高田先生の物語は、実際に現地を訪れるフィールドワークと、電車の中やバーで見つけたことを整理するシーンがちょうどいいバランスで入っているので、まるで自分も一緒に旅をしているような感覚になる。 鎌倉の長谷に行った事がある人ならきっと知っているあの看板など、現地の細かい描写もいい。旅行のしにくいこんな時代だからこそ、更に楽しく読めた。

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2022年05月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いくらなんでも、登場人物のテンションが高すぎるんじゃないか?という、疑問はさておき。
大河ドラマで注目をあびる源平合戦に関する様々な疑問に対して、現地に行ってしっかり検討するという趣向はとても面白かったです。
義経は鵯越の坂落としやってない疑惑は、大河ドラマにも取り入れられてましたね。梶原景時@中村獅子堂の「一ノ谷と鵯越は全く別の場所」という突っ込みに、義経@菅田将暉が「構わぬ。鵯越の方が響きがいい。馬に乗って駆け下りたほうが絵になるしな。」、「歴史はこうやって作られるんだ。」って言わせるあたり、三谷脚本さすがです。
高校で日本史習った昔から、北条も、三浦も「平氏」の血筋じゃんって思ってたので、終盤の「平平合戦」の話は、ひたすら、「そうそう!」って我が意を得たりでした(自分も登場人物と同じくらいテンション高いのでは?という突っ込みはさておき…)。同じギモンを抱いても、それを小説にできてしまう作者の才能すごいなと。

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2022年05月04日

Posted by ブクログ

難しかったけど思ったより食いついていけた!ボリュームあった。もともとの知識が乏しいけど、馴染みのある地名がたくさん出てきて親しみやすかった。解説がまたおもしろかった。

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2023年03月03日

Posted by ブクログ

フィールドワークの風景を思い浮かべながら、思考を巡らす時間でした。
実際に京都や鎌倉、伊豆に行って同じように辿ってみたいです。

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2022年08月11日

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