大森望のレビュー一覧

  • 三体3 死神永生 下

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    ネタバレ

    四次元世界との絡みをもっと膨らませるのかと思ったらファンタジーな話に。まあ、広大な宇宙からしたら人類とは...となるとそうなるかという感じ。広さもそうだが何万年何億年と言う時間軸を人は想像できない (by ドーキンス) 難しい世界...。

    原著は2008年出版(元は2006年頃連載?)の小説。量子もつれで超高速通信?智子(ソフォン)の11次元構造→2次元展開?冬眠(SF定番ですね)?水滴は強い力(相互作用?)で全部結合してるの?推進力は?突っ込みどころは多々あると思われるが、気にしてはいけない。それっぽい物理用語 (10次元宇宙は超ひも理論からかね?) とSF用語が散りばめられているだけでわ

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    2025年06月15日
  • 時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ

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    ハードあり戦争ありロマンスあり

    なんでもありも硬派SF短編集を楽しめた。これで作者さんの短編はすべて訳されたらしい。

    全体的に三体の空気つまり圧倒的なスケール感が漂う世界観が魅力で、読み手のイマジネーションが試される作品群だな。

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    2025年06月15日
  • タイタンのゲーム・プレーヤー

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    相変わらずのディック作品。
    分かるような分からないような、、

    とりあえず雰囲気で読み進めた。
    まあ解説だったりで言われているが物語は破綻していると思う。
    まあそれでも読めないこともない。

    とりあえず細かい事は気にせず雰囲気を楽しもうという作品かなあ

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    2025年06月14日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    三体三部作のスケールには及ばないものの、素粒子をベースにした読みごたえのあるSFとして楽しめます。
    少しだけ現実社会に近い分、分かりやすくなってます。かな?

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    2025年06月09日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    2作目として読み始めた。出てくる人物はほとんど新しく、この三体という作品内の時代の経過を感じる。
    全体として、前作の方が理解しやすい場面が多い印象を受けた。
    しかし、下巻も読んでみないとわからないことも多いので、とりあえず読み進めてみる。

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    2025年06月08日
  • いたずらの問題

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    監視社会を描いたディストピア小説。序盤は退屈ですが、中盤以降は読むスピードがあがって引き込まれました。しかし、初期作品のせいか、らしさこそあれ雑な仕上がりに感じた作品でした。

    あらすじ:
    2114年、スレイター大佐による道徳再生運動(モレク)の結果、世界は小型ロボットの監視のみならず、住民が相互に監視しあう管理社会となっていた。人々は道徳的規範を強制され、それに反する言動や行動をすれば、住民集会の名の下に権利が剥奪されるてしまいます。ある日、モラルを促す立場である調査代理店経営のアレン・パーセルは、会社の備品を使って大佐の銅像に”いたずら”をしてしまう。しかもそのときの記憶が欠落しており、何

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    2025年06月04日
  • 息吹

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    時間論とか決定論と自由意志とか記憶とか知性とか責任とかとにかく哲学的なテーマを題材としている。それを物語にする技巧は上手いとは思うものの,物語としての完成度はどうなんだろう。描写という意味では一般文学とは違う気がする。
    普段,上記の哲学的テーマを哲学的に考えることに慣れすぎているので,深掘りが足りないように思う。エンターテイメントで哲学的問題に気付くきっかけになるという意味では意義はあるのかもしれないけれど,その問題それ自体を考えている人には物足りないのではなかろうか。
    これが当代最高の短編SFなのだとすれば,SFの楽しみは哲学的テーマ以外に見いださねばならないのではないかと。
    兼業作家である

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    2025年05月29日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    上巻より盛り上がってきてオチもよいけど、もう少し宇宙社会学を掘り下げてくれるとよいなあ。SFらしからぬメンタルの話が多いのもよい。けど、長い...。

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    2025年05月22日
  • 超新星紀元

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    ネタバレ

    超新星紀元を読んだ。これは劉慈欣の最初の長編ということで内容が初々しい感じがした。
    だいぶ多くの劉慈欣の作品を読んできたので、その1つとして楽しむことが出来た。

    この本の内容としては、大人が一度に死滅して、子どもたちが中心の世界になるとどのような社会になるのかを思考実験するという本だった。
    最初の大人たちが子どもたちの将来のためにいろいろなことを教えて準備していくパートは、文化祭の準備のように一つ一つ課題を進めていくという点で、ワクワクして面白かった。
    また、この準備がそのまま子どもたちのためにはならないという点が、作者の皮肉が効いていて良かったと思う。

