あらすじ
美少年にして天才高校生の千波くんと浪人生の"八丁堀"、慎之介の3人組が再び集合。土砂崩れで脱出不能の十三塚村で「神裁きの土牢」「開かずの納戸」など次々現れる密室事件の謎を解き明かす傑作論理パズル。解答集「追伸簿」と最初で最後の「あとがき」も収録した、シリーズ第2弾!
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【千葉千波の事件日記シリーズ②】台風のため田舎町に足止めをくった、ぴいくん達。そこはちょっと怖い伝承がある村。伝説の脱出不可能な土牢、鍵の掛かった部屋で拘束された老婆、入るはずのない瓶の中の鍵、部屋から忽然と消えた美女。数々の密室と、パズル。ズッシリ読み応えのあるQEDシリーズも大好きだけど、ライトな作風で楽しめる千波くんシリーズもやっぱり好きだなぁ。
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読書録「試験に敗けない密室」4
著者 高田崇史
出版 講談社文庫
p17より引用
“あと、兜町も近いけれど、そっちはぼくに
は何の興味もないし、行ったこともないんだ。
好きじゃないんだよ。他人の会社の努力を利
用して一儲けしようと企んでる奴らが、うじゃ
うじゃいるからね。”
目次より抜粋引用
“密室の始まり
続いて密室
さらに密室
やはり密室
密室の終わり”
浪人生と美貌の天才高校生を主人公とした、
長編ミステリ。シリーズ第二弾。同社刊行作
文庫版。
夏休みを利用して、天才高校生・千葉千波
の家の別荘へ泊りに行く事にした主人公・八
丁堀と友人・饗庭慎之介。タクシーに乗って
たどり着いたのは、本来の目的地ではなく…。
上記の引用は、目的地とは違う場所でタク
シーから降りてしまい、感傷に浸る主人公・
八丁堀の心の声。
浪人して尚且つ予備校生でありながら、夏休
みに遊ぶことに余念がない人物のわりに、人
としてまともそうな事を言っていますね。
将来に備えて投資を、というようなCMが数多
く流れてきますが、本質は博打だということ
を忘れないようにしたいところです。
死人が出ない穏やかな良作ミステリ。気軽
に読める作品です。本格的なミステリ好きに
は物足りないかもしれませんが。
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Posted by ブクログ
ぴいくんが行き先をはっきり言わなかったおかげで似たような地名の駅でいつもの3人は途方に暮れることに。少し歩いた旅館に宿泊。土砂崩れで閉じ込められたりするところとかQEDでもあったような。でも今回はまさかと思ってたらほんとで、さすがスケールが違う。トリックの世界です。蘊蓄度は低いですが、諸所ためになることがちりばめられてます。
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2作目は短編ではなく長編ですがイマイチ好きにはなれなかったかも。
そんな事してどうするんだよって感じでした。
でもこれは重い内容じゃないから逆に気分的には楽しいですね^^
3人のやりとりが相変わらず面白いです。
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パズルはどこまでミステリに近づけるか?
作者の大望が結集するシリーズ第二弾。
作者以上のパズラーの回答も見事。
楽しめる事、間違いなしの一冊です。
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前作同様にパズルものかと思いきや、どうやら流石の千波君も手こずる本格ミステリーの様相で、どんな結末まのかワクワクしながら読み進めると、何とまあ、、、
こんなおふざけも普段の作品がしっかりしているからこそ許されるのでしょうね。
世間はまさに夏休みが終わる8月最終日。夏休みの冒険を楽しませていただきました。
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クローズドサークルと呼ばれる設定だけど、殺人は起こりません。旅館も殺人やホラー的な要素がありそうでない。
全体的に面白かったけど、個人的には1巻の方が好きです。
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女性が消えるトリックはおもしろいと思ったのですが、
それ以外は大掛かりすぎもしくは拍子抜け。
なんでもありの軽さが魅力のシリーズだとは思うのですが。