    中盤以降は子どもたちの

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    2025年05月06日
  • 三体3 死神永生 上

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    三体文明の地球侵略に対抗する面壁計画の裏で、女性エンジニア程心が発案した極秘の「階梯計画」が進行していました。
    目的は、三体艦隊に人類のスパイを送り込むこと。
    そしてこの程心の決断が、人類の命運を揺るがすことになっていきます。
    新たな展開を見せる物語。
    益々面白くなっていきます。

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    2025年05月05日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    天体物理学者葉文潔が宇宙に向け発信したメッセージが、異星文明の三体世界に到達。
    新天地を求める三体文明は侵略艦隊を地球へと送り出します。
    太陽系到達は四百数十年後。
    人類のあらゆる活動は、三体文明が送り込んだ極微スーパーコンピュータ智子に監視され、しかも、科学の発展を邪魔していました。
    絶体絶命の危機に直面した人類は、面壁計画(ウォールフェイサー・プロジェクト)を発動。
    人類の命運は、四人の面壁者に託されました。

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    2025年05月05日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    三体シリーズの前日譚。驚愕展開が矢継早に放たれるシリーズとは打って変わり、ひとつの現象に生涯をかけて向き合う科学者や軍人たちの姿が描かれる。SF的エンタメ要素が盛り沢山だが、同時に人類の叡智への賛歌であり、警告でもある。科学技術の発展と軍事利用の切れない関係性。やや冗長かつ感傷的過ぎる気もしたが、充分に楽しめた。

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    2025年05月04日
  • 白亜紀往事

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    こういったSF小説は、初めて読んだかも。
    恐竜と蟻が文明を築く話。

    作者は、たぶん、今の人間にも通ずることを言いたかったのかね。環境とか、各国の協調とか。
    知らんけど。

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    2025年04月20日
  • トータル・リコール

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    映画「トータルリコール」の原作を含む短編集
    たぶん遠くない未来はこうなるのだろうかと、思わせるそれぞれの世界は見事
    中でも「世界をわが手に」の結末はゾワッときた

    あまり読んでいない分野なので頭がついていかないところも多々ありでしたが
    たまにはこんな未来に想像を膨らませるのも良きかな
    かなりリアルで考えたくないこともあるけれど
    だからこそ今の世界を考えるきっかけにもなるだろうか

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    2025年04月10日
  • 白亜紀往事

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    なんというか、ライト(軽)な読み物でした笑 ラストはまぁご愛嬌ということで。軽く疲れた時や、旅に行く途中の電車で読んだりするのにちょうどいいかも。

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    2025年02月01日
  • 息吹

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    商人と錬金術師の門は面白く、なるほどという感じでした。
    SFだけど結構現実的で自分でも納得感がありました。

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    2024年11月26日
  • 超新星紀元

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    面白くはあった…が、あまりにも現実味がない。
    少なくとも、西暦時代の大人が、子どもに対してあんなに純粋な幻想を抱き、性善説に基いた政治的な判断をするはずがないと思う。
    前提があまりにおかしいので、全てにリアリティを欠く。SFではなく、純粋なファンタジーとしては、可もなく不可もなく。

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    2024年11月13日
  • 白亜紀往事

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    蟻と恐竜が文明の作り出す栄枯盛衰
    蟻と恐竜という生物で表現しているが、
    人間同士の文化や人種、宗教の違いなどを感じることが出来るSF

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    2024年10月12日
  • 流浪地球

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    ネタバレ

    ・感想
    読み終わるのに時間がかかってしまって既に若干内容を忘れてしまっているものもあるけど、特に面白かったのはミクロ起源、呑食者、呪い5.0、中国太陽。
    山が設定の羅列みたいな感じでイマイチノリきれず読み終わるのに時間かかってしまった…。

    どの作品もやっぱり作者らしい寂寞の感?というか失いつつ諦めつつ無くしつつも続いていく、そして終わって、また始まっていく…という作風。
    特にラストでいうと呑食者と中国太陽が最高だった。こういうの好き。

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    2024年07月29日
  • 流浪地球

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    「三体」のような奇想天外なハードSFの様相を見せながら(飛躍しすぎて、文章を頭の中で映像化できなかった泣)も、筒井康隆を思い出させるような、ばかばかしさとユーモアがあった。
    硬軟どちらもいけるのが劉慈欣なんですね。
    「中国太陽」のアメリカンドリームなストーリーが一番良かった(中国製アメリカンドリーム)

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    2024年07月28